【二次試験】スタートダッシュは切れていますか?

katsuです。

先日の道場セミナーにご参加頂いたみなさま本当にありがとうございました!!

先日のセミナーでも強調いたしましたスタートダッシュうまく切れているのでしょうか?

本日はこれについて確認してみましょう!!

 

◆なぜスタートダッシュが必要か?◆

2次多年度生と比べて、初学者が2次試験を戦うにおいて課せられる大きな制約、それは“時間”。

時間が少ないから、“スタートダッシュが必要。実にシンプルな話です。2次受験生の大多数が多年度生なのだからこれはもう意識せざるを得ないと思います。情報収集なども大事ですが、実際に動きだしてからでもできます。そしてその方が効率がいい可能性も・・・。まずは一歩動きだす意識を大事にしてほしいです。

私の場合は、主に事例Ⅳ対策(特に個別計算問題対策)をやりました。バラ売り講座である“2次事例Ⅳ特訓”を自己採点の次の日から受けて、その後インプット講義を受けた後、過去問を解きました。特に事例Ⅳ対策は早めにはじめた方がよいかもしれません。1次の財務・会計の知識が抜け落ちないうちにどんどんやれば、多年度生に対しても太刀打ちが可能となる。でも、逆にちょっとやらないとどんどん忘れていってしまう恐れがある。そう考えるからです。

 

“スタートダッシュ”とはちょっと関係のない話ですが、時間に制約があるということで、時間を無駄にしないことつまりスキマ時間をうまく使うということも2次初学者にとっては重要かと思います。

スキマ時間使い方についてはこの記事によくまとまっています。

中でも私のオススメは事例Ⅳの個別計算問題を解くことです。昼休みとかをうまく使えると良いです。この時期から早めにこういった計画を立てておくと時間を有効に使えるのではないでしょうか?

 

◆最初の演習講義まで◆

今週は夏休みの方も多いかと思います。本来であれば「1次試験お疲れ様ということで大いに羽を伸ばしてください!」なんていいたいところです。

しかし、残念。2次試験までは時間がない。TACの模試まで3週間きりました!!

私は昨年のこの週は、妻の実家にいて親戚の子の面倒をみるという使命を背負っていました。その間も過去問、計算問題集をもちこんで、朝みんなが起きる前に勉強をしていました。また、夜に子供達がドラマを見ているときなども勉強しました。さらに、買い物に行くときはついでにノート、文房具など今後の学習に必要なものも買い揃えたりしました。

割と勉強と休暇を両立できたのではないのかなと思っております。

今週は、予定がなくて勉強に専念できる人、予定が詰まっている人いろいろといらっしゃるかと思いますが、どちらにせよ、週末からは事例演習がはじまります。うまく時間を見つけながら、それまでにやるべきことを考え、準備をしておきましょう。

特に昨日のせんせいの記事でも、“まず問題を解いてみよう!”ということで紹介があったかと思います。2次試験というものを早めに知ることが“スタートダッシュ”でも重要だと思います。はんたの記事でもオススメしていた“過去問読んで「解いたふり」”こういったやり方でも良いと思いますので、最初の演習までにぜひとも問題に触れてみてください。そうすることで演習での学習効率が上がると思います。

また、少ない時間を有効活用するためにぜひ今のうちにスケジュールをたてましょう!

2次試験では、途中で勉強の方法が変わったりしてスケジュールも変更することもあるかと思います。まずはTAC模試などを目標に一度スケジュールを立ててみたらいかがでしょうか。独学の方はこの記事なども参考にしてみるとよいかもしれません。

 

◆ ま と め ◆

初学者が今できること・・・

・個別計算問題は間を置かないでどんどんはじめよう!

・事例問題にもできるだけ早めに手をつけよう!

・完璧でなくて構わないのでとりあえず計画を立てる!

最初の演習が始まるまででもやっておくべきことは意外とたくさんあります。

2次試験初学者は、とりあえず走り出すことが大事です。事例問題を解いていくことで初めてまわりに転がっているヒントに少しづつ気づけるようになってくると思います。

ぜひ、うまく時間をつくって“スタートダッシュ”を切っていきましょう!

それでは、また。

by katsu

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【二次試験】スタートダッシュは切れていますか?”へ9件のコメント

  1. 事件通訳 より:

    Katsu様、こぐま様

    ご回答いただきありがとうございます。大変助かりました。

    あ~あ、この経済学前途多難だな~っと思っているのですが。頑張ります。

    予備校の講義は1月からなので、ゆっくり取り組んで、なんとか基礎知識だけは身に着けたいと思っております。

    「犯人と対峙しているより楽でしょう!」と言った後輩に言ってやりたいですよ!
    「違う難しさなの!!って」

    お二人様 「Thanks again!」です。

  2. こぐま より:

    事件通訳さま

    上記のkatsuの説明のとおりですが、少しだけ補足します。

    この式は、一国のマクロ経済を次のように「経済主体の部門」に分けて、資金の出入りの関係性を示しているものとご理解ください。

    EX-IM: 経常収支(海外部門)
    S-I: 貯蓄投資バランス(民間部門、ISバランス)
    T-G:財政収支(政府部門)

