R1年度 合格体験記まとめ~1次試験編~
道場 春セミナーのお知らせ
<一発合格道場 読者の皆様>
春セミナーについては既に下記日程で会場を確保しており
3月15日(火)12時より「こくちーず(告知’s)」で募集を開始する予定です。
一方、昨今の情勢を受けて
春セミナーを中止すべきか否かも慎重に検討しています。
決定次第、ブログでご案内しますのでご注意のほどお願い申し上げます。
7月に向けた大切な直前期を迎える受験生の皆様の体調を第一に考えます。
万が一「中止」を決断した際には何卒ご理解のほどよろしくお願いします。
一発合格道場 春セミナー2020 in 東京
2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
別途、こくちーずにて受付開始予定
タキプロ・ふぞろい・一発合格道場 合同セミナー2020春 in 名古屋
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催を見送ることとなりました。
一発合格道場 春セミナー2020 in 大阪
2020年4月12日(日) 午後 @難波市民学習センター
別途、こくちーずにて受付開始予定
一次試験・二次試験学習の進め方、相談会等、
損はさせないコンテンツを企画しております!
ぜひご予定ください!
皆さまこんにちは。ぴ。です。
1月から約1か月にわたってご紹介した合格体験記。
今年は道場史上最多の60超の合格体験記が寄せられました。
皆さま、お読みになられましたでしょうか。多様なバッググランドを持つかたが、多様な学習スタンスで合格されています。
ぜひ、ご自身の属性が近い人の体験記や学習スタンスが近い人の体験記などを見つけ、個別にご覧いただきたいと思います。
過去の「合格体験談の一覧」に、令和1年度版を追加して更新しておりますので、こちらをご活用頂けると検索しやすいと思います。
しかしながら、「仕事や勉強などで忙しいしそんなにたくさんは見る時間がないよ」というかたも大勢いらっしゃると思います。
今回はそのようなかたに何らかの情報だけでもご紹介したいと思い、R1年度合格体験記を集計して、「1次試験編」としてご紹介していきたいと思います。
皆様の学習の参考にしていただけたら幸いです。
☆もくじ☆
全体の傾向
(1)1次学習スタイル
(2)1次学習時間
(3)得意科目、不得意科目
学習スタイル別の特徴と学習スタイル・アドバイス
(1)独学生
(2)通学生
(3)通信生
テキスト、問題集、その他ツール
(1)多くの人が使用している1次テキスト
(2)多くの人が使用している1次問題集
(3)動画やアプリなどのツール
おわりに
1.全体の傾向
(1)1次学習スタイル
全体で64名中、独学が30名で最も多く、通学17名、通信13名の順となりました。
複合は4名で、複合というのは「独学+通学」または「独学+通信」の組み合わせです。
※グラフはクリックすると大きく表示されます。
独学の主なメリット・デメリット
メリット:①費用が安い(21名)、②自分のペースで学習可能(19名)、③苦手科目や強化ポイントに重点的に時間を使える(4名)
デメリット:①学習内容等の情報や自分のレベル感が分からない(15名)、②学習計画を自分で管理する必要がある(8名)、③モチベーション維持が難しい(5名)
通学の主なメリット・デメリット
メリット:①受験仲間や講師による情報収集・モチベーション向上(12名)、②テキストや答練等のカリキュラムによる計画的・効果的な学習(7名)
デメリット:①費用がかかる(7名)、②通学時間がかかる(3名)
通信の主なメリット・デメリット
メリット:①通学に比べ費用が安く、通学時間が不要(9名)、②通信環境があればどこでも学習でき、隙間時間を活用できる(6名)
デメリット:①受験仲間と直接会う機会が少なく、モチベーション維持や情報収集が難しい(6名)、②スケジュール管理など自己管理が必要(3名)
(2)1次学習時間
1次試験を1回で合格されたかたの学習時間は、平均683時間でした。
このうち150時間以下の短時間と1200時間超の長時間を除くと、平均627時間でした。
(3)得意科目、不得意科目
得意科目は、①財務、②経済、③情報の順で多く、
