【診断士1次試験対策】過去問回しすぎると問題覚えてしまう?それで全然OKです

 道場 春セミナーのお知らせ 

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土) 14:00~16:30 (13:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
3月15日(日) 12時より「こくちーず(告知’s)」で絶賛募集中
満員御礼となりました

※申し込み締切のお知らせと最終案内のお知らせをご確認ください。

こくちーずはこちら

一次試験・二次試験学習の進め方、一問一答形式のQ&Aコーナー等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご検討ください!

※東京、名古屋、大阪で予定していた春セミナーは
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催を見送ることとなりました

         

twitterもよろしくお願いします。

【11代目からのご案内】

4月4日(土)に実施予定の一発合格道場『オンライン春セミナー』ですが、なんと誠にありがたいことに満員御礼となりました!!

3月28日(土)申し込み頂いた方宛てにメールにて連絡差し上げましたので、届いていない方は大変お手数ですが「こくちーず」経由で連絡下さい(こくちーずはこちら)。

Zoom URLは「4月1日(水)」にご登録いただいた「メールアドレスに連絡」させて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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どうも、Tomatsuです。

着々と試験日が近づいていますね!

私も昨年の今頃は期待と不安で何とも言い表しづらい心境にいたのを覚えています。

しかし、正しい努力を重ねれば不安は徐々に消し去っていけますので、是非食らいついていってくださいね。

何度も言っていますが、診断士学習は直前期からが勝負です!

■過去問を制するものが診断士試験を制する

一発合格道場では言い古されていますが、合格を目指すには「過去問を制するものが診断士試験を制する」の精神を持つことが重要です。

これは1次試験においては特に重要と言えます。

「1次試験直前期の学習スケジュール例を公開します」でも解説しましたが、過去問は、診断協会が過去の受験者に「実際に」出題した公式情報であり、無駄な情報は一切含まれていないからです。

また、直前期に入れば、試験日にベストパフォーマンスを発揮できるよう、「アウトプットの練習」をしなければなりません。

これは単純に知識の問題だけではなく、「どうやって戦略的に選択肢を絞っていくか?」「問題文の罠に引っかからないようにどう自分を意識付けするか?」「各科目の時間の使い方はどうするか?」などの力も含みます。

この力をつけていくには過去問によるアウトプット演習が不可欠です。

賛否ありますが、個人的にはテキストを汚す時間があれば、ひたすら無心でガムシャラに過去問を回した方が良いと思っております。

筋トレのように何セットも繰り返してくださいね。

上記記事では、直前期からでも「過去問5年分を3回回せるスケジュール例」を紹介しておりますので、自分で学習計画を立てるのが苦手な方は参考にしてください。

■過去問を覚えてしまう。。。

こんな感じで私は同僚の受験生の方々に対して「過去問回しまくりましょう!」という説明ばかりをしているのですが、これの反論として時折「過去問を回しすぎると答えを覚えてしまい勉強にならない」という意見が挙げられました。

