まなびをまねぶ②/2:財務改革_拝啓、財務が苦手なあなたへ by と~し

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前回、ひな祭りの日に学習方法の記事を書きました。
長文で二分割となってしまったため、
本日続編を書こうとしたところ、

本日3/16「財務の日」

ということだそうで、
前半は、勉強方法の続編を綴りつつ。。

後半は、簿記試験を3回も落ちた私が、
得意科目の得点源として、そして楽しく学べるようになった。
そんな経験談を、お届けします。

財務が苦手な人は、ぜひ一読ください。

記事のココだけPoint

・穴埋めはでも補える   →2.1
・量の向こう側のStudy □□ →2.3
を身につけ、学びを加速 →3.3

 

1.おさらい

今回の後編に入る前に、
前編の「まなをまねぶ①/2:学習改革」の要約は以下3点です。

・私たち人間は「忘れる」前提の生き物

「穴あきオケ理論」
 →頭の中に木桶がある。勉強を通じて、そこに情報を注いでいく。
試験当日に、満タンになった水が溢れていれば合格というイメージ

成果 = 質(Quality) × 量(Quantity)

質:穴を塞いで漏れる量を減らす、勉強の質を高める。

量:漏れる以上の勢いで注いで水位を上げる、勉強の量で勝負

・「質」は自分の穴(誤答・知らなかった論点)をいくつ理解して回答できるようになったか?

2.量:Quantity

2.1.穴を埋めるための裏技

 

質を勉強の質を高めることも大切ですが、
「量」の持つ力を今一度プッシュしたいです。

 

穴あき「オケ」理論が、
これがコップやバケツでなく、オケといったのは意味があります。

水漏れしてしまう「木桶」がある時に、
どのように水を止めるでしょうか?

穴を板で塞ぐ。

接着剤などで隙間を埋める。

。。。

それらも一つの方法ではありますが、
正解は、

水を張って置いておく

これだけです。

オケを形作る木の板たちが水を吸って膨張し、
自然に隙間がふさがるのです。

水を張って置けば、水漏れ桶も自然にモレが止まる。
裏を返せば、オケを放置しておけば水漏れはますますひどくなるということです。

合格までの道のりに心が折れることがあるかもしれません、
いや、きっと何回か疲れて、あきらめたくなる時がやってきます。

そんな時に私が唱えていた魔法の言葉を贈ります。

に昇華する。」

今日ちょっとだけとさぼったことが、
明日以降のモレをひどくするかもしれない。

今日ちょっとだけと頑張ったことが
明日以降のモレを止めてくれるかもしれない。

同じ勉強をするなら、ちょっと量を増やしただけで「質」もついてくるなんて、
一石二鳥でお得じゃないですか?

では、そんな「ちょっと」の量を日々積み重ねるための具体的な方法に移ります。

2.2.鶏ガラ勉強法

 

とにかく「量」をの精神論に終始せぬよう、
具体策を提案します。

初代のハカセさんから、昨日のアヤカまで色んな人が書いていますが、
勉強の中で、教材から知識を髄の髄までしゃぶりつくしてください。
(出涸らしと同じ勉強法ですが、美味しそうなこちらの名前で自分は呼んでいました。)

問題を解く→○付けする。だけではあまりにも勿体ない。

実はまぐれで当たっているだけだったり、
直感で偶然で正解しただけかもしれません。

選択問題は、以下のような視点で深めることができます。
・他の選択肢はどこが間違っているのか?
・間違っている選択肢の
・間違えた理由はなぜか
→ケアレスミス、知識不足、覚え間違い
・不足していた周辺知識、

どうして間違えたか? 次は正解にするための対策は?
せっかく買った教材、どこまで深めても追加料金はありません。
選択肢や解説まで徹底的にやり込めば、
ただ解いて○付けするだけの人の5倍、6倍…と知識を深められます。
(正答選択肢のみ=1、4,5択の全選択肢+回答=5,6倍と単純計算で算出)

一つの教材をやり込む際に、間違えた部分だけをCheckしておけば、
それはあなたが覚えるべき点を教えてくれる、世界に一つだけの最強の教材です。

過去問を捨てて、決めた教材一筋で合格したなゆたもいるので、大丈夫。
あなたの信じたパートナーのこと、信じて骨の髄の髄まで徹底的に知り尽くしましょう。

 

2.3.誰でもできる差別化戦略

 

でも、自分には勉強が得意で無い、学歴/職歴が無い。。。

そんなあなたにこそチャンスです。
勉強量を積み上げて、差別化戦略を採りましょう。

 

