レジェンド投稿シリーズ⑨ 僕の15年間 by初代JC

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みなさん、こんにちは。レジェンド投稿シリーズ担当のサトシです。

今回はすごいですよ。一発合格道場の創設者でもある【初代 JC】さんの登場です。先日のほらっち先生との対談記事(この後出てきます)に登場していた方です。

では早速、JCさんに登場していただきましょう。よろしくお願いします。


自己紹介

こんにちは。初代JCです。ほとんどの読者の方は初めまして!ですよね。

僕が診断士に登録したのは2010年の4月。今から15年前で来年4月には3回目の更新を迎えることとなりました。時の流れはほんとに早いですね。


そもそも道場を開くきっかけとなったのはこの記事にもありますが、TAC八重洲校の1次2次ストレート合格目標クラスで合格した4名の仲間がなんとなく始めたものです。合格した勢いで始めちゃったと言っても過言ではないかもしれない。

こんなに長く続くとは思ってもいませんでしたが、これは道場を読んでくださっている読者の方々と道場を引き継いでくれた多くの後輩の皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。

さて、本日は僕が15年間、どんな診断士活動をやってきて、今どんな状態なのかをお話しできればと思います。

合格直後

合格直後は道場では初代4人で土日も含めて、毎日更新するし、多くの研究会に顔を出したり、マスターコースという1年間の学びのスクールに通ったり、毎週何回かは診断士がらみのイベントに参加したりという超多忙な日々を過ごしました。

この時僕は会社に勤めるいわゆる企業内診断士だったんですが、自分の中で決めていたことは、つまらないアルバイト的な仕事はやんないということでした。当時、模試の添削1枚○百円のような作業を嬉々として請け負ってた同期診断士もいたのですが、僕的には小遣い稼ぎをやりたくて資格取ったんじゃないと考えて、いずれ独立する際の力になるようなことであれば報酬がなくても手をあげてやらせてもらうんだと思っていました。ただ、合格した年、僕の下の子供はまだ小学生だったので、彼が大学を卒業する頃までは独立っていうわけにはいかないなぁとも思っていました。

会社を辞め独立へ

実際に僕が会社を辞めたのは2021年の年末。合格してから10年以上経ってからの独立でした。でも、この10年は僕にとって素晴らしい準備期間となったように思います。自分がやれること、自分がやりたいことを診断士の業界の中でしっかりと考えて、準備する時間となりました

この業界の中でいろいろな方と知り合い、いろいろな役割を与えてもらい、いろいろな仕事をさせて頂きました。ほとんどがボランティア的に報酬も頂かずに協会の運営を手伝ったり、独立されている診断士の先輩のお手伝いをさせてもらったりと人との関係づくりにとても深くつっこんだ10年だったかなと思います。

自分が独立して仕事を請け負うようになって、明確に感じることは誰かに仕事をお願いするというタイミングがある場合でも誰でも良いわけではなくて、必ずしっかりと結果を出してくれるという信頼を置いている方にしか仕事は頼まないということです。

特段報酬を気にせずに、一生懸命誰かのサポートをしてきたことは、なんだか周囲の方々に信頼していただける状況を作ってくれたように思います。会社を辞める決断をした時にものすごく多くの方に一緒に仕事をしてほしいとのお声がけを頂きました

独占業務がないからこそ、得意を伸ばす

具体的に独立を考え始めた頃に僕が中心に据えたい仕事は研修やセミナーの講師業です。診断士はいわゆる独占業務がほぼありません。だから何もできないという悲観的な見方をする方もおられますが、僕的にはだから何をやってもいいんだと捉えるようにしています。自分の好きな分野、得意な分野をガンガンに伸ばしてそれを仕事にすればいい

僕の場合には話すことが好きだったり、わかりやすく説明することが得意だったりするので、研修やセミナーの場でお話しすることが仕事にできたらとても楽しいだろうと考えました。

幸い研修やセミナーのお話しを頂けるようになったことから、なんとなく大丈夫じゃなね?という気持ちにもなったし、ちょうど翌年3月で下の息子の大学卒業が見えてきたこともあったので、2021年の年末付けで会社に辞表を出しました。会社を辞めると決めた段階でこれまでお世話になった先輩診断士にご挨拶している中で、TAC時代の先生でもあったほらっち先生から「講師の仕事は常に仕事が入るとは限らないからある程度日数の決まった安定的な仕事も入れてポートフォリオを組んだ方が良いですよ」と言うとてもありがたいアドバイスを頂きました。

ほらっち先生のアドバイスのおかげで独立後は(独)中小企業基盤整備機構と丸の内にある東京商工会議所で月の平日の3/4程度を働かせてもらい、残りの日数と土日で研修やセミナーに対応させて頂くことでカレンダーの予定がびっしり埋まる状態が独立後3か月で確立できました。ほんとにありがたい。

もう1つの夢

実は僕にはもう一つ夢があって、それは診断士仲間に仕事を与えられる診断士になることでした。僕の道場の記事を日々書く作業は2012年で卒業してしまいます。その後海外駐在に出てしまったということもありますが、ストレートで合格したということは結局1年分の経験値しかないわけで、受験生支援は後輩の代にお任せして、僕自身は合格後診断士になった人の支援を進めていきたい、そのためにも僕自身が診断士として精一杯活動することだと思いました。独立後お仕事を受けさせて頂く立場になって、研修やセミナーの仕事になんとか後輩を巻き込めないかと画策しています。相手のあることですから、うまくいくことばかりではないのですが、ここにきてようやくいくつかのお仕事を後輩診断士と一緒に取り組めるようになってきました。

会社に勤めていたころ同期や近い年代の同僚の方の少なくない比率が再雇用で同じ会社で同じ仕事で給料を大幅に下げて働いています。曰く、他にできることもないしなぁという理由です。ただ、それは自分が他にできることがないからと思い込んでいるだけのように感じてやみません。

たまたま診断士というきっかけがあったからではありますが、僕の場合は会社を辞めた後も会社にいたとき以上に忙しく、かつそれがとても楽しい毎日を過ごせています。ほんとにありがたいし、それをお伝えできる本日のような機会にも恵まれていることもとても幸せだなぁと感じています


JCさん、ありがとうございました。

JCさんは道場の歴代メンバーから尊敬されている方で、私もJCさんによく助けられています。実務補習やプレゼンのことでいろいろ相談に乗っていただきました。JCさん、いつもありがとうございます。

さて、レジェンド投稿シリーズは今回で一旦終わりになります。「一旦終わり」ということは、またどこかのタイミングで再開させますので、お楽しみにしていてくださいね。

明日は15代目の通常運転、かますの登場です。

私の事例Ⅰの解き方を紹介します

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