合格力をマックスに高めよう ~勉強術に関する文献から~

こんにちは、ぽらーのです。
週末には某予備校の模試を控え、いよいよ直前期に突入ということで気持ちを引き締めている方も多いと思います。
これからは猪突猛進、一心不乱に前のめりに進むことも大事ですが、冷静に今までの自分を見つめなおし、学習方法の改善やモチベーションの維持・向上を図るチャンスがまだあると言えます。

「あと残り45日の段階で今さら何をいうのか?」という意見も聞こえてきそうですが、診断士1次試験は合否分け目である420点をまたぐ1問正答(4~5点)の点差に数百人が犇く(ひしめく)と言われます。ほんの僅かな差が明暗を分ける競争試験です。
より効率的な学習方法を模索しつつ、モチベーションの維持・向上を図ることは、残された時間が少なくなっているからこそ大切ではないかと考えます。

【文献紹介】
「いつも目標達成している人の勉強術」福田 稔著(明日香出版社

ぽらーのが診断士受験当時に参考にした勉強術の本ですが、今改めて読んでみて納得感がありました。
もし、今の自分が直前期に不安で迷ってばかりの自分に対して何かを伝えることができるとして、何を伝えたいかという観点から文献の内容の一部を紹介します。

この文献で著者は、資格試験に合格する力とは

「合格力」=「勉強時間」×勉強の「やり方」×「やる気」

この3つのファクターの積による公式であると主張しております。
だから、合格は頭の良し悪しではなく、かつ勉強時間の確保のみが合格を左右するわけではないと。
個別に見ていきましょう。

1、勉強時間
文献で述べられている勉強時間の確保方法や捻出の仕方はいくつかあります。
日々の生活時間から死に時間(スマホを眺めるなど)や細切れ時間(スキマ時間)を勉強時間にかえること。
仕事を効率化、短縮化し、仕事そのものの時間から勉強時間を捻出すること。
早寝早起きをすること。
そして最後の方法としては、勉強時間においてムダを省くことで、勉強時間そのものから捻出するということ。
頑張っているのに得点が伸びない人には以下のような4つのムダが見られると述べております。

(1)できる問題ばかりやる時間のムダ
⇒道場風に言えば、できるABランクばかりやらず、できたりできなかったりするCランク難易度の問題に取り組むべき
(2)いくら考えても分からない問題をウンウン考えている時間のムダ
⇒知っているかどうかの知識問題は知らなければさっさと解説を見るべき
(3)既に覚えていることを繰り返し覚えようとする作業時間のムダ
⇒既に良く覚えているものを繰り返し暗記しようとすること
(4)サブノートづくりなどの作業時間に費やす時間のムダ
⇒講義中の書きなぐったメモをわざわざ清書する(=書き直す時間のムダ+講義中に感じたリアルな臨場感も消し去る)

賢明なる道場の読者におかれては、どれにも該当しない方がいらっしゃるかもしれませんが、今一度ご自身と照らし合わせ思い当たるふしがある方は、見直す参考にしてみていただければと思います。

2、勉強のやり方

文献において、「やり方」が一番大事だとしております。
何故なら、「やり方」次第で勉強時間を有効活用できるし、「やり方」が良いと効率があがるだけでなく、やる気も向上するからです。

当道場の基本理論でも合格に結び付く強固な橋げだの確立をかかげ、その方法論としていくつかの勉強方法、すなわち勉強のやり方が示されております。

 

当道場発足から5年経過した今でもこの「やり方」については様々な議論が繰り返されており、最近の記事においても頻出の鶏ガラ学習法はこちらですし、我ら6代目の和尚のマゾ的学習法などがあります。

当然、このやり方には普遍的な正解はなく、個々人のおかれた状況や能力、個性に応じた最適な方法を能動的に試行錯誤することが重要であって、当道場はその試行錯誤を手助けする気づきや参考材料の提供いうことではないかと考えます。

なお、文献で紹介されている勉強はどうやるかについて、学習開始期から完成答練期までにおいて役立つであろう内容が多いと思われるので、ここでは割愛します。

 

3、やる気 ~やる気を高め、維持する方法~

 

<やる気に灯をともす>

診断士を目指している人の中には、診断士になった未来の華やな自分を描いてワクワクする気持ちでやる気に灯を灯している方、あるいは不本意な部署へ異動となり、見返してやろうというリベンジの気持ちでやる気に灯をともしている方、色々な方がいるはずです。
文献の著者は、やる気に灯をともす方法として、ワクワク、リベンジのどちらでも良いとし、どちらかというとリベンジの方が強く長続きするという見方をしております。興味深いです。

リベンジしたい気持ち、悔しいさ・・・でもそれをバネにして頑張ればいい。
「そこにあるのは壁ではない。新たな世界への扉である」

という言葉が文献で紹介されておりました。
心に響きます。

<得点が伸びないときのスランプ脱出法>
頑張っているのに思うように点数が伸びないと、誰でも「伸び悩み」や「挫折感」を味わい、やる気が下がります。
文献では、そんな時は過去を振り返ることで、学習当初は問題に歯が立たなかった自分が今は簡単に正解できるという、まさに変われた自分がいることに気づくことをすすめてます。
そして、それでもまだ立ち直れなという人には、、「努力は直線、成果は曲線」ということを諭すとしております。

今は成果がでなくても、諦めずに前にさえ進んでさえいればいつかは成果が出るということ。もう少し頑張れば、成果が出るのにその前で挫折し諦める人が多いという現実があると・・・

プロ野球の選手のスランプな時を克服するには「練習するのが一番」という答え。ひたすらに素振りをし、ひたすらにノックを受け続ける。

どこかのボクシングの漫画で、「偶然のラッキーパンチはない。何千何万回とミットやサンドバックを打ち続けた練習の成果であり、倒そうとする執念が拳にやどって生み出された必然の結果である」というようなくだりがあったかと思いますが、それを思い出します。

ここまでやったんだからという充実感や自信は、本番での大きな力につながります。
だから1分1秒も惜しまない。
最後まで全力で走り抜けましょう!

では、本日の記事は以上です。
ぽらーのでした。

 

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