1次までカウントダウン<4日前>:応援メッセージ by ハカセ

こんにちは。ハカセ です。

こんにちは。ハカセ です。今日は8月3日火曜日。中小企業診断士の国家試験の一次試験まで、あと4日です。泣いても笑ってもこの期日は動きません。緊張しますよね。胃がキリキリしますよね。眠れない日もありますよね。眠れないのは猛暑のせいだけじゃないですよね。

これまで費やしてきた努力。支えてくれた家族・周りへの恩義。それを考えると、今年絶対受かりたいですよね。

でも、そのプレッシャーを感じているのはあなただけじゃありません。多くの受験生が、多かれ少なかれ感じていると思います。どんなに知識・実力が備わっていても、そのプレッシャーに負けては実力を発揮できません。

■ 今こそ気持ちの切り替えを ■

ここまで来ました。あと数日です。こうなったら「ここまで来てしまった」ではなく、「やるだけやった」と気持ちを切り替えましょう。だって、やってきたでしょう! そりゃー、もっと出来たはずだと思えばキリがありません。でも、「与えられた課題を、避けられない制約の中で、最大限やった」のではないでしょうかこれ以上どうしろって言うんですか!(笑)

自分がやってきたことを信じましょう。自分の実力の120%を出そうと思わず、「自分の分相応の実力」が出せるようにしましょう。今の緊張状態や、今の体調では、80%しか実力を出せないかもしれません。これを少しでも高める努力を、すなわち、自分の実力の90%・95%出せるようコンディション調整を図りましょう。

コンディションって何でしょう。一番大事なのは体調です。そして、試験対策としては、「自分が出来ることが確実に実現出来るようにすること」です。知っているはずの問題を確実に解けるように。いつも間違える記憶があやふやなところをしっかり整理しておく。そういう地に足のついた復習を、今こそしましょう。

最も避けたいのは、「こんなはずじゃなかったのに」「出来たはずなのに」「いつも迷うところ、また間違えた」を連発することです。「これまで出来なかった難しい問題が出来るようになる」ことよりは、「これまでも出来た問題が確実にできることの確認」や「これまであやふやな記憶で迷っていたところに不安がなくなった」など、そういう地の足がついた地道な確認作業をしましょう。そうすれば心の不安も徐々に解消されます。

■ 忘れてはいけないこと ■

絶対に忘れないでください。このところ口を酸っぱくして連呼していますが、「診断士試験は6割取ればいい試験だ」ということを。

「みんなが出来る問題が出来ること」。これが一番大事です。すなわち、基本的な問題を取りこぼさないことです。難しい問題は解けなくても合否にあまり影響しません。それよりも、みんなが出来る問題で凡ミスして失点することの方を恐れましょう

■ 前日にしたこと・当日への準備 ■

ちなみに昨年の僕の場合、既述のように、火曜日から金曜日まで有給休暇を取って、TACの自習室にこもっていました。しかし、根詰めてやりすぎて、木曜日の夜には鈍い頭痛に襲われました。疲れですね。ぐぐーっと視野が左右に狭くなっていくのが分かりました。結果的に前日金曜日は午前中だけ勉強し、あとは休養日に充てました。結果的にこれがよかったと思います。翌日土曜日はすっきりした目覚めを迎えることができました。tiara さん が『企業診断8月号』でもおっしゃっていますが、試験前日はバッファーとして取っておくのが正解だと思います。

当日への準備ですね。ボクの場合の持ち物は、4科目分のテキスト・スピード問題集・過去問・答練・模試、すべて持ち込みました。荷物が重かったです(笑)。理由は後述。

あとは、カーディガン。会場は意外に寒いです。僕は試験開始後ずーっとカーディガンを着ていました。それぐらいでちょうどよかったです。

ランチは持参して席で食べるのがお勧め。特にリバティータワーだと屋外に出るのに時間がかかります。時間を最大限有効に活用するにはランチ持参がお勧め。ただし会場付近のコンビニはあっという間に売り切れです。(ちゃんとコーザルデータ把握しておけっていうんですよね!) だから、電車に乗る前、地元のコンビニで買っておくのが賢い。あとは水分補給と甘いもの、刺激ものなどがあるといいですね。

