【スクーリング】通学教室での諜報活動
katsuです。
今回もまた大げさなタイトルですが、私がスクーリング制度で通学したときに周囲の会話を盗み聞きしていた話です。
主に通信生へのメッセージですが、通学生の方や独学生の方の参考になりそうなことも含めています。だいぶ長文になってしまいましたが、読んでいただけると光栄です。
◆ スクーリングの2大メリット ◆
スクーリング制度とは、通信生が教室講義に何回か参加することができる制度です。詳しくは私の合格体験記をご覧ください。
こちらの合格体験記で取り上げたスクーリングの2大メリットである「情報収集」、「モチベーションの維持」を効果的に行うための手段だったのが盗み聞きです。
通信生にとっては生の情報を得られる機会は、道場セミナーとかスクーリング制度とかそんなに多くはないと思います。私はスクーリングで都心へ通うために、交通費や時間をけっこう費やしました。
費用対効果を考えると、得られる情報はできるだけ多くもって帰ろうという意識をもっていました。
みなさんもぜひ盗み聞きをうまく活用してたくさんの情報を持ち帰ってください。
◆ 講師への質問を盗み聴こう! ◆
スクーリングで何回か通ったとき「教室のどこの席に座るか」をだいたい固定していました。それは、真ん中一番前のほう3列目以内です。
私がいつもこの辺りに座った理由は・・・
受講生の講師への質問が聞こえる場所だったからです。
スクーリングに行っていった教室では講師が休み時間中ずっと受講生の質問に答えていました。こっそり聞いているとそれまで気になっていた講義の内容や学習方法に関する質問がチラホラ。質問が得意な受講生の方が自分の代わりにいろいろと質問してくれていることに気づきました。
これは教壇のところで行われていたため、質問が盗み聴ける絶好のポイントは教室の最前列~3・4列目くらいということになります。
では、講師への質問を聴くメリットをまとめてみます。
【1】 自分で質問しなくても講師の回答を得られる。
他の受講生を代弁者としてその質問を盗み聴くことで、私は様々な情報を得ました。自分で質問しないので追加質問ができないことと聞きたい質問が聞けないのがデメリットですが、客観的に回答を聴けることがメリットでした。私は質問下手で、質問をすると緊張してしまってあまり回答を聴くことに集中できないため質問することがあまり好きではありませんでした。この方法だと机に座って聞いているのでメモもできて、冷静に聴けるためすごく頭に入ってきました。
【2】 知識の定着に役立つ。
質問の回答では講義の時より多面的に説明をしていた印象があります。講義では、万人に受け入れられるような説明をしないと伝わりにくいのですが、質問はその講義では理解できなかった人が質問にくるというパターンが多いため、違った角度からの説明をしていました。こういった形で再度説明を聴けることが知識の定着に効果的だったと思います。
【3】 自分の知識を整理できる。
これは自分がすでに理解していると思っている質問を受講生がした場合です。講師と一緒に質問の回答を考えてあげます。(とはいっても脳内でなんですけど・・・。) 自分なりの答えと講師の回答を照らしながら「講師と自分の知識・解法の違い」を分析していくと、自然とその内容について理解が深まっていきます。もちろん本当はあまり理解していなかった部分が浮き彫りになることもあります。ちなみ私はこれを「仮想グループ学習」と呼んでいます。
講師と受講生の問答を聴くことは、もちろん「通学生」ならば毎回できることであるため「通学生」のみなさんには強くオススメしたいです。
私は休み時間の受講生の講師への質問をもはや講義の一貫として聴講してしまえばいいのではないかと思います。
ちなみにご自身が質問する派だという方はコチラの記事をオススメします。
◆ 教室の前列組は情報通の集団? ◆
私が通ったクラスでは、前のほうに座っている受講生が次のような特徴を持っていました。
① 講師と仲が良いため持っている情報量が多かった。
② モチベーションが高い人たちだった。
③ 仲が良くグループ内で積極的に意見交換をしていた。
こういった人たちは自由闊達な会話の中で、様々な進捗状況やそれぞれの学習方法などの情報を私に発信してくれました。(もちろん無意識にですが・・・。)
