「事例Ⅳ安定化マニュアル~計算時間を作り出せ!」 by かます

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」
ご登録ください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

X(旧Twitter)もよろしくお願いします

自分が行った事例Ⅳ対策をご紹介します。
勉強し始めた当初はおぼつかずでしたが、最終的には正確性とスピードを身に着け、自信を持って受験をすることができました(結果68点)

事例Ⅳ総括

試験直前にまとめたものですが、事例Ⅳでは何を求められているのか、個人的に思ったところです。

事例Ⅳとは?(個人的見解)

・究極の定量分析。とにかく数字が大事!
・数字に基づいて、経営計画に活かす。
・点数は分からないものの答えがはっきりしているので、他の事例に比べて明瞭。
正確でスピーディーな計算、論理的な思考力を試されている。

余すことなく学習の軌跡と対策をご紹介出来たらと思いますので、一例として参考になりましたら幸いです。
事例Ⅳはこちらの記事もとっても参考になります!

【事例Ⅳ】80分間タイムマネジメント by ばん

本日は、私が去年「あれっ事例Ⅳてどの順番で解けばいいんだっけ?」と迷う方に向けて、「80分間のタイムマネジメント」をお伝えします。

事例Ⅳが苦手な人の事例Ⅳの解き方~ by Maki

Makiです。今日は、前回に続き「苦手な人の解き方シリーズ」。事例Ⅳも苦手な私の事例Ⅳの解き方をご紹介します!

学習の道筋① 基礎の基礎固め(時期:勉強開始当初)

勉強を始めた当初
時間が足りないという情報も耳にしましたが、まず問題を見てもすぐに手が出ずの状態で時間が足りないに至らない状況でした。

経営分析、30分取り組んでも解答があやふや。
計算ミスってるし。。

NPV等、80分あっても解けない問題もあるし、捨て問で良いのでは?それなら間に合うよねという安易な考えでした。

経営分析や基本的な計算も危うく、そして計算ミスをすることもあったため、基本を固めるのがまずは最優先と思い、取り組んだのがTACさんの「第2次試験事例Ⅳの解き方」です。

事例Ⅳの解き方

効果

基本的な計算方法がとても詳しく載っていて、理解が深まりました。
最初から過去問では、なかなか取っつきにくいところがあり、ベース作りとして助けられました。
画像でも少し紹介していますが、キャッシュフローやCVPのパターン別の初歩的な計算問題で考え方を理解できたのが大きかったです。

ノートに間違った箇所をまとめて見える化

認識が違ったり、計算ミスをした内容をノートにまとめ、自分の間違いの傾向を掴み、再発防止に努めました。

学習の道筋②:基礎固め「30日完成」繰り返し(時期:~試験直前)

おなじみの「30日完成!事例Ⅳ合格点突破問題集」です。
問題集の名前も「合格点突破」の響きに期待しました。
※30日では完成せず、試験直前までお世話になりました。

私の事例Ⅳの学習はⅠ~Ⅲに比べると8月は過去問に触れる機会が少なく、9月から本腰を上げて取り組み、計算をより強化したく、購入しました。
何が良いかというと、本試験より手軽かつ、やり込み要素のある計算問題が沢山載っていることです。これでかなり鍛えられました。

方法

問題用紙に直接書き込み、かつ繰り返し行いたかったので、
・紙に書いて解きたかったので大量コピーを敢行。
・5円コピーのあるところを狙って、ひたすらコピー

10~15分で出来る問題が多く、隙間時間を活用
平日:電車内の10分~15分の隙間時間や夜寝る前
休日:朝イチと過去問演習などの気分転換時

引っ掛かかってしまうCF問題は家の壁にも貼り付けて目に付かせていました。

3周を基本とし、苦手な問題は5周くらいはして、最終的には解ける状態にしました

NPVの複雑な問題は、試験前日にようやく答えが合って、ギリギリで、完成しました。
一番お世話になった問題集です。

効果

・沢山問題演習を行ったことで、数字の見間違いや電卓の打ち間違い軽減に繋がり、正確性を身に着けることが出来ました
・色々な論点での問題に触れられ、完成したことで自信に繋がりました

学習の道筋③:過去問をぶっ通しで演習

週毎に強化する事例を決め、年度ごとに通しで縦解きを行っていたこともあり、事例Ⅳもそのルーティンに加えました。

どのくらい、遡った?

