事例Ⅲ:文字ではなくイメージでC社を捉える

こんばんは。ZonEです。

 
今週は、事例Ⅲ特集です。この事例も事例Ⅱ同様、対応力がつきやすい(トレーニングすれば点数が取れるようになりやすい)事例と言われていますが、皆さんはいかがですか?
 
他の事例と異なり、3部構成になっていたり、時系列を把握するのが難しかったり…と、初めは取っつきにくいかもしれませんが、慣れと共に徐々に得点が伸びやすい科目と言えるかもしれません。
 
さて本日は、今さら感は否めませんが、私の事例3に関する得点浮上(安定)のきっかけになったポイントをご紹介させていただきたいと思います。
 
時期も時期ですので、すでに事例Ⅲのコツを掴んでいる方には読み飛ばしてくださいませ。
 
まだ事例Ⅲで点数が伸び悩んでいる方にとって何かしらのヒントになれば幸いです。
 
 
さて、工場勤務の経験がある方や生産管理の仕事に就いている方々は、最初から事例Ⅲが得意な方が多いようです。
 
「そんなの当たり前じゃん…」と思われた方も多いかもしれませんが、ではその差はナゼ生じているのでしょうか?
 
その差が分かれば、事例Ⅲで点数を取るヒントになる気がしませんか?
 
 
理由は色々と考えられますが、私は事例企業を具体的にイメージできるかどうかが1つの大きなポイント(違いを産む違い)だと私は思っています。
 
事例の与件文は文章でつらつらと書き綴られていますが、工場勤務の経験がある方や生産管理の仕事に就いている方々は、実務経験等から文章で書かれている与件文を読んで、具体的な企業や工場のイメージを何となく(無意識に/自然体で)思い描いているのではないでしょうか?
 
一方、私を含め他業種の人間はどうしても、1次試験の運営管理等で学習した知識を使って、文字ベースでC社の状況を把握しようとする傾向にあります。しかし、言葉尻を捉えようとするだけでは、行間を読むことは難しく、出題者の意図を汲むことも困難だと思います。
 
出題者の頭の中には、C社の具体的なイメージがあるハズなので、難易度の高い問題に対処するためには、出題者と同じように、頭の中にC社を具体的にイメージしてみることが効果的だと思います(少なくとも私にとっては、非常に効果的でした)。
 
 
なお、工場勤務の経験がある方や生産管理の仕事に就いている方々と一般人の間には、企業や工場を具体的にイメージできるかどうか以外にも、専門知識の深さや周辺知識の豊富さ等にも大きな差異があります。しかし、実務とは異なり、試験問題に対してはあまり気にする必要はないかと思います。逆にそのような知識を付け焼刃的に補強すると、素直な発想や愚直な答案作成の妨げになる可能性もありますし、気を付けないと専門用語に頼ったダメダメ答案を作成してしまう可能性すらあります。
 
事例Ⅲのよくあるパターンとして、C社の社長が自社の強みを消したり、弱みに拍車をかけるような舵取りをしようとするケースが多々あります。工場や生産管理に関する素人がゆえに、玄人からは絵空事や机上の空論に見えてしまうような事例にもくだをまくことなく(気付いてないだけ?)素直に対処できる…という強みを殺さないように気をつけつつ、弱みを補っていただければ幸いです。
 
by ZonE

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