【2次試験】事例Ⅳの経営分析を15分で解く方法 byおのD
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こんにちは!おのDです。
今日もLet’sスタD!
皆さん、本っ当~に1次試験お疲れさまでした!
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1次試験から2週間が経過し、2次試験の勉強に本腰が入ってきたからも多いのではないでしょうか?
相対評価である2次試験を突破するうえで、重要なのが事例Ⅳの対策です。
今日はその事例Ⅳの経営分析について、効率よく解く方法についてお伝えしたいと思います。
事例Ⅳの経営分析って?
2次試験の事例Ⅳは、財務・会計を中心とした試験科目になります。
2次試験の各科目の特徴については、ぜひ以下の記事ご参考ください!
事例Ⅳの問題の構成は、毎年少しずつ異なりますが、
第1問については毎年経営分析が出題されています。
(中小企業診断士協会で確認できる過去問の平成19年から本傾向は継続)
経営分析とは?
財務諸表を分析し、与件文と照らし合わせて、事例企業D社の置かれている状況を説明することです。
経営分析の目的は、定量的数値を用いて現状を把握し、問題箇所をある程度特定することです。
定量面では、与えられた財務諸表より分析を行います。
ただし、定量面では売上高総利益率が低い、棚卸資産回転率が悪い等の「結果」が分かっても、その数値が悪化した「原因」は分かりません。
そのため、定性面として、与件文の内容と照らし合わせて、現状分析し、問題箇所を抽出していきます。
指標を計算して、良し悪しを判断するのではなく、与件文の内容を踏まえた上で、経営分析を行います。
計算すべき経営分析の指標
以下の12指標が基本的な指標です。こちらは呼吸をする如く計算できるようになることが必要です。
正直、指標の意味を理解し、計算できるようになるまで、かなり苦労しました。
毎日事例Ⅳの問題は解くようにして、感覚を忘れないようにしていました。
また、令和4年度の事例Ⅳの問題では、上記3つの切り口に加え、生産性について出題されました。
もちろん、生産性について抑えておくことも必要ですが、基礎を固めることも重要です。
基礎を固めた上で、生産性や成長性、再生可能性等について学習を進めることが良いと思います。
では、問題です!
D社と同業他社で売上総利益率が高いのはどっちでしょうか?。
正解はD社です!
でも、もしかして、以下のような計算で求めましたか?
もっと良い方法があるから、ちょっと聞いてよ!
15分で解く方法とは?
ずばり、売上高を基準に考えることです。
※事例Ⅳ全知全ノウをはじめ、他の受験生支援ブログでも紹介されているノウハウです。
先ほどの問題で例えると、以下のような解き方になります。
規模が異なる企業を比較するために、売上総利益率という比率を用いております。
逆に言えば、各比率を求めなくても、比較対象の企業を同じ規模にすれば、良し悪しを比較できる、ということです。
今回の場合、同業他社はD社の半分の規模ですので、売上総利益に1/2をかければ、比較ができます。
売上高基準に考えることによるメリット
計算する量を少なくできることです。これが結果として時短になります。
12の指標のうち、売上高を含む収益性と効率性の指標については効率よく計算することができます!
なお、売上高基準で考えることは、単に指標を計算することに比べて、
解き方を身に付ける練習が必要です。
人によって解き方の合う合わないはあるので、
合わないと感じれば、素直に指標を計算する方法が良いと思います。
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売上高を基準にした解き方
収益性について
効率性について
安全性について
安全性の6指標については、公式通り算出します。
これは各指標に、売上高が含まれていないため、売上高を基準にする計算はできないからです。
ただし、今回の令和2年度の問題については、
純資産が異常に少ないため、純資産の少なさを示す自己資本比率か負債比率を候補とします。
指標の選定
次に、与件文の内容を踏まえて各指標の選定を行っていきます。
このとき難しいのが、収益性、効率性、安全性のうち、どれを優れている・劣っている指標にするか、という判断です。
与件文から、D社の指標選択の根拠となりそうな部分をピックアップしていきます。
- 顧客志向を徹底
- 地域に根差した企業として評判が高い
- 丁寧な顧客対応のための費用負担が重い
今回求められているのは、優れている経営指標が1つ、劣っている経営指標が2つになります。
与件文と計算した経営指標を照らし合わせて、指標の選定を行います。
顧客志向を徹底しており、丁寧な接客対応で、効率良くビジネスを営めていると判断し、効率性を優れている指標として選び、
丁寧な顧客対応のための費用負担と借入金が過多を根拠に、収益性と安全性は劣っている指標として選択します。
過去問の経営分析を繰り返し解いていく際に、各指標を選定した根拠について考察すると、指標を選ぶ感覚が身につきます。
事例Ⅳ対策の書籍に指標とキーワードがまとまっている一覧があるはずなので、ファイナルペーパーとしてまとめると良いと思います!
模範解答
(設問1)
①棚卸資産回転率 3.91回
②売上高営業利益率 2.15%
③自己資本比率 15.82%
(設問2)
顧客志向徹底し、丁寧な接客で効率性が高い一方で、過剰なケアの費用負担や借入金の支払利息負担が課題で、収益性と安全性が低い。(60字)
演習時の問題用紙の書き方
説明するために、上記図では同業他社(D社)として計算していますが、
実際解く際は電卓上で各指標を1.3倍して、その値と比較を行い、
比較結果のみを問題用紙に記載する形にしてました。
D社が優れている場合は、G(Good)、劣っている場合はB(Bad)とできるだけ端的に書くようにします。
端的に書くのは、時間が勿体ないためです。このような細かい部分にも拘る必要があるくらい、事例Ⅳは時間がありません。
何度も演習を重ね、できるだけ短い時間で解けるように準備しましょう。
経営分析にかける時間を短くすることで、他の問題にかける時間を稼ぐことができます!
まとめ
経営分析を15分で解く方法
- 売上高基準で比較を行うべし!
- 各指標の計算は、抽出した指標のみ計算すべし!
- 毎日事例Ⅳを解き、感覚を身に付けるべし!
明日はTakeshiです!
任せて!
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