■ 初日の当日朝にしたこと ■

僕の昨年の受験会場は明治大学リバティータワーでした。今年のリバティタワーは一部科目免除者(経験者)が中心で、初学者はNTTや立教などに割り振られたようですね。当日の試験開始は10時でしたが、僕は8時前にはお茶の水に到着していました。そして駅近くのマクドナルドに入ってみると・・・診断士受験生だらけで席がありませんでした(笑)。かろうじて付近のロッテリアに場所を確保し、そこで最後の自習をしました。気もそぞろで、ほとんど頭に入っていなかったと思います。でも、僕には「試験5分前確認事項リスト」がありました。テキストの目次の余白のところに、様々な知識・情報を主に串刺しで殴り書きしておいたのです。よく迷うところ、似たような用語を、最終的にチェックしました。

試験会場には相当早く移動しました。リバティータワーの前で TAC のイケメン H講師に会った時のことは今も忘れません。えぇ。涙目でしたよ。受講生側が感極まって涙目になるのは分かる(確かにそれに似た感慨はあった)けど、「講師が泣いてどうする、講師が。ここまで来た高揚感で思わず涙する受験生を勇気づけるのが講師でしょうが!」と思いつつ、H講師がさらに好きになりました。そして、受験仲間と会い、健闘を誓い合ってそれぞれの教室に。

リバティータワーでの受験の方。エレベーターが大変混雑します。殺人的です。殺気立ってます。でも大丈夫。ずーっと上の方まで、エスカレーターがあります。エスカレーターはきっと途中までしかないんだろうと思って無理してエレベーターに乗ったのですが、エスカレーターが一番上まで(少なくとも受験会場となる教室がある階までは)到達しています。ですから、急がば回れ。エスカレーターに乗りましょう

■ 初日の試験直前・試験中にしたこと ■

試験直前はリラックスするのもいいでしょう。ただ、安心できない僕は、直前まで最終チェックをしていました。主に、過去の答練・模試・過去問で間違えた問題のうち、重要な項目に付箋を貼っておき、それらチェックしました。一度間違えたところは何度でも間違える可能性がありますからね。荷物が多かったのはこのためです。

あとは、「似たものチェック」ですね。よく間違える論点、特に運営管理のバーコードやシステム名など、短期記憶で点が稼げるところを中心に直前まで復習しました。なお、「では、物を仕舞ってください」という声は、意外に早くかかります。だから、試験開始が10時だったら10時まで勉強できるわけじゃないことを理解しておきましょう。確か10分前には「まな板の鯉」じゃなかったかな?

その10分が超長いんですよね。忘れそうな短期記憶、机に書いてきたくなる衝動に駆られます。もちろん実際に書いてはいけません(笑)。その間は、もうジタバタせずに、家族の顔、受験仲間の顔、お世話になった講師や周囲の皆さん、これまでの苦労を思い起こしていました。「絶対合格するぞ!」って気持ちを高めて、「ここまでやったんだからきっと大丈夫っ!」と、その時を待ちました。

■ 試験中のこと ■

当たり前ですが、「適切なものはどれか」と「不適切なものはどれか」を、間違えずに解答しましょう。ボクはこれを間違えるのが得意でした。よくあるのが、「不適切なものはどれか」という問いで、最後の二択まで絞って、「えぇい、こっちだ!」と選んだ瞬間、冒頭の問題要旨をすっかり忘れて「適切なもの」を選んでしまうパターン。ヒジョーにつまらないので、ぜひ気を付けてください。

また、「解答マークずれ」にも気をつけましょう。特に企業経営理論をマーケティングから解く方。要注意です。適切なところにマークしているか、頻繁に確認しましょうね。

さらに。面倒ですが、自分がどの選択肢を最終的に選択したか、間違えずに問題用紙に書いておきましょう。月曜日に診断協会から解答が発表されると、自己採点をすることになります。その際、特典が60点ちょうどだったり、420点ぎりぎりだったりすると、マークミスが心配になります。最後の見直しの時は、「正しい選択肢を回答しているか」というよりは、「問題用紙上の選択肢と、解答用紙上の選択肢が合致しているか」をチェックすることをお勧めします。

