twitterもよろしくお願いします

 

おはようございます。岩塩です。

先日は貴重なお時間を割いてオンライン夏セミナーにご参加いただきありがとうございました! いつも道場を読んでくださっている皆様と、(Zoomを通してではありますが)直接お話することができ楽しかったです。皆様の2次試験に向けた熱量を直に感じました。

セミナーのダイジェスト版はさとまるが、相談会でのQ&Aは3chぴ。が記事にしておりますので是非ご覧ください。

ご質問にうまくお答えできなかったところもあるかと思いますが、疑問点は引き続きブログのコメント欄にメッセージをいただければ道場メンバーで検討し回答させていただきます。

引き続き、皆様の学習の一助となるよう、全力で記事を書いていきますのでよろしくお願いいたします!m(__)m

 


 

さて、本日の話題です。先日のセミナーで「80分の過ごし方」をご説明しましたが、設問解釈の後に行う解答型の作成についてご質問をいただきましたので、私が行っていた内容について補足をさせていただきます。

解答「」というか、解答「」と言った方がよかったかもしれません。本記事では解答枠という言葉で説明していきます。

受験生時代に参考にした記事はこちら

 

解答枠を作るメリット

  • 文章構成の一部を作業化でき、文章構成がラクになる
  • 設問で問われていることに真正面から答える解答文を作成できる
  • 制約条件ハズシを防止できる

 

解答枠の作り方

  1.  問われていることをオウム返し
  2.  30字枠に区切る
  3.  制約条件をメモする

 

以下、例を使って説明します。

【H30 事例Ⅰ 第1問】
研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。

 

1.問われていることをオウム返し

設問文で、問われていることは何でしょうか?設問文の修飾をそぎ落とすとこうなります。

研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。

「理由を答えよ」と言われていますので、素直に答えます。

理由は        である

「理由は」とオウム返ししました。これは「私は設問に真正面から答えています」というアピールでありコミットメントです。採点者は「この受験者は聞かれたことに答えようとしている」と評価するでしょう。

「オウム返しなんて恥ずかしい・・・」と思うかもしれませんが、2次試験ではこのくらいの素直さが丁度良いと思います。(ちなみに口述試験では、オウム返しを口頭でやることになりますから、今から修行をしておいてください)

末尾もしっかり締めておきます。「理由は」に呼応していれば、「~である」でも「~のため」でもOKです。

 

2.30字枠に区切る

次に文字数を確認します。30文字のセットが何個作れるか考えてみてください。この問題では100字での解答が要求されていますので、30字が3個は作れますね。そこで、下記のようにします。

理由は
          
          
          
である。

          は30字ずつのセクションです。

使い方は後ほど説明します。

 

3.制約条件をメモする

最後に制約条件をメモします。

<小規模市場がターゲットの>
理由は <競争戦略観点>
          
          
          
である。

※メモ(<  >の部分)は自分用です。解答には書きません。

これで解答枠ができました。いかがでしょうか? 全ての設問について解答枠を作成してから、与件文の読み込みに入る、という流れになります。

 

解答枠の使い方

30字のセクション3つをどう使うか?これは、与件文を読んでみないとわかりませんが、下記のようなパターンを考えておきます。

理由30字で3つ書く
理由60字で1つ30字で1つ書く
理由60字で1つ補足30字で1つ書く  etc…

 ※「補足」は、例えば「理由」の原因や結果など。

どのようなパターンでいくかは、実際には与件文を読んでから内容に応じて検討します。(ふぞろいのベスト解答は②形式、スタディングの模範解答は③形式で書かれていました)

なぜ30字のセクションを作るかというと、いきなり100字の文を考えるのは大変ですが、30字ずつなら考えやすいからです。もちろん30字にこだわりすぎる必要はなく、45字+45字などでもOK。

(参考:与件文は1行38文字のため、1行弱を抜き出すと約30字となります。)

与件文から解答根拠を抽出し、知識を組み合わせて、解答枠に入る内容を考えていきます。この際、制約条件を外した内容を書きそうになってしまっても、制約条件のメモを見れば「おっと、これは書いてはいけない内容だ」と気づくことができます。

解答枠を埋めれば、解答骨子の完成です。

 

色々な解答枠

いくつかのパターンについて、解答枠を作ってみます。上の例より少し複雑知識が必要なものを紹介します。

【H30 事例Ⅰ 第4問】
A社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。
【解答枠】
<チャレンジ・独創性維持の>
取り組みは<金・モノ×>
           、
          
以上により
   (効果)   を図る。

ポイント:施策の提案には効果も併せて書きましょう。どんな効果があるかがわかれば、社長も理解しやすいです。

 

【H30 事例Ⅱ 第1問】
B社の現状について3C分析の観点から150字以内で述べよ。
【解答枠】
顧客は          
競合は          
自社は   (強み)   
   (弱み)   

ポイント:3C分析の知識を使い、「顧客」「競合」「自社」に分解します。自社(内部環境)については強み・弱みいずれも入れるとbetterです。

 

【H30 事例Ⅱ 第4問】
B社は、X市の夜の活気を取り込んで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B社はどのような施策を行うべきか、100字以内で述べよ。
【解答枠】
施策は  ↓<夜のサービス>
 (誰に・何を)  
 (どのように)  行い、
   (効果)   を図る。
↑<宿泊需要の創出>