苦手科目は、①法務、②情報、③中小の順で多くなっています。
〇情報は、得意・不得意が受験生によって分かれる傾向にある。
〇法務を筆頭に暗記3兄弟科目を苦手とする人が多い。
2.学習スタイル別の特徴と学習方法・アドバイス
(1)独学生
◆特徴
〇支援団体等のブログやセミナー、受験校等の動画で自ら積極的に情報収集やモチベーション維持をしている。
〇1次は通過点であることを意識し、2次試験を念頭において学習をしている。
〇低コスト・効率的学習を意識し、過去問題集を最重要視している。
◆学習方法・アドバイス
〇独学で十分戦える!このご時世、中小企業診断士試験対策に必要な情報は、高いお金をかけずとも、市販の書籍、ネットで十分に手に入ります。私の場合、一発合格道場を始めとする試験支援団体のサイト、TBCやほらっちのYoutubeなどを市販の教材と併用することで多面的な知識習得ができました。(ぎょくさん)
〇科目数多くスケジュール管理が最も重要。独学であれば常に2次合格を意識して進める必要あり(一次はあくまでも通過点)。二次までに長期に及ぶ人が大多数と思われるが、自分が試験にどの程度時間を割けるのかを見極める必用あり。そのうえで行動計画を立てると、7科目、そして2次の4科目を見据えるとそんなに余裕がないことに気づく。常にゴールを意識することがこの試験の一番大事な点と思料する。(ちゅむさん)
〇参考書や白書、試験委員の著書などを購入しましたが、結局使わず、まとめノートの類も作りませんでした。基本的には過去問の回転とテキストの繰り返し読みです。この参考書の絞り込みは、散漫にならない意味で効果があったと思います。(カシさん)
(2)通学生
◆特徴
〇過去問でアウトプット、不明点や問題を解く際のコツを予備校でインプットし、苦手科目を作らないように時間をかけて学習する。
〇講師や受験仲間との交流を通じてモチベーションを維持し、学習を楽しんでいる。
〇予備校のカリキュラムや答練などを活用し、中長期的な学習計画や目標設定をしている。
◆学習方法・アドバイス
〇まず過去問解いて(アウトプット)→出来なかったところを予備校で聞いて(インプット)→要点を整理してノートにまとめ→まとめノートをボイスレコーダに録音して記憶定着、の繰り返し。(ほなけんさん)
〇1次試験の勉強は、知らない領域を学ぶ喜び・楽しさを、改めて体感するパート、という感じで、とにかく“勉強を楽しむ”という気持ちで過ごして頂ければと思っています。(そんかんさん)
〇財務会計だけは毎日少しでも準備体操のようにやっていました。『財務はずっと低空飛行でもいつか急に開眼する!』と予備校の先生が言っていたのでそれを信じてやり続けました。実際に最初は伸び悩んでいましたが後半になり急に養成答練などの点数が上がり、気づけば苦手意識はなくなっていました。(Harukaさん)
(3)通信生
◆特徴
〇通勤時間などスキマ時間の活用により、効率学習を重視している。
〇一つのやり方に固執せず他の学習方法を組み合わせるなど、学習期間の中で学習方法を改善している。
◆学習方法・アドバイス
〇通勤時間に、STUDYingの講義を2倍速で聴き、知識をインプット。経済学・経済政策は、石川先生の速習!シリーズをYouTubeで視聴していました。講義を聴いた後に、その分野の練習問題と過去問を解いてアウトプット。このとき、正解した場合でも、間違ってしまった場合でも、すべての選択肢、全ての解説を読み込み、全ての情報に関して完全に理解することを目指しました。「鶏ガラ学習法」を意識しました!(RYOさん)
〇基本的には通信講座のカリキュラムに沿って学習しました。流れとしては、講義映像を視聴⇒過去問題集を解く⇒間違えたところを再度解く⇒通信講座の問題集を解く⇒間違えたところを再度解く、で進めていましたが、暗記アプリの存在を知ってからは、覚えきれていないところをアプリに登録してひたすら復習を繰り返しました。(あかまささん)
3.テキスト、問題集、その他ツール
(1)多くの人が使用している1次テキスト
〇TACスピードテキスト(11名)
〇一発合格まとめシート 野網美帆子(9代目きゃっしい)著 (11名)
〇TBC速修テキスト(5名)
〇速修!ミクロ・マクロ経済学 石川秀樹著 (5名)
