【合格体験記】 「情報収集と愚直な勉強で2次一発合格」~うっちさん
さてさて、全国2万人の中小企業診断士受験生のみなさん!こんにちはです。
紫雲和尚でございます、3ヶ月ぶりの登場でございます。
一発合格道場の読者の皆様、お元気でいらっしゃいますか?
このブログからはだいぶ遠のいてしまいましたが、
http://dojo6daime.exblog.jp/
というところで、細々とやっております。もしよろしければこちらも遊びに来ていただき、ほとんど趣味の世界でやっておりますので、荒らしコメにもきちんと対処しようと思っておりますので、よろしくお願いします。
さて、試験に関する話題を久しぶりにしてみましょうかね(おいおい)。
7代目の方々の記事も拝読させていただいておりますが、皆さんほんとに真摯な記事、頭が下がります。
一方私が現役のころは「ふざけるな!」とかの賞賛ご批判も頂いた和尚でございますが、上記のブログでは比較的真面目な記事を最近書いております。
ま、それは考えあってのことですが、
現役受験生当時も
「本筋とは違っても役に立ちそうな一風変わった知識」
を求めておりました。なぜならば、その知識を得ることにより
「帰納的に正解にたどり着ける(のではないか)」
と考えておりました。
まま、そうした思いはこの記事でも書かせていただきましたが。
その6代目のあとがきでも、シリーズものとして
こうした記事
でCF計算書からPL、BSを作ってみる作業を企画してみましたので、よろしければ利用したってくださいまし。
てなわけで。。
さて、平成27年度の合格体験記はたくさん来てて、もう既に1次模試、2次模試ともとうの昔に終わったこの季節に、去年の寒い時期の合格体験記をアップすべく、こうして6代目も駆り出されて書いているわけです。
和尚もこの試験に合格してからもうすでに1年半。いろいろと思い浮かべることもあるわけですわ。
てなわけで。今日の合格体験記は、和尚と同世代の「うっちさん」。
何だか「はやく載せてーな!」という声が聞こえてきそうな書き出しでございます。
うっちさん、ごめんなさいね。
では( ^ω^)_凵 どうぞ
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
年末の大掃除も終わり、過去3年間の勉強に一旦の区切りを付ける意味で、体験記として以下のとおり纏めさせて頂きました。特に独学者の方の参考になれば幸いです。
うっち
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・合格までの年数:2.5年
・合格した年度:一次二次ともに2015年
・学習開始した時期:2013年4月
・一次対策期間:2年4か月
・二次対策期間:6か月(実質は2か月)
・一次勉強時間:計ってません
・二次勉強時間:計ってません
・年代:1971年生まれ
1.受験理由など
<プロフィール>
・情報通信会社勤務。44才。男性。
・入社以来、法人企業向けの営業→営業企画→営業→営業企画。
・受験勉強前の保有資格:初級シスアド、情報セキュアド、簿記3級。
・神奈川県在住。妻・長男(中3)・次男(中2)の四人家族。
<受験理由:42才>
・端的に言うと自己啓発。
・業務で取得した知識を体系的に勉強し、自分の能力を資格という形で表現したかった。
・社会人人生も半分を超え、このタイミングでもう一度、鍛錬が必要と感じたから。
2.学習スタイル
・独学。
・一次は科目合格狙い。
・3年目から、「一発合格道場」「タキプロ」「ふぞろい」等のブログやセミナーで情報収集。
3.受験経歴
・2013年:運営と情報の2科目のみ合格。
(勉強したのは運営、情報、法務、企経の4科目)
・2014年:財務と政策の2科目のみ合格。
(勉強したのは財務、政策、法務、企経の4科目)
・2015年:経済、法務、企経の3科目合格で一次クリアし、二次も合格。
4.学習方法
(1)一次試験
<科目合格狙い>
・勉強開始は2013年4月。この時点で科目合格作戦をとる。
<1、2年目の一次試験>
・スピテキをベ-スに理解中心で勉強。
・今思うと、受験目的=自己啓発からスタートしており、「まずは理解しなくては」という考えに捉われていた。(効率悪し)
