【渾身】中小マストで覚える分野と一次試験のその先へ

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おはようございます。さとまるです。一次試験まで一ヶ月を切り、いよいよラストスパートの時期ですね。

去年の今頃は。それまでは過去問の繰り返しで、暗中模索の日々が続いていたところ、スタディングの通勤模試で、ギリギリながら420点を超えることができ、「もしかしたら、合格できるかも?」とわずかな希望が出てきた時期でした。

おかげさまで合格点に届きつつあることを夫に報告したところ、ニヤリと笑って一言。「ああ、それは北島だ!」

北島って??それは、水泳の北島康介選手を指導したコーチの発言によるもので、以下は林成之著「〈勝負脳〉の鍛え方」からの引用です。

平井コーチは、練習でもゴールを意識せず泳ぎ切ることを徹底して指導した。そして、北京オリンピックを直前に控えたある日、北島選手たちにこう伝えたという。
「林先生が言っていたように、オリンピックでは、ゴールにタッチをして、振り返って、自分の記録と順位を電光掲示板で確かめるまでがレースだと考えよう」(p.27)

どうやら北島選手は、ゴール前に失速し、記録が伸びないという弱点があり、それを克服するための意識づけが記録更新のために必要だったらしい。それで、夫は模試の点数でゴールが見えてきた私に、ゴールは模試じゃないよというメッセージを伝えたかったらしい。ふむむ、確かに。

その時思ったのは、模試はゴールではないし、一次試験も実は通過点に過ぎないということ。診断士試験に合格するという意味では、12月の合格発表まで走りきらないと目的達成とは言えないなと。

ただ、今からそこまでをゴールにすると息切れしそうなので、

  • 一次試験後、採点が終わるまで勝負だと思う
  • 一次試験後は1週間は勉強から離れてOK(でも頭を使わない2次試験の情報収集や書籍購入はやっておく)

という2点を決め、追い込みをかけました。

ここからは泣いても笑っても最後の一ヶ月。ここまで順調だった方は失速しないように、そうじゃない方は諦めずに、乗り切っていきましょう!

さて今回は、最後の一ヶ月で特に追い込みをかけた中小企業経営・政策の乗り切り方です。基本は、スタディングの直前対策講座の教材や「まとめシート(後編)」に一通り目を通しつつ、

  • マストで覚える分野と、
  • その上で覚えられるだけ覚える分野

にメリハリをつけて暗記していました。

以下では、「まとめシート(後編)」の中小部分のタイトルを参考に、マストで覚えた部分の内容と、覚えた際のポイント、参考資料をまとめました。

(統計の順位の入れ替わりはありますが)年度でそれほど覚える内容は変わらない上に、毎年出題される事項については、マストで覚えておくべき部分と考えて取り組んでいます。また、経営法務と重なる分野はチェックしておき、中小と経営法務、どちらで出題されても対応できるようにしていました。

なお、分野の分類は過去問を解いてみた結果の独断と偏見です。ご自身の暗記力や感覚を頼りにカスタマイズして、メリハリのきいた学習につなげることをお勧めします。

■マストで覚える分野
1.中小企業の位置づけ

・企業数、従業者数、経営指標、売上高、付加価値、開廃業率など
・業種と上位・下位の順番や、主要な数値を覚える。
【参考】中小企業経営・政策はあなたの味方になってくれる(はず)
※マイドリル法参照

6.中小企業関連の法律

・中小企業・小規模事業者の定義、中小企業憲章、中小企業基本法、小規模企業基本法(+小規模企業活性化法、小規模支援法)など
・中小企業・小規模事業者の定義は、業種✖️資本金または従業者数(小規模は従業者数のみ)の表を忘れずに。
・中小企業憲章や法律は、それぞれの目的や基本理念、基本方針がごっちゃにならないように。また、法律制定の順番や関係性も頭に入れておく。
【参考】中小企業「政策」の攻略法

