【二次試験】切り口を変えて進めましょう。

こんにちは。ハーンです。

もうすぐGWですね。

一次試験に向けて、このGWをどう過ごすかが、非常に重要なポイントだと思います。

私自身、昨年過ごしたGWは必ずしも成果のあるものとは言えませんでした。その結果、7月になって大きく遅れていた生産管理を集中的にやる羽目になってしまいました。

一方、その他の遅れについて、多少なりとも取り戻せた部分もありました。

 

いずれにせよ、お仕事をされていれば、本試験までの間にこれだけ集中的に時間を取れる時は無い方が多いと思います。

よって、それぞれ自分なりの目標を掲げてこのGWを過ごしていただければと思います。

 

◆2次試験に向けて◆

 

今日は多年度生、特に二次試験の受験者の方向けの記事を書こうと思っています。

多年度生の方の中には、昨年の二次試験の模試で私よりも優秀な成績を収められた方も多くみえるのではないかと思います。

多年度経験の無い私が、多年度生向けの記事を書くのが妥当か分かりませんが、何となく自分なりに感じていることもあり、第三者的にできるアドバイスもあるのではないかと思いました。

ちょうど、4月下旬から6月初めにかけて、各受験校が2次試験の模試をやるようなので、記事にするならこのタイミングかと。

よって、僭越ではありますが思うところを記してみます。

 

◆つかみどころの無い試験◆

 

前回の記事で少し触れましたが、私がストレート合格を意識したのは、1次試験の自己採点をして、二次試験がどんな試験かを確認した後でした。

何分、1次試験だけでアップアップで、二次試験については記述試験で、この試験がある意味、最難関といった情報しかありませんでした。

 

1次試験が足切に合わず420点を超えていることを確認したその夜、すぐに受験校にメールで二次試験について確認しました。

 

私が改めて感じたのは、以下のようなことでした。

記述試験で採点基準が分からない。

事例Ⅳは計算問題で出来、不出来が分かりやすくこれを苦手にしては話にならない。むしろここで確実に点数を稼ぐべき。

・一次合格後の二次試験の受験資格は2回しかないため、1度落ちると翌年は背水の陣になる。

・二次合格者である多年度生はもとより、一次科目合格者の多年度生の一部も二次対策はされているはず。そうした中、8月がスタートの一次ストレート合格者は2カ月ちょっとで勝負しなければならず、明らかに不利。

 

一方で、チャンスがあるとすれば、こうしたことかなという仮説がありました。

 

採点基準が分からない試験でつかみどころがない試験であるならば

・受験校の模範解答が必ずしも合っているとは限らない。

・結果、受験校毎に模範解答が異なる場合すらありうる。

・そうすると模試の成績が本試験の成績になるとは限らない

 

多年度生が、自分より模試の結果が良かったとしても、受験校の解答方法に慣れていて、それが本番の結果に直結しないといった話があるならば、(このあたり、思いっきり自分に都合のいい仮説ですが)初学者の自分にも付け入るチャンスがあるかもしれないと思いました。

 

以上のようなマトリックスで(A)には太刀打ちできない(する必要もない)ものの、もし自分が(C)に属することができたなら。その上で(B)との勝負になるようなら可能性があるかも。と漠然と思っていました。

 

そのためにも、事例Ⅳは絶対に稼ぐことが必要!と思っていました。

 

◆書きすぎ、考え過ぎにはご注意を◆

 

実務補習の指導員の先生とお話しした時に、プロコンは二次試験について、かえって受かりにくいといったお話を聞きました。その先生もそうだったらしいのですが。

多年度生の方も一部そうかもしれませんが、「○○過ぎる」になってないでしょうか?

例えば、プロコンの場合、現場を良く知っているため、より実効性のある記述をしてしまう、それが与件と離れてしまうといったことです。

 

私のような初学者は逆に、二次試験(事例Ⅰ~Ⅲ)は、聞かれたことに答えただけという感覚でした。知識も解法も十分ではなかったとその時は思っていました。

もちろん、与件から離れるのはダメという話を聞いていたので、出題者はお客さま、与件はお客さまの声というくらい強く意識していましたが。

 

一方、知識のある多年度生の場合、知っているがゆえに深く考え過ぎた結果、書くべき最重要事項が欠落してしまうといったことはないでしょうか?

 

ふうじんのこちらの記事にもあるように、試験が終わってから振り返ると、二次試験に求められる水準は決して高くなかったのかもと私も思います。

確かに必要な勉強時間120時間、40事例というのは私の経験とほぼイコールであり、他の受験者の最低ラインとも一致しています。

 

受験生個人のブログなどで再現答案を拝見する限り、考え過ぎて与件から離れているように感じられることがいくつかありましたので、考え過ぎ、書きすぎにはご注意を。ベース知識はあるだけにもったいないことです。

 

◆違った視点を取り入れてみる◆

 

書きすぎについては、受験校の添削で適切に指導してくれるのではないかと。

一方、受験校独自、あるいは特定の講師の指導方法に慣れてしまっていると、それが本試験と一致しなかった場合、またまたリスクを背負うことになる気がします。

 

それを避ける方法として、いろんな受験校の模試を受けてみて、切り口を変えてみてはいかがでしょうか。また、道場が推奨する受験生同士の相互採点というのも非常に効果的な方法だと思います。要は、一つの視点に偏らないよう、煮詰まらないようにすると良いと思います。

 

その上で、設問ごとに「与件の何が問われているのか」ということについて、自分なりに整理して、深読み、裏読みといった読み違いに注意しましょう。

今の時期、採点結果や順位は二の次で良く、与件を素直に読み取れるように自分なりに整理することが大切だと思います。今年の二次試験で勝負!という方は、いろんな模試を試すなどして切り口の違いに揉まれて雑草のような強さを身に着けていただけると嬉しいです。

 

なお、事例Ⅳは最近、傾向が変わってつかみにくいのは事実ですが、基礎をきっちり固めて得意にする、最低でも苦手にしないということは王道に変わりはありません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。ハーンでした。

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