いまさら解説・事例Ⅲ(口述試験が不安な方へ)

【道場からの告知①】
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合格・不合格問わず!
受験体験記募集中!!
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一発合格道場の強みは
「積み重ねられた数多くの体験記」です。
道場をつくるのは、あなたの体験記。
また、あなたの貴重な経験が
多くの人たちのために役立ちます。

ぜひ、体験記をおよせください。
※公開先はコチラ
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□募集要項□

対 象:
2020年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
→ 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量:
自由。目安として2,000字(原稿用紙5枚)程度
ファイル形式:
Word(.docxまたは.doc)
ファイル題名:
合格体験記(HN).docx (例:合格体験記(道場くん).docx)
特典:
「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
期限:
2021年1月8日(金)
応募方法:
Googleフォームにて募集(こちらから
問い合わせ:
shindanshidojo1234@gmail.com
※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

□受験体験記テンプレ□

(0)受験生情報 名前(HN)・年齢
(1)お住まい(都道府県)

(2)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと(40字目安)
(3)診断士に挑戦した理由・きっかけ
(4)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
(5)学習スタイルとそのメリット・デメリット
・独学、通信、○○(予備校)通学
①メリット
②デメリット
(6)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
②1次学習時間
③2次学習時間
(7)合格までの学習法
①1次
②2次筆記
③再現答案の作成有無
(8)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

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【道場からの告知②】

ロケットスタートセミナー
オンラインのお知らせ

【セミナー日】
2021年1月16日(土)午後予定

【募集開始日】
2021年1月5日(火)昼12時~

令和2年2次試験合格者の方限定!
試験合格だけでは資格は得られない?
ロケットスタートを切るにはどうしたら?
同期合格者の皆さんと繋がりたい!
そんなモヤモヤをスッキリさせる
貴重な機会を活かして下さい

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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・元金型屋のかーなです!

前回までの記事はこちら

 

 

手洗いうがい。

マスク着用と手指消毒。

規則正しい生活。

三食しっかり食べて、十分な睡眠をとる。

できれば湯舟につかったり、適度な運動をしたりするのも吉。

これ、この冬を迎える誰もが気を付けるべきことですけれども、特に今週末に口述試験を

控えている方はくれぐれもお気を付けください。

 

土曜日の口述セミナーでも少しお話しましたが、口述試験対策のために徹夜して風邪引きましたとか、絶対無しですよ。

時間通りに面接会場に行き、聞かれたことに何かしら答えれば合格すると言われている試験です。

最近の記事で何度も同じことばかり言って恐縮ですが、大事なことなので何度でも言わせてもらいました。

 

さて本日は、「そうはいっても口述試験が不安」「特に事例Ⅲは、一般論を語ろうにも合ってるか分からなくて不安」という方のために、今更ながら今年度(令和2年度)の事例Ⅲについて書いてみようと思います。

特に「なんとなく分かるけど、いざ口述で聞かれたら不安」と受験生の方が感じていそうなトピックを3本ピックアップしました。

①2D-CAD, 3D-CADの話は、最低限何をおさえるべき?

②溶接技術と研磨技術がC社の強みらしいが、それってどういうこと?

③SLPのくだり、設備のうち何が動かせて何が動かせないの?

 

口述試験は受けないんです…という方、今日はこのままブラウザの戻るボタンを押して頂くのも一つかもしれません。

もしくは、せっかく筆記試験受けたし、ちょっと読んでみてもいいかなくらいの気持ちで読んで頂けたらとても嬉しいです。

 

なお、以下は私の経験上お伝えできることを書いておりますが、溶接の細かい話なんかはよっぽど面接官の趣味が偏っていない限り、聞かれることはないと思います。
この記事の位置づけとしては、「万が一、自信がない生産現場のことを聞かれても大丈夫」と思える「お守り」みたいなものとお考え下さい。
それでは読む精神安定剤、いってみましょう。

 

①2D-CAD, 3D-CADの話は、最低限何をおさえるべき?

これは、「3D-CADは図面を立体で示せるため、誰でも直感的に分かりやすい。そのため勘違いや認識の齟齬が起こりにくい」ということがわかっていればOKだと思います。

営業さんもにっこり。

詳しくは「2D-CAD 3D-CAD 比較」で画像検索してみてください。分かりやすさが全然違うのをご理解頂けると思います。
平面(2D)図だと、ある程度経験のある人(経験則で、「大体この場合はこの図形」というイメージがある人)か数学が得意な人じゃないと、何かしら間違えるリスクがありそう、というのが良くわかると思います。

ちなみに2D-CADと3D-CADの比較で、「2D-CADのメリットは安いことと、拡張子の制限が3D-CADより少ないこと」等とあるかもしれません。
要は2D-CADの方が機能がシンプルなので、値段も安く、中小企業でも導入しやすく、比較的ソフト同士の互換性が担保されやすい(自社と取引先が別の2D-CADソフトを使っていても、互換が容易)ということです。