だいたい平成24年までで、11年分です。
これ以上遡ると若干出題形式が最近と異なる為、このくらいにとどめています。

答え合わせには、ふぞろいに加えて、「事例Ⅳ(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」を用いることで、考え方や計算過程までを確認しました。

効果

全体を実際の時間で解く機会を多く持つことが出来、全体を俯瞰して見れました
実際の時間配分などが見えてきて、ここは考えすぎずにあと回しにする勇気も必要なことも分かりました。

ポイント:疲れた状態で過去問演習

仕事終わりで疲労感がたまっていた時間で、本番と同様に疲れた状態を作り出して取り組んだことにより、計算ミスをしやすいポイントなどが明確になりました。

年度1回目2回目3回目
令和4年687592
令和3年72
令和2年56
令和元年55
平成30年53
平成29年64
平成28年紛失
平成27年64
平成26年79
平成25年59
平成24年62
結果(ふぞろい採点ベース)

ポイント

CVPやNPVの問題は、最初の問題は取れるようにを意識し、2問目以降も果敢に挑戦


途中計算も書く問題は部分点狙いで書けるだけ書く
取替投資すべきか/すべきでないか等結論だけでも書く


1点でも多く稼げるようにを意識して取り組みました。

設問の最初の問題でつまづいたものを中心に繰り返したことで、合格点くらいは取れるようになりました。

問題発生(時間不足)

年度によってですが、CVPやNPVなどの基本は出来ても、時間が足らずに終わってしまうというところがあり、時間がもう少しあれば出来たのに、、という事が増えていきました。

時間足りなーい

どうせなら、ベストパフォーマンスで7割とか狙いたい

学習の道筋④(最終):時短改革(時期:勝負の10月)

そんなこんなで、時間との勝負が必要と感じ、

タイパ重視!時短改革!
※勿論正確性を最優先ですが

設問1の経営分析、設問4の記述
こちらの正確性とスピード強化に努めることにしました。

方法

10月に入り、平日の筋トレはお休みとし、終業後の勉強をもう一段増やしました。
もはや日課となっていた事例Ⅰ~Ⅲの過去問演習80分に加え、その後に
設問1「経営分析」と設問4「記述」を15分で解く
これを平日の終業後に事例を繰り返し解いた後に毎日毎日繰り返していました。


勢いもつけて集中力MAXでいかないと終わらないので、なかなかハードです。

R5年の問題で解説していますので、ご注意ください!

手順
設問1. 経営分析

与件文をチラ見

事例企業がどのような業界なのかだけ見ておきます。
製造業なら有形固定資産が多め等、などアタリがつけやすくなります。

STEP
1

財務諸表から各経営指標の改善/悪化を比率で計算

売上高で全ての指標をみるのが財務諸表のポイント
売上高を比較する対象→
「競合他社あるいは比較年度のものを同程度の売上規模とした時の比率を算出します

14代目おのDさんの解説がとても分かりやすいです

【2次試験】事例Ⅳの経営分析を15分で解く方法 byおのD

事例Ⅳの第1問に出題される経営分析。1つ1つ指標を計算してませんか?もう少し楽に計算できる方法をご紹介します!

本試験では?

令和4年度は令和3年度の売上の78%なので、3年度の各項目に0.78を掛けて令和3年度が令和4年度と同程度だった場合を算出、比較に用いています。
悪化しているところに”×”、良化しているところに”↑”を書いています。
数値が微妙なもの以外はざっくり暗算で時短していきます。

STEP
2

与件文のSWOT分析→どの経営指標を使うかあたりをつける

与件文のSWOT部分に線を引き、事例企業の状況を確認します。
弱み・脅威が目立ち、青くマーク又は囲んでいます。(強み・機会は赤でマークします)

また、「近年」などの語句は、変化を表すポイントになるため、要注意です!

