【不合格体験談】 Hさんの場合
みなさん、こんにちは。ハカセです。
巷には「診断士合格体験談」はあふれていますね。
TAC HP には「合格者コメント」と「合格体験談」の両方が載っています。
TBC も合格体験談 を載せていますね。
確かに成功の体験からは学ぶことが多い。僕ら 一発合格道場 のメンバー も、「我々の体験が one of ベストプラクティスだ」と信じて、少しでも皆さんの参考になることを願って道場活動を続けています。
しかし、実は成功事例よりも失敗事例から学ぶことの方が大きい、という意見もよく聞きますね。世の中には 失敗学 という言葉さえあるようです。
今回は、僕の一次試験時代からの「同志」のHさんから、「不合格要因の分析」を寄稿してもらいました。
Hさんは昨年、僕と同様「TACのストレート本科生」に通っており、かなり善戦していました。講義・答練後の帰路や、「情報交換会」という名前の飲み会の際にも、非常に順調な様子が伺えていました。あまりにも善戦していたせいか、時には、
「過去問なんてやりませんよ。だってあれは一度出ちゃった問題ですから、やる必要ないです」
と豪語していました。
最終的には周囲の助言を取り入れて過去問にも取り組んだようですが・・・。
結果は、前半戦の貯金がものを言って「企業経営理論」と「運営管理」の2つは科目合格(しかも8割前後の高得点)を果たしましたが、残念ながら1次試験敗退 となりました。。。
そんなHさんの貴重な「不合格体験談」です。あえて原文のまま転載します。
今思う1次を失敗した理由
- アウトプット不足(特に過去問)
- 3月下旬位で息切れを起こしてしまい、そこからギアが入らなかった
- 暗記科目は大丈夫と勝手に思い込み、直前で手を抜いた。その結果、得点元と思いきや逆に足を引っ張った。
- 直前には問題を間違えること、自分自身が出来ないと気づくことが怖くなり出来る問題ばかりに着手してしまった気がします・・。
- 先生の「まだ大丈夫」の言葉を鵜呑みにして、根拠の無い自信を持ったこと
以上が僕の一次試験の感想です。今年は同じ過ちを繰り返さないようにします。なのでハカセさん、1年多く時間を費やしましたが12月には必ずハカセさんやTAC講師H先生と同じ土俵に立ってるように頑張ります。
多くを語る必要はありますまい。
ただ、心に留めていただきたいことは、我々道場の 基本理論、すなわち:
- 「橋げた論 (基礎重視)」
- 「答練重視」
- 「アウトプット・スピ問重視論」
- 「ストイック勉強法」
は、上記の「反省」のまるっきり裏返しでもあることです。
「先生の『まだ大丈夫』を鵜呑みにした」ってのも、すでに指摘しましたね。
⇒ 該当記事「TAC講師にだまされないで! もう時間がありません!」へ
繰返しになりますが、周囲から見て、Hさんの勉強はかなり順調に進んでいるように思われました。ボクがストイックに勉強できたのは、彼の存在があったお陰でもあります。「自分がもう寝ようとしている今ごろ、H君はまだ勉強しているかもしれない」と思って勉強しましたから。Hさんは、紛れも無く、同志であり、理解者であり、ライバルです。
Hさん、貴重な体験談をありがとうございました。2010年度試験でのHさんの「一次・二次ストレート合格」を、心から願っています。頑張れ、Hさん。
by ハカセ
ハカセさん
ブログ同様
こちらも毎回
拝見させていただいています。
合格者の成功談は
皆さん色々語っていただけますが
失敗談ってどこかで
聞けないもんかなあーって
思ってた時にこのような記事
ありがとうございます。
また、一層気が引き締まりました。
ナカボンさま。いつもご覧いただき&コメントありがとうございます。
なかなかこういう内容はないかなと思いましたので、
耳が痛い方もいらっしゃるかと思いましたが、あえて記事にさせて頂きました。
ご理解いただけてよかったです。今後ともよろしくお願いしんます!