まだ、何も成し遂げていない。 by まさき

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まさき
まさき

おはようございます。まさきです。

最後の朝ですね。

ラストブログ。何を書くのか決まらない。

16代目の最後。


本当に自分で良いのか。読者の期待で言えば、かえるやダイキ、さくらあたりが務めるべきではないか。

ふざけるべきか。
真面目に書くべきか。

そして、3分くらい考えて、決めた。

思ったことをそのまま書こう。最後はこんな感じです。

16代目の最大のミスは自分を最後にしたこと。

諦めたことばかり。

人生を振り返ると、諦めてきたことばかりだと気づく。

「上には上がいる。」

「他にやりたいことがある。」

「普通の学生がすることをしたい。」

そんなもっともらしい言い訳を積み重ねて、頑張り切れずに手放してきたものが、数えきれないほどある。

10代の「頑張り切れなかった後悔」は、20代、30代と歳を重ねても、昨日のことのように思い出せる。

頑張りきれない自分だけが、大人になっても残り続けている。

資格の勉強でも始めようかと調べて、そのまま閉じる。
転職サイトを開いて、「職務経歴書作成するのが億劫だ」と閉じる。

社会人になっても、「こんなはずじゃなかった」「本当はこうしたい」と思うことは多い。
年を重ねるたびに、その気持ちはむしろ増えている気さえする。

自分だけが止まっているような気がして、焦りをうまく行動に変えられないでいる。

変わりたいと思いながら、また今日も何も変えられなかった。
「自分は成長しているんだろうか。」

5年前の自分も、ずっとそれを問い続けていた。

どん底だった日々。

5年前の自分に、成長している実感など一切なかった。

当時、ギリギリ23区内にある家賃48,000円のアパートに住んでいた。

築何年か忘れたけど相当古い。ユニットバス。壁が薄くて隣人の声が筒抜けで聞こえた。洗濯機は室外に置いてあって、台風の日は窓が勝手に開いて雨風が入ってきた。
2年後には引っ越せると思って始めた1人暮らし。でも、引っ越せなかった。

当時はコロナ禍まっただ中。手取りがかなり削られた。朝も昼も夜も、お金のことが頭から離れない。1か月で15キロ痩せた。

収入が足りなくて、副業という名のバイトを始めた。
Uberの配達員、夜の店の黒服、タイミーで物流倉庫。
自転車で雨の中を走った夜も、スーツで繁華街の路地に立ち続けた夜明けもあった。
自分のことを売れない俳優くらいに思わないと、やってられなかった。

みじめだった。本当に。

自分の金遣いのだらしなさが招いたもの。
キャッシングや消費者金融を使っても「ボーナスでチャラになる」と高をくくって飲み歩いていたんだから、自業自得。

でも、バイトをしないと生活ができないという現実は、想像の何倍も心をすり減らした。
お金がないことよりも、「バイトをしている自分」を毎日突きつけられる感覚の方が、ずっときつかった。

そんな生活は心身ともに持たなくて、入院も経験しながら、2年弱で転職した。

「今度こそうまくいく」という期待を胸に入った新しい職場では、なかなか自分の居場所を見つけられなかった。

朝、メールを確認する。返すべきものは何もない。会議はない。依頼もない。社会人になって初めて、メルマガまでちゃんと読んだ。10時になり、11時になり、時計だけが進んでいく。

昼になる。一人でコンビニに行く。サンドイッチと缶コーヒー。川沿いのベンチで食べながらスマホを見ると、写真の中の同世代が、みんな生き生きした顔をしている。

コーヒーを飲み干して、また戻る。午後も、何も変わらない。

これが一番つらかった。

前の職場での理不尽も、金にならない残業も、体はしんどくても気持ちには芯があった。「お客さんのためになっている」それだけで、踏ん張れた。

でも「何もしていない自分」は、内側からゆっくりと腐っていくような感覚があった。
社会から少しずつ置いていかれる感覚。
このまま時間だけが過ぎて、仕事で何かを達成する感覚を、もう二度と味わえないんじゃないか。

「何かしなきゃ」

でも何をすればいいかわからない。
ただ、仕事を頑張りたいだけなのに。

その繰り返しが、1年以上続いた。
体調を崩して初めて心療内科に通った。
ここで自分は終わるんだ、と本気で思った。

毎日、言葉にならない不安が体を満たした。 1人でいると吐き気と頭痛が止まらない。
気が紛れることをしていないと、おかしくなりそうだった。
日々を普通に過ごしたいと、毎日毎日願っていた。

転機は、全く予想もしないところからやってきた。

診断士受験を決意した日。

2023年12月2日。

その日、国立競技場にいた。

J1昇格プレーオフ決勝、東京ヴェルディvs清水エスパルス。

引用:https://www.verdy.co.jp/news/12491

昇格するなんて思っていなかった。

過去には、ヴェルディを応援していることを、堂々と言えない日々があった。
それでも”あとひとつ”というところまで、ヴェルディは連れてきてくれた。

後半、先制点を奪われた。
前半からいつやられてもおかしくない展開。正直、厳しいだろうなと感じながら観ていた。

後半アディショナルタイム。

残り時間は、もうほとんどない。
ここまで夢を見せてもらえたと思いそうになったとき、染野がペナルティエリアに抜け出した。

倒れた。

なんでもないプレーに思えた。反対側でよく見えなかったし。
PKなんて思わなかったが、どうやらPKらしい。VARの確認が始まる。

まさき
まさき

VARって何だっけ。
J2にないからわかんない(笑)