■ 試験後のこと ■

大事なことは、毎科目・毎科目、終わった瞬間、その科目のことをすっかり忘れることです。最初は経済ですよね。さよならケインズ。経済の記憶をなくしましょう。そして休憩時間中に空いた記憶容量に、後続科目の記憶をぶち込みましょう。

絶対にやってはいけないことは、「どうしても気になる、あの問題! 答えなんだっけ?!」と、今終わったばかりの科目のテキストをひっくり返すことです。

これ、ぜーったいやっちゃダメっ!

覆水盆に返らず。そんなことしても、1点も増えません。忘れましょう。よく出来たとしても忘れる。出来が悪かったとしても忘れる。「次、いってみよー!」でお願いします。

難しい問題は、すべての受験生にとって難しいです。
だからそんな問題出来てなくても合否に影響がありません。

難しい科目は、すべての受験生にとって難しいです。
だからそんな科目を振り返ってもしょうがありません。

過ぎたことは、日曜日の15時までは振り返らない。これを徹底しちゃいましょう。

■ 初日の試験後にしたこと ■

お疲れ様でした。メイン4科目を乗り切りました。翌日の3科目は暗記中心ですから、帰宅して勉強したくなりますが、一番大事なことは体力回復です。ただでさえ、長丁場の4科目で頭が疲れきっています。しかも、人生で初めて経験するほどの緊張感だと思います。想像以上に体力を消耗していると思います。まずはゆっくり休んでくださいね。暗記三兄弟の短期記憶叩き込みは、それからです。

また、初日終了直後に、午前中の科目の解答速報が配られたりします。人それぞれですが、その日のうちに自己採点するのはやめたほうがいいと思います。第一の理由は、解答速報がやや当てにならないこと(笑)。いや、結構本当に間違えがあるのです。第二の理由は、初日が終わって休みを取ったり、二日目の科目に備えなければいけないのに、余計なことに時間と体力と気力を使ってしまうため。どうせ月曜日には公式解答が診断協会から発表されるので、それを待ちましょう。

■ 二次セミナーへの参加 ■

僕の「残念」は、一次試験直後、「燃え尽き症候群」に陥ったことです。

「ん? ハカセの燃え尽き症候群?前にもなんか聞いたことあるな?」と思った方、スルドイ。僕は「一次公開模試」の直後も燃え尽き症候群になりました(笑)。まぁそれだけ目標に向かって全力投球していたということでもあります。

特に昨年の一次試験二日目は、ヒジョーに難しい出題ばかりだった。よって、そのままヘロヘロと帰宅して爆睡、またはそのまま居酒屋で仲間で打ち上げ。それもまたいいでしょう。

でも。皆さんには二次試験が待っています。一次試験が初めての方、一次試験リベンジの方、どちらにしても、一次試験免除者との実力の差は天地ほどにあると考えて差し支えありません。それだけ経験者はスゴイです。この点、本当に強く認識しておいてください。「大丈夫、おれ、マーケ出来るから」とか、「私、文章書くの比較的得意だから」。そんな自分勝手な「思いこみアドバンテージ」はあっさりと捨て去ったほうがいいです。それが油断を生み、二次試験合格を阻害します。

もちろん、一次試験の結果はまだ出ていません。翌日月曜日に診断協会から発表される「解答」を見るまでは、合否は分からないでしょう。

でも、敢えて言います。

二日目に終わったその足で(または数日以内に)、
二次試験のセミナーに参加してください。

TACは一次試験終了時刻に合わせるように、日曜日に八重洲校と新宿校で16時から二次試験セミナーを実施します。参加無料、予約不要。TAC生とか関係なく参加できます。その後、月曜日・火曜日・水曜日にも二次対策セミナーがあるようです。
http://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_2-chokuzen.html

また、LECは当日日曜日は一次試験の解答速報会があるようですが、翌月曜日に池袋本校で、翌々日火曜日に渋谷校で二次試験セミナーを実施します。
http://www.lec-jp.com/shindanshi/juken/event_1ji.html

