「理解して記憶」実例で学ぶマーケティング 用語

 

こんばんはJCです。ハカセ月曜日にデータ分析してくれているように、診断士を受験する皆さんにとって、企業経営理論という科目は科目合格率も高いくて、比較的点数がとりやすい科目なのではないでしょうか。これは診断士を受験しようという気持ちを持っている方々が①企業と経営というテーマに対して興味を持っている。②志すくらいだから、もともと好き。③自分の仕事の中、生活の中で実例を見つけやすい!ということも大きく作用しているのではないでしょうか。単なる丸暗記に頼るのではなく、ZonEも言っているように自分で自分の腹に入る実例を考えてみる。これにより、理解の度合いが大きく深まると思います。なので、けして簡単な科目とは思いませんが、深い理解を心がけて、安定して点数がとれる科目に育ててゆきましょうね。

◆ブランドの機能◆
ブランドの機能には①出所表示②品質表示③宣伝広告④資産価値の機能があるとされています。というとなんかしちめんどくさい気がしますが、身近な実例で考えてみましょう。
アメリカでのリコール問題等で多少の動揺はあったかもしれませんが、やっぱりトヨタはいい車だと思います。
出所表示機能:トヨタに限らずですが、車の前面にはトヨタのマーク(エンブレム)がつけられています。「トヨタなんだ」と気付かせてくれる。
品質表示機能:「トヨタだから大丈夫」品質の良い車だと思わせる、米国の意図的にも感じられる攻撃はここを崩すことを狙っているようにも思えます。
広告宣伝機能:走っている車をみて「あっ、プリウス」と気づくことは、それ自体が宣伝広告です。
資産価値機能:「プリウス、いいな。えっ!?買ったの?すごーい!」と言われること、言われたいと思うのはそこに資産価値を感じているから。

◆コトラーの4つのブランド戦略◆
マーケティングを勉強しているとフィリップコトラーの名前はいろんなところで出てきますよね。4つのブランド戦略というのもありました。downwardleftこんなやつ。

イン拡張:ガリガリ君ソーダ味からチョコチョコチップまでの幅広い拡張やうす塩でブランド化したポテチのコンソメパンチなどの次々に出る味違い
ランド拡張:YAMAHAは楽器生産で得た良いブランドイメージをスキーやボートなどの趣味全般に拡大
ルチブランド:すかいらーくのHPを見るとガスト・バーミヤン・夢庵・藍屋などなど・・・どれにする?って全部結局すかいらーくじゃん。
ブランド:レクサスの評判がすごく良いのでトヨタから切り離して独自のブランド化を進めている。

ところでオフ会の直前に時間があったので、この記事の骨子をまとめていたら、次の会話。
ハカセ「あー、ラブマシーンね」
JC「へっ!?モー娘?」
そうなんです。上の図の赤字をつなげると「ラブマ新」…うーんそんな覚え方があったのか。
昨日の記事でもハカセが紹介してくれていますね。

◆サービスマーケティング◆
世の中にはサービス業って多いですよね。サービス業の特徴はサービスという形のないものを商品とすることが特徴ですよね。サービスは形・実体がないのですが、サービスのむずかしい性格に対する対策は案外身近によくある実例が探せるものばかりです。
無形性(形がない):エステのCMで ぽちゃっとしたBeforeとエステ後のスリムなAfterの比較で可視化(見える化)する。
非均一性(品質が一定でない):マニュアルの整備で誰がやっても同じサービスを提供できるように教育する。
不可分性(サービスの生産と消費が同時で分けられない):教室講義をDVD化する。1対1の家庭教師を、教室講義にする。
非貯蔵性と需要の変動性(需要がぶれるが在庫できない):
  a)需要管理:Happy Hourはビールが安い…非ピークの需要を活性化 
  b)供給管理:混んでるランチタイムにはパートさん増員。
企業経営理論に限らずどの科目もではありますが、ご自身の仕事とか生活の中で具体的な例を思い浮かべると理解が進みますよ。

◆関係性マーケティング◆
関係性マーケティングは2次試験にも重要なテーマになっていると思います。大きなスーパーは便利ですよね。行けば商品がならんでるし。では小さいお店は絶対に勝てないものなんでしょうか?そんなことはありませんよね。小さなお店でもこだわりの商品ラインナップがあったり、店主が商品にものすごく詳しくていろんな情報を教えてくれたり、お店のお客様同士が仲良くなれるようにお店自体がコミュニティになってたりと、お客としての僕らのお店選びはいろんな要素に魅かれています。関係性マーケティングとはそのようなお客様とお店の関係を良好に増幅してゆくことを目指そうというものです。新規開拓で来客数を上げることも大切ですが、固定客・常連客を大事に維持してゆくこと、あるいは常連客に育ててゆくことはより一層大切なことだと思うのです。そのためにお店側としては、ポイントカードを作ったり、RFM分析を行ったりして、顧客の好みや買いたいものの嗜好を分析することによって、購買頻度や購買点数を増やしてもらうことで結果として売上を伸ばしてゆこうとするものです。この方法であれば、小さなお店も大規模店舗に負けない利益を上げることができるのではないか、そんな考えかたです。ざっくりでいいから、本質を理解することは2次試験でも有効な知識の積み上げになります。

