事例Ⅰ~Ⅲ・過去11年の傾向と「絶対解くべき」おすすめ事例 by tomi

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ブログ概要
本記事では、中小企業診断士二次試験の事例Ⅰ~Ⅲについて、過去11年分の出題傾向を整理し、多年度生が陥りがちな「最近の過去問は解いたが、次にどれを解くべきかわからない」という悩みに応えます。
闇雲に古い年度へさかのぼるのではなく、思考力の再構築や答案精度の底上げに効果的な「絶対解くべき過去問」を紹介します。
効率よく弱点を補強し、得点の再現性を高めることを目的とした記事です。
参考記事
今回の記事は、16代目の多年度生代表である私が、受験生時代にとても参考にしていた下記のブログ(2次試験過去問一覧)に影響を受けて書いています。
初学者には必須ではないかもしれませんが、同じように悩む多年度生の方には、きっと役立つ内容だと考えています。
中小企業診断士試験 二次試験過去問 難易度一覧» 株式会社 SKYシナジー 北村之寛
令和3年一次試験まであと3か月を切りました。 一足先に二次試験に関する記事です。 今回は、二次試験の過去
事例Ⅰ編
事例Ⅰ~Ⅲの中で、最も重要なのは事例Ⅰだと思います。
理由は、①事例Ⅱ以降のメンタルに与える影響が大きいこと、②高得点者と低得点者の差が出やすいことです。
事例Ⅱ・Ⅲでは全体が低得点となり相対的に点が出ることもありますが、事例Ⅰではそのケースは多くありません。そのため、どの事例でも60~70点を安定して取れる力が必要です。
私自身、2回目の二次試験の事例Ⅰで、試験中に「過去問の解答がそのまま使える」というひらめきが浮かび、そのまま書いた結果、38点で足切りとなりました。
解き終わった直後は「これは出来た」と感じ、トイレに向かう途中で思わず小さくガッツポーズをしていた自分を殴ってやりたいです。
まずは難易度が比較的低く、全体像を掴みやすいR5・R2・H29などで事例の流れを理解し、繰り返し解き直して解答パターンを固めることをおすすめします。
型が定まってから、別の事例に進みましょう。
過去問の悪い解き方
中小企業診断士二次試験の過去問で最も悪い解き方は、復習が不十分なまま次の問題に進むことです。
必ず「復習 → 解き直し → 改善点が答案に反映されているかの確認」を行ってから、次の過去問に進んでください。初見問題を次々に解くだけでは実力は身につかず、結果的に多年度化を招きます。
私自身、合格年度には「まなび生産性」で個別指導を受けていましたが、9割以上できるようになるまで次の過去問に進まないという指導を受けていました。量より質を重視する姿勢が重要です。


おすすめ事例
完全に主観ですが、おすすめ度が高く、難易度が低い事例から解くと学習に入りやすいと考えています。
少し古いですが、平成29年度・平成28年度から取り組むのがおすすめです。
次に、令和5年度・令和2年度・令和元年度など比較的最近の事例に進むとよいでしょう。
・平成29年度(お菓子工場)
商品や事業内容が分かりやすく、将来像と課題の関係も明確です。
さらに、定番のモラール向上が問われており、事例Ⅰの基本構造を理解するのに適しています。
・平成28年度 (アルバム事業)
市場環境の変化により業況が悪化し、新たな方向性を模索するという鉄板パターンです。
アルバム事業という題材もイメージしやすく、市場変化を捉える練習に向いています。
なお、古い事例はやっても無駄という意見もありますが、時間に余裕があれば取り組む価値はあります。
多様な事例に触れること自体は、決して無駄ではありません。
事例Ⅱ編
事例Ⅱは好き嫌いが分かれるタイプです。
数年前までは、自社の強みを整理しフレームワークに当てはめれば合格点が狙えましたが、近年はプライシングやブランド価値、動画など、過去傾向だけでは対応しにくい設問も増え、一筋縄ではいきません。
とはいえ、基本的な流れをしっかり押さえた上で(H28・H30・R2など)、足切りを避ける意識で点を積み重ね、想定外の設問にも最低限対応できれば60点は十分狙えます。
なお、事例Ⅱで狙って70点を取るのは難しいです。
商店街事例はここ数年出題されていませんが、令和8年度あたりで再登場する可能性は高いと見ています。


