【経済学】主要論点を中心に10項目!

こんにちは、ひめです。

関東地方は梅雨も明けて、夏が来ましたね
ふうじんが以前、過去記事を使って網羅的に論点を整理してくれてますので、こちらでポイントをおさらいしてもらいつつ。私からは、主要論点を中心に10項目触れていこうと思います!

【ミクロ経済】

1. 限界費用曲線

H19,H23で出題された平均費用曲線・限界費用曲線(※Wackyの記事でおさらい)。グラフで出る場合もあれば、記述で選択させる問題もあります。操業停止点、損益分岐点、利益最大となる生産量、それぞれがグラフ上のどこにあるのか自分で1からグラフを書いて説明できる状態がベストです。

2.所得効果と代替効果

H18,H19,H20と出題されている、所得効果と代替効果(※JCの記事がわかりやすい!)。この数年は直球でこの論点はでてないので、出題可能性は?ですが、もし出題されたら半分位の人は点を取ってくるところ。理解して臨んでおきたいですが、出ても1,2題なので、「わかんないしムリ~!」な人は最低限の理解にとどめておくのも手かも・・・。

3.比較優位の理論

比較優位の理論(※ZonEの記事で、簡単な問題は秒殺を!)はH18,H19,H21で出題されてます。ちょっとピークを過ぎた感はありますが、Zoneの記事で簡単におさらいしておくと良さそうです。

4.需要の価格弾力性

H19,H20,H23と 出ている論点。需要の価格弾力性(※ハカセのショートカット記憶法を参照♪)とは、価格を上げ下げする変化率に対し需要量がどれほど変化するかの比率です。
需要の価格弾力性 = 需要変化率 ÷ 価格変化率であり、価格が1%変化するときに需要が何%変化するかを示す数値の絶対値です。

●価格変化 の影響を受けにくい財→需要の価格弾力性が小さい
(例:生活必需品、差別化された財、スイッチングコストの高い財)
●価格変化 の影響をもろに受ける財→需要の価格弾力性が大きい
(例:贅沢品、代替品のある財)

5.厚生の損失(外部不経済)

厚生の損失(※Wackyの記事がGOOD!)は、H22,H23と出題されています。国際取引と絡めての出題もあり、難易度も高めだったりしますが、この論点は踏ん張って抑えておきたい所です。

 

【マクロ経済】

6.GDP

こちらもほぼ毎年出る論点ですね。H22(※うちあ~の記事がオススメ)とH18はGDPとGNP、H19はGDPデフレータについて。
2011年の経済財政白書に記載されているグラフを一応みてみると・・・「実質GDPは、震災により2011年第1四半期(I)から2四半期連続の減少だったが、第3四半期(III)に、3四半期ぶりのプラスを記録した」。第2四半期(II)に「公需」がプラスになっているのが識別のポイントですね。

内閣府 2011年「経済財務白書」より

 

7.45度線分析(均衡GDP)

H21は45度線分析(※こぐま記事が秀逸!)、均衡GDPはH19とH22に出題されています。 45度線分析とは、財市場の分析です。1国の国民所得(GDP)の水準がどのように決定されるのか、またそれが政府の政策からどのように影響を受けるのか、を示したグラフとなります。

総需要(Ys)=Y
総供給(Yd)=C+I+G
C=c(Y-T)+A
総需要(Ys)=総供給(Yd)の時に、財市場は均衡している。
この時の所得をY*とするとY*=1/(1-c)(-cT+A+I+G)

という話でしたよね。

上記の場合の45度線分析で、前提となっていることは3つ。いちおう確認です。
①消費はケインズ経済学をベースにしている(C=c(Y-T)+A )
②三面等価の原則を適用(供給分は全て消費される)
③輸出入(EX-IM)は考慮していない

8.IS-LM分析(クラウディングアウト、流動性のわな)

IS-LM分析(※きょくしん記事でおさらい!)は最頻出論点ですよね。
そもそもクラウディングアウトは、財政政策についての話(金融政策は関係ないヨ)。財市場だけ見た時は、財政政策は乗数効果分だけ国民所得(Y)を押し上げます。ですが、IS-LM分析では、貨幣市場、利子率も考慮にいれるので、
財政政策(IS曲線右シフト)は利子率上昇(i↑)をもたらし、投資の抑制を引き起こし(I↓)、その分Yが押し戻される、という流れです。

9.マンデルフレミングモデル

マンデルフレミングモデル(※アックルの記事がGOOD!)はH20,H22でも出題。この問題を出したくなる出題者の気持ち、なんとなくわかります。ちょっとひねられるとすぐ分からなくなる・・・(涙)。最悪は、アックルの記事の表を丸暗記して逃げる手もありますが、一度理解できると、不思議と全く怖くなくなります。ここは堪えて理解まで持っていって欲しい論点です。

10.(おまけ) クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)

2012年5月10日、米銀行大手JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)が、今年4月以降にデリバティブ(金融派生商品)の取引で20億ドル(約1600億円)の損失が発生したと発表しました。この話はいまも新聞紙面をにぎわせてますね。これは金融機関の債務不履行に備えた保険商品クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の取引によるものです。簡単にまとまってたサイトはこちら(※個人の方のブログですので予めご了承ください)。
試験問題の作成時期が不明なのでなんとも言えないですが、CDSの意味は知っておいてもいいかもです。

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いよいよ、ですね。

この一発合格道場ブログを読んでくださっている方々を始め、皆さんの努力が通じることを心から願ってます。

FIGHT! 

 

 

by ひめ

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