イベント告知!+2次筆記試験「独学」②×答え合わせ ○考え方合わせ【中小企業診断士試験】
カワサンです。
今日は独学の方以外にも当てはまる「考え方合わせ」の話です。
その前に…
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0.告知するわよ
皆さん、梅雨も明けて夏真っ盛りです!
田畑に映える青空、木々からけたたましく鳴り響くセミ、モクモク天に伸びる入道雲を眺めながら「あちい…今日も夕立かな~」と思いながら過ごす季節がやってきました。
そんな中!道場オンライン夏セミナー(オン夏!)の参加者から好評だった「相談会」
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追 加 開 催 決 定 !
ただし、
・土曜日の深夜!
・2次筆記試験・今年受験の独学者対象!
・少人数開催!(※応募多数の場合は抽選と致します)
名付けて「土曜だから夜ふかし」
※2丁目のデラックスな方や、∞な彼は出てきません。
勉強にお休みも週末もありませんが、平日よりは多くの方が参加しやすそうな、週末の深夜帯に開催します。
毎日の勉強、お盆を挟んでちょっと気が緩みそうな気がしませんか?
(機械も人間も同じで、休んだ後にいきなりトップギア入れたらぶっ壊れます)
1次試験終了から約1か月「うまくいかねえ!分からねえ!」葛藤の日々…
様々なセミナーや相談会、参加したかったけどできなかった…不安だ。
そんな試験勉強に「喝?」と「癒し??」を送る土曜の深夜。
「よろず相談会」で悩みや不安を共有+解消しちゃいましょう!!
■ 土曜日だから夜ふかし 開催概要
・日時:8月29日(土)23:00~25:00
・場所:オンライン(Zoom)
・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス(約20分)」と「よろず相談会」
※深夜帯なのでガチなセミナーではありません
※相談会の形式:6~7名/班を20~30分毎に入替する形式
・人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)
・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00
・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力後、送信(←申し込みフォームへジャンプします)
・参加確認:8月22日(土)にEメール連絡(抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)
孤独に黙々と、来る日に向けて「独学」で合格を目指す全国のアナタに届けたい。
日中のセミナーが時間で都合がつかなかった方、お待ちしています!
セミナー参加できずにちょっと寂しい思いの方、お待ちしています!
なお、今回は独学者の方限定としていますが、2次筆記試験受験予定の全員を対象にした企画を9月に開催予定(近日情報解禁)ですので、こうご期待!!!
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1.「答え合わせ」ではなく「考え方合わせ」
ここから、今日の本題。
前回の私の投稿に続いて独学シリーズ。
と言っても、今回は独学以外の方にも参考になる部分があると思います。
①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ ←前回説明済
②複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析 ←今回説明
③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる ←次回説明
2次筆記試験は「解答が無い」だけに暗中模索な日々の方も多いかと。
特に模範解答と自分の答案とを「答え合わせ」する時に悶々としていないでしょうか。
その中で、ここ最近の道場メンバーが繰り返すのは「考え方」に関する示唆。
問題を解いた後、大切にして頂きたいのが自分の答案と模範回答との「考え方合わせ」です。
(1)2次筆記試験は能動的な思考が必要
1次試験は「得られた知識から選ぶ」点で受動的です。
「夜ご飯はラーメン、うどん、そば…どれにする?」というのと同じです。
↑のように言われたら、3つから選びますよね。パスタにしたくても選択肢がありません。
一方で2次筆記試験は「得られた知識で判断し、書く」という点で能動的です。
「夜ご飯は…麺類の中で何にする?」というのと同じです。
条件に合致していれば良くて「汁なし担々麺」と言っても「ナポリタン」と言ってもいいのです。
一方で、今、仮にあなたが「かつ丼」とか「唐揚げ」と言ったらどうでしょうか。
これは答えになっていませんよね。「麺類の中で」という制約条件を無視しています。
ポイントはこの後です。
「あー答え違った。そうか、そばとかうどんだな」と思うだけでは、まだまだです。
ここで「麺類の中で」を読み落とした、というコトに気付けたら、まあまあ。
「なぜ『麺類の中で』を私は読み落としたのか」まで掘り下げられたら、OKです。
模範解答と自分の答案に重なる点が無い場合は、自分の答案と模範解答とを「なぜその答案に至ったのか」という観点で比較するコトが大切です。
ただ日本語の因果やキーワードだけで「合ってなかった、こういう模範解答を書けばいいのか」と写経しておしまい、ではいけません。
なぜか。
1次試験みたいに過去問と似たような文章は出てこないし、同じキーワードを書いて得点できる可能性なんて極めて低いからなんです。一定程度暗記で乗り切れた1次試験とは大きく違います。