確かに学歴や職歴があったり、
人によっては資格による免除科目があったり、
受験までの道のりは千差万別です。

一方で、全受験生・全人類に平等に与えられている資源があります。
そう、「時間」です。

いくらお金があっても、頭が良くても同じ条件

一日=24時間

試験日まで〇〇日

つまり、自由時間を捻出して、
勉強をすればするほど、他の受験生よりも勉強量で差別化を図ることができます。

育児や仕事の事情で自由時間には差があると思います。
そんな中で「この一年だけ」と決め、以下のようなルールで勉強してみても良いかもしれません。

・移動時間/信号待ちは暗記勉強
・家事中は講義などの動画を聞く
・漫画・ゲーム・SNS封印

 

不思議なことに、ある時点を超えると、
何故だか「勉強」自体が楽しくなってきます。
更には「これでいける!」という全知全能感が出てきたりします。

いわばStudy Highと呼べる境地です。
(同時に、自分は眉毛が半分ハゲました。一次試験一週間前のこと。。。)

それでも私は、「量」の持つ力をお伝えしたいです。

先述の通り、量はいつか質に昇華し、穴を塞いでくれます。
そして、自身の自信として確固たる軸になります。

「これだけやってきたんだから、自分は大丈夫。」

試験当日に、この太い柱を持っていたこと、
私の合格要因の一つだと思います。

緊張しがちな方、心配性な方、ぜひ自前のおまもりとすべく、
量による差別化戦略を検討してみてください。

3.私の財務カイゼン

ここからは、簿記が苦手だった私が得意科目とするまでの経験をお伝えします。
財務に関して、1What(何を)、2Wht(なぜ)、3HOW(どのように)学ぶか?
自分の学びを時系列でお届けします。

3.1.What:財務って何?

 

経理系の部署で働き始めた当初、
数字を扱う責任感とともに、気が重かったです。

というのも、営業なら大きく成績をあげれば評価がある。

でも、経理は正しく納期通りに作成するのが当たり前。
一方で、万が一ミスをした場合には大きな問題となる。

前向きに基礎知識を付けようと簿記を学ぶべく、
テキストを手に取れば。。。

貸方と借方が一致するんだよ、そのために仕訳仕訳仕訳。。。
仕訳が仕訳で仕訳だよ。うん、仕訳。それとし~くりくりし~
その仕訳をもとに精算するよ。

(あくまでもと~しの私見です。)

 

気が重いまま試験を受け結果が出ず、
2級なら?と思い、学び始めてみたら、

あ、まだまだ仕訳あってね、仕訳仕訳仕訳。。。
それと工業簿記もあって、原価計算して。
やっぱり仕訳をもとに精算するよ

(あくまでもあくまでもと~しの私見です。)

 

。。。

独断と偏見ですが、バットも持たずに送り出され、
訳も分からないままにあちこちから「仕訳」というボールが飛んできて、
「仕訳」の嵐を浴びているような感覚に陥りました。

そんな感覚だから、通算3回簿記を不合格で、
その苦い経験から、きっと財務なんて難しいだろう、
そう重い足取りで中小企業診断士の勉強を始めました。

 

3.2.Why:財務はオモシロイ!?

 

しかし冒頭で書いたように、
財務が楽しく、得点源になっていったのです。

そのきっかけは、「意思決定会計」でした。

経営者と従業員はじめ、関係者が一丸となって行う経営。
何か大きな決断をする際の責任の重さや、
現状の良し悪し判断も指標を何にしたらよいか?
悩みの種は尽きないだろうと思いました。

そんな中で、意思決定会計により、
「理論的には□□が正しい。
その際の条件と理由付けは~~です。」

客観的な結論と、その理由付けをできるのは、心強い。
これを身につけられることが自分の楽しみに変わりました。

同時に、ふと経理の語源を調べてみると、→「経営管理」

経営のかじ取り、そのサポートを担わせて頂くのだと思ったら、
勉強だけでなく、自分の仕事へのモラールが向上するということも起きました。

腹落ちして分かる(Make Sense)、方向性が集約することで、
企業が一丸となって行動していき、業績が向上するという。
センスメイキング理論 という経営理論がありますが、
企業に限らず、一個人の中でも「なぜ?」の先の目標が見えた瞬間にやる気は加速するようです。
(詳細はこちらの記事末尾にある入山先生の著書参照。分厚いので、合格後の読書とすることを強くお勧めします)

勉強の合間に、この論点を理解すると、どんな悩み事を解決できるのだろう?
将来に思いを馳せて課題を解決するイメージとつながった瞬間に、
あなたのやる気に火がつくかもしれません。

 

3.3.How:財務修行はじめました

楽しさに気づいて、やる気が出た
→得意になりました!

