診断士になったら世界が変わるのか?
こんにちはJCです。
皆さんに質問があります。
道場をご覧の皆さんはなんで診断士の受験をしようと思ったんですか?
僕の場合は動機が全然希薄です。
以前も書いたことがあるかもしれませんが、診断士の勉強を始める前に公認内部監査人CIAの試験を受けました。これにはキチンとした動機のようなものがあったんです。海外にいた頃に、とんでもない失敗をやらかした同僚がいたんですが、もし僕が監査の考え方を少しでも知っていたら、ずいぶん違ったかな?と考えたものです。
たまたま会社の監査部長をやっていた昔の上司が日本のCIAの黎明期に資格を取得した人で、彼に進められたこともあり、46歳にして、当時そこしかなかったUS Education(現在は名前が変わってアビタス)という受験機関に半年通って、結構真面目に勉強したら、意外とあっけなく取れちゃった、というものです。
■なんだやればできるじゃん感■
CIAの合格通知の封筒を開いた時はもちろん嬉しかったです。
自分が一生懸命勉強したという気持ちも持っていましたし、それが成果として目に見える形で届いたことは嬉しかった。でも半年くらいの勉強期間だったので、もうちょっと他の資格とかもやればできるかもしれないな、と感じたのが僕の全然希薄な動機です。かなり不純ですね…。
僕の勉強仲間はもっとしっかりしていて、シャッターの閉じた地元の商店街に活気を与えたい!とか素晴らしい目標を持っている人もいましたし、彼らに比べて僕の動機ってどうよ?というものがあるのは事実ですねぇ。
■診断士になって何をするの?■
僕の場合には動機がそんなふうに希薄なものだから、実は診断士になったら何ができるとか、何をやろうとか、そんなこともあまり考えていませんでした。2009年の今頃だって、独立診断士がどうやって収入を得て行っているかなんて、全然知らなかった。
まあ、独占業務はほとんどない代わりに何をやってもいいんでしょ?くらいのイメージでした。診断士になってからのことは、とりあえず合格してから考えよっと、そんな感じです。
僕と同期でストレート合格したふうじんもハカセZonEも同じようなもんじゃないのかな?だって、合格したから何やろう!という勢いででいきなり、この道場始めちゃったわけだし。
■診断士の前はド会社人間■
それまでの僕の時間の大半は会社に注がれていたように思います。毎晩遅くまで仕事をしていてすごく忙しいつもりでいたし、たまたま忙しくないときだって、上の人が退社しないと席を立ちにくいなぁという普通のサラリーマンの気持ちもあったし、飲みに行くのもたいていは会社の同僚だったし、休日のゴルフだって会社の人達と一緒でした。海外で駐在したりすると日本人社会が狭いもんだから、この傾向は更に拍車をかけていたように思います。その頃の僕の中では家族よりも会社の方を優先したりすることも少なくなかったように思います。今から考えるとすごく変なのですが…。
■診断士になったら世界が変わるか?■
そんなふうに、不純で希薄な動機しかなく、会社への打ち込み度が高かった僕ですが、診断士になったら、世界が変わったかというと、確かに変わったと言う自信があります。診断士になったら、と言うよりも診断士の勉強を始めた時から実は変わっていたということかもしれません。
まず、勉強のために仕事が終わったら、周囲を気にせずさくっと「お疲れ様~」と言えるようになった。次に社外の友人・知り合いがものすごく増えた。これに伴って飲みに行くのも会社関係が激減し、社外の人達がものすごく増えました。家族と過ごす時間そのものは変化ないか、少し減少くらいかもしれませんが、家族との関係はより濃いものになっているように思います。会社の仕事はもちろん変わらずしっかりやっているつもりではありますが、オンとオフをきっちり切り分けるようになって、会社がオフになったら、僕の診断士としてのオンが始まるようなそんな気持ちでやってます。僕としてはすごくやりがいがあるし、人生はとても楽しく前向きに変化したように思います。
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このエントリーは、なんで僕は診断士の勉強を始めたんだろう??と思い起こしながら書き進んでいます。
その当時の思いにはやはり会社にべったりの自分とは違う存在になりたいな、という気持ちもあっただろうし、単に難しい試験をクリアしたらちょっとかっこいい、なんて気持ちも絶対あったように思います。そんな希薄で不純な動機でも、長い勉強期間をモチベーションを維持し続けられたのは、やはり家族の応援と勉強仲間への信頼、それから診断士の受験勉強がとても面白かったからかな?と思います。
2次試験を前にして、しゃかりきになっている皆さんに怒られちゃうかもしれませんが、ぜひこの必死の状況を楽しんでもらいたいんですよね。
こんなに勉強したことは大学受験の時にもなかった。
そんなすごいことを今の自分はやっているんだとわくわくしながら取り組んでほしい。
1回毎にトライアンドエラーを繰り返して、自分に一番合ったプロセスとかお作法とかを見つけ出す喜びを感じてほしいと思います。
そろそろ成績もがーんと伸び始めて行く頃かと思います。
僕らはそんな皆さんを心から応援しています。
yamada様
こちらこそいつもお世話になっています。
ぜひモチベーションと体調を高いレベルで
維持していってください。成績は必ずついてくると信じています!
頑張ってくださいね。
JCさん
お世話になっております。
>1回毎にトライアンドエラーを繰り返して、自>分に一番合ったプロセスとかお作法とかを見つ>け出す喜びを感じてほしいと思います。
>そろそろ成績もがーんと伸び始めて行く頃かと>思います。
瞬間的に解ったつもりになったり、へこんだりの繰り返しですね。でも昨年度よりは勉強時間も多いですし、モチベーションも高いですし、後は、早く来い来い、がーんと上昇の成績です。
では。
かっぱ様
僕も同じ世代ですから、おんなじ思いがあります。診断士の勉強を始める前には、こんなに世界が広がってゆくとは思ってもいませんでした。
乞うご期待!しつつ、がんばってくださいね。
動機…。私は不純です。会社員人生もあと10年、他人より出世したわけでもありません。にもかかわらず、意外と背負っているものも多いので、会社に居残るorこれまでの経験を活かせるパワーが欲しいですし、必要なんですワ。若かったころは、自己満足のためにいろいろと勉強もできましたが、今は記憶力の関係で、なかなか難しいです。
もう一度、『なぜ』を思い、これに『応えられる』よう、奮い立たせます。