【2次試験】事例の解き方サンプル by Maki
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皆さん、2次試験、つかめてきましたでしょうか?
2次試験は、80分の制限時間内に、与件を読んで事例企業を理解し、設問を解釈し、
事例企業へのアドバイスを紙面で行う試験ということが言えると思います。
今回は私の事例Ⅰ~Ⅲの解き方を、実際の書き込みなどもご紹介しながらご説明します。
皆様の参考になれば幸いです!
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事例Ⅰ~Ⅲの解き方
本日は、私の事例Ⅰ~Ⅲの解き方をご紹介します。
事例Ⅳは事例Ⅰ~Ⅲと解き方が異なります。詳細はこちら↓をご参照ください。
準備 2~3分 累計3分
- 受験番号を書く !絶対に忘れない!
- 与件文の段落に付番する 解答骨子作成時は段落番号を書いておく。清書時に確認しやすいように。
- 段落ごとに線を引いて区切る 基本的にすべての段落を解答作成要素がある。使っていない段落はないか。
- 表紙を離してメモ用紙にする 破るより大きなメモ用紙になる。バラバラにならずに使いやすい。
与件文の最初の段落と最後の段落を読む 2~3分 累計5分←ここまで5分
- 留意事項をメモ ←ケチノコシブギやダナドコ等。緊張で思い出せなくなっても大丈夫なように!
- 最初の段落:会社概要
- 最後の段落:社長の想い、会社の方向性
設問解釈 15分 累計20分
80分の時間制限があるため、与件文を読む前に設問解釈をして、事例の概要を想像する
- 与件文を読む前に設問を読み、!時制や制限事項に注意!←□や◎で囲んで解答作成時に見落とさない
- 解答の方向性を想定し、!解答の書き方をメモ!←「留意点は①~、➁~、である。」等
- 与件に解答に盛り込む事項を探しに行く
与件文を読む 10分 累計30分
- 強み・機会はピンク、弱み・脅威は青、社長の想いはオレンジ、事例Ⅱの地域・協業は緑
- 思いついたことを余白にメモ
解答作成(25分)・清書(20分)・見直し(残りの時間) 累計80分
- 解答作成:解答骨子に与件をあてはめながら解答を作成。
- 清書:できるだけ読みやすく。余裕があれば、解答欄の最後のマスで終わるように文字数を調整。
- 見直し:「思い込みや書き間違いは必ずある!」という気持ちで見直す。
事例別の重要テーマ(方向性)
事例ごとの解答の方向性は、事例ごとの重要テーマに沿うようにします。
実例紹介 R5年度 事例Ⅲ
かなり恥ずかしいですが、解答方法のサンプルとして、R5年事例Ⅲの①設問解釈、➁与件文読み&書込み、③再現答案(設問1&設問5)を共有します。
設問解釈
- 設問1
「生産面の強み」を□で囲っています。営業面や技術面ではなく「生産面」、
弱みや課題ではなく「強み」という点について、自分自身の注意を喚起します。
- 設問2&3
設問解釈時に頭に浮かんだ言葉(事例Ⅲの解答に汎用的に使用できるを言葉)メモしています。
このあと、事例企業の状況を与件文を読んで解答の方向性が外れていないことを確認し、
事例企業の現状で肉付けして解答を組み立てます。
- 設問4&5
設問分が長いので、線を引いたり〇で囲んだり、解釈間違いをしないように、
聞かれていることにできるだけ正しく、素直に答えられるように、注意しています。
設問4は、設問解釈時には①➁③の番号を記載して、与件文を読みながら解答を組み立て、
設問5は、設問解釈時には頭に浮かんだ言葉(SLPやOJT)を記載して、与件文を読みながら解答を組み立てました。
与件文読み&書込み
読んだ後の与件文はこんな感じです。
P.1とP.2をアップしました(スライドして頂くと、P.2が表示されます)。
準備のSTEPで段落番号&段落ごとの下線を引いています。
まるっと無駄な段落はないはずなので、全く使用していない段落がないか確認します。
与件文読みのSTEPで①強み・機会のピンク、➁弱み・脅威の青、③社長の想い・会社の方向性のオレンジのマーカーを引きます。
6段目の各加工室については、「重複があったり、固定化されている」という意味で「今後の展開には良くないかも?」と考えて弱みの青を引きましたが、「現状は効率的ともいえるかも?」と考えて「?」を書き加えています。強みなのか弱みなのか判断できないことも一定出てきます。状況に合わせて強みの部分はさらに活用し、弱みは補う方法を考えることが、大事なのではないかと思います。
