【合格体験記】 「通勤講座」、「MMC」、「あお先生の本気道場」、「TBC」の比較&良いところどりで自分の勉強法・解法を確立! ~むく介さん~

こんにちは。一発合格道場初代の執筆陣の一人である、ハカセです。

一発合格道場に本格的な記事を執筆するのはなんと1年ぶり

今回は、「むく介」さんの合格体験談を紹介させて頂きます。

執筆陣が合格体験談を紹介する際、常に「結局、この方の合格のポイントはどこにあったのかな?」ということを考えながら執筆しています。

「むく介」さんの合格のポイントは、ズバリ、

「試行錯誤からの良いところどり」

では、「むく介」さんの体験談をまずはご一読ください。

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   寄 稿 こ こ か ら   

はじめまして。むく介と申します。

2011年にある中小企業診断士の方にお会いしたことがきっかけで勉強をはじめ、2013年に合格することができました。

私が合格するまでのプロセスをまとめさせていただきます。よろしければご覧になってください。

1.合格までの期間と勉強時間

合格までは2年かかりました。
2012年 1次:合格   ⇒   2次:不合格
2013年 2次:合格

勉強時間は合計1200時間ほどでした。
2012年 1次:500時間、2次:300時間
2013年 2次:400時間

2.1次の勉強方法

私の勉強方法の特徴はマインドマップを活用した点だと思います。

教材としては、下記のものを使用しました。

  • 通勤講座(音声教材+マインドマップ)
    http://manabiz.jp/shindanshi/ 
  • 1次過去問(H18~H23の6年分)
  • TACスピードテキスト(財務・会計、経済学のみ)
  • TACスピード問題集
  • TAC集中特訓財務・会計

基本は通勤途中での マインドマップでの暗記 が中心でした。

その方法は・・・。

(1) はじめは、「通勤講座」の教材である「音声教材」を聞きながら、同じく「通勤講座」についてくる「マインドマップ」の内容を読み、理解します。

(2) その後、マインドマップを見ずに内容を頭の中で思い浮かべ、思い出せなければマインドマップを見る・・・ということを繰り返し、

(3) 最終的には マインドマップの内容を空で再現できるようにしました。

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一度覚える ⇒ 他の科目をやっているうちに忘れてしまう ・・・⇒ また覚えなおす、ということを何度か繰り返しました。

その後、土日に過去問を解いて、マインドマップにない知識が出てきたら追記していきました。過去問だけでは不安だったので、スピ問も併用して補充しました。

この方法でよかったのは、「必要な情報はすべてマインドマップに書いてある(はず)」なので、試験の直前もひたすらマインドマップを覚えることに集中できたことです。

また、すき間時間をうまく使えたこともよかったと思います。

ただし、財務・会計と経済学は計算や図を使う練習が必要なことに途中で気付きました。そこで、この二科目だけはTACスピードテキストを購入し、暗記(INPUT)中心ではなく問題集(OUTPUT)中心の勉強をしました。

この方法で、1次試験は2012年に一発合格することができました。

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2.2次の勉強方法

2次では、通信、通学の講座をいくつか利用しました。

1年目は

  • MMCの2次直前対策(通信講座)
    「解答のまとめかた」がしっくりきたので、参考にしました。また、解答の切り口を意識するための「解答フレーム」も活用しました。
  • あお先生の短期講座(2日間)
    この講座では、問題を解くプロセスを「マーカーの引き方」からタイムマネジメント」まで「具体的に」教えてくれたので、2次の勉強を始めたばかりのときに非常に役に立ちました。結局、最後までここで教わった手順をベースに問題を解いていました。

2年目は

これらの講義を活用しながら、H13年からH23年までの過去問を数回転しました。

特に事例IV対策(財務会計)は、計算問題をほぼノーミスで解けるように繰り返しやりました。(結局、ことしの事例4ではほとんど活かせませんでしたが。。)

