勝利を信じて試合に臨むことと、無敵だと思い込むことはまったく違う。
(フランク・ランパード)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

いよいよ今週末が2次本試験となりました。みなさんの心中やいかに。
言いようのない不安に駆られている方も多いかと思いますが心配なく。ほぼ全受験生が不安を抱えているのだから。
でも不安ばかりに心が支配されると大概いいことはないんですよね。無為に時間を過ごしたり、睡眠不足でコンディションを落としたり。

ここはひとつ、自己暗示でも構わないのでポジティブに「自分は今まで十分準備を重ねたから必ず合格する」と言い聞かせてみるのも手ですよ。
今年2次試験に挑戦される道場読者のみなさんは、忙しい仕事や学業の合間でも不断の努力の末に合格率20%前後の1次試験を見事突破し、そして悩み苦しみながらも今日まで2次対策を重ねてきました。それは並大抵のことではなく、みなさんご自身が思っている以上にすごいことなのです。是非とも自信を持ち、自分の力と勝利を信じて本番に臨みましょう。
一方で、冒頭のプレミアリーグ・チェルシーの鉄人も言っているように油断や過信は禁物です。自信と過信の間で自分をうまくコントロールしながら不安を排除していけば、きっとプラスのスパイラルに乗っていますよ。

 

◆ファイナルペーパー◆
みなさんのファイナルペーパーは完成しましたか?
私は受験生時代に何度も何度も修正・追加を重ねて、本試験会場に持ち込み、各事例前にじっくりと見直していました。
ファイナルペーパーは2次試験対策の結晶のようなものなので、事例ごとの特徴や注意点を確認するという本来の目的はもちろんですが、まさに「ここまでやったから大丈夫」という自信と安心感から妙な落ち着きを得られたという副次効果が大きかったです。
いわばメンタルサプリみたいなものですね。
今回は2次本試験前最後のエントリとなりますので、私うちあーののファイナルペーパーを公開します。
といっても事例ごとの詳細については「過去問から学ぶ」シリーズを中心にこれまでのエントリでエッセンスを書いてますので割愛し、ここでは全事例共通の基本7カ条を掲載します。(一般公開用に一部改修してあります)

1) 高得点ではなく、安定得点を目指した対応をする。そのための練習を最後まで怠らず、試験ではそれを普段通りに行う。

これが一番こだわったポイントです。解答プロセスやタイムマネジメント、そしてあらゆるテクニックは全てこれを実現するための手段。
こぐまもこちらの記事で書いていますが「大勝ちする必要はない 。大勝ちは大負けとウラオモテ」。全く同感です。

2) パターン化と柔軟性。パターン化した部分は機械のように作業・処理する。柔軟性は、パターンから外れた事象に直面した際、やるorやらないを含めて現場対応する。

パターン化とは「こう問われたら、こう考え、こう書く」ということを事前に決めておくこと。
くれよんのこちらの記事はその好例。新規事業を問われたら、設問の制約条件に従って、与件文ワードを使ってフレームに埋め込みながら書く。
パターンで対応できれば、時間短縮+精度向上+体力温存の一石三鳥。さらにもうひとつ、稼いだ余剰の時間と体力を現場対応に充てることができるので一石四鳥となりますね。

3) 83分のプロセスを基本にタイムマネジメントを行う。特に試験前の3分間と、開始後32分は最重要。

試験試験開始3分前からそれぞれの事例の特徴や注意点を頭の中で唱え事例脳を準備する習慣を身に付け、全事例欠かさず繰り返しました。簡単なことですが、これをやるのとやらないのでは80分の闘い方に雲泥の差があったというのが実感です。
2次試験80分間で行う作業のうち「読む」「書く」は制限時間内でしかできませんが、「考える」は外段取り化できますからね。
また私の場合、設問解釈・与件文大枠把握・対応付けまでの作業を終える目安を試験開始後32分で設定し、難易度により調整していました。
80分の使い方はみなさん自身が確立するものであり、絶対的な正解などありません。ここで重要なのは、
80分の使い方を確立していること
それを本試験で愚直に実行すること
この2点です。