さらに! あの502教室の Netplus さんが中心になり、8/12(木曜日)に、「80分料理法」と「ふぞろいの合格答案」の執筆者の皆さんが二次セミナーを実施します。
告知: http://502.jp/modules/wordpress/index.php?p=709
詳細&申込み: http://kokucheese.com/event/index/3825/

さらにさらに! あのタキプロも常時セミナーを実施しています。
http://www016.upp.so-net.ne.jp/takypro/sub6.html

ちなみに、当道場もセミナーを実施しますが、残念ながら定員に達したため、申し込みを締め切らせて頂いております。<(_ _)>。
https://rmc-oden.com/blog/archives/3072

「予備校のセミナーは、どうせ二次試験対策講座の勧誘でしょ?」。そう思われる方。はい。そのとおりです。診断士を目指すものである以上、その辺の機微はわきまえなければいけません。でも、大勢参加するので、申し込まなかったからといって気まずい雰囲気になることはあり得ません。そんな小さなデメリットよりも、二次試験モードをスイッチオンするメリットの方が計り知れないぐらい大きいです!

ボクは昨年、TACの八重洲校のセミナーを受けました。昨年はストレート本科生でしたから、二次対策もコースに含まれています。よって勧誘される立場にはなかったのですが、「二次試験ってどんなもんなんだろう」ということを聞きに参加したのです。現在も懇意にして頂いているT先生は非常に話術が巧みで、一次試験の凹んだ気持ちが一気に爽快になりました。一方で、二次試験の壁の高さを痛感した会でもありました。

ちなみに、最近、LECのK先生にもお会いする機会がありましたが、非常に親しみやすい、面白い、大変魅力的な先生で、すっかりファンになってしまいました(笑)。

一次試験から二次試験への頭の切り替えは非常に重要です。ぜひ、早いうちにセミナーなどに参加して、二次モードにスイッチオンしてくださいね!

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

最後に。

もはや、皆さんがやり残したことはもうないはず。与えられた制約(誘惑含む)の中で、時に勝ち、時に負けたかもしれないけど、でも、やれることはやってきたはずです。

様々な制約の中で築き上げたその「積み重ね」を試す時が来たのです。

もう、言っちゃいましょう。声を大にして。

これ以上、どうしろって言うの!?

と。

ここまで来たら開き直って受験するしかありません!

結果がついてくるかどうかは分かりません。

でも、皆さんがこれまで費やしてきた努力の積み重ねは、厳然たる事実です。それを信じましょう

みなさんが全力を出し切れることを祈っています

頑張ってください!

最近気が気じゃない ハカセ でした。

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1次までカウントダウン<4日前>:応援メッセージ by ハカセ”へ3件のコメント

  1. wacky より:

    こんばんは。
    ハカセさんらしい熱いメッセージ参考になりました。
    自分は今のところ、緊張というよりは軽い高揚感があって、とうとう来たかという感じです。

    以前の記事も参考にさせてもらっていて、今週は殆ど流すだけでリラックスすることを心がけていたので、今のところコンディションは上々です。

    あと、この記事私のブログの中で紹介させてもらいました。(リンク貼っています) もし問題があれば消しますので連絡お願いします。

  2. pilotfish より:

    ハカセも十分に熱いです。 それが伝わります。
    この熱い思いが皆さんに届けばいいですね。

    一所懸命の受験生が、ネットを読んでばかりではいけないでしょうけど。
    私は来年受験です。 部下に今年診断士を受験するものがいたので、モチベーションを上げるために私も来年受験を公表しました。  

    1. ハカセ より:

      pilotfishさま。コメントありがとうございます! 熱いのがお分かり頂け手嬉しいのですが、読み返すと長ったらしくてあまりいい文章じゃありませんね。反省しております。来年受験とのこと、ぜひ頑張ってください! 道場はこれからもUPし続けますので。そして、公表することは勇気がいることだと思いますが、必ずやモチベーションになると思います。少なくとも最後まで駆け続ける原動力にはなりそうですね。効率よく吸収&アウトプットすることに専念できますね! 暑いですが、頑張ってくださいー!

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