2次で必要な1次知識については、マインドマップを自分で作って暗記しました。1次知識を強化したことは重要だったと思っています。

また、事例を解いてミスしたこと、知らなかった知識などを、ミスノートにまとめて繰り返さないようにしました。

「与件の抜き漏れ」や「設問の読み違え」などをしたら、マーカーの使い方を変えるなど、とにかくミスをなくすように工夫をしました。

最後に、解答内容については、予備校の模範解答と「ふぞろい」を併用しながら「自分なりに納得のいく(再現できる)解答」の書き方を探りました。

よく言われるように、「設問で聞かれたことに素直に答える」ということに尽きると思います。

以上が私が合格するまでにやってきたことになります。

試行錯誤しながらやってきたので、どれだけ参考になるかはわかりませんが、マインドマップは使ってみてよかったと思うので、ぜひお試しください。

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   寄 稿 こ こ ま で   

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「むく介」さんの合格体験談、いかがだったでしょうか。

ご覧頂いて分かるように、「むく介」さんは、複数の受験校の指導方法・指導内容のうち、自分に合うものを積極的に取り入れ、さらに自分の中で昇華するように独自の工夫も凝らしていったことが、合格のポイントだったのではないかと思います。

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ポイントその : 心中できるテキストに巡り合えたこと

僕は「むく介」さんが一次試験を一回で突破できた要因はココにあると考えています。以前、「自習時間に何をすればよいですか?」という記事 の中で、学習範囲を無為に拡大させることの愚を説いています。

また、「知識量 x INPUT効率 x OUTPUT効率 を向上して「合格力」をUPする!」という記事の中で、受験校のテキスト内容への不安感・不信感が招く負のスパイラル について述べています。

信頼できるテキスト・受験校に出会い、一度決めたらそこと心中するつもりで脇目も振らずに専一にそれに取り組む。そういう学習スタイルが、合格への近道になるのではないでしょうか。

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ポイントその : 慣れ親しんだ勉強方法を活用できた、または自分なりの勉強方法を確立できたこと

「むく介」さんが、それまでにマインドマップを使っていた経験があったのかどうかは体験談では明らかにされていませんが、マインドマップを元々使ったことがあった、または使ってみたら相性が合ったのだと思われます。二次試験対策としての知識確認でもマインドマップを使ったということですから、マインドマップは「むく介」さんと余程相性が合ったのでしょうね。

二次試験対策においても、MMC、 あお先生の道場、TBC が提案した手法の中で、自分に合うものを取捨選択して取り入れています。

また、珠玉なのが、それら外から移入してきた手法では埋まり切らない「自分ならではのミス」に対して、しっかり手を打っていること。「ミスノートの作成」や、「ミスを防止するマーキング」などの勉強方法のカスタマイズは合格をより一層後押ししたのではないでしょうか。

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ポイントその : 試行錯誤したこと

そして何よりも大事な合格のポイントは、試行錯誤したことでしょう。「試行錯誤すること」と「学習範囲を拡大しないこと」は、一見矛盾しているように思われるかもしれませんが、全く異なります。

合格のプロセスは人それぞれです。登山するときに右回りする人もいれば、左回りする人もいるでしょう。受験勉強も同じで、唯一の合格プロセス(勉強法)なんてありません。

どんなルートがあるのかな。なるほど、「右回り」と「左回り」があるのか。あれ、「ロープウェイ」や「ヘリコプター」もあるらしいぞ。自分にはどれがいいかな。よし、「右回り」で行こう。

「右回り」に決めたら、それと心中するべきです。心中できるような選択肢を選ぶべきです。

大事なことは、その試行錯誤をする「タイミング」と「場面」です。

8合目まで登った後に、「しまった、右回りがよかった」と言っても、最短合格からは遠ざかってしまいます。

また、「右足から踏み出すか、左足から踏み出すか」は、迷うところではありません。そんなことに迷っていては、いつまで経っても登山が始まりません。

例えば、僕は受験校のテキストはどこも似たり寄ったりだと思っている ので、僕にとって、「一次対策の受験校はどこがいいか」、「テキストはどこの出版社がいいか」は試行錯誤する対象ではありませんでした。むしろ、それをどうやって骨までしゃぶるか、の工夫に神経を研ぎ澄ませました。

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しっかり選択肢を用意・吟味し、
試行錯誤の末に、
自分に合う勉強方法や解法を取捨選択し
(しかもカスタマイズして)、
それと心中できたこと。

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「むく介」さんの合格のポイントは、こんなところにあったのではないかな、と思いました。

「むく介」さん、貴重な体験談、本当にありがとうございました!

by ハカセ

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