一発合格に必要なマネジメント力

こんにちは、マイスターです。

本日は前回取り上げました
一発合格に必要なスケジューリング
ストレート合格に必要なコミュニケーションスキル・思考力
に引き続き同シリーズ第三弾として、

「一発合格に必要なマネジメント力」

について触れていきたいと思います。
とはいえマネジメント力とは何でしょうか?

辞書で見てみると、「物事を取り仕切って運営・管理する腕前や力量を表す語。運営能力、管理能力、経営能力などともいう」となります。

 

そう、診断士試験合格を目指す上では自分自身をマネジメントしながら試験範囲の学習を進めていく必要があります。

経営能力ともいうマネジメント力ですが、今日はこれを自身の学習マネジメントに当てはめて考えてみましょう。企業戦略のテーマは「競争」「成長」です。まさに診断士試験を目指す全員と共通するテーマと言えます。

ご存じのように企業経営理論では数多くのマネジメント理論がフレームワークとして整理されて出てきます。決して理論を覚えることがマネジメント力ではありませんが、確立された理論をベースに考えると、どんなマネジメント観点が必要なのかを整理できるかも知れません。

 

 

-3C-
まず「市場」である“診断士試験”を理解することがスタートラインです。
・試験範囲
・診断士試験の出題委員が求めていること

その上で「自社」である“自分の特徴”を把握していきましょう。
自己分析

さらに「競合」に当たる他の受験生がやっていることを5W1Hで把握する必要があります。人間、全ては模倣から始まるのですから自分の特性にマッチする学習方法や暗記方法があるなら、積極的に他人のマネをしていきましょう。

 

-プロダクトライフサイクル –
導入期、成長期、成熟期、衰退期というサイクルがありますが、これを「知識カーブ」と置き換えてみましょう。特に「成熟期」の対応が肝心です。学習を行っていくと新しい知識が詰まっていきますが、一旦知識を吸収の山を登り切ってしまうと、その後に続くのは「停滞」「忘却」です。知識・理解がトップラインから落ちないよう、どのように維持していくか、そこには戦略が必要です。

定期的なスピ問・過去門のOutput回転学習、暗記カード等を使っての継続Input学習など、学習スケジューリングを行って、きちんとカバーしていく必要があります。

 

 

-範囲の経済性-
道場でも「串刺し暗記術」「図解」など、いくつかの学習法が紹介されています。自分が効果的に学習を進められる学習プロセスや暗記術などを確立していくと、1項目を学習することの必要コスト(時間)が減少しています。他科目でも共通して活用できる学習プロセスや暗記方法などの経営資源を蓄積していくことで、効率的な経営を行っていきましょう。

 

-市場細分化の条件-
測定可能性 「学習進捗の振り返りが出来るようになっている?」
到達可能性 「このやり方で学習内容は本当に定着するのか?」
実行可能性 「この学習スケジュールをこなせるのか?」
維持可能性 「ペースを維持できるのか?」

こういった視点を持つことが大切です。例えば「測定可能性」についてよくあるパターンとして、スピ問などの問題集を解き始めたはいいものの、正解していた設問・・間違った設問をきちんと記録しておかなかったケース。回転学習を進めていくに当たり「以前どの問題を間違ったのか?」がわからないと、弱点克服ができません。また「到達可能性」で考えると、何となく自分の学習方法に合っていないやり方を取り入れていて違和感をずっと感じている、というケースがあります。もしモヤっとしていたなら、ぜひ違うやり方を探してみましょう。

 

-RFM分析-
Recency・・・前回勉強してからどのくらい時間が空いてるか?
Frequency・・どのくらいの頻繁に学習を繰り返す必要がある?
Monetary・・ 学習がきちんとOutputに繋がっているか?

先にも述べたように、基本的に学習は「忘却曲線との戦い」です。試験の当日まで記憶を維持していくには、学習した内容に継続的に触れる計画(Frequency)を立て、あまり時間を空けすぎずに復習(Recency)をしていくことが重要です。またそれが実際のアウトプットに繋がっているかどうか(Monetary)を見る必要があります。もし、忘れないように繰り返しやっているけれども、「過去問でいつも同じ設問で間違える」「答練の点数が上がらない」
といった傾向があるのであれば、FrequencyやRecencyを見直してみる必要があるかも知れません。

 

そのほかにも学習のヒントになるマネジメント理論は沢山あるはずです。ぜひ見直してみて、自分の中に取り入れる視点を持って見てはいかがでしょうか?

 

それは今日も1日コツコツと。
マイスターでした。

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