    この3つが一国の経済主体の全てです(モレもなくダブリもない)。

    このように一国経済の営みを単純モデル化して分割することによって、各部門間の資金移動(その国の経済状況)を把握することを目的としているものです。

    (S-I)=(G-T)+(EX-IM)という式も上記と同じですが、ISバランス(民間の貯蓄超過)が、結果として財政赤字and/or経常収支赤字の補てんに使われていることに着目する事が目的ではないかと思います(恐らく)。

    診断士試験の45度線分析では、前者の経常収支の均衡分析式を理解しておけばよいかと思います。

    と、文字で書いてもなかなか腑に落ちにくいかと思いますので、ぜひ基本的な参考書と問題集を活用して、式を展開・変形したり、グラフを書いたりして手を動かしながら学習を進めてみてください!

    実際に問題を解きながら、数値を代入して計算してみるとわかりやすいと思います。

  3. katsu より:

    yosi様

    重ね重ね申し上げますが、yosi様の独学にての1次試験突破本当に素晴らしいです。特にご自身で学習方法を模索し合格に至ったということで本当に素晴らしいことであると思います。
    2次試験につきましては時間がないこともあり、ある程度情報戦がカギとなってきます。受験校もうまく利用することでまた2次試験一発合格に近づけるのではないかなと思います。
    我々も微力ながら2次試験突破のため有益な情報を提供していけるよう努力していきますので今後ともよろしくお願いします。

  4. katsu より:

    事件通訳様

    コメントありがとうございました。私は「経済」は苦手な上に、現在忘却が進みに進んでおりましてお答えできているかわかりませんが、感じたことをお答えします。

    ( )がついている理由についてですが、コレは数学的な意味合いではなく、( )をつけることでその( )の中の数式を際立たせて( )の中を強調しているだけだと思います。
    具体的に申し上げますと、(EX-IM)が(輸出-輸入)ですので(貿易収支)、(S-I)が(貯蓄-投資)ですので(民間貯蓄投資バランス)、(G-T)が(税収-政府支出)ですので財政収支。
    こういう感じで( )を使ってその部分をセットとしてそのセットが意味があることだということを強調しているだけと私はとらえていました。

    もう一つのご質問ですが、左辺にくるものが変わる式があるということなのですが、これは左辺に来ているものがそのとき説明したいものの主役になっているだけで本質的に違いはなく表現的な違いというだけではないかと思います。

    事件通訳様の数学的な知識は問題ないと思います。私も同じなのですが、あまり数学的なことにとらわれすぎず、「その数式が何を言いあらわしているのか?」ということを重点的に考えてみたらいかがでしょう。

  5. yosi より:

    ハカセ様、Katsu様、早速のご教示ありがとうございます。 調べてみましたら手近な所にTACがありましたので、時間を見てどんなコースがいいか早々に相談してきます。 正直なところこのサイトでも受験生の皆さん、執筆者の皆さん共にモチベーションが高くて驚きです。 
    自分自身、「こんな程度の勉強でいいのか」と不安に思いながら、受験に関しては誰にも接触せずにスピテキ、スピ問、過去問、石川先生のミクマク、有斐閣の経営戦略、組織論だけを頼りに1次合格(あくまで自己採点上の460点ですが)してしまったので、自分勝手な思い込みとかがきっとあると思います。

    これからこちらのサイトを出来るだけ拝見してあと2ヶ月、絶えずモチベーションが下がらないように2次合格を目指していきます。

  6. katsu より:

    yosi様

    コメントありがとうございました。ハカセの回答をまずは参考にしていただければと思います。
    実は私もやはり時間をつくることに関しては通学という方法がうまくいかなかったため、Web通信という形をとりました。通信講座であればハカセの紹介したTAC以外にもMMCという専門校でも講座を開設しております。(参考URL 
    http://www.mmcweb.net/second/documents/2013master_d_tsushin.pdf
    また、ご質問にありました72事例についてですが、私は試験までに46事例でした。受験校に通ったとすると大体40事例くらいが通常にセットとしてついてくる事例数であると思います。聞いてみたところ4代目の執筆陣では72事例未満の者も多かったです。しかし、同じ事例を2回3回と繰り返しているものが多かったようです。私も必ずしも新しい事例を多くやらなければ合格できないものではないと個人的には考えております。基本的に事例とは2次試験に必要な読解力・解答作成能力を磨くための手段でしかないということではないでしょうか。ある程度平均的な事例数というものは意識するにしても、目的に応じて必要な事例数をこなせばよいと思います。
    4代目執筆陣でも独学者の平平がおりますが、32事例を2回転解くという学習方法で合格をしています。(参考URL https://rmc-oden.com/blog/archives/56385 )ここに平平の昨年の学習した問題集なども一覧で書いてありますのでぜひご参考にしていただければと思います。特に2次試験の基本書となる書籍は重要になるかと思います。平平は「事例攻略のセオリー」を選択したようです。こちらも参考にしていただければと思います。
    最後に1次試験突破おめでとうございます。2次試験に関して参考となる記事を今後も書いていけるよう努力していく所存ですので、今後ともよろしくお願いいたします。

