とあるAさんの2次試験学習法 by おーちゃん
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2次試験まであと39日(本日含め前日まで)となりました。みなさんそろそろ得意事例や苦手事例、文字数調整の得手不得手など、2次試験合格に向けてのご自身の現在地も明確化されてきたところではないでしょうか?
心配しないで!まだまだいくらでも挽回できます!!
※去年のこの時期まだ過去問1事例も解いていない人の談。
わたくしおーちゃんの「赤裸々2次試験学習のすべて」はが気になる方は、こちらをご参照ください。
一方で、「このまま過去問を解き続けるだけ」でほんとに合格できるのか?という不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。今日の記事は、そんな方にお届けする、ちょっと変わった勉強法を実践した方の「実録」です。
その前にまずはこちらの告知から…
一発合格道場からのお知らせ!
2次試験直前のセミナーになります。
お悩みや不安が尽きないそんな皆様へ向けて、座談会も含めたコンテンツも目白押しの内容でお届けする予定です!
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リアルセミナーはすぐに枠が埋まってしまうため、要チェックです!
プロローグ
診断士2次試験の勉強で避けて通ることのできない「過去問」。しかし、1次試験と違い、2次試験の場合は過去問を解いた数量と得点が必ずしも比例しない、と言われています。
私自身も、あまり過去問の事例「数」にはこだわらなかった(本当はこだわりたかったけど時間が取れなかっただけ)タイプですが、自分でも驚くような点数で合格できました。
「過去問以外にも合格にたどり着くルートがあるのでは?」
などと、合格後に朧気ながらに考えていたのですが、実務補習で出会った「Aさん」の話を聞いて衝撃を受けたので、ここに記したいと思います。
過去問解くの、辞めました。
私は2次試験合格発表直後に「実務補習15日コース」に申込ました。楽しくもハードな1ヶ月半を共に過ごした仲間のひとりがAさんでした。
いやどうも~!
Aさんは、とある地方の有名老舗企業のグループ子会社の代表取締役に就任することをきっかけに、診断士受験をした50代前半(見た目は40代)の方です。お話を聞いていると、びっくりするくらい非常にお忙しそう…。
いや~Aさん、そんな忙しいのに、よく2次試験の勉強時間取れましたね~。過去問どのくらい解いたんですか?
いや~3年分くらいで諦めたよ!
えっ?
えっ?
2次試験の過去問学習のデメリットは、「とにかく時間がかかる!」というところにあるのではないでしょうか?
私も毎回、ひとつの事例を通しで解いて採点して復習まで考えると、3時間くらい平気でかかっていたと思います。
受験生の中には「与件を読む」のと、「設問解釈」と、「解答を書く」ことを、細切れにして隙間時間で解いていたという猛者の話も聞きますが、なかなか集中力は続かなそうです。
Aさんも最初は過去問を細切れにしたりしながら解いていたそうですが、途中で諦めて辞めてしまったそうです…。
合格に辿り着いた、過去問以外の勉強法とは?
Aさん、いくらなんでも過去問9事例は少なすぎないですか?
いったい何考えてたんですか!?
うーん。
国語の勉強かなーって。
どうも賢人Aさんは、過去問3年分をやった段階で、診断士の2次試験を「国語の試験」と位置付けたようです。
それはもちろん単なる国語の試験ではなく、「『中小企業診断士1次試験の知識』を矛盾なく盛り込んで答える『国語の問題』」と考えたそうです。
どのようにしその考えに至ったのか、詳しくお話を聞いてみると、
最初に1事例解いたら、2時間かかった。
1事例を解くのに2時間かかってしまい困ったAさんは、色々と情報を探り、野網先生の「『まとめシート流』ゼロからはじめる2次対策」に辿り着いたそうです。
購入して熟読し、いかに効率的に解くかの解答プロセスを学んだそうです。
普通の人はそのような対策本を読むと、そのやり方をマスターするために何度も過去問を解いて、自分のモノにしていくわけですよね。
ただ、Aさんはちょっとへn…独特な感覚の持ち主のため、ちょっと感じ方が違ったようです。
「ああ、やっぱりフレームに沿って答える国語の試験なんだ」って思ったんだよね。
えっ??
えっ??
2次試験突破!国語勉強法
さて、「『まとめシート流』ゼロからはじめる2次対策」を読み、過去問を9事例やったAさんは、「これ以上の過去問演習は勉強効率が悪い」と感じたそうで、他に良い勉強法がないか模索したそうです。
「国語の試験」と結論付けた理由は、「設問に対する答えが与件文の中にある」から。
解答に文字数制限があるのもヒントだよねー
どういうこと??