3D-CADは立体をドラッグして360°ぐるぐる回したり、対象を斜めに切って断面の面積を計算したりとかも簡単にできるので便利なんですけど、その分お高くなりますし、ソフト同士の互換性という意味では劣ります。

個人的には建築材料はまだしも、モニュメントのような不定形のものを2Dのみで通すのは難儀ではないかと思うので、ぜひC社長には3D-CADの導入を前向きに検討いただきたいものです。

 

 

②溶接技術と研磨技術がC社の強みらしいが、それってどういうこと?
溶接と研磨、どちらもいまだに手作業で行われており、中小企業においては中々機械化が進まない作業です。
中小企業においては、といいますか、正確に言うと「中小企業に発注されるような小ロットかつ個別対応が必要な製品においては」でしょうか。

例えば自動車の組み立て工程にも溶接工程がありますが、こちらはロボットがばちばちスポット溶接をしています。
自動車の場合は溶接箇所が決まっており、何万台と同じ動きをするので、機械化できるのです。

一方で中小企業に発注されるような小ロットかつ個別対応が必要な製品の場合、溶接箇所や形も毎回同じではありません。
なんなら「何ミリ溶接する」みたいに寸法が決まっているわけではなく、「現物を見てその場で判断する」ことも多いです。
溶接そのものの技術(溶接器の操作)もさることながら、このあたりの判断ができることも含めて溶接職人さんの腕と言えます。
(ちなみに溶接そのものの技術も、なかなか鍛錬が必要です。個人的な感覚では、溶接は危険かつ正確な動きが求められるという意味で、昔ウッチャンナンチャンの番組(世代……)でやってた「電流イライラ棒」に近い。難しいです。)

余興として、私が昔見よう見まねでやった溶接と、先輩社員がやった溶接の写真を載せておきます。

どちらが素人(私)のものか、すぐ分かると思います。

(左側の絶え絶えな感じの方が私の仕事です)

研磨に関しても、最終的には仕上がりを人の目で見て判断するので、機械化できる部分が限られます。
「鏡面仕上げ」といって顔が映るくらいピカピカに磨く仕上げがあるのですが、研磨機といっても動力がエアーか電気の手持ち研磨機で磨くことが多いと思います。

もちろん世の中にはNC研磨機というのもあるのですが、いかんせんお高いです。あと機械だと結局プログラム組まないといけないので、人がやった方が結果的に速かったりします。

仕上げは、(C社でそこまでやってるとは書いてありませんが)砥石とサンドペーパーで手磨きです。
特に仕上げ研磨は「台所にこびりついたコゲをクレンザーでひたすらこする」みたいな、気持ちが無になる単純作業です。こちらの職人さんも本当に尊敬します。

こんな感じで、「溶接と研磨の技術が高いって、すごいことなんだ」と思って頂ければOKです。
迷わずC社の強みとして語ってきてください。

 

③SLPのくだり、設備のうち何が動かせて何が動かせないの?
SLPに関しては、「簡単に動かせるもの」と「動かすのが大変なもの」を最低限おさえておくと安心です。
今回のC社の場合は、こんな感じですね。

簡単に動かせるもの:溶接機と研磨機
動かせるけどそこそこ大変なもの:仕掛品
動かすのが超大変なもの:NC加工機

溶接機と研磨機は、ぜひ画像検索して見てください。
いかにも「手持ちできそう」な姿をしています。

※研磨機は据え付け型のもありますが、磨く対象が大きい場合は手持ち工具を使うのが一般的です。

NC加工機は、大きいものだと地下1メートル以上基礎を掘って据付工事をします。
なので、移設が全く無理な訳ではありませんが、工事中は加工ができなくなることを考えるとかなりハードルが高いです。

C社の場合は、仕掛品と溶接スペース、研磨スペースの配置を工夫して、SLPを行う必要がありそうですね。
特にモニュメントの方は仕掛品を動かすのが大変なら、溶接機や研磨機を手で運んで、小回りの効く作業の進め方にするのも良さそうです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

その他、受注生産の話などは、以下の過去記事をご参照ください。

【実録】リアル事例Ⅲ&運営管理の世界~前編~

【実録】リアル事例Ⅲ&運営管理の世界~後編~

少しでも事例Ⅲに親しみを感じて頂けたら幸いです。

 

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 


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いまさら解説・事例Ⅲ(口述試験が不安な方へ)”へ2件のコメント

  1. TK より:

    かーなさん

    本日もありがとうございました。
    事例Ⅲは中々イメージがわきにくい為、大変参考になりました。

    事例Ⅲは切り分けや複数要素の何を盛り込むかに悩んだんですが、盛り込んだ一つに「手作業」→「自動化」があり、予備校等の回答を見てもどこもその要素が書いてなく、少し疑問が残ってましたがおかげさまで解決しました!!スッキリです。

    ありがとうございました。

    1. かーな より:

      TKさん
      コメントありがとうございます!
      少しでも疑問点がスッキリしたなら良かったです!
      この辺り、中の人にとっては当たり前な部分もあるのですが、私も製造業の会社に入るまでは何も知らなかったよな、というのを念頭に書かせて頂きました。
      口述試験も応援しております。

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