そんな単純な話ではありません。
(もしそうなら、財務が得意な人がもっともっと多いハズです。)

穴あきオケ理論で、私はひたすら「量」をこなしました。

ミスには赤を付け、
理解できていない論点は、
用語と考え方を赤字で写すということをしていたので、
当時のノートは、見渡す限りの真っ赤っかです。

そんなミスだらけの真っ赤なノートでも、もう大丈夫でした。
ワクワクして学びたい!そんな気持ちが自分の中に溢れていたので、

全ての「ミスや知らないこと」=「伸び代」
と自分の中では変換をされていました。

 

ワクワクが自分の中に湧いている初期の内に、
意識したのは、「枠をつくる」ということです。

未知のことを学び始めるときに、穴埋め・水を注ぐこと、それすらできないかもしれません。
頭の中に、注ぐべき木桶の姿かたちさえ無いかもしれないからです。

①将来像・設計図を明確化する(全体像を眺める)

②基礎枠をつくる

①は学習計画を立てたり、科目の全体像を俯瞰する。
こちらは色んな人が書いてきているので、
目に留まる過去記事をご覧ください。

②については、学びの基盤となる基礎枠を作ります。
木桶の板を支える、外周の金属の枠のイメージです。
まずは、このを作る。
それから、板をつけ、穴を埋め、水を注ぎます。

具体的には、覚えないと話にならないもの・A問題の頻出論点、
これらをとにかく頭に入れ込み、強固な枠を築きます。

自分は、以下2つをひたすら書いて書いて書いて覚えました。
・経営指標(算出式とともに)
・キャッシュフロー計算書

初めは、見ながら書き写すで良いので良いのですが、
徐々に、見ずに書き出してみて、後で見比べて答え合わせをします。

特に、CF計算書については初見から苦手意識があったので、
演習の際も問題集に付属の回答用フォーマットを使わず、
解く前にまずCF計算書のフォーマットを、白紙に書き出す。
そんな地道な書き出しを、二次試験の前日まで続けていました。

すると苦手意識があったところからスタートましたが、
1次80点、2次68点と、得点源として、
試験当日も、これはできた!と自分を勢いづける機会とすることができました。

実は財務が苦手。。。

自分に自信が持てなくて。。。

という人、一度騙されたと思って、量をこなす勉強に挑んでみませんか?

今日のまとめ

・穴埋めはでも補える
・量の向こう側に待つStudy High
を身につけて、学びを加速

 


自動車メーカーの経理部門で働いているのですが、
ベテラン社員の方々は匠の如く、特殊能力を持っています。

図面を見るだけで、製品の工法や原価が分かる。
間違っている原価計算を瞬時に見抜く。
そんな彼らが口々に言うのは、「原価のささやきを聞け。」
曰く、計算に誤りがあると、
「ここがおかしいよ~」と囁きかけてくれるそうです。
そんなのあり得ないと思っていましたし、
未だに私の耳には原価の声は届いてきません。

しかし、中小企業診断士の勉強を通じて、
ミスや確認の要所を感覚で気づくことができるようになってきました。
税金や減価償却、除却などといった言葉を理解し、
演習を繰り返したことで、これらを意識する感覚がついてきました。

きっと目の前の数字の声が入ってこないのは、
自分自身が「わからない」という耳栓を勝手につけていたのかな?
と、最近では思います。

分からないなら、分からないなりに数字を読んでみたり、
足して引いて、掛けたり割ったり、図にしてみたり、
出来ることをして、数字たちの語り掛けたいことが何かな?
そうやって寄り添えばいいのかな、と。

私の耳にまだ原価のささやきは届きませんが、
いつかはきっと語り掛けてくれると信じて学び続けます。

日々学び続ける、皆さんの元にも、
数字の声や、合格通知が届きますように。

そして、春セミナーの募集も始まっております。
全国で頑張っている受験生の声
ブログを書かせていただいている我々道場メンバーの声を聞ける、
そして質問(あなたの声を聞かせて下さい。)したりできる

そんな機会になっています。

興味ある方、お申し込みは「コチラ
お早めに~

 

明日はMa.satoが過去の診断士試験データを分析した記事の続編を投稿します。

必見ですので、お楽しみに♪

 

 

 


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まなびをまねぶ②/2:財務改革_拝啓、財務が苦手なあなたへ by と~し”へ2件のコメント

  1. 岸川大樹 より:

    経理部の方にとっては、財務は楽勝な科目だと思っていましたが、実は違ったのですね。まさに、努力により、乗り越えられたという体験談を読んだ事で、経理の仕事をやったことない私にも乗り越えられるはずだ、とモチベーション維持に繋がりました。

    1. と~し より:

      岸川さん、コメントありがとうございます。

      私が特に苦手なのはあると思いますが、
      経理でも簿記を取らない人はいますし、
      簿記2級まででは出てこない論点もあるのが診断士の財務科目です。

      やったことがない=これからの伸び代 です。
      自分を信じて学んでいきましょう。

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