診断士試験に合格してからの1年間 by どらごん

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どうも、どらごんです。
今年はウサギ年、飛躍の年です。
はじめに
新年あけましておめでとうございます。今年はちょっとだけですが、よろしくお願いします。
突然ですが、新年にあたり私の好きな俳句を紹介します。
去年今年 貫く棒の 如きもの
近代俳句の巨匠、高浜虚子の俳句です。あのノーベル賞作家、川端康成も衝撃を受けたとの逸話がある一句です。
句の意味は『去年と今年は棒で貫かれたように、断とうと思っても断つことのできないものである』といった感じです。
この句の「棒」は自分の中にある「信念」のようなものというのが通説です。
年が変わろうとも、周りの状況が変わろうとも、棒のような固い「信念」を変えることなく貫き通していきたいものです。「新年」だけに。
……調子に乗って高浜虚子からもう一句。
春風や 闘志いだきて 丘に立つ
『春だ!これから新しい道や厳しく困難な道に立ち向かっていくぞ!頑張るぞ!』という力強い情景が思い浮かびます。
去年2次筆記試験を受験された方、1月12日の結果がどちらであったとしても自分の「信念」を大切に力強く新しい道を切り開いてください。

冒頭から固い社長の年頭挨拶みたいになってしまった…
今回の記事では私が薄く切り開いた去年1年間を振り返ってみます。小さな丘ですが合格後のイメージを膨らませてもらえればと思います。
合格発表から診断士登録まで
筆記試験合格発表
去年1月の合格発表日、私は午前10時の発表前から公式ページに対して何度もF5キーを押してその瞬間を待っていました。
(どういう結果だったとしても仕事にならないだろうなと思って年休を取って家で見ました)
そして公開された公式ページで何度も目線を横に往復させて、自分の受験番号を見つけました。
喜びも束の間に、そのあと道場の口述セミナーと協会の実務補習受講を申込みました。いろいろとなにかが始まりそうな予感とワクワク感がありました。
今年の口述セミナーについては以下の通り。募集は追って案内します。ぜひご参加ください。

また、お世話になった道場への恩返しとして受験体験記を作って提出しました。体験記の募集も追って案内します。
口述試験
口述試験の詳しい話は明日以降、誰かが記事にします。
ひとり10分間の面接なのであっという間に終わりました。
初対面の誰かから面接を受けるなんて新卒このかた20数年ぶり。わりと楽しく臨めました。

実務補習
2月に5日間の実務補習を受講しました。
私の実務補習についてはこちらの記事を。
実務従事
5月に知り合いの個人事業主(飲食店)に頼んで実務従事しました。
基本的にやったことは実務補習と同じです。ヒアリングして経営分析して課題抽出して、そして提言をまとめた簡単な診断報告書を作成して提出しました。
その他、Googleビジネスプロフィールを設定したり、Webサイトの改善策を提案したり、ITツールの情報を収集したりもしました。
独りで大変でしたが、こちらから頼んだ以上は無償ということで。終わった後に高級寿司をごちそうになりました。

診断士登録
上記の実務補習5日間と実務従事10日間で条件を満たしたので、5月末に診断士登録の申請をしました。
具体的には「中小企業診断士登録申請書」を経済産業大臣殿に送付したのですが、申請書とあわせて「実務従事の実績証明書」も送付しました。
ただこの証明書は紙ペラ一枚で「いつ従事したか」だけの記載のみ。もっと従事した内容をアピールしたかったです。
そして7月1日に登録されました。昔は官報というお国の機関紙に掲載されたのですが、今はホームページ公開のみです。デジタル化の波なのか?少しさびしいですね。
登録とほぼ同時に「中小企業診断士登録証」という免許証みたいなカードが郵送されてきました。これでようやく自分のプロフィールから「(登録予定)」を消すことができました。

診断士としての活動
事業再構築補助金
私が携わった事業再構築補助金についてはこちらの記事を。5月~6月ごろの活動です。
中小企業診断士協会入会
診断士登録されたあと、7月に地元福岡県の中小企業診断士協会に入会しました。
診断士試験を司る全国組織の「中小企業診断協会」とは別に、各都道府県に協会が存在します。ややこしい。
あと県によって名前が「中小企業診断協会」と「中小企業診断士協会」で違っていたり、「一般社団法人」と「公益社団法人」で違っていたり、地域ごとに支部や部会があったり、さらにややこしいです。
協会への入会は任意です。入会していなくても「中小企業診断士」は名乗れますし活動できます。このあたりは他の士業とは異なります。
入会には入会金&年会費が必要なので入会していない診断士も多いです。
協会に入会するメリットは以下の通りです。
- 人脈が広がる
- 様々な仕事の依頼がくる
- 様々な経験が積める
- 様々な情報が入手できる
曖昧な表現ですみません。私もまだ入会して半年なので具体的に知らないことが多いです。
ただ実際に協会からのメールで、公的機関の○○アドバイザーや△△相談員の募集がよくあります。企業内診断士ではなかなか携わるのが難しいのですが。
他にも研修の案内など。これから徐々に活動の幅を広げてそのメリットを享受していきたいです。
あと診断士試験で試験官が付けていた羅針盤の金バッジを(貸して)もらえるという特典もあります。

