オフラインの試験本番で問われる「対応力」を高めよう!

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16代目のまさきです。調子はどうですか?
10月に入り、2次筆記試験まで残りわずかとなりました。勉強本当にお疲れ様です。
この時期になると多くの受験生が最後の追い込みに励んでいることと思います。
過去問演習、模試の復習、知識の再確認…。
やるべきことは山積みで、焦りや不安を感じている方も少なくないと思います。
でも少し考えてみてほしいんです。
その勉強、「本番を意識したもの」になっていますでしょうか?
昨年の10月の記憶がほとんどない・・・
不安な気持ちしかなかった・・・
自分も昨年はこんな感じでした・・・
いきなり横道に逸れて恐縮ですが、
最近話題のNetflixシリーズ「OFFLINE LOVE」を観て、ふと思ったことがあります。
(見ていない方は試験が終わったら是非見てください。)
これ、2次試験と同じなんじゃない??
OFFLINELOVEでは、スマホやSNSから隔離された環境で、
参加者が言葉と心だけで関係を築いていきます。
つまり、自分の魅力だけで関係を築くしかないのです。
これは試験本番も全く同じです。
試験会場という空間は、スマホも、PCも、頼れるAIも存在しない、
究極の「オフライン」環境です。
80分×4事例という限られた時間の中で頼れるのは、
これまであなたが積み上げてきた対応力、思考力、そしてあなた自身の精神力だけです。
今回は、AIと共に勉強するのが当たり前になった今だからこそ、
この「オフライン」である試験本番で最高のパフォーマンスを発揮するための、直前期の勉強法についてお話しします。
ちなみに試験会場はニースのようなスペクタクルな環境ではないですがね・・・
本番で最高のパフォーマンスを行うために
突然ですが、野球で例えたいと思います。
2次試験は、美しいフォームで何度も繰り返す「素振り」ではなく、
どんな球が来るかわからない中で結果を出すことが求められる「本番の試合」だと思います。
剛速球が来るかもしれないし、見たこともない変化球が来るかもしれません。
そんな中で試験本番では、来た球(事例や設問)に合わせて、
その場で最高のバッティングをする必要があります。
最近は、AIによる採点サービスも充実し、自分の解答の精度を客観的に測れるようになりました。これは非常に便利なツールです。マジで怖いくらいです。
しかし、使い方を間違えると、
AIばかりが学習をして、自分自身はあまりレベルアップしていない・・・
なんてことにもなりかねないと思います。
AI採点は、いわばプロのコーチから受ける
「バッティングフォームのレビュー」のようなものだと思います。
今のスイングは良かったですね!!!
次はインコースの速球に対応するために、少しステップを変えてみよう
もう少し腰の回転を使った方が良いですね
こんなレビューを受けて「なるほど、そうか」と分かった気になれたとしても
次の打席で何も変えなければ、打率が上がることは決してありません。
レビューで得た課題を、次のスイング、つまり次回の演習でどう修正し、実践していくか。
その試行錯誤こそが、本番での対応力を高める唯一の道だと思います。
「わかった気」を防ぐ最強の武器は『言語化』
AI採点で良い評価が出たり、ふぞろい採点で高得点だと、私たちはつい満足してしまいます。
しかし、その「わかった気」が最も危険です。
本当に大切なのは、「本番で、自分がどう対応できるか?」です。
本番で、良い対応ができなければ合格はできません。
本当に大切なのは、復習の際に「本番で、自分はどう対応するのか?」という目的意識を持つことです。そして、その目的意識を持った復習を行うために、重要なのが「言語化」する作業です。
例えば、演習を終えた後、ただAI採点のフィードバックや解答解説を読むだけでなく、以下の点を自分の言葉で説明できるように復習していました。
- 自分の回答をどのようにして導いたのか?
(思考プロセスの言語化) - 与件文のどこを根拠にして、回答したのか?
(回答根拠の言語化) - どうして時間が足りないのか?どこで時間を使いすぎたのか?
(プロセスの言語化) - 次、同じような論点が出たら、どのような手順で思考し、解答を作成するのか?
(再現性のための言語化)
この「言語化」のプロセスこそが、AIにはできない、
あなただけの思考の軸を打ち立て、オフラインの自分を強くするトレーニングになると思います。
本番力を最大化する「A→P」重視のPDCAサイクル
皆さんは勉強の中で、PDCAサイクルを意識していると思います。

- D:80分計って過去問を解く
- C:AI採点する。ふぞろいの解答と比較する
こんな感じで、DとCは多くの受験生が一生懸命取り組んでいると思います。
しかし、この直前期の今、最も重要なのは
その先にある「A」と「P」だと思います。
A:改善行動(A)の決定
過去問演習で見つかった
失点のパターンや、自分の課題に対し、
「次はこうしよう」という具体的な改善策を決める、
その時に改善策を「言語化」できることが重要です。
過去問演習後に
まあ、次は頑張る
こうではなく、誰が聞いてもわかるレベルで行動を定義することが大事だと思います。
P: 次回演習への組み込み
決めた改善行動(Action)を、次回の演習の80分の中にどう盛り込むかを計画します。
これが次のDo(演習)の質を劇的に変えるはずです。
行動レベルで振り返る例
- NPVの問題を解く時に、最初に除却損か売却益の計算をしてからキャッシュフローの計算を行う
- 「理由」を聞かれた時は、最初に解答用紙に「理由は、」をまず書く
- 設問文で「時制」の制約がある時は赤ペンでマルをつけて、目立たせる。
こんな感じで、直前期に最も重要なのは、
このPとAに「本番でどう対応するのか?」という強烈な目的意識を宿らせることだと思います。
余談ですが、Dも本番のようにやるべきです。
本番前にその事例のファイナルペーパーを読むのであれば、
ファイナルペーパーを読んでから過去問演習をするべきだと思います。
AIがどんなに進歩しても、試験を受けるのはあなた自身
受験生だった頃は、今ほどAIの精度は高くありませんでした。
だからこそ、自分の解答がなぜダメなのか、
どうすれば良くなるのかを、めちゃくちゃ試行錯誤してました。
もしかしたら、こいつむちゃくちゃ非効率じゃんと思うかもしれません。
しかし、自分が試行錯誤した非効率なプロセスが結果的に本番での対応力を高めてくれたと今では感じます。
今はAIのおかげで、効率的に学ぶことができます。それは素晴らしいことです。しかし、だからこそ、意識的に「オフラインの自分」を鍛える視点を持って欲しいです。
テクノロジーを賢く利用し、自分の弱点を効率的に見つける。
そして、見つけた弱点を克服するために、
泥臭く思考し、行動を言語化し、次の実践で試してみる。
その繰り返しが、合格につながるのだと思います。
AIがどんなに進歩しても、試験当日、あの机に座ってペンを握るのは、オフラインのあなたです。
残り時間は決して多くありませんが、
この「A→P」のサイクルを意識するだけで、学習の質は格段に上がります。そして、そのひと手間が試験本番での対応を大きく変えると思います。
直前期だからこそ、本番を意識した学習に切り替えることも重要なはずです。
自分を信じて、最後まで走り抜いてください。心から応援しています。
次回予告

まさきはNETFLIXにハマっているんだね
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