決めろ! 2次試験のスタートダッシュ!〜1次試験の先を見据えて〜

どうも、のきです。

暑くなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

8月の第1週の週末まで来てしまいました。今日を含む3連休、お休みが取れる方は勉強が中心の生活になるかと思います。
お休みが取れない方も無理のない範囲で少しでも学習時間を確保していただければと思います。(あくまで体調最優先!)

私も色々と溜まった作業をしつつ、オリンピックをながら観戦していました。
元短距離選手として、陸上競技の短距離種目だけは必ず見ているのですが陸上の100mは一人も予選突破できず残念でしたね。
4x100mリレーも決勝で攻めた結果の残念な結果ととなってしまいましたね。
試合の結果とは別に、山縣選手は同世代で、選手として走っている姿を何度も生で見てきたのでテレビ越しの勇姿に一人感動していました。

さて、話を診断士試験に戻しましょう。
ここは
「中小企業診断士試験 一発合格道場」のブログですからね。
1次試験から受験をされる方は泣いても笑っても2週間後、1次試験のゴールラインがやってきます。
そして、それが終わった瞬間に2次試験のスタート。
その後は77日間の短期決戦。特に初めて2次筆記試験に臨む方はさらに短く感じると思います。

今日は連日道場メンバーが1次試験直前期の方に向けた1次試験の渾身記事を書いているのを尻目に、その先にある2次試験へと視点を前に持ってきます。(これが私なりの差別化です笑)
というのも昨年の1次試験後、私は完全に燃尽き症候群に陥り、約3週間勉強から遠ざかりました。
そして、見事に学習開始直後に無駄なことをたくさんしました。
つまるところスタートダッシュに失敗したわけです。
というわけで、私と同じ失敗はしてほしくないと思い、「まだ、2次試験の準備を何もしてないよ〜」という人でも1次試験後に綺麗に学習開始(スタートダッシュ)を決められるような情報を本記事に一気に集約しますので、今日全部読まずとも、1次試験後に思い出して再度見ていただければと思います。
(すでに2次試験を経験済みの方には今更な情報になってしまいます。すみません。)

では、いきますよ〜

2次試験のスタートに準備するもの

アスリートでも、RPGの主人公でも開始前には色々準備します。
もちろん、診断士の2次試験の学習を始めるにあたっても最低限の準備は必要です。
というわけで、以下に学習初期に準備したほうが良いものを優先順位をつけて紹介していきます。

参考書(重要度:高)

学習を始めるにあたっては、まずは参考書ですね。

道場に寄せられた合格体験記をもとに合格者が使用していた参考書は、以前こんちゃんの記事で紹介していますのでそちらを参考にしてください。(リンクはこちら

また、アヤカも事例Ⅰ〜Ⅲと事例Ⅳに分けておすすめ書籍を紹介してくれています。
(事例Ⅰ〜Ⅲはこちら、事例Ⅳはこちら

私が去年の自分に2次試験の勉強を始めるにあたって何を最初にしたら良いかという助言をするとしたら、「『まとめシート』流!ゼロから始める2次対策」を最初の1冊として読んで、まずは底に書かれているプロセス等をマネをしてみることをオススメします。
「まとめシート」流!はこんちゃんの記事にもアヤカの記事にも書かれていますが、2次試験を始めたばかりで自分の解き方のスタイルが固まっていない人が自分のスタイルを固めるにあたって参考になることが盛りだくさん書かれている書籍だと考えています。

過去問(重要度:高)

過去問は中小企業診断協会のHPからダウンロードできます(リンクはこちら
2次試験では、与件文に書いてある情報を整理するために簿外債務の余白等に書き込みをする人が多数派です。
そのため、できれば実際の問題用紙を使用しながら過去問演習をすることをオススメします。

学習し始めの頃、私は過去問をダウンロードをできることを知らず、ふぞろいの過去問本文が書いてあるページをコピーして解いていました。
過去問をダウンロードして使えることを知った瞬間、電流が走りましたね笑(ざわ・・・ざわ・・・)

また、過去問を印刷して使用する場合はできれば実際の問題用紙と同じサイズ(各ページB5サイズ)で印刷することをオススメします。

過去問の解答用紙(重要度:高)

