【二次試験】まっきーの事件簿:file08 ~8月初旬~
ここからが本当の地獄の始まりだった。
こんにちは、まっきーです。
とりあえず皆様、1次試験本当にお疲れ様でした!
しかし過酷な1次試験を終えほっと一息つく間もなく、道場の話題は早くも2次一色。
先日の道場セミナーでも1次試験終了直後という強行日程にも関わらず、2次試験に照準をあわせ熱心に話を聞いてくださったり、メモをとってくださったりしている参加者の方々を見て、本当に頭の下がる思いでした。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!
さて、ではこの時期私はどうしていたかというと・・
スタートダッシュで遥か遠く前を走っている多年度生に追いつき、華々しく追い抜いていくという妄想を膨らませていた訳ですが(笑)、
現実はそう甘くありません。
くどいくらいにネタにしていますが、ここから約3週間程で行われるTAC模試での私の成績はE判定。
華々しく追い抜くどころか周りからも完全出遅れ、最後までもがき苦しみ続けたあの10週間。
ここから2次試験までをどう過ごしていたのかをちょこちょこ記事にしていきたいと思います。
・「この勉強方法は良くなさそうだ」と反面教師的に思うも良し。
・「この時点のまっきーに勝ってなければマズイよね」と逆マイルストーンにするも良し。(特に独学の方)
・さらっと読み飛ばすも良し。
ご自由にお使いくださいませ。
では今回も事件スタート。
【2次の戦い、始まりはここから】
1次終了後、スタートダッシュの第一歩はふうじんのこの記事より始まる。
TACバラ売りの教材で、「2次過去問演習(web)」。
前年度過去問4事例を解き提出すると採点してもらえる、というものだった。
筆者の意図としては「採点してもらえる」というメリットを最初のTAC演習に活かす事であり1次対策中に行う事を前提として書かれているが、(もちろんそう出来たら良かったのだけど)そんな余裕もあるはずもなく着手したのは結局1次終了後。
それでもわざわざ追加してお金を払ってまで申し込んだのは、1事例でも多く他人に採点してもらって客観的に自分の実力を測り、学習を進めようと思ったからだ。
【そこでいきなり事件】
・・「何書けばいいんだい?」
いや、なんとなく書きたい事はある気はするのだが、それに100字も要するだろうか。
考えても考えてもさっぱりわからないので当然解答用紙は空白だらけ。
なんとか5問中2問を書き終えた時にふと時計に目をやると、その時点でなんと90分が経過。
とっくのとうに80分は過ぎているのだが、これでは話にならなすぎると自宅演習の特権(?)を活かし勝手にあと30分延長。
どうにかあと2問を書きなぐり1問を空白で残し、終了。
事例Ⅰだったが、これは残りのⅡ・Ⅲでも同じ現象が起きる。
Ⅳに関しては解く前に力つきはてて、そのまま解かずに放置。
「事例って本当に80分で出来る様になるんだろうか。」
これが最初の感想である。
【帰ってきた答案の点数は?】
とはいえ解答を導くまでにはじっくりと考えて答えを出した。
空欄を作ったとはいえ、他4問がとれていればそれなりに点数はいくだろうと自分に言い聞かせる。
そして待つ事2週間(くらいだったか?)、ようやくTACからの封筒が届いた。
事例Ⅰ 20点。
事例Ⅱ・Ⅲ 5,6点。
ショックすぎて解答を破り捨てたのだろうか、何故か答案が残っていないのだがたしかこの位。
事例Ⅰの奇跡的点数は対応付けうんぬんではなく、知識問題がたまたま当たったというものでそれがなければ他と変わらない点数だった。
全科目30点ずつくらいは最低でもとれているんじゃないか、そんな期待は早くも崩れ去った。
【この点数は無知から成るものなのか?】
では、この時点でまっきーはどの程度事例に対して知識があったのか?
①まずは各事例の特徴
・事例Ⅰは人事・組織の問題
・事例Ⅱは流通・マーケティングの問題
・事例Ⅲは生産・技術の問題
②次に解答手順。
・与件文(本文)の第一段落を読み、どういう会社なのかをさらりと把握する。
・次に設問文(問題)を一通り確認し、どの様な事が問われるのかを把握した後で本格的に与件文を読む。
・そして設問に対して解答する為に必要なところを与件文から探し、解答を記述する。
③最後にその他色々な情報
・設問に解答する為に必要なところに下線を引く(対応付け)
・対応付けがうまくいかないと正しい解答にならない
・自分の考えではなく、与件に基づいて解答する
・聞かれた事に素直に解答する
・更に道場記事でこの時期書かれていた情報 ・・・等々。
TACで「2次スタートアップ」という講義が1次対策期間中にあった事もあり、事例というものが全くわからないという状態ではなく、最低限の知識は持ち合わせていたと思う。
道場記事を読む事を日課としていたため、むしろこの時点では情報量だけであれば遅れをとっていたとは思えない。
【まっきー、この時点での敗因】
画期的な答案(いわゆるアイディア解答)を作成するつもりは更々ないのだが、安易に書かれた答案では点にならない、これがこの当時思っていたこと。
やはり人は低い点数はとりたくないとおもうもので正解をもらいたい為に慎重になりすぎ考えすぎて、試験では80分という縛りがある事はないがしろにされた。
道場記事に関して、今読んでも(むしろ今読むからこそ)的を得た記事は多数。
しかしこの時点の実力で各記事の執筆者の本当の意図を読み取れたのは恐らくほんの少しだっただろう。
消化しきれない情報を何とか目の前の答案に落とそうとして頭でっかちになった結果、考えすぎて結局答案用紙に一太刀もいれられないという事態に陥ってしまったのである。
【この事態をどう回避するか】
とにか、80分である程度こなせる様にならなければ、これが最初の試練となった。
そこで一般的な事例の時間配分どおりに(例え考えがまとまりきらなくても)自分をあてはめる事で正解を書けるかは別として80分で解答するスピード感を自分に覚えさせる事にした。
(当時はJCのこちらの記事を何度も読み返し、大分お世話になった)
もちろん、80分以内に解答が埋まってさえいれば努力賞的に得点がもらえる訳ではない。
しかし、考え抜いたところで答案用紙に記述できないのであればそこから得点に繋がる可能性は0%。
その後の演習で得点が伸びてはいかないというジレンマに陥るハメになったのは、この2つのバランスをうまくとっていく作業が必要だった事に気づいていなかったからだろう。
結局そのまま模試に突入するハメになるのだが、結局、どちらの練習もするべきだったのだろう。
ではどうやって両立させるのか?
こちらはまた次の記事に書くとして、今やらなければならないのは。
・まずは問題を解く事。
・最初から正解を書くのにこだわりすぎない事。
・あくまでも80分間で行われる試験だというのを忘れない事。
答案にちゃんと文字が書いてあれば、その後どう書けばよかったか、問題点を振り返る事は出来ますからね。
それでは本日もはりきってまいりましょう!