シンクロニシティ(synchronicity) 後編

 

こんにちは、 Xレイ です。
二次試験、合格者の得点を知ることができるのですね。
事例毎の対策はさておき、トータルの戦略は考え直す必要がありそうです。
以下の記事は前回と一体のもので、上記を知る以前に書いた二次試験関連のものです。
現状は微塵も思ってはいないのですが、万一、気が変わって非公開などとなった場合、前回の記事を読んでくださった方に申し訳が立ちません。
そこで予定を早めて投稿いたしました。
本文は一切変更しておりません。
なぜならその事実、今のところむしろ歓迎。変わるミライを見据えても。

さて、前回は『ストレートSランク合格』が可能であるとすれば、一次試験の段階でテキストレベル『完全装備』さらに『+α』が必要では?
という私の主張を聞いていただきました。
その『+α』を得る例示からが、今日のお話です。
先にお断りしておきますが、すべて私論です(途中、妄想の域)。
それでは、どうぞご覧ください。

 

4.オペラント条件付け
~『成果のあった行動は強化される』

ストレート生が大変なのは十分に解った

でも頑張ってみるにしても、『完全装備』はともかく、
『+α』未知=調べるの全数検索なんて到底無理。
何とかならないの?

そうだ、最強教材過去問に聞いてみよう。
重要な論点は一次試験の段階で、いくつか問われているはず、と。

 

例えば、今後このような問題に出会うはず。

平成22年度一次試験 企業経営理論

第14問
従業員の動機づけ理論と、報酬制度との関係についての記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢 略

答え オ 利益分配制度のような変動給与制は、個人の業績とモチベーションが最大となったときに受け取る報酬との間に強い関係があるとする期待理論と整合性が高い。

これはどうか。

略したア~エ不正解選択肢の記述があまりにも醜い、ということではなく『動機づけ理論と実際の施策との関連性 』という論点について。

踏み込んでみる。

すると・・・
「なぜテキストは、重要な現代の理論にもっと紙幅を割かないのか。」
と不満を言いながらも仕方なく調べ、そうして得た新たな知識深まった理解が、その+αになるかもれない。

さらに・・・
「ちょっとまて、マズローとかいうアメリカ人のいうことは本当か?リスク回避(安全)と協調性重視(所属・愛)の傾向がより強い、ここ日本で。余計な仕事増やしてモチベーションアップ、とか言ってるアージリスと一緒に一次試験が終わったら置いていこう。」
(妄想の域、各々十分にお考え下さい)

と考え、二次試験向けに使いやすいよう、知識をスリムに体系化することが、その+αなのかもしれない。

 

そこで成果があったと感じたとき、過去問への取り組み方が変わってくる。
そのオペラント行動をおこさなければ、現能力の判定と解説レベルの知識補充で終わってしまう。

ストレート生の時間的制約から、一次試験学習のひとつひとつを最大限有効に行うことが欠かせない。

そうして何とか食い付いていき、Sランク2年目受験生と互角に渡り合ってはいけないものか。
まずは、ストレート生には必須の一次試験学習そのものを、強みに変えていかなければならないようです。

 

5.サンクチュアリ~『聖域』

ストレート一発合格
その野望を阻止しようとする最大の敵は、やはり二次試験

 

読む力・考える力・書く力』が重要と言われている(事例Ⅳを除く)。
確かにそうなのだが、それは小説や解説文といった類を読み書きする、汎用的能力のことを直接指しているのではない、と理解している。

あくまでも、中小企業診断士試験におけるそれら能力のこと。すなわち、

与件の世界を正確に読み解く力
専門的な観点から考え抜く力
適切な用語で通じるよう書き表す力

と言い改めていいものと。
こちらの記事にある各スキルの引用を考えましたが、その構成要素や用途において、同一との認識を得なかったため控えました)

汎用的能力を、それら必要な能力に変える源泉は何か。
それこそが知識なのだと。

イメージで語るならば、知識という土台の上に汎用的能力をのせることでそれらに変換する。
それら能力は、高さや深さといった縦方向、広さといった横方向、双方へ拡大する。

縦方向、すなわち、ある1つの論点においてより深く読み・考え・書く力の拡大には、トレーニングによって向上できる汎用的能力によるところが大きい。

しかし横方向、いわば、いくつかの論点・視点から多角的に広く読み・考え・書く力の拡大は、学習によって向上できる知識によるところが大きい。

 

主催者の用意した模範解答はある。
その聖域にたどり着くのには、横方向への大きな力の拡大が必要と考える。

事例毎に主催者の確認したい能力は異なる、との所見から一概には言えないが、テキストレベルを超えた知識を求めてくるものも少なくはない。
こと事例Ⅰに関しては、その傾向が強いものと。
それを身に付けなければ、聖域は見えてはこない。

そこで、ストレート生は一次試験当日の知識レベルが重要となる。
なぜなら、以降はトレーニングに、大幅な時間を費やさなければならないのだから。

それゆえ、一次試験当日に『完全装備+α』。

 

6.ソリューション~『解法』

水準以上の力を得たとき、うっすらと聖域が見えてくる。
しかし、その眺めを答えてはならない。
『出来過ぎ答案』というリスクがあるようだ。

まずは、じっと後ろを振り返る。
そして、こっちに向かってきている『人並み』を見つける。
その位置を確認し、そこから見える眺めを正確に答える。
さらに、先にある『人並み』の知らない絶景を一言添えておく。

すべての『人並み』が行く先も解らずさまよっているのなら、そのときは自らの眺めを答えておけばいい。

そのためには、常に聖域へ向かい『人並み』より先を歩んでなければならない。
『+α』を求める所以がそこにある。

これぞ、My ソリューション

 

以上です。前回からの長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

私がこの試験に対して今持つ認識を、もし1年前に持ち得ていたら、このように対応するだろう、というお話でした。
やはり、この試験に対して真正面からぶつかっていきたかった。

ストレート生は、“一次試験前日までの努力が明暗を分ける” そう考えています。
一次試験後、知識が重要とのお話をすることはないでしょう。
もう時間が足りないので。
そこでは、“開運”の策を考えておきます。

『合格』という事実を得るため、あるいは、合格したその先の『理想の自分』を得るため、各々目的によってもこの試験への取り組み方は変わってくるのでしょう。
仮に後者で、昨年度“たまたま不合格”であったという2年目受験生は、その『理想の自分』になるのには、むしろ近道だったかもしれません。さらには、『理想以上の自分』になれるチャンスを得た、そう考えても決して気休めとは、私は思いません。

最後にもう一言。
二次試験、解答根拠がシンクロニシティでは、間違いなくシンクロニシティは起きないので、ご注意を。

それでは、また。  Xレイ

 

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