2次筆記試験は全て記述形式なので、自分で解答用紙を準備すると大変です。少しでも多くの時間を勉強に割くために解答用紙は印刷して手間を省いたほうが良いです。

予備校各社が本番を模した解答用紙アップされています。
私の知る限りでリンクを下記に掲載しますので、そち是非活用してください。

MMC 解答用紙リンク

AAS 解答用紙リンク

LEC 解答用紙リンク

(個人的にはMMCの解答用紙が一番使いやすかったです。)

ちなみに本番の解答用紙のサイズはA3ですので、紙で印刷して解答用紙をA3で印刷して使用されると本番の練習も兼ねられますのでオススメです。

私は解答用紙がDLできることを知る前には前スメの入った用紙を買ってきて、自分で100字や120字になるようにマス目を作っていました笑

電卓(優先度:高)

1次試験では電卓の使用は不可でしたが、2次試験では使用可能です。
2次試験で使用できる電卓には「サイズはおおよそ縦180ミリ、横100ミリ、高さ 30ミリ以内程度」というルールがあります。
おそらく通常のご家庭で使用されている電卓であれば、このサイズ制限に引っかかることはないと思います。
しかし、経理の方等が使用されるやや横長の電卓の場合、このルールから外れることがあると思いますので、一度ご自身の愛用(?)電卓の大きさを確認してみてください。

ちなみに私は簿記の学習中から愛用してきた電卓(CASIOのJS-200W)をしようとしていました。(下の画像のもの)

学習中はiPhoneの電卓を使ったりしていましたが、本番では使い慣れたものを使おうと思っていました。
ですが、試験1週間前に衝撃の事実に気づきました。

それは……

「√(ルート)がない!? (; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!」

そう、この電卓には√(ルート)がないんですね。
2次試験では相関係数等のルートを使った計算が必要になる問題が出題される可能性があります。

皆さんは必ずルートの機能がある電卓を準備するようにしてくださいね。(私は気づいてすぐに買いに行きました笑 そんな1週間前です。)

参考書以外の情報収集ソース(重要度:中)

解答が明確で得点を取るための方法論が概ね固まっている1次試験と異なり、2次試験は解答が公表されず、受験生によって様々な学習スタイルがあります。(道場メンバー内でも12人12色です)
そのため、自分の学習方法(努力の方向性)が本当に合格に近づいているのかを判断する必要があり、その際には実際の合格者がどうしていたのかが参考になります。
幸い、診断士界隈は前年度の合格者による受験生支援団体が複数ありますので、特に独学で学習されている方はそれらのブログ等を参考にどのように学習を進めたら良いか調べることが多いと思います。(私もその一人でした)

私が受験生時代に見ていた受験生支援団体のブログを下記に記載しますので、参考にしていただければと思います。

中小企業診断士試験 一発合格道場:言わずもがな当ブログです。

一発合格道場内 合格体験記:私も自分と近い環境の人を探して、参考にしていました。

タキプロ:ブログだけでなく、セミナーや勉強会等も開催しています。

ふぞろいな合格答案:『ふぞろい』を執筆したメンバーが毎日ブログを書いています。

上記のブログ以外にもブログ村のリンクに他の受験生支援ブログがありますので、要否をご自身で判断いただいて活用いただければと思います。
というわけで、下のブログ村のリンク(カワウソの画像)のクリックをお願いします!笑

文房具(重要度:低)

2次試験は記述式の試験ということで手書きで書く機会が増えます。
そのため、文房具は勉強の負担を少しでも軽くするためにも優先度は高くはないですが重要です!

主なものを以下に挙げておきますので、ご参考に!

シャープペンシル

道場メンバーではDr. グリップクルトガが人気でした!

私はペンだこができやすいので、グリップのところがゲル素材でできている、ユニ アルファゲル <クルトガエンジン搭載タイプ>を使っていました!

定規

定規を何に使うのかと思いますが、冊子になっている問題用紙を破ってB5の用紙に分解するために使用します。(↓こんな感じのアルミ製の定規を使う人が多いです。)

実際の試験会場だと、必ずと言っていいほど、試験開始の合図とともに問題用紙を破る音が試験会場で聞こえます。なので、各試験会場で誰かしらは問題用紙を破っているのだと思います。

ただし、短い定規だと、Ma.satoのように(笑)裁断するのに失敗することもあるので、個人的には30cm定規を使うと安定すると思います。

そのほかにも人によってこだわりがあるかと思いますが、その点はご自身のこだわり具合に合わせてカスタマイズしてみてください!