STEP
3

設問1を解答

考え方

悪化2つ
同業他社との競争激化により販売が低迷→「売上高営業利益率」を選択

②顕著に悪化している「有形固定資産回転率」を選択
 ※売上が下がっても有形固定資産は残るので除却や売却をしない限り悪化するという考え方
 ※また最終段落に設備投資という文言もあるのでこちらも参考にしています

改善1つ
私はいつものくせで、自己資本比率としていますが、
最終段落の資金確保を進めている→「流動比率or当座比率」を選ぶと良いですね。

計算ミスや四捨五入には要注意!
問題用紙に四捨五入前の数字も書き、視覚的にも間違いが無いか確認出来るようにしました

STEP
4

設問2を解答

とにかく聞かれたことを答える

STEP
5

設問4. 記述

方法

過去問で、「いろいろな問題に触れ、解答の型を知り、慣れておく」で乗り切りました。
あまり時間をかけても浮かばないので、与件文や経営分析の情報も元にしながら一気に書きあげます。
ぴらりんの記述対策がとっても参考になります

本番での再現性

15分で設問1&設問4は終わり、計算ミスなどなく乗り切れました!
その後の1時間を他の設問に使えたのは大きかったです。
(計算に行き詰まり取れていない問題も多いですが、悔いは無し)

本番はどうしても緊張してしまうので、ルーティン化されているのは良いですね。

計算間違いを防ぐ工夫

計算ミスや凡ミスは勿体ないですし、命取りにもなり兼ねないので細心の注意を払っていました。

工夫

問題用紙に計算手順や途中経過を残すようにした
 画像のCVPの連立方程式問題は、特に頭の中を整理しながら計算しています。

・電卓を使う際はミスタイプが無いように落ち着いて都度確認しながら慎重に行った
・見直しの時間も15分前くらいに取り、確実性を狙った

本番でも着実に!R5年度問題

正確性が最優先、更にスピードをつけると、自信にも繋がりました👍

過去問演習では作文用紙を使っていました。

次回予告

明日は、レジェンド投稿です!
登場して頂けるのは・・?お楽しみに!

☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)

記事へのコメントについて

記事へのご感想やご要望があれば、下部の入力フォームから是非コメントをお寄せください!
執筆メンバーの励みになりますので、よろしくお願いいたします。

※コメント送信後、サイトへ即時反映はされません。反映まで数日要することもあります。
※コメントの内容によっては反映を見送る場合がございますので、予めご了承ください。

Follow me!

「事例Ⅳ安定化マニュアル~計算時間を作り出せ!」 by かます”へ2件のコメント

  1. にっく より:

    こんばんは!
    にっくです。
    事例Ⅳの勉強法の記事、ありがとうございました!

    一つ質問なのですが、別の記事で、「ブラインドタッチを身につけよ」という記事がありました。ブラインドタッチとミスタイプの確認の整合性はどう取られましたか?
    ご回答お待ちしています!

    にっく

    1. かます より:

      にっくさん、こんばんは!
      ご質問頂きましてありがとうございます。

      私の場合はミスタイプで時間を取られてしまったり計算ミスに繋がるリスクを重要視し、入力はブラインドで行いつつも一度入力する毎に都度確認する様にしていました。
      あとは、桁が違う、一の位の数字がおかしい、どう考えても計算が合わない等に気付ける様に、ざっくりと暗算もしながらミスがないかの確認もしていました。

      また、元々利き手の右で使っていたのですが、思い切って左に変えました。ペンを持ち帰る手間が省けるという点からですが、より慎重になれて、集中力も続きやすいという効果もあったと感じています。

      ご参考になりましたら幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です