◆おまけ◆
たくさんの方に法務のミニテストを喜んで頂けたのがうれしかったので、
企業経営理論①
企業経営理論②マーケ
上記で掲示しておきますね。使って頂ける方はコメント書いてくださいね。ついでに下のアイコンもぽちっとしてくださいね。皆さんの応援が僕らのモチベーションです。 では。

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「理解して記憶」実例で学ぶマーケティング 用語”へ13件のコメント

  1. JC より:

    MK様

    ありがとうございます。ぜひご利用下さい。但しこのミニテストを作ったのは僕の受験時代ですから、もう4年前です。最新の情報も付け加えてご自身なりのツールを作ってみてくださいね。
    応援しています。頑張ってください。

  2. MK より:

    いつも楽しみにブログを拝見しております。
    ミニテストを頂きます。ためになる情報をご提供頂きありがとうございます。

  3. JC より:

    千両みかん様・めるくる様

    コメントを頂きありがとうございました。
    お送りしておきました。
    ぜひ、ご自身にあった形のサブノートを作ってみてくださいね。

  4. めるくる より:

    いつも拝見させていただいております。

    一発道場さんのブログはためになりすぎてビックリしております。

    法務と企業経営理論のミニテストを頂けたら大変嬉しいです。

    宜しくお願いします。

  5. 千両みかん より:

    診断士を取得しようと思い立ち、TACに通い始めました。
    過去問を解きサブノートも作っていますが、いまいち実力がついているのか体感できません。
    成功した先輩方のおすすめならば何でもやってみようと思っています。
    当サイトを見てスピ問がイチ押しのようなので、早速手に入れて解き始めました。
    ミニテストのサンプルを拝見し、素晴らしいと思いましたので、頂けないでしょうか。
    よろしくお願いします。

  6. JC より:

    いまいま様
    こんにちは。だいぶ前の記事にも関わらず、目を通していただき、とてもうれしいです。サブノートの作り方は人によってさまざまです。ぜひご自身にあったサブノートを編み出してくださいね。

  7. いまいま より:

    来年の試験を目指しこれから現在企業経営理論を勉強をしています。的確なアドバイスや具体例など初学者の私にとって有益な情報です。
    まだまだ努力が足りないと感じていますが、
    是非、経営法務と企業経営理論のミニテストをチャレンジさせて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。

  8. 藤本 より:

    JC様

     独学をしている者です。

     このブログを拝見すればするほど、自分はまだまだ努力や工夫が足りないと感じつつ、

     このブログの内容を謙虚に受け入れて勉強を頑張れば試験に合格できるのではないかと、

     自分の可能性を感じさせてくれます。
     
     是非、企業経営理論の経営法務のミニテストで勉強させていただけたらと思います。

     よろしくお願いします。 
     

    1. JC より:

      藤本様

      こんばんは。コメントを頂きありがとうございました。5月末に引っ越しをしたので、PCを開けずお返事が遅れました。ごめんなさい。さきほどミニテストをお送りしました。頑張ってくださいね。JC

  9. JC より:

    さとし様
    コメントありがとうございます。診断士試験は範囲が広いので、確かに心が折れそうになることもありますよね。対策は1科目ずつ着実に身につけてゆく地道な頑張りしかないと思います。何が何でもあきらめない、さとしさんのような気持ちがとても大切だと感じます。先ほどミニテストをお送りしました。ぜひ、頑張って下さいね。

  10. さとし より:

    いつも本当に参考にさせて頂いてます。また、くじけそうになる気持ちを起き上がらせてもらってます。
    自分は、まだまだ他の方の足元ぐらいのレベルですが、何が何でも諦めずに頑張りたいと思ってます。
    法務と企業経営理論のミニテストを頂けますでしょうか。お願い申し上げます。

  11. JC より:

    たこさん

    こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    さきほどミニテストをお送りしました。頑張ってくださいね。応援しています。JC

  12. たこ より:

    こんばんは。
    私もラブマシーンで覚えています!(笑)
    自分なりのゴロを考えてしまうと記憶残りやすいですよね。
    最初の時は生産性の式ですら、output/inputをアイ上(ウエ)オーとかやってました(笑)

    企業経営のミニテストよろしくお願いいたします。

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