さらに、講師への質問を聴くこと自体が知識の吸収と定着に効果的であることをこれまでメリットとして書いてきましたが、質問した受講生の進捗状況やそれに対する講師の学習方法の例などの情報ももちろん入ってきます。
では、これらの盗み聞きを通じて得た受講生の進捗状況と学習方法に関する情報を私がどのように利用したかについてまとめていきます。
【1】 自分の学習方法を見つめなおすきっかけとする。
GWにオプションゼミで通学したときに経済学の自分の解き方が非効率であることに気づいたという話を前回の記事でもしたかと思いますが、私は他人の解き方や学習方法を知ることが自分の学習方法を見つめなおすきっかけとなりました。また、他人の進捗状況をつかむことで自分の現在位置が確認されることでも、学習方法の見直しのきっかけになると思います。他の受講生と比べてそのままのやり方で追いつけなそうなら新たな時間の捻出や勉強の効率化などを行う必要性を感じるはずでしょう。
自分の学習方法の見直しを考えもせずに本試験まで突き進んでしまうと、もし誤った学習方法を続けていた場合は「もう一年」ということになりかねません。私は過去の資格試験の中で誤った勉強方法をしていて不合格だったことがあります。それに気づいたのはもちろん「落ちたあと」でした。
学習方法の見直しをやってみることは私は損にはならないと思います。
もし学習方法の見直しをして、そのままの学習方法を継続すると結論づけた場合でも、自分の学習方法が正しいと確信できたことが更なる推進力となるからです。
【2】 モチベーションの源泉とする。
学習方法を取り入れるということが全てではなく、自分はあえてこれと違う方法で対抗してやると思うことが逆にモチベーションアップにつながることもあると思います。
また他人の学習方法を知るという刺激がモチベーションにつながることもあります。「スピ問○回やった」だとか「どんな参考書を使っている」だとか聴く中で焦りからかいろいろなことを試してみました。もちろんいろいろと手を出すことが時間のロスにつながるかもしれません。しかし、そうやってある程度試行錯誤を夢中で繰り返している間はすごく楽しかったし、自分にあった学習方法を見つけてしまえばあとはやる気次第で挽回は可能です。
急がばまわれという言葉もありますが、ゴールが見えないモヤモヤで勉強に身が入らないくらいであるならば、いっそいろいろな学習方法を能動的に探索していくほうが楽しいしモチベーションにつながると思います。そして、GWくらいまでに自分にあった学習スタイルを確立できてしまえば、あとは直前の爆発力でゴールに向かって突き進んでいけると思います。
◆ 強敵と書いて「ライバル」 ◆
さらに、モチベーション関係?でもう一つ。
私がスクーリングに通った教室で最前列に座っていた「ある人物」は、ひときわ目立っており、周りからの評価も高そうで、やる気も十分で自信たっぷり。
しかも、イケメン(笑)
この人物を私は、勝手にライバルとして敵意を燃やしていたんです!!
(そろそろ私の妄想癖が白日の下に晒されてきました。)
「コイツはなんとなくストレート合格しそうだな」と直感で感じていたんですが、やはりそのとおりに合格していました。
祝賀会2次会で挨拶してみたら、たった1回私の出席簿の判を押したことを覚えていたようで本当にビックリしました。
しかも対応もサワヤカでカッコイイ。
もう「完敗!!」って感じでした(笑)
◆ 道場セミナー ◆
さて今回の道場セミナーは「独学生」の参加者の方が結構いらっしゃるようですが、「独学生」は「通信生」と違いスクーリングができませんので、今回紹介した方法はできません。
しかし、ちょうど今チャンスが訪れようとしております。
最近私は道場メンバーのいろいろな学習方法を知って、もし今くらいの時期に道場を発見していたらもっと素晴らしい学習方法を確立していたのではないかと感じています。
ぜひ、みなさまはセミナーで会った方同士での情報交換や道場メンバーへの質問などを積極的に行い、いろいろと刺激を受けて、自分の学習方法の見直しを行って欲しいと思います。
これを機に同じ参加者の中から学習仲間を作ってしまうのも良いかも!
私みたいにライバルを見つけるのもアリですかね・・・。
とにかく存分に活用して欲しいです。
なぜなら、セミナー自体は無料だからとはいえ交通費と時間は費やしているのですから(笑)
それでは、また。
by katsu