(だから「ふぞろい」は「キーワード採点」という言葉を使って自らその良し悪しを本の最初に説明している…手元にある方は冒頭10ページ程度読んでみて下さい)
一方で「どう考えてその答えに至ったのか」(おべんと君のいう「どう書くか」)には共通項が多い。
そこを極めていくしかないのです。つまり、
・過去問や参考書に染まったキーワードを並べて書こうとする→与件や制約からズレたイマイチ答案
・文章になっていなくても、答案作成(=その答案に至るまでの考え方)のプロセスが模範解答に近い→回数を重ねれば伸びるし、当日の初見問題への対応力もついてくる
(2)模範解答は「解説」を熟読すべき
「なぜ、自分はそう考えたのか」を掘り下げていく
「なぜ、模範解答はこのような記述になっているのか」を掘り下げていく
この2点を行うためには、模範解答の解説をしっかり読みます。
なぜか。
1次試験と明らかに違うのは「正誤判定」だけで終わりじゃないからです。
いま時点で「模範解答を見てパッとしないな~なぜこの答えになるのかな?」と思っている方は、この点を強く意識してください。正誤判定で終わりにしない。
問題集や過去問で間違えたのなら、
本番で間違えずに済んだ、今気付けたと思って徹底的に分析して潰し込みましょう。
■オススメ手順
①模範解答から「なぜこのキーワードになるのか」「論理構成はなぜこれが望ましいのか」を、解説文を読んで理解。与件文と設問に記載されている内容も併せて確認。
②自分が答案を作ったプロセスを確認(メモ書きや解答骨子をもとに、どう考えたかを振り返る)
③ ①と②を比較して「合っていた考え方」「ズレていた考え方」「そもそも知識で抜けているポイント」を確認し、次回以降軌道修正すべきコト、覚えるコトを書きだす
ちなみに、独学の方に特にオススメされている勉強会、これがなぜオススメなのかというと、上記③を討論にてフィードバックしてもらえるからです。しかも、抜け漏れが少ない形で。
模範解答は一方的なので自分で咀嚼する必要がありますが、勉強会は自分のために周囲が咀嚼してくれるので、できなかったポイントを分かりやすく把握できます。
(3)ご参考:自分が答案を作ったプロセス
解いているときは夢中なので、いちいち「こう考えました」なんて残したら面倒です。
なので、私は↓のように過去問を解く時のノートを作っていました。
↓平成28年度・事例Ⅰを解いたときのノート
ワードで答案作成する方も居ると伺いましたが、私の場合は手書きを徹底しました。
試験本番を想定して手で書く練習しておくべき(1日中鉛筆で何か書き続けるのは、体力消耗しますよ)と思ったからです。
私の過去問ノートのこだわり
①「ドット入り罫線」の大学ノートを使用(東大合格生愛用との触れ込みに惹かれ…)
②見開き1ページ 左半分:答案/右半分:答案骨子・ポイントのメモ作成←「考え方合わせ」の際にメモから答案作成プロセスの「合っていた」「ズレていた」「そもそも抜けていた知識」をチェック
③問題文はコンビニでコピー、線引いたりメモ書いたりして使い捨て
文字数の感覚を養うため、回答のマス目作成~答案作成は毎回手書きでやっていました。
また、試験本番で記述するマス目は思いのほか小さかったので、大学ノートの罫線幅で文字で書いたのは結果的に良かったと思っています。
人に見せる文字を書くので、丁寧に書かねばなりません。
しかし手書きで文字が小さいと、字がつぶれて読みにくくなりがちです。
ペン習字でもやっていれば問題ないでしょうが、今からユー○ャンに申し込むには時間が…
日ごろから手書きで何かやっている方も少ないはずなんで、練習したほうがイイです。
思いのほか、手首が疲れますよ!
今日のまとめ
・自分の答案と模範解答、それぞれが「なぜそのように書いたのか」を比較し、自分ができたこと、できなかったことを明確にする
・模範解答は答案ではなく解説をしっかり読む
・今間違えたことは「本番にミスせずに済んだ」と思ってしっかり振り返る
3.おまけ:私の使っていた過去問集
私は事例Ⅰ~Ⅲについては過去問のみで対策を行いましたが、その際に以下の書籍を活用しました。
個人的には使ってよかったと思っています。
なぜか…
執筆陣がLEC、KEC、MMC、AAS、クレアール等といった(受験生時代はよく知らなかったんですが)2次筆記試験では名が知れた予備校の講師陣なんです。
ということは、予備校の解説を部分的に教わっているようなものなんです。
前回も書きましたが、独学はノウハウを自分で積み上げるがゆえ、遠回りになりがちです。
一方、2次筆記試験で頼るべき(というか、そこしか拠り所が無い)経験則やノウハウは、予備校がいっぱい持っています。
(一発合格道場も10年のノウハウや経験則が蓄積されています)
私はこの1冊と「ふぞろい」を併用し、たまに「全知識」「全ノウハウ」をめくりながら事例Ⅰ~Ⅲの対策を仕上げていきました。(参考:合格体験記)
1次試験と違って、2次筆記試験は予備校によって解答速報の要旨も異なります。
ですから、複数の参考書や模範解答から多面的な意見や考えを持ち寄り、それらの共通項から「結局自分の考え方は良かったんだろうか、ズレや抜けは無いか」と振り返る事が大切です。
特に、過去問の事例ごとに「今後の学習ポイント」が記載されている点は特に活用しました。
2次筆記対策の参考書の中でも、一番マーカーで線を引いていたのはこの本の「今後の学習ポイント」でした。
「こういう視点でちゃんと考えろよ」「ここの知識おろそかにするなよ」というコトが簡潔に書かれているので、反省にはもってこいだったのです。
過去問は無料でもゲットできますが、解説付きの参考書を買うのが個人的にはオススメです。
では、また!
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