一発合格まとめシートは、先日の先代投稿できゃっしいがおすすめポイントについて案内してくださっております。
(2)多くの人が使用している1次問題集
〇TACスピード問題集(20名)
〇同友館過去問完全マスター(16名)
〇TAC集中特訓 財務・会計計算問題集(5名)
過去問完全マスターについて私は問題部分に書き込みをしまくってアウトプットだけでなくインプット教材としても利用していました。
先日、さとまるの記事にて読者様から過去問マスターへの実際の書き込みが見たいと大変貴重なご要望をいただきましたので、参考例として私の書き込みをご紹介します。
(資料:同友館過去問完全マスター 企業経営理論)
(資料:同友館過去問完全マスター 経営法務)
(3)動画やアプリなどのツール
〇ほらっちチャンネル(YouTube)
〇TBCのYouTube解説
〇studyplus
〇単語帳「SmaTan」
〇暗記アプリ「Anki」「ReminDo」
〇マインドアップ作成「X-Mind」
個人的には、中小対策として「ほらっちチャンネル」は超おススメです。(リンクはYouTubeに飛びます。音声にご注意ください)。
私はやる気が低下しているとき、ほらっちにやる気スイッチを押してもらっていました。
4.おわりに
合格体験記まとめ(1次試験編)、いかがでしたでしょうか。
今回、全ての合格体験記を拝見させていただいて私が特に印象に残ったことは2つです。
学習計画をしっかり立てた上で途中で修正して改善させている人が多かった。
2次試験を見据えて1次試験を学習されている人が多かった。
独学や通信生は学習計画やスケジュールを自分で管理する必要があることがデメリットに挙げられておりますが、ゴールを見据えPDCAを回すことでデメリットを補っていることが特徴的でした。
また、独学・通学・通信にかかわらず、2次試験の重要性を1次試験の学習時から認識しているコメントが多かったのも特徴的でした。
今回の1次試験の平均学習時間は683時間でしたので、昨年のH30合格体験記まとめの平均630時間よりも約50時間増加しています。
増加の理由の一つとして、2次試験を見据えて1次科目の財務・経営・運営等を強化し学習された受験生が多かったからと分析できます。
私が1次試験に2回目の挑戦で合格したときは、天にも昇るほど嬉しかった記憶があります。1次試験に合格することだけでも本当にすごいことだと思いますが、診断士試験の合格のためには早めに2次試験のことを見据えることが大事なんですね。
最後に、合格体験記からいくつかコメントをご紹介して〆させていただきます。
〇学習範囲が広いので、計画的に学習しました。具体的には、6月の模試での合格レベル到達を目標として、逆算して1ヶ月毎に何をやるかを決めて、そこから週レベル、日レベルで何をやるかをブレークダウン。計画は月一程度で見直し。また、4月に参加した道場セミナーで自分に合うなと思ったやり方は存分に吸収させてもらいました。(だんごさん)
〇「1次試験は通過点であり、2次試験が本試験であること」を念頭に置いて勉強すること。その為には、情報をしっかり得て計画を立て実行すること。(さきちゃんさん)
〇もっと1次のインプットの時に2次を意識しておく必要があったと後悔しています。具体的な事案を意識しながら勉強すれば,理解が深くなるからです。(TKDさん)
今回は以上となります。お読みいただきありがとうございました。
ぴ。でした。
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ぴ。さま
リクエストにご対応いただき、ありがとうございます。
書き込み、思っていたより、激しくびっくり
しかし、学習回数もすごかった
我の甘さを痛感。
刺激になりました。
ヤマ様
コメント頂きありがとうございます。
そして今回の記事をお読みいただき書き込みを発見していただき本当によかったです!
書き込みは、関連する周辺知識を書いてインプットしておりました。
学習回数は、私の場合、複数年に渡り学習しておりましたので多くなっております。学習初年度は2回転と間違えた問題だけ3回転といった回数でした。
ご参考にしていただければ幸いです。今後とも宜しくお願いします。