おすすめ事例
・平成30年度(旅館)
イメージしやすく、SNS活用やインバウンド対応など近年の定番テーマが揃った良問です。解いていて情景が浮かびます。
・平成29年(寝具)
顧客視点と施策の因果関係が分かりやすい基本事例。事例Ⅱの型を作るのに向いている。LTVの問題が秀逸。
・平成28年度(醤油メーカー)
身近な題材で、「誰に・何を・どうやって・効果」を考えやすく、事例Ⅱの入門として最適です。
注意が必要な事例
・令和元年度(ネイルサロン)
ネイルサロンの事例は、中年以降の男性受験生にとってはイメージしにくく、難しく感じやすいでしょう。
事例Ⅱでは、机上の勉強だけでは対応しきれない設問が出ることもあるため、日頃から実際に買い物をしたり、トレンドに触れたりする意識も重要です。
事例Ⅲ編
事例Ⅲは「好き嫌いが分かれる」と言われますが、実際には苦手と感じる受験生が多い事例だと思います。
私は業務経験もあり得意分野ですが、令和以降は、定番フレーズを問題点に対応させて書くだけで60点前後が取れてしまう事例も多く見られました。
例えば、生産計画の混乱には週次計画や小ロット化、品質ばらつきには標準化・マニュアル化・OJTといった対応です。
ただし、R5・R6では傾向が変化し、定番フレーズの当てはめだけでは点が取りにくくなっています。
今後は本質的な製造現場理解がより重要になるでしょう。
事例Ⅲは生産計画・生産統制を改善し、強みを活かしてあるべき姿に近づくという王道パターンが多く、古い年度でも十分に学習価値があります。
事例Ⅰ・Ⅱに比べ、出題傾向の変化が小さい点も特徴です。


おすすめ事例
H28・H30・R3は解いていて面白く、学びの多い事例です。
特におすすめは平成28年度です。
近年の事例は設問の意図が分かりにくい傾向がありますが、平成28年度は問い方が素直で、事例Ⅲの基本構造を掴みやすい良問です。
題材はカット野菜工場で、問題点・課題が明確なため非常に解きやすいです。
★ちなみに、事例Ⅲは以前に解き方ブログを書いたのでご参照下さい。
<完全版>事例Ⅲ解説 頂きマニュアル①設問編 by tomi
16代目tomiです。 事例Ⅲ解説 頂きマニュアル全2回の1回目です。事例Ⅲは狙って高得点は出ませんが、60点は一番取りやすい科目だと思います。 苦手な人は絶対克服しましょう。
<完全版>事例Ⅲ解説 頂きマニュアル② 与件、R6再現答案分析編 by tomi
16代目tomiです。 事例Ⅲ解説 頂きマニュアル全2回の2回目です。今回は与件の読み方とR6再現答案分析です。 事例Ⅲは狙って高得点は出ませんが、60点は一番取りやすい科目だと思います。 苦手な人は絶対克服しましょう。
事例Ⅳ
事例Ⅳは下記のブログ内で簡単に難易度、おすすめを紹介しているので、ご参照下さい。
事例Ⅳのおすすめ 問題集、過去問、間違いノート by tomi
16代目tomiです。 事例Ⅳの記事です。 セミナー等でも圧倒的に質問が多いですね。 おすすめ問題集、過去問、間違いノートの作り方等です。
絶対解くべきおすすめ事例
事例Ⅰ:令和元年
組織・人事の定番論点が一通りそろった王道事例。事例Ⅰで求められる思考プロセスの確認に最適。
事例Ⅱ:平成29年
顧客視点と施策の因果関係が分かりやすい基本事例。事例Ⅱの型を作るのに向いている。与件の読み込み重要。
事例Ⅱ:平成28年
誰に・何を・どうやって・効果を素直に考えやすい良問。事例Ⅱの入門として鉄板。
事例Ⅲ:平成28年
問題点・課題が明確で、生産管理改善の王道パターンを学べる代表的事例。個人的にはベストオブベスト事例。
おわりに
今回は直近11年分を対象にまとめましたが、実際には平成19年度以降の事例を、何度も繰り返し解いてきました。
4年以上ほぼ休むことなく取り組んできた結果、解いた事例の数だけは相当なものになっています。
ただし、解いた事例が増えれば合格に近づくわけではないのが、中小企業診断士二次試験の怖いところです。
量をこなすだけでは点は伸びず、向き合い方を変えなければ合格率は上がらない──
それを身をもって痛感しました。
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前日まで肩こり、腰痛のネタを書いていましたが、急遽変更しました。
明日は、だいだいよろしく!!
16代目の今年の漢字は?乞うご期待!!
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ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
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