ポイント:事例Ⅱで施策が問われたら、「誰に+何を+どのように+効果」フレームワークを使います。(超重要なので必ず覚えましょう)

 

【H30 事例Ⅲ 第2問】
C社の成型加工課の成型加工にかかわる作業内容(図2)を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を120字以内で述べよ。
【解答枠】
<成型加工・作業の>
問題点は          
改善策は          を行い、
   (効果)   を図る。

ポイント:事例Ⅲでは「当たり前のことができていない企業」が出てくる場合が多いので、改善策が問われることがあります。改善策には効果を併せて書きましょう。

 

お気づきかと思いますが、施策を提案する際には効果も書いています。これは施策の内容に説得力を持たせるためです。

※施策と効果は、一般的に考えて因果関係が納得できるものであることが重要です。ここの論理が飛躍しすぎていたり、ある業界でしか認知されていない話だったりすると、社長に意義を理解してもらうことができません。事例企業の社長は「ありきたりな提案だな~」なんて言いませんのでご心配なく・・。多くの診断士が推奨する施策であれば社長も安心して実行できるというものです。

 

作成時の注意点

・問われていることに答えているか?

上で紹介した設問は比較的問われやすい形式ですが、見たことのない問われ方をすることもあると思います。その場合も、基本は「問われていることに答えているか?」です。設問に対して真正面から解答しているか?を確認してください。

・慣れに注意

練習を繰り返すと、解答枠の作成にも慣れてくると思います。慣れるのは良いことですが「お、これは前に見たパターンだな」と、ささっと作りたくなると思います。思い込みや先入観は要注意です。よく見たら、いつもと違う要求事項が書いてあるかもしれません。油断せず、設問文にチェックを入れながらしっかり設問解釈をします。

 

使用上の注意点

・作った解答枠を放棄する勇気も持つ

与件文の読み込み後に、いざ解答枠に当てはめようとしても、うまくいかないことがあると思います。そういう時は、解答枠にこだわりすぎないようにしましょう。解答枠はあくまで自分で作ったもの。特に30字のセクションは合わないと思ったら真っ先に切り捨てます。作っておいて言うのもなんですが、30字はただの字数カウントの目安です。字数が溢れる場合は、オウム返しや末尾の文言も(意味が通れば)削除してもよいと思います。ただし、見直しをより慎重に行う必要が出てきます。

 

まとめ

2次試験は、社長とのコミュニケーションを模した試験です。面談時間は80分しかありません。限られた時間が有意義なものになるよう、自分が話したいことを話すのではなく、相手が聞きたいことに優先的に答える必要があります。だから、まずは相手の話をしっかり聞く(=設問をしっかり解釈する)ことから始めます。

いざ与件文を読み始めると、話したいことが色々と湧いてきます。自分が話したいことを優先してしまわないように、解答枠は与件文を読み込む前に作っておくことが有効です。

「長々話されたけど、こちらが質問したことには答えてくれなかった・・orz」というご経験はないでしょうか。日常的にも「質問に素直に答えているか?」ということを意識してみるとよいと思います。

 

以上、本日はテクニック的な内容を紹介させていただきました。解答の書き方の本質に関しては、おべんと君が先代直伝の内容を記事にする予定なのでお楽しみに!

 

 

おまけ

~1次知識をどう使うか?~

2次試験では、ワードを見た瞬間に条件反射的に着想すべき1次知識があります。

例えば上の例で出てきた「競争戦略」。競争戦略と言われたら、ポーターの3つの基本戦略(コストリーダーシップ戦略、差別化戦略、集中戦略)をパッと思い出せる必要があります。

私は以下を参考に1次知識の再整理をしていました。

◆道場の記事◆
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅰ(組織・人事)~
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅱ~ + 事例Ⅱで安定して得点を取るためのコツ
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅲ~ + 事例Ⅲの基礎
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅳ・経営分析~

◆書籍◆

事例ごとに「必要知識一問一答」というリストが載っており、それを覚えていました。(1事例あたり50~70個)

 

1次試験では、経営理論の全体像を俯瞰したと思いますが、2次試験で使うのはその中の一部です。また、中小企業に合うか合わないかという視点も気にしてみるとよいですよ。

例えば、中小企業は経営資源が限られているため、ポーターの戦略の中でコストリーダーシップ戦略を取ることは難しく、差別化戦略(または差別化集中戦略)を取るのが適切な考え方です。強みを活かして差別化する(=競争しない)ことが中小企業にとっては重要なのです。

設問文では、「中小企業診断士として」助言することが求められています。これも制約条件の一つですよね。人それぞれ多様な助言のアイデアがあると思いますが、「中小企業診断士として」という制約条件の下では、助言にも正解と不正解が出てきます。この辺も意識しながら1次知識の再整理を進めてみてください!

 


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コメント & トラックバック

岩塩さん
非常にわかりやすい記事をありがとうございます!
ちょうど、回答骨子の作成方法について模索したおりましたので、大変参考になりました!
今年初受験で文字数の感覚が掴みきれない部分もありますが、記事の内容を活かせるよう頑張ります!

あさひさま
コメントいただきありがとうございます(^^)解答骨子の作り方の参考になりましたら幸いです。記事では偉そうに書いておりますが、文字数は毎回悩みながら調整していました。。。何回か試していただければと思います。またご不明点があればお知らせください。明日のおべんと君の記事もぜひ読んでみてください!

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