その文字数で答えられるって、出題者が教えてくれてるわけでしょ?
な、なるほど…!
「30文字」だったら与件文から2つ位の要素探せば良いわけで。学生時代の国語の試験と同じだよねー。
もちろそれだけではなく、与件文には記載されていない診断士としての知識も含まれているから、「『中小企業診断士1次試験の知識』を矛盾なく盛り込んで答える『国語の問題』」という結論に至ったそうです。
とはいえ、過去問には模範解答がないので、本当に国語の問題かどうか検証のしようがありません。「ふぞろい」等の解答はあくまで予測にしかすぎず、出題者が作成した回答ではないためです。
そこで、色々と探してたどり着いたのが「月刊企業診断」(同友館)を使った勉強法だったそうです。
「月刊企業診断」には、2次試験対策の「事例問題の例題」が掲載されているのですが、
これなら与件文を作った人と、設問を作った人と、解答を作る人が同じはず!
と考え、全事例の問題を解いて検証したそうです。
その結果、「問題作成者が答えてほしい言葉が、与件文に盛り込まれている、国語の問題」ということが検証できた(※個人の感想です)そうです。
言われてみれば確かに国語かも…。
でも勉強中は考えもしなかった…。
というわけで、
- 出題者の意図を汲み取り
- 与件文の中から答えやヒントを探し
- 1次知識を矛盾なく交えて定められた文字数で解答を作成する
という国語の試験のような解答スキルが必要と考えたAさんは、その後は30文字や50文字、100文字といった文字数の感覚を養う練習をして、二次試験に望んだそうな。
果たして、その結果は!?
72 / 62 / 71 / 57 合計262点
えっ???
えっ???
点数…めっちゃ良い…。
ちなみに、文字数トレーニングなどのほか、事例Ⅳは「事例Ⅳの全知全ノウ」を使って学習していたそうです。
さらに、変t…天才的な独特の発想で物事に取り組むAさんは、自分の会社の現状をもとに与件文を作って、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲになぞらえた設問を考えてみるなど、「問題作成者」の立場になって考えてみるなどの工夫もこらしていたとのことでした。
診断士脳で臨むと罠に引っ掛かりやすいので、1次試験の知識を短い言葉で他人に教えるつもりで解答を作る意識が大事だと思います!
というわけで、過去問演習に頼り過ぎず、「月刊企業診断」を活用して勉強したAさんのお話でした。
現場からは以上です。
診断士合格者はすべからく変t…天才。
もう一つ、お伝えしたかったこと
Aさんのちょっと変わった勉強法をお伝えさせていただきましたが、もう一つお伝えしたかったことがあります。
それは、2次試験は過去問事例演習量と合格の確率(あるいは得点も)は必ずしも比例しないということです。
下記の春セミナー資料「15代目メンバーの過去問事例演習量」の調査結果をご覧ください。
2次ストレート組だけみても、17事例から144事例まで幅広く分布してます。15代目・2次ストレート組の平均は56事例です。
個人的には、過去問解き始めたの10月入ってからだし、31事例って少ない方かな?と思ってたんですが、もっと少ない猛者がゴロゴロいてちょっとおじさんビックリしちゃうなーでした。
ただ、上記の表を見てもらうと分かるように、事例数も少ない&勉強時間も少ないという真正へn…天才のでんきの人やヒグマの人は置いといて、ごりやAREやわたしはそれなりの勉強時間を使っています。
つまりは、我武者羅に過去問の数を回すことに時間を費やすだけでなく、それ以外の1次知識の整理や100字トレーニングや設問解釈や復習や復習の復習などにしっかり時間をかける事も大切なのではないかというお話です。
盲目的に過去問だけにこだわっている方や、過去問の演習だけ続けることに光明を見いだせない方に、合格への色んなプロセスがあるということだけでも伝われば幸いです!
リアルセミナーで読者の皆さんにお会いできること、楽しみにしています!
そして明日は?
事例の解き方、おさらいしましょう!
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こんばんは!
にっくです。
衝撃的ですね・・・!(勿論いい意味で)
自分の中での二次対策のウエイトを考え直すいいきっかけになりました!
ありがとうございます!
にっく
にっくさん
衝撃的ですよね。2次試験合格というゴールへの道筋は、色んなルートがあると伝われば幸いです!