・財務強化の為、14年2月に簿記2級を受け合格。
・14年4月に異動があり、勉強できない期間あり。経済の理解が進まず、14年も科目合格作戦をとる。
・法務と企経は、根拠ない自信があったが、アウトプット鍛錬不足で、2年連続で不合格。(ショック)
<3年目の一次試験>
・14年12月にビジネス法務3級・2級を受験し合格。
・石川秀樹先生(神様!)の「速習!マクロ経済学」と「速習!ミクロ経済学」をフリーラーニングで勉強することで、経済学の壁をクリア(15年1-2月)。
・その後は、過去問アウトプット重視の勉強スタイルへ。各科目40-50回、問題を解く。月~土曜に問題を解き、日曜に不正解の内容をノートに纏める。
・情報収集やモチベーション維持の為、各種勉強会に参加
(3/8タキプロ、4/29一発合格道場、6/20タキプロ)
・模試は5月のLEC、7月のTAC受験(14年、15年)
・15年の結果
LEC 経済:92、企経:64、法務:80
TAC 経済:60、企経:40、法務:63
本試験 経済:68、企経:64、法務:60
(2)二次試験
<1次試験前>
・3月に財務会計の勉強。
・5月にLECの二次模試受験
ぶっつけ本番。事例Ⅳ以外は全て埋めた。雰囲気を体験。順位132/201
・仕事でもボールペン→シャープベンに変更。
<セミナーで情報収集>
・8/11 LEC、8/18 タキプロ、8/19 ふぞろい、8/30 一発合格道場、9/12 ふぞろい
<単発講座>
・8/22 AAS、9/22 LEC財務、10/4 TAC
・8/22のAAS講座にて解き方を理解できたのが大きな前進。
・翌年の受験校選びの意味も含め色々な受験校へ。
<セミナーや単発講座にて取り入れたこと>
・設問分解し、ロジックツリー(AAS)
・因(与件)→果(一次知識)の組み立て。期待効果を記載。(ふぞろい)
・事例Ⅳを集中訓練。書けないのは読めてないから→書く訓練は不要(道場)
<勉強方法>
・読み&組み立て(これを重視。やっていても楽しかった)
→過去問を読んで回答フレームワークまで作成(通勤電車内)。回答作成までしない。模範解答を見て、不足している知識や切り口をノートに纏める。
・書き(評価される環境で実践することに)
→模試(9/5、9/19)とタキプロ勉強会(9/27、10/7)
・計算力(弱点補強の観点で注力)
→TACの事例Ⅳ計算問題集を取り寄せ、集中して勉強。
・知識(特に事例Ⅲ中心)
→全知識の読み込みのみ。
<模試>
・9/5 TAC(順位2045/2690)、9/19 MMC(順位346/391)
酷い結果で、今年は厳しいと思った。来年の為にも最後まで努力する事に。
5. ターニングポイント
① 2014/12/31 石川先生(神様)との出会い。経済の壁を乗り越え、一次突破が見えた。
② 2015/3/8 タキプロセミナーに参加。初めてのセミナー参加であったがフレンドリーな雰囲気。その後も各種セミナーに参加することに。
③ 2015/8/22 AAS講座で二次の勉強方法を把握。「設問文からそこまで考えるのか?」
④ 2015/8/30 道場セミナーにて、「書き」ではなく「読み」に注力。「事例Ⅳ」に注力。
6. 受験のポイント
・一次はアウトプット重視の勉強が重要。もっと効率の良い取り組みができた筈。
・二次は、独学ながらも、様々な情報(ネット&リアル)を入手し、自分にあった(理解できた)やり方を実施したのが良かったのかと。ただし、手法は確立しておらず、他人には伝授できない。
・今年は、アウトプットの計画を週次、月次で作成。平日に不足した分は土日でリカバリー。仕事や飲み会などもあるので、日次計画は作成せず。これを1年間、継続できた。
※纏めると、「プランニング&愚直に実行」と「情報収集&自分への取り込み」です。
(全くもって、一般的に言えることですが)
以上
◆◆◆寄稿ここまで◆◆◆
はい、いかがでございましたでしょうか。和尚がこれを読んで感じたことを2つに絞ってお話ししましょうかね。
1.おっさん力の発揮
「おっさん」と呼ぶな~とうっちさんに叱られそうですが、あえてこのおっさん力というのは無視出来ない
「受験上のアドバンス」