静寂。

染野がボールを蹴った瞬間
スタジアム全体が、爆発した。

同点。1-1。

そのまま試合が終わり、引き分けでヴェルディの昇格が決まった。
信じられなかった。本当にJ1昇格って、あるんだ。

ピッチで倒れ込む選手たちを、ただ呆然と見ていた。
感動していた。本当に感動していた。でも同時に、もっと奥の奥で何かが動いた。

「……自分も、何かに挑戦したい」

勇気づけられたなんて、軽い言葉では言い表せない。
でもあの瞬間、本気で人生を変えたいと思った。

翌日以降、何度も「中小企業診断士」について調べた。その過程で一発合格道場に出会った。

広報の仕事をしながら、経営の目線が自分には足りないとずっと感じていた。以前から気になっていた資格。でも試験科目が多いし、何より国家資格。自分なんかが目指せるものじゃないと思って、ずっと遠ざけていた。

でもこの時だけは、違った。「なんとなく」じゃなく、
この資格で本気で人生を変えたいと思った。

試練、そして掴んだ合格。

中小企業診断士は、想像していたよりずっと重かった。

1次試験は7科目。
経済学、財務会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策。働きながら840時間をこれに注いだ。

毎朝早く起き、夜も勉強した。
勉強時間は毎日アプリで記録した。1週間25時間を積み上げた週、1か月100時間を超えた月

その数字が確認できるたびに、小さな自信が積み重なっていった。
勉強している間は不安も忘れられた。

独学の壁にぶつかったとき、一発合格道場のオンラインセミナーを知った。
人見知りの自分にとって、見知らぬ人たちがオンラインで集まる場所に飛び込むのは怖かった。
でも「できることは全部やろう」という気持ちが、その怖さを上回った。

「AB問題に集中すること」

「令和の過去問を優先すること」

シンプルだけど、欠けていた視点だった。
方向性が変わり、1次試験の突破につながった。

自分はまだ終わっていない。少しだけそう思えた。

2次試験は正解が公開されない。模範解答が存在しない。「これが正しいのか」と疑いを抱きながらも、さらに420時間、勉強し続けた。

そして、迎えた2次試験本番。

前日の夜、なぜか一睡もできなかった。
頭痛と吐き気を抱えたまま、会場に向かった。

午前の事例Ⅰ、事例Ⅱをなんとか終えて、昼休み。席を立とうとしたときに、気づいた。

事例Ⅱの解答を、設問2と設問3の欄を逆に書いたかもしれない。

頭が、真っ白になった。 事例Ⅱは自分の得点源のはずだった。予備校の演習でも60点以上をキープしてきた、数少ない自信のある科目。その解答を、逆に書いた可能性がある。いてもたってもいられない。

「どうせ落ちている。午後の試験を受ける意味があるのか」

会場を出て、スマホを取り出した。
そのまま帰ろうと思った。

とりあえず、嫁に電話した。1年間我慢させて悪いと思ったから。

「解答欄、逆に書いたかもしれない。もう帰ろうと思う」

少しの間があって、嫁はこう言った。

「あんなに頑張っていたのに、あと半日も頑張れないの?」

この電話がなければ、絶対に合格はなかった。

1,000時間以上、積み上げてきた。毎日記録してきた時間が、何よりの証拠。

人生変えるんだろ?こんなところで諦められるか。

午後は事例Ⅲと事例Ⅳ。事例Ⅳは1年間で最も力を入れた科目だ。
「事例Ⅳで挽回できるかもしれない」

その気持ちだけを頼りに、解き切った。
正直、試験の日のことはあまり覚えていない。それくらい気力を振り絞った。

採点サービスの結果は事例Ⅰ・Ⅱ・ⅢがD・D・D。壊滅的だった。でも、事例ⅣだけはA。 午後の試験を受けなければ、当たり前だけど不合格だった。

諦めずに最後までやりきったから拾えた奇跡だと、今でも思っている。

すぐには人生は変わらない。

令和6年度の中小企業診断士試験に合格した。

合格発表の翌朝から、人生が劇的に変わったわけではない。

仕事内容が変わったわけでも、給与が急に上がったわけでもない。ちなみに翌日は人間ドックだったので、飲み狂うこともできず。

診断士は、取ったその瞬間に価値が出る資格ではなかった。
むしろ資格を取ってからも、学びの日々は続いている。

合格後、診断士向けの実践的なプログラム(プロコン塾)に参加した。
先輩診断士の講義や指導を受けながら、コンサルタントとしての実力を磨く場。
本物のプロはお金をかけてスキルアップし続けていることを目の当たりにした。
動いたからこそ、得られた機会だった。