3段落目のオレンジは社長の想い(但し創業当初)、緑はわりとはっきりとした「機会」だな、と思って忘れないように緑色の線にしました。
再現答案(設問1&設問5)
設問1と設問5について、私の再現答案&解答時にどのように考えたかについて解説します。
解答方法のサンプルであり、高得点の解答ではない点、ご了承ください・・・
再現答案↓
①現経営者の高級ホテル料理人経験とマネジメント熟知➁交差汚染を防ぐ自社工場の保有
まず設問1については、「生産面」が制約条件ですね。□で囲んでいます。
強みは複数記載されていますが、40字という字数制限に、できれば多面的に解答したいと思いました。
そこで、ヒト・モノ・カネ・情報/無形資産・有形資産を切り口にして、インパクトが強かった2点を記載しました。
では設問5について。
再現答案↓
妥当性は低い。理由は①自社の強みを生かせず、➁既存事業とのシナジーも低く、③数店舗から徐々に拡大するというX社に対て投資リスクが大きいからである。留意点は①SLPの実施により工場レイアウトを最適化して歩留まり向上させ、生産能力を向上すること、➁OJT等による社員教育で作業効率の向上を図ることである。
C社社長の構想について、妥当性とその理由、留意点を記載することが求められています。
私は妥当性は低いとしましたが、妥当性が高いという回答もありだと思います(解答時にだいぶ悩みました・・・)。
その後の留意点については、1次知識の①SLPなどによる工場レイアウトの最適化、多くの事例Ⅲ企業の課題である➁OJTなどによる社員教育による作業効率向上を記載しました。①も➁も中小企業の普遍的な課題ですので、これらの課題が事例企業にも当てはまることを与件で確認し、解答に記載しました。
最後に
如何でしたでしょうか。
私の場合、1次試験終了の翌日から2次試験の勉強を開始し、大変限られた時間ではありましたが、
諸先輩方が発信してくださっている解法を試行錯誤しながら、自分なりの解法を確立し、
いつの頃からか、「どうしたらこの企業がより良くなるか」という気持ちで事例企業を理解しようとするようになってきました。
100%の精度ではないながら、私なりに開眼したのではないかと思っています。
明日は、しんが、
2次試験の重要なフレームワーク
を紹介してくれますよ
実例を分かり易くまとめてみたよ
お楽しみに!
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こんばんは!
にっくです。
解答プロセスの公開、ありがとうございました!
「与件文の最初と最後の段落を読んでから設問解釈に進む」等、参考になるポイントが沢山ありました!
これまでAREさんの記事に感化されてシャーペン一本で色々な解法を試してきましたが、もう少し時間があるので、Makiさんのようなレインボー作戦も試してみようと思います!(AREさんすいません、合格に本気なんです・・・!)
線を引くのが楽しくなって二次試験が楽しくなってきちゃいそうな気がしています・・・!
ありがとうございました!
にっく
にっくさん
おはようございます。コメント有難うございます。
「レインボー作戦」、素敵な命名も有難うございます^^
私もAREのような「一本足打法」(仮)も試したのですが、
最終的に”レインボー作戦”に落ち着きました。
ご存知かもしれませんが、人にはそれぞれ認知特性=認知しやすい方法があって、
大まかに以下の6つに分けられているようです。
(もちろん、100%どれか、というわけではなく、程度もMIX度も様々だと思います!)
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視覚優位者
(1)写真(カメラアイ)タイプ:写真や絵など二次元で考える
(2)三次元映像タイプ:空間や時間軸を使い三次元で考える
言語優位者
(3)言語映像タイプ:文字や文章を映像化して考える
(4)言語抽象タイプ:文字や文章を図式化して考える
聴覚優位者
(5)聴覚言語タイプ:文字や文章を音として情報処理する
(6)聴覚&音タイプ:音色や音階など音楽的イメージを脳に入力する
(引用元 https://studyhacker.net/ninchi-tokusei-benkyo)
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こんな理由もあって、誰かが「これがいい!」と教えてくれた方法も、
自分に上手く当てはまらないこともあるようです☆
(もちろん、他にも理由はあると思いますが・・・^^)
にっくさんもご自分の認知特性を探りながら、ご自分に合った解法を確立して下さいね!