目標達成のためには何かを犠牲にしなければいけない~二次試験までの学習スケジュールを立てる上での覚悟~

こんにちは。牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。

今日は、本年度の一次試験に合格した(と思われる)スト生向けに、二次試験までどう突っ走るかを書いてみたいと思います。

二次試験が10月終わり頃ということは、残された時間は、あと2ヶ月程度ですね。

二次試験を受ける人の目標はもちろん合格です。合格という目標を達成するには何かを犠牲にしなければならないということは肝に銘じておく必要があると思います。要は覚悟を決めるということです。

最近ですね、弁護士業界や他の士業の世界では、業務の効率化ということがよく言われるんです。業務をどう効率化するかが目標だと。確かにね、それは大事だと思います。でもね、時間を掛けなければ良い仕事はできないと思ってます。というか確信してます。

よく、当職の事務所のボスと話をするのですが、良い準備書面、良い陳述書、良い証人尋問をするには、結局、時間をかけないとダメだよねって。

とりわけ当職の担当している労働事件は、他の一般民事事件に比べて記録は厚いし、書かないといけない書面量は多いっていう特徴があります。ほんと文字読むのも書くのも嫌になります(笑)、もとい、ほんとやりがいがあります!

まして、昨今の流れとしては、裁判所も労働者側に判断がやや傾いていると言われているので、使用者側はほんとに時間をかけないと負けてしまう。手を抜いたら負けちゃう。

勝つために、よい仕事をするために、私生活を犠牲にする。これ、仕方のないことなんです。私自身も、これまで12年弱の間で、た~~くさんありますよ。数えきれない(笑)

で、何が言いたいかというと、

これから2ヶ月、効率性も大事だとは思うけど、もう覚悟を決めて、たくさん勉強する。時間を掛けようよ!何も犠牲にしないで、合格しようなんて甘い甘すぎる。

ということです。じゃあ、自分は何を犠牲にするかな?って考えてみましょう。

もちろん、本業は手を抜いては駄目ですよ。それ職務専念義務違反に反して懲戒処分の対象となりますから(笑)

となると、考えらえるのは、家庭、彼女、飲み会、趣味ですかね。あとは睡眠か。あとは各自が考えることです。

では、これからの勉強計画をどう立てるかということですが、まずは、昨年の当職はこんな感じでした。合格体験記1合格体験記2合格体験記3をみていただければと思います。

個人的な意見ですが、基本的には、予備校の直前答練に併せて計画を立て、勉強をしていけばよいと思います。

そして、これはもう自分の受けている予備校講師のいうことを信じるしかないでしょう。予備校講師と心中する覚悟で。今さら、ああだ、こうだと考えても仕方ないと思います。

自分に合う、合わないというのもあると思いますが、さっさとどの先生にするかを決断し、先生のいうことを信じて突っ走る。

僕は、TACの遠藤先生の直前答練に通っていたのですが、遠藤先生がいうことを信じて、絶対浮気はしないと覚悟を決めました。今さら、どの講師が良いとかも言ってられなかったので。そんなこと考えている時間がもったいなかった。

そのため、遠藤先生がおすすめする書籍は全部買いました。資力には若干の余裕があったので、大人買いですね(笑) ただ、唯一できなかったのは、1日1事例を説くということでした(というか殆どできなかった)。

昨年、遠藤先生は繰り返し言ってました。一次試験はどんな点数でもいいから合格しなさい、合格すれば、そこから勉強を始めても二次試験に受かる可能性は皆同じで、十分合格できると。

ほんとそうだと思います。二次試験初めての人も、読み書きが苦手な人も、みんな合格する可能性がある。別に合格すれば、たまたま合格であろうが、何だっていいんです。

二次試験の勉強をするにつれて、はじめはなんだか、択一から解き放たれて、二次試験の勉強って楽しいなぁ~って思うと思います。でも、すぐに、どうして、こんな答えが模範答案なんだよ~と間違いなく納得できないという時期がやってきます。

それでも投げやりにならずに頑張りましょう。そう思ったら、事例Ⅳの勉強をやりましょう。昨日のXレイさんの記事でもありましたが、今年は、事例Ⅳ対策をしてくる方が増えると思います。ここで沈んでしまうと致命傷になるかもしれない。

二次試験まで、勉強という手を止めないで!

なお、道場まとめでは、これまで快諾をいただいた方々の70点超え再現答案をまとめておりますので、こちらもご参考になさっていただければと思います。

8月30日は道場の東京セミナー(今日は大阪セミナー)、当職も問いに答えるとはどういうことか、私なりの私見を来場くださった方々にお伝えし、一つでも参考になればと思い、1週間、準備に奔走します!

 

 

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目標達成のためには何かを犠牲にしなければいけない~二次試験までの学習スケジュールを立てる上での覚悟~”へ2件のコメント

  1. 岡崎教行 より:

    はる様

    コメントありがとうございます。そして、お褒めのお言葉、嬉しい限りです。
    私が大人買い(笑)したのは、

    岩崎邦彦先生(事例Ⅱ)の①小さな会社を強くするブランドづくりの教科書②スモールビジネスマーケティング
    岩崎尚人先生(事例Ⅰ)の①ビジネスモデル革命、②新経営戦略論
    本田康夫先生(事例Ⅲ)の北海道の企業1~3

    とイケカコ(事例Ⅳ)です。

    ご参考にしていただければ幸いです。

  2. はる より:

    いつもブログを拝見させてもらってます。色々な方が色々な視点で情報をくださるので、大変さんこうになっています。
    特に、岡崎先生の記事は、「なるほど!」「たしかに!」と思うとこかがたくさんあり、いつも感銘を受けております。
    そこで一つだけお伺いさせて頂きたいのですが、過去の合格体験記を拝見させていただき、「2次試験委員の本は委員の出題委とを把握(シンクロ)する上で有用」といった記事があったのですが、具体的にどなたのどの本、というのはありますでしょうか?
    試験開始時期が非常に遅く、一次試験は合格するだえためだけに受験テクニックに走ってしまったので、2次向けには、少し体系的に学んでみたいと思っています。今は僻地で独学で勉強しているためなかなか情報がなく、色々ネットで検索したのですがよくわからず、申し訳ありませんがよろしくお願いします。

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