7.お金関係の支援

・保証制度、税制(交際費等の損金不算入制度、個人版/法人版事業承継税制)など
・事業承継税制に関連して、経営法務で問われる遺留分の特例があるので、まとめて覚えておく。
【参考】
J-Net21 交際費等の損金算入の特例
中小企業庁「経営承継円滑化法(p.4に個人版/法人版事業承継税制の比較あり)」「遺留分に関する民法特例のポイント

9.下請企業の保護

・適用範囲、親事業者の義務など
・下請関係は経営法務で聞かれる場合もあるので重点的に。
【参考】【渾身】中小企業政策 下請法・下請取引

11.組合、高度化事業

・組合の種類、高度化事業の内容
・組合は経営法務と重ねつつ覚える。
【参考】法務と中小ひとまたぎ〜持分会社と組合〜

12.共済制度、融資制度

・共済制度(退職共済、倒産防止共済、小規模企業共済)は、運営主体や対象者、掛金の表を忘れずに。
・マル経融資、新創業融資制度、女性・若者/シニア起業家支援制度など、いずれも日本政策金融公庫が融資するベーシックな融資制度。融資の条件や貸付限度額・期間は横串で覚える。
【参考】日本政策金融公庫 融資制度一覧から探す

※試験にあまり出題されない制度も含まれているため、確認用、まとめ用として。深入りは厳禁です。

■覚えられるだけ覚える分野

マストの分野を覚えた上で、覚えられるだけ覚えておくところとしては、

13 .いろいろな計画まとめ、14 .補助金制度

・中小企業等経営強化法と経営革新計画などのように、法律と策定する計画をセットで覚えたり、補助金や融資の条件を覚える分野。
・これらの分野は、年度により要件の変更が特に頻繁にあること、また、覚え始めると際限がないため、要件の変更を追い、覚える内容を絞るという目的だけのために市販のテキストを買う価値はあるかもしれません。

3.次世代の経営者の活躍など残りの部分

・主に、中小企業白書・小規模企業白書に書かれている内容。
・道場記事などで白書の流れをざっくり捉えたあと、問題集を解いて解説を読み込むことで覚えるポイントを頭に入れる。
【参考】【渾身】「中小企業経営」に関する統計について

また、中小企業施策全般に関して、中小企業庁「中小企業施策利用ガイドブック2020年度版」が出ています。こちらをご覧になれば、如何にいろんな支援をしているかがお分かりになるかと思います(充実の366ページ)。もちろん、試験対策としては、確認用・まとめ用で、辞典的に使うのがおすすめ。余裕がない方以外この時期の深入り厳禁です。

その他、いけちゃん&べりーイチオシのほらっちチャンネルもおすすめです。

■合格後を見据えて、勉強してみる

最後に。試験対策としては、文字通り「乗り切る」、最低限の学習でいいかもしれません。ただ、融資や補助金の条件などは経営者の関心事であり、白書掲載の業界動向を念頭においた方がより深いアドバイスにつながるなど、中小の学習内容は実務に直結する内容です。

実際、さっそく2月の実務補習で、事業承継の動向を要約して説明するのに白書の情報は役立ちました!当たり前ですが、白書には中小企業関係のトレンドを押さえた各種情報がギュッと詰まっているんですよね。

その他、たくさんの補助金制度も、実はちゃんと理解して自社にあった制度を選び、申請して補助を受けるところまで行き着く企業は少ないのだとか。。なんだか診断士の活躍の余地はありそうです。

そんなわけで、暗記が続いて苦しい中小の学習ですが、一通り頭に入れておくと診断士になってから楽ができると考えて、前向きに取り組んでいきましょう。

以上、さとまるでした。

 

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【渾身】中小マストで覚える分野と一次試験のその先へ”へ2件のコメント

  1. コマツナ より:

    中小のつかみどころのなさにくじけそうな時、この記事に何度も勇気をもらいました。マストで覚える分野にしぼり、試験では73点取れました。ありがとうございました。

    1. さとまる より:

      コマツナさま

      中小はつかみどころないですよね。。そんな中で、73点は純粋にすごい!と思います。その知識はきっと診断士になってから活用できるはず。お役に立てましたようで何よりです^^

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