そこで、経営者の前に立つ機会も得た。

本気で日々経営に向き合っている人に、自分ができることなんてあるのか?
頭の中には常にこんな思いがうごめいていた。

「どうやったら、ちゃんと伝えられるんだろうか」

正しいことが、相手の行動を変えることにつながるわけではない。
うまくいかないことばかり。その場は「良かった」と言ってもらえても、本当にうまくいったかどうかは自分が一番よくわかっている。

試験に合格したことと、誰かの役に立てることは、全然違う話だ。

悔しかった。

うまくいかないことばかりなのかもしれない。
でも、あの緊張と失敗がなければ、その先は絶対になかったと思う。
それでも少しずつ、できるようになったことが増えている気もしている。

一発合格道場では、道場絵馬や道場模試など、やってみたいと思ったことに積極的に取り組んだ。これも手を挙げてみなければ絶対に経験できなかったこと。16代目のメンバーがすごいからできたということは、言わずもがなだけれど。

オンラインセミナーに参加者として飛び込むだけで勇気が必要だった自分が、今は人前で話す側になっている。

診断士に合格してすぐには何も変わらなかった。

ただ、1つ1つ自分から手を挙げて、1年間がむしゃらに動き続けた。 今振り返ってみると、見ている景色は大きく変わったと感じる。1年前には想像もつかなかったことに、挑戦できている。

最近転職した。今度はちゃんと仕事がある(笑)。
これも1年前には想像もしていなかった。動き続けたから今があると、素直にそう思う。

ラストブログ

冒頭に書いた。「ラストブログ、何を書くか決まらない」

3分と書いたが、1週間以上考えて、思ったことをそのまま書こうと決めた。

ここまで書き終えて、気づいた。
自分が書きたかったのは、どん底だった5年前の自分に伝えたかったことなんだと。

また、この1年間で思い浮かぶ読者の皆さま一人一人に向けて、生意気にも伝えたかったことでもあるような気がしています。(すみません。)

何かしなきゃと思いながら、何もできなかった。
焦りだけが積み上がって、どうして良いかわからなかった。
うまくいかないことばかりで、諦めてしまいそうになる。
世の中や社会のせいにしたくなる。コロナのことは未だに許していない。

そんな過去の自分に、「頑張れ!」なんていわない。
頑張っていなかったわけじゃないと知っているから。
あの苦しさも、あの停滞も、全部必要だったと思うから。

ただ、一つだけ。

「矢印は常に自分に。」

できない理由はたくさんある。
直視したくない現実も、何かのせいにしたくなることも、たくさんある。

でも苦しいからなんなんだ、つらいからどうしたんだ。そんなものは、行動しないことを正当化する言い訳でしかない。

辛い現実を、周りの誰かが手を引いて変えてはくれない。
結局は自分が変わるしかない。そのためには、強い覚悟で行動を起こすしかない。

そして、今年合格した人も、届かなかった人も、これから挑戦する人も。

「まだ、何も成し遂げていない」

もちろん、自分も。

目標や理想の姿には、全然届いていない。まだ何も終わっていないし、まだ何も成し遂げていない。本当の勝負は、ここからだ。

今の自分は、3年前の自分の努力の答え」と、昔お世話になった方から教わった。

今動き出せば、負けずにやり切ることができれば。
3年後には、今は全く想像できなかった景色が、きっと待っている。
自分が望む未来に、きっとつながっているはず。
そう信じてやり切るしかない。

資格でなくていい。

副業でも、転職でも、新しい趣味でも、誰かとの出会いでも恋愛でも。
「やり切る」ことで、諦めずに投げ出さないことで、人生は必ず変わっていく。
この5年間でそう確信している。

道場活動はこのブログで一旦終わるけれど、

自分は「まだ何も成し遂げていない」
もちろん皆さまも。

3年後の理想の姿に少しでも近づけるように、今日も「動き続ける」ことを止めないようにしたい。絶対に負けない。

もし、5年前の自分に向けて手紙を書くとしたら。

最後の一文は、

やっぱりこれしかない。

「やるか!やるか!!」


1年間読んでいただいた読者の皆様へ

コメントいただいたり、イベントなどで話しかけていただきありがとうございました。
もし、一歩を踏み出す力に1ミリでもなっていたら本当に嬉しいです。
いつか、診断士同士でも、そうではなくても、何かでご一緒できる日を楽しみに、自分を高め続けたいと思います。

やるか、やるかなので。

先代の皆さまへ

皆さんの輪の中に入れていただき、道場メンバーに選んでいただき、本当にありがとうございました。皆さんは僕の憧れです。

受験生時代、「もし、道場のメンバーになれたら…」と思って勉強してきました。なので、この1年間は本当に幸せな時間でした。


道場という素敵な場所を作り、守り、進化させ続けてきた皆さまからのバトンを無事次の代に渡せてホッとした気持ちと寂しい気持ちとで複雑です。

これからは、皆さんに少しでも近づけるように頑張ります!

17代目の皆さまへ

最後のなつさま
最後のなつさま

あれ?楽屋挨拶きた?

16代目のみんなへ

まさき
まさき

次いつ飲む?
とりあえず、渋谷か梅田に集合で。

それでは。みなさん。ごきげんよう。また会う日まで。

~完~

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