4) 全段落活用、全センテンス活用。与件を設問に貼り付けていくイメージ。大枠把握でチェックしたものを全て使い切る。

与件文に意味のない段落、センテンスはひとつもない、との前提で解答の際に必ず全段落、全センテンスをどこかの設問で使うよう心がけました。全段落はマスト。全センテンスは必ずしも使い切れたとは限りませんが少なくとも意気込みは全センテンスでした。
どうしてもやってしまいがちなのが「大枠把握でチェックしたのに使えなかった」。使うことを検討したが使えなかった、もしくは使わなかったはOKだけど、使い忘れたのであれば悔いは残る。あとで悔やまないために80分内で必ず使い切るように心掛けました。

5) 外部環境(ニーズ)と、内部環境・強み(シーズ)のマッチングが重要。

SWOT→クロスSWOTは戦略立案の基本中の基本。その中でもプラス同士の掛け合わせである「機会 x 強み」は第一プライオリティ。

6) 判断基準は常に客観的に。解答要素の選択も客観的に抽出し、選択する力が大事。

アイディア解答はマス目と時間と体力を浪費するだけでいくら書いても点数にならない。
設問で問われているポイントと制約条件に従い「ここにこう書いてあるからこう解答した」と論理的に説明できるようでなければならない。
論述しようとしている内容を反芻し「そんなこと与件に書いてありますか?」と言われる内容になっていないかを常に確認する。

7) 人と比べ頭ひとつ抜け出す。周りが獲るところを落とさない。「寄らば大樹の陰」=多くの人が書きそうな解答であれば、悪くても引き分け。

2次試験は多数決みたいなもの。相対試験である以上、他の受験生が外さないところを自分も外さなければ合格ラインにぐっと近づくし、自分だけ外したら合格ラインは遠のく。
では、頭ひとつ抜け出すためには?心がけたのは解答要素の数。圧縮編集技術を使って、人が3要素書くところを4要素書く。決して人が考えないような解答を意味しているわけではありません。
出題委員はそのラインが60点になるように作問しているけど、現実的には80分という時間の制約や本試験独特の緊張感、体力・集中力の消耗など様々な要因からそんなに高いレベルの争いにはなってないはずです。例えば、去年の事例Ⅱなどは合格ラインは30点程度だったと見られています。

 

◆今年は事例Ⅰに波乱???◆
ここからはうちあーのの全くの妄想ですので話半分で読んでほしいのですが。。。

H23は事例Ⅱが難しく、また事例Ⅳに形式上の変化がありました。H22は事例Ⅲが高難易度でした。
ってことは、今年H24は事例Ⅰが難しくなる!?
難易度は受験生がコントロールできる範囲外なので予想したところであまり意味がないのですが、怖いのは事例Ⅰが10/21試験当日の最初の事例であるという点です。
最初の事例は良くも悪くもそれ以降の事例に精神的な影響を及ぼしがちです。1次と2次の違いこそありますが、私が敗退したH22の1次試験では1科目目の経済学での大ゴケが原因で、続く財務・会計も大きく凹みました。
2次は1次以上にメンタルが重要だと思います。事例Ⅰが難しく「絶対Aは取れてない。事例Ⅱ以降オールAでいかなければ」なんて思ってしまうと余計なプレッシャーがかかりますよね。
仮にそのような状況に直面したら「どうせみんなできていないからむしろチャンス!」ぐらい思ってニヤリとしてみてください。多分その瞬間、大きな精神的アドバンテージが得られるはずです。
あと6日。日曜日は曇りのち晴れの予報です。
本試験前に「やるべきことは全てやった」という状態にあり、本試験終了後には「全てを出し切った」という状態になることを祈ってます!

Coraggio e forza!(勇気を出して、がんばって!)

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 


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