となることを意識して、特に40代以降の方は勉強されては?と提案したくなる次第。
うっちさんの文章中での顕著なのは、以下の3点かと。
・情報収集自己選択力
仕事での経験も相応に積んでいる我々40代は、自分のリアルの仕事上、まったくどう進んでよいか見当も付かない現実での事例対処に遭遇したことは1度や2度ではないはず。そこで、必ず行わねばならないのが
「事態の把握と、解決にまつわるであろう知識の収集」
であることは、諸兄諸氏には大きく頷かれるであろう対処法だと思われます。これを上手くいかして、受験にも応用を効かせていることが印象的です。
・愚直に継続的な勉強
その上で、「継続は力なり」ということを十分に理解しており、これをいかした学習を行っている。
・楽しんでやる
さらに、「つまらんことでも、そこに楽しみを見いだす」ことは、そうです仕事をやる上でも非常に大事なことですよね。
和尚は、どこかにも書きましたが、仕事と違って、受験勉強は逆にストレスが少なかったことを覚えてます。といいますのも、人を動かすことより、自分を動かした方が楽。自分にしか文句を言えないところは、辛いとは言え、やはりある意味ストレスは少なくてすみますもん。
2.気持ちのコントロール
和尚としては、お恥ずかしい限りなんですが、こんなHN使っている割には
・落ち込み&怒りのコントロールが年をとるごとにあまり効かなくなってきている
ことに最近気がついてきました。とおり一辺倒の社会生活を維持する程度にはコントロールできるようにはなっているのですが。
受験においては、例えばうっちさんがおっしゃるとおり、思うようにいかないこと(例えば模試の点数とか)もありますが、
それを上手く流していける
技術を持ち得ているのも印象的です。よくリアでも和尚ももうしますが
「気にして気にしない」感覚
てのが、精神衛生上も必要ではないかと思うのです。あまり気にしすぎても病んでしまうこともありますし、逆に気にしなければ成長はない。
このうまいバランスのと取り方が、合否を分けることも、これも否めない話になるのではないかと、思うのであります。
うっちさん、寄稿ありがとうございました!
合掌。
たなちさま
重ねてのコメントありがとうございます。
そうですね。事前に読み方→考え方→書き方の自分なりの作法を決めておく、というのは王道ですね。
あとがき、コメントはCommentsというオレンジのところを押すとコメ欄が開くようです。よろしくお願い致します。
読む力、考える力は結局書く力で示すしかないなと思う今日この頃。
今年は無機質で無味乾燥な読み間違えようがない文章を試したいと思います。
うっちさんに続けるよう頑張ります。
たなちさん
「ブログはライブ感が大事」という和尚様の信念に反するかのよう推敲をする私ですが、さておきまして、身に余るお言葉。全く冥利に尽きます。
重ねてありがとうございます。
繰り返しになりますがこれからも道場を、そして時には私どもの方もよろしくお願いします。
Xレイ
Xレイさん、こんにちわ。
毎週土曜日は心して読んでますよ(^_^)
「名古屋のおもひで」面白かったです。
普段は一文一意の読み間違えようのない文章を心掛けておられるのかなと勝手に想像しておりましたが、あのような文章もかけるんだなあと新鮮に感じました。それでいて書きたいテーマはぶれてないから流石だなと感心した次第です。
次回のゆるわだ楽しみにしてます。
たなちさん
大変励みになるお言葉、ありがとうございます。
明後日は久々に、こちら道場で書きますのでご覧いただければと思います。(あまり書かない“ゆるわだ”ですが)
それではこれからもよろしくお願いします。
Xレイ
たなちさま、久しぶりでございます。6代目の憂鬱、もといあとがきを読んできただき、ありがとうございます。そうでしたか、コメントがかけませんでした?申し訳ございません、一度自分で自分の記事にコメントを書いて確認してみます。今後ともよろしくお願いします!
和尚さん。6代目あとがき拝見してますよ。そちらにコメントしようとしたら上手く出来なかったのでここに書かせて頂きました。
Xレイさんも相変わらず切れ味の良い記事でとても参考になります。
引き続きよろしくお願いします(^_^)