私が唯一、具体的に経験したのが次の「経営相談会」です。
経営相談会
入会した診断士協会の一日イベントで「無料経営相談会」というのが11月にあり、その相談員が募集されたので手を挙げました。日当も出ます。
一年目のピヨピヨ診断士でも務まるか?という不安はありましたが、ベテラン先生とペアを組んでの相談会でした。
商工会議所の一室を会場として、実際に中小企業の経営者が訪問されての相談会です。いろいろな相談を聞いて、即興で診断・助言するという(私にとっては)パワフルな活動でした。
1社あたり約1時間、まる一日で5社の相談を受けました。事前予約の相談もあれば飛び込みの相談もあり、業種も製造業や小売業、サービス業など様々です。
相談内容も「市場開拓」「商品開発」「WEBサイト改善」「資金繰り」「補助金申請」などなど。

ただ相談に来られた経営者に「私はヒヨッコなのでお手柔らかに」とは言えません。少ない知識・経験をフル回転してそれっぽく(自分なりに)堂々と応対しました。
話を聞いているうちに自己解決するというパターンもありました。いろいろと質問しながら本質を探っていって筋道を整備するような「聴く力」も重要だなと感じました。
いずれにせよ中小企業診断士の活動、その中でも王道とも言える「経営相談」を経験できたのはよかったです。来年も参加したいですね。
またペアを組んだベテラン先生から、その後ちょっとしたお仕事(セミナー資料作成)を頂きました。積極的に動けば人脈や活動の幅は広がるものです。
まとめシート問題作成
道場活動に参加した縁で、きゃっしいさんと知り合うことができ、そこから「まとめシート理解度チェックテスト」の問題を作成するというお仕事を頂きました。
【お知らせ】まとめシートの理解度チェックテストができました!
私は「中小企業経営・政策」の問題作成のみ携わったのですが、ひねった問題やひっかけ問題を作るのは楽しかったです。
インプット活動
中小企業診断士になって驚いたのが「いろいろとインプットの機会が多い」ということです。これはありがたいです。
各県の診断士協会が公認する研究会や、任意団体が運営する組織・グループがあり、その中でセミナーや勉強会など学習の場が提供されています。参加費は無料だったり有料だったりします。ほぼオンラインでの開催です。
「研究会」「セミナー」というと何だか怪しいにおいがしますが、診断士の診断士による診断士のための健全な組織です。
セミナーの内容も「マーケティング」「地方創生」「M&A」「IT関連」「コーチング」など多岐にわたります。
診断士の先生から発表・プレゼン・教授してもらえるので端的で分かりやすく、自分が興味を持っている分野についてインプットを重ねて専門性を磨くことができました。
また診断士同士の人脈形成ができるというメリットもありました。
本当は自分自身が発表・プレゼンすることで理解を深めるとともに企画力・提案力を身に付けるというのが理想だと思います。
去年は任意団体である中小企業政策研究会のデジタルマーケティングラボ(DML)などで勉強させて頂きました。DMLは道場11代目のTomatsuさんが運営されています。
他にどんな研究会があるかについては、診断士試験合格後に「診断士ロケットスタートセミナー」を道場主催でやると思うので、そちらで紹介させていただきます。(こちらのセミナーも追って案内します)

さいごに
忘れていました。私の今年の活動でウエイトが大きかったのは「道場の活動」です。
ブログ執筆やセミナーなど。思い返せばいろいろやったなあ。このあたりの思い出は最後の記事で振り返ろうかな…。
今回は私どらごんの1年間を振り返ったのですが、去年の年末にhotmanも同じような記事を書いています。
熱いくらい全力でいろいろと活動しています。負けられねえなあ。(とはいえ人それぞれペースで)
私も今年は強い信念と闘志と熱意をもって、いろいろと積極的に活動していこう。
という定性的でふわっとした新年の抱負を宣言して終わります。

明日はまよです。お楽しみに。
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