私も受験生の頃、すこしだけ頭をよぎった懸念点ですが、実はこれ全く心配すべき問題ではありません。

理由は2点。

1.問題を覚えている=そもそも実力がついているということ

2.解き方を工夫すればよい 

一つずつ説明します。

■1. 問題を覚えている=そもそも実力がついているということ

過去問の問題と解答のセットはそんな簡単に覚えられるものではありません。

実際にやってみると分かるかと思います。

自分の例に置き換えてみると、私は1周目が終わった段階ではほとんどの科目で「全く解けなかった」という絶望感しか残らず、論点を理解する余裕もなかったほどです。

私の場合、問題文と解答選択肢を見て「あ、この問題の解答はBだな」みたいな余裕が出てきたのは過去問5年分×7科目を「3周回し終わった段階」でした。

この頃丁度、TACでいう完成答練の2周目だったのですが、全科目で70点越えができ、今思えばその頃既に合格レベルに到達していたと思います。

つまり、問題&解答セットを覚えてしまうほど過去問演習を回している時点で合格レベルに到達している可能性が高いということになります。

なので、問題を覚えてしまうという懸念は一度忘れて、是非まずは過去問演習に着手してもらいたいと思います。

■2. 解き方を工夫すればよい

とは言えど、問題と解答のセットを覚えてしまった方は、それ以上どうやって勉強するんだよっていう話になりますよね。

そのような状態に達した方々向けに紹介したいのが「間違い選択肢を修正して正解に変える」という勉強方法です。

意味が分からないと思いますので、例として企業経営理論のH26第6問を見てみましょう。

【企業経営理論:H26 第6問】

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。

(ア) 事業単位は他の事業単位と製品や市場について相互に関連した統合的戦略をもち、計画の範囲内で自由に対処する。

(イ) 資金の流出は市場での競争上の地位で決まると考える。

(ウ) 資金の流出量を削減して優位性を確保できる「問題児」の選択が重要である。

(エ) 自社の相対的な市場シェアと自社事業の成長率を基準として事業を分類する。

(オ) 全社的な資源配分のための論理のひとつとしての位置付けが重要であり、ドメインの定義と併せることで現実的な資源配分の指針となる。

この問題における正解は「オ」となります。

なので、過去問演習に着手しはじめた初心者の方にとっては「(オ)を選べるか否か?」がポイントになるかと思います。

ただこのやり方、実にもったいない。

過去問は「間違い選択肢にこそ学習のチャンス」が眠っているからです。

問題文&解答セットを覚えてしまった方々は、次回からは「間違い選択肢のどの部分を編集すれば正解になっていたか?」まで考え抜いてみて下さい。

以下に例を示します。

(ア) 事業単位は他の事業単位と製品や市場について相互に関連した統合的戦略を持たない(事業間のシナジーは考えない)

(イ) 資金の流出は市場成長率で決まると考える。

(ウ) 資金の流出量を削減して優位性を確保できるのは「金のなる木」である。

(エ) 自社の相対的な市場シェアと市場全体の成長率を基準として事業を分類する。

(オ) 正解

この取り組みを行うと、学習の質が段違いに向上します。

というのも、「編集を行う=自分の頭の中から論点知識を捻りだす」行為につながるため、アウトプット力が飛躍的に向上するからです。

私はこの方法で知識が面白いように定着し、最終的ンは結構な余裕をもって合格することができました(502点)。

相当おすすめですので是非試してみて下さいね。

おまけ:書籍紹介「世界標準の経営理論」

本日はおまけとしておすすめ書籍を紹介したいと思います。

診断士試験を終えて学習意欲が高まりまくった私はこれまで以上に本を読むようになったのですが、最近『診断士を勉強した方々に特におすすめしたい本』に出合いました。

タイトルは「世界標準の経営理論」(入山章栄先生:早稲田大ビジネススクール教授)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

世界標準の経営理論 [ 入山 章栄 ]
価格:3190円(税込、送料無料) (2020/3/24時点)

 

入山先生と言えば、イノベーター必読の「両利きの経営「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く」(チャールズ・A・オライリー)の監訳者としても有名ですが、今回もやってくれました。

めっちゃ面白いです。

理論というと「堅苦しい」「実践的ではない」「学者向け(ビジネスマン向けじゃない)」というイメージを受けますが、入山先生曰く本書のターゲット層は「現場で戦うビジネスパーソン」としています。

詳しい解説は「中小企業診断士合格後の「おすすめ本」│世界標準の経営理論」を参照頂きたいのですが、この本何が良いかって、「中小企業診断士の勉強で学んだ知識が繋がる」んですね。

例えば受験勉強中、企業経営理論の「5フォース分析」と経済学の「寡占市場」。

受験当時はこの二つの論点の繋がりなんて意識したことありませんでしたが、これ、実は「SCP理論に」よって繋がります。

繋がりを実感した時の何とも言えない高揚感、是非味わって頂きたいですね。

他には

①経済学ディシプリン:
SCP理論、リソース・ベースド・ビュー、取引費用理論、ゲーム理論、など

②マクロ心理学ディシプリン:
知の探索・知の深化理論、SECIモデル、ダイナミック・ケイパビリティ理論、など

③ミクロ心理学ディシプリン:
リーダーシップの理論、モチベーションの理論、センスメイキング理論、など

④社会学ディシプリン:
ソーシャルキャピタル理論、組織エコロジー理論、レッドクイーン理論、など

など、古典的な理論から最新理論まで、実例を含めながら幅広く解説していますので相当読み甲斐があります。

多くの時間が持っていかれることになるかと思いますので、読書にのめり込んでしまう方は注意して下さいね。

明日は11代目で最も厚みのある記事に定評のある「べりー」の番です。お楽しみに!


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