ノートまたはタブレット(優先度:低)

2次試験の勉強を通じて反省を行う機会が多くなると思います。
その時に反省点や問題点、不足している知識などをメモして、過去問での演習ごとにストックしていくことをする人が多いです。

そんな時に記録として残しておけるノートないしはタブレットのノートアプリがあると便利です。

参考書ほど厚くないので普段から持ち歩いておいて、サッと見直したりもできるのでスキマ時間の活用にも有効です。

私はA4サイズのノートを購入して、下の画像のように過去問のとき直しや出来なかったことのメモ等に使っていました。
学習最初期の頃に時間をかけてこういった学習をしたことで、その後の過去問演習をスムーズに進めることができたと思っています。

のきの過去問復習ノート

のきのすげーどうでもいい話

アイキャッチに載せている陸上の短距離で使用する器具の名前をご存知でしょうか?
銀色のこいつ、「スターティングブロック」と言い、スタートダッシュをするときの足場になります

良いスタートというのはスタートの合図がなったら全力で走ればいいというものでもありません。
スターティングブロックの足場の位置やクラウチングスタートの時の重心の位置、前足と後ろ足に載せる体重のバランス等、その人の体の特性や得意な走りに合わせて、様々なことを考慮してスタートのポジションというのは出来上がります。

それは学習におけるスタートダッシュでも同じだと私は考えます。
自分に走り方(学習方法)にあった戦略を早い段階で見つけて、スタートダッシュ(=試験そのものを知る期間)以降の加速区間(=得点を伸ばすフェーズ)にスムーズに移行する方法を確立できるかが、人より早くゴールラインを超える(=合格)秘訣だと考えます。
なので、本記事が読者の皆様のスタートスタイルを確立する手助けになれれば幸いです。

最後に

さて、1次試験直前にすこーしだけ2次試験のことを先取りしてみました。

1次試験の先に待っている診断士試験最大の難関である2次試験。
現在1次試験で手一杯!という人も、必ず対面する必要があります。
是非とも1次試験後に本記事に戻ってきて、今後の学習戦略を考えるヒントにしていただけると幸いです。

それでは、また次回!ノシ

明日はお休みで、月曜日はにのみです!

Follow me!

決めろ! 2次試験のスタートダッシュ!〜1次試験の先を見据えて〜”へ3件のコメント

  1. ロム より:

    のきさん、ありがとうございます。

    一次試験の問題用紙と構造が同じであれば、再来週の一次試験もそうですし、去年受けた分のものが残っているので、この構造を参考にしたいと思います。

    どうもありがとうございました!

  2. ロム より:

    二次試験に向けての記事、ありがとうございます。

    私もアヤカさんの記事を参考に、まとめシートを読みつつ、100字トレーニングを毎日行いつつ、事例Ⅳの問題集や過去問に取り組んでおります。
    特に電卓に関しては、サイズの規定があったのを知らずに、規定違反のものを持ち込もうとしていたので本当に助けられましたw

    今の内から二次試験の過去問を、こっそり会社のプリンターでA4印刷していたのですが、それだと本番とサイズが違うんですね、初めて知りました……。

    もし可能であれば、の記事の依頼をお願いしたいことがあります。
    よく二次試験の開始直後にビリビリ聞こえてくるというお話や合格者の皆さんも試験開始前のルーティンとして行っていたというお話を耳にしますが、本番の試験用紙がどういう構造になっているのか分からず、皆さんが何をどういう風にしているのかいまいちイメージができていません。
    なので、よければ画像付きで手順を説明して頂けると非常に嬉しいです。

    準備が大変面倒かと思いますが、ご検討いただけますと幸いです。

    1. のき より:

      ロムさん、

      コメントありがとうございます。
      粛々と1次試験の先を見据えて学習を進められているようで何よりです。
      電卓はトラップですよね〜。好きな物使わせろって思いますよね笑

      私自身も2次試験の直前まで問題用紙や解答用紙のサイズを知らず、道場のセミナーで11代目の人に教えてもらったので、今回の記事で紹介しました。
      リクエストの試験問題の構造についてはちょっと考えてみます。ただ、問題用紙の構造は1次試験の問題用紙と全く同じなので同じようなものを手にする機会はあるはずです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です