  7. ハカセ より:

    yosiさま。コメントありがとうございます。お問い合わせの件に関する回答は、本記事の執筆者であるkatsuから後ほどあると思いますが、取り急ぎ「72事例」について。72事例の根拠はこの記事 https://rmc-oden.com/blog/archives/11230 に書かれています。資格学校の演習や模試を中心に学習すれば72事例まで触れることができる、というものです。ただし、この記事 https://rmc-oden.com/blog/archives/41512 にもあるように、72事例を解くことが合格への必須条件ではありません。ところで、仮に通学することは不可能でも通信(在宅学習)という選択肢もあると思います。例えば、TACは「2次上級直前パック」で模試と演習合計で16事例を添削付き(9/24必着)で提供しています。 http://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/pdf/2choku13_schdl_jopack.pdf 恐らく他社にも同じようなものがあると思いますのでご検討されてはいかがでしょうか。なお、市販書籍をかき集めても多くの事例を収集できるとは思いますが、他人に採点されるというのも一つの鍵になると思います。独学で合格されている方も大勢いらっしゃいますが、資格学校を活用して合格した小職としては、二次試験はある程度受験機関を活用した方が上達が早いのではないかと感じています。道場では「を~」が完全独学合格者です。を~が執筆記事の一覧はこちら https://rmc-oden.com/blog/about#16 から参照できますのでご参考になさってください。50歳での独学での挑戦で一次試験を一発合格されたのは yosi様の才能とご努力の賜物。本当にすごいと感服です。このままストレート合格を目指して頑張ってください!

  8. 事件通訳 より:

    4年目おじさん、先日は励ましありがとうございました。

    経済の勉強をはじめさっそくてこづっています。どなたかご教示願います

    C+I+G+EX-IM =C+S+Tの変形で
    EX-IM=C+S+T-(C+I+G)(これは理解OKです)

    次に
    EX-IM =(S-I)+(T-G)になるのは、両辺のCを消去し、IとGを移項というのもわかるのですが、
    ここでSとIが括弧でくくられて、TとGも括弧でくくられているのは何故ですか?また数学(私は全く忘れています!)で、移項する場合は2番目どうし、3番目どうしというルールなどがあるのでしょうか?

    また別の本では(S-I)=(G-T)+(EX-IM)との式も掲載されているのですが、この式と上の式との違いはどういうことになるのでしょうか?

    非常に単純な話なのかもしれませんが、私にはわけがわかりません。どうかどなたかご教示お願いいたします。

  9. yosi より:

    初めて投稿させていただきます。

    今年の1月に中小企業診断士の受験を考え、勉強を始めました。
    きっかけは大学生の長女が就職のための試験勉強をしていたのでそれに感化され、自分も何かやってみようかと思ったところ、経営者の自分にとって最も役立ちそうな知識の習得ができるのが、この資格だと思いました。

    もう年齢的にも50にもなるのに今更勉強?、と思いながらも親父の面目もあってとりあえず3年位で何とかなれば、の気持ちで、でも真剣に取り組み始めました。
    小さい会社の経営者は週に2、3回は付き合いで飲みにもいかなければならないし、専門学校に行く時間などあるはずもなく、とにかく時間を作るのが大変ではあります。

    当然学習は全て独学で、市販の書籍を読むだけですが、不思議なことに何とか自己採点では1次試験は合格しているように思われます。 32年ぶりのマークシートでしたので、マークミスなどなければ、と願っております。

    先週の火曜日に、自己採点して2次に向けての勉強の本を買おうとしたところ、Amazonでもほとんど売り切れで、先週の金曜日にやっと「全ノウハウ」と「ふぞろい6」を手にしたところです。あと4冊注文していますが、もう少しかかりそうですので、手に入れたものから順に読みこなしていくしかないという状態です。

    2次試験のことなど頭になかったので、雲をつかむような感じでネットで調べているうちにこのサイトにたどり着きました。 
    手持ち無沙汰なのでいろいろ拝見致しましたが、受験者にとっては元気づけられる、なんと素晴らしいサイトがあるのか、とちょっと驚きました。

    ただ、一つ質問があるのですが、合格者は2次に向けて72事例こなした、とかちょっと意味不明?(笑)なことが書かれていましたが、何と何を買えばそんなに出来るのでしょうか? アドバイス頂ければ幸いです。 但し、私の方はT○Cとかの学校に行くこととかは無理なので、どうすればいいでしょうか? 私と同じような環境で合格された方がおられましたら、何卒ご教授お願いします。 とにかく、2次の解答が本によってばらばらで、読んでも理解不可能なものもあり、誰かに質問さえできないというのが不便でなりません。

    長文で失礼致しましたが、もし何らかのアドバイス等頂ければ、と願っております。

    yosi

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