二次試験の本質 ~与件文・設問文の意味~

こんにちは!

フォルゴーレです

急に朝晩が冷え込んできましたね、窓の開けっ放しで体調を崩さないように気を付けて下さいね

 

さて、二次試験に関する情報収集や学習も本格的になってきましたでしょうか?

今振り返ると昨年のこの時期の自分は1次試験合格の余韻に浸っていたのか、ほとんど何もできていないような感じでした実際に溜まってしまっていた仕事を片付けるのに必死だったのもはっきりと覚えています

 

今日の記事は長々と書くつもりはありませんが、

 

中小企業診断士の二次試験って何なんだろう

 

ってことについて考えて見たいと思います

 

我々、一発合格道場のメンバーも再三にわたって申し上げている3つのポイント、読む力、考える力、書く力、これらの能力がなぜ必要なのでしょうか?そして、与件文から離れるなアイディア解答はするな、というようなアドバイスや指導を受けた事もあるかと思います。理由はなんでしょう?

 

試験に診断士試験に合格する為でしょうか?

 

はい、試験に合格する為にはもちろん必要です

 

しかし、もっと本質的な事を考えると

 

実際に企業を診断し、報告書を書くために必要な能力なのです

これは実際に企業診断を行って気付いた事ですが、与件文というものはヒアリングをまとめたノートの様なものです。ですので、外部環境等の事前に調べられる内容はヒアリングする前に自分たちで調べる事になるのですが、内部環境(強みや弱みと思っている事など)や、経営者の意思や想い等は当日のヒアリングで伺う事になります。これらのヒアリング及び事前調査を基に報告書を作成するので、基本的に集めた情報の範囲内で実現可能性の高いご提案を行います。

なぜ与件文が重要で、そこから離れすぎると合格から遠ざかってしまう理由を自分なりに考えてみました

そして、設問文についても報告書を作成する事を意識した順になっていると考える事ができると思います

  1. 設問の序盤=強み・弱み等の外部環境や、機会・脅威等の内部環境を問われている事が多い。
  2. 設問の中盤=問題点や、課題を克服する際の留意点などを問われている事が多い。
  3. 設問の終盤=経営者の意思を踏まえた上で今後どうするのかを問われている事が多い。

 

企業診断の基本である、現状把握➡課題抽出➡改善提案、設問を1から順に解いていく中でこれらの流れができている事にお気づき頂けるかと思いますつまり、二次試験の問題を解くことは実際の企業診断の演習と考えることができます

 

 

私は二次試験の問題を解く際には、各事例毎に経営者を勝手にイメージしながら解いていました。もちろん、与件文の情報の範囲内です

前向き過ぎる発想かもしれませんが、二次試験の学習は診断能力を向上させるプロセスと考える事ができます二次試験の学習を楽しみましょう

そろそろ私もワインアドバイザーの二次試験対策を始めます!まぁ、ワインのテイスティングをするだけなので大変恐縮ではありますが

それではまた

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二次試験の本質 ~与件文・設問文の意味~”へ2件のコメント

  1. フォルゴーレ より:

    まるさん様
    コメントを頂きましてありがとうございます!おっしゃる通りで、同じ物事を反対側から見ると全く別のものになってしまうという事は、どのようなものにも当てはまると思います。
    診断士試験の与件文の中には経営者の思いを記載しているパターンとそうでないパターンがあります。H25年度の事例Ⅰで今後の方針が分かれる可能性がある旨の記載があります。
    これは思いではありませんが、今までの文章の中から類推を求めていると受け取る事もできると思います。

    事例毎にも、作問者の癖や特徴などもあると思いますので、気付いた事があれば今後の記事に書かせて頂きます。今後とも宜しくお願い致します。

  2. まるさん より:

    こんにちわ
    一次試験不合格確定の者ですが、来年合格目指し2次対策でこちらには大変お世話になっております。実務で最近強く感じるのは、SWOT分析の前に、企業理念とか経営理念を探ると同じ事象でも、ある会社にとっては強みや機会になることが、他の会社では弱み脅威になることがあります。与件には記載されてないケースが多いのかも知れませんが、理念を推測しながら対応出来ればと考えております。引継ぎアドバイスよろしくお願いします!

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