診断士×キングダム!合従軍編で読み解く戦略②  by tomi

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アイキャッチ画像は「診断士×キングダム×16代目ダーヤス」でいい感じにと「Nano Banana」にお願いしたところ、こんな仕上がりに。いけ好かない俳優みたいな雰囲気になりましたが、実際のダーヤスは芸術性と泥臭さを兼ねそろえた元ミュージシャンです。
まさきのブログには「キングダム50回読破」と書かれていましたが、本人は「全く知らん」と笑ってましたが真相は・・・。

ブログ概要

キングダムとは

『キングダム』は、中国の戦国時代を舞台にした漫画・アニメで、 統一前の中国で 7つの国が覇権を争う時代 に、 「天下の大将軍」を目指す少年・信(しん)と、秦王・政(後の始皇帝)の成長を描く物語です。

その中でも 「合従軍編」 は、作品最大級の戦いとして描かれており、 楚・趙・魏・韓・燕の五カ国が連合(=合従軍)して秦へ侵攻する壮絶なストーリーです。

この戦いは史実でいう 紀元前241年の「函谷関の戦い」 がモデルで、 合従軍は秦の王都・咸陽を目前にまで追い詰めました。

■ブログの目的

秦国をひとつの企業、五カ国連合軍を 競合勢力 と捉え、 中小企業診断士試験で学ぶ戦略フレームワーク (PEST分析、SWOT分析、リーダーシップ論、競争戦略など)を 秦国視点で当てはめていきます。

理論と、具体的な事例(キングダムの戦い)を結びつけることで、 「フレームワークを現場でどう使うか」が理解しやすくなります。

実務補習などでも使える流れになるよう意識しています。

フレームワークの定義も添えているため、戦略論の学習や中小企業診断士試験対策にも役立つはず。

たぶん。いや、きっと。

前半の①は下記となります。

診断士×キングダム!合従軍編で読み解く戦略①  by tomi

16代目tomiです。 2次試験も終わりましたので、ゆるわだです。 診断士の知識を使って、アニメキングダム(合従軍編)の組織、戦略を読み解いていきます。 試験対策にも役立つはず。きっと。

アニメ好き
アニメ好き

好きなアニメの話を書きたかったので、なんとか診断士試験に結び付けました。
進撃の巨人、攻殻機動隊も候補でしたが、まずは一番内容を知っている人が多そうなキングダムにしました。
キングダムが好きな方が読んで、診断士にも興味を持ってくれたらうれしいっすね。

ブログの流れ

PEST分析(外部環境分析)・・・ 前回

国家レベルのマクロ環境を「政治(Politics)・経済(Economy)・社会(Society)・技術(Technology)」で分解。

STEP
1

SWOT分析(内部外部の統合)・・・前回

PEST分析を踏まえ、秦国の強み(Strength)・弱み(Weakness)・機会(Opportunity)・脅威(Threat)を整理。

STEP
2

秦国の状況把握・・・前回

組織・人材状況(レヴィンの3類型、バーナードの組織の3要素)、財政状況、政治状況の特徴をまとめる。

STEP
3

課題の整理

目前に迫る合従軍の攻めに対して、秦国の課題を整理する。

STEP
4

戦略の決定

クロスSWOT分析により、 整理した課題に対し、秦が採るべき戦略を整理。

勝利のための基本方針を決定する。

STEP
5

まとめ

キングダム合従軍編を題材に、診断士実務でも通用する「環境分析→課題整理→クロスSWOTでの対策立案」の流れを体感的に学ぶ。

STEP
6

まだ漫画・アニメで描かれていない史実にも触れています。
ネタバレなしで楽しみたい方はご注意ください。
私は、史実を知った上で見る(読む)と、原先生の独自の展開がより際立って楽しめると思っています。

課題の整理

合従軍との戦いの課題を整理するにあたり、まずは戦局全体の状況を整理し、各戦線の配置・特徴・脅威を把握した上で、秦国が直面していた課題をあきらかにしました。これにより、課題の本質や真因を的確に捉えるための土台を整えました

■状況整理①

秦国は、秦王(政)のもとで「中華統一」を掲げて積極的に他国への侵攻を進めており、特に魏・韓といった東方諸国の領土を次々に奪っていました。この急激な軍事拡大と侵略行動により、周辺国は「次は自国が侵略される」という強い危機感を抱きました。

その結果、楚・趙・魏・韓・燕・斉の六国は秦という共通の脅威に対抗するために手を結び、歴史的にも稀な「合従軍(がっしょうぐん)」を結成。秦を包囲・打倒する連携侵攻作戦に踏み切りました。

課題1: 「1国対6国」という圧倒的戦力差への対応

■状況整理②

函谷関は、秦の東の国境に位置する「唯一の正面ルート」であり、険しい山に囲まれた天然の要塞でした。ここを突破しない限り、大軍を率いて秦の王都・咸陽へ進軍することはできません。
そのため、合従軍はこの難攻不落の関所を総力戦で攻め落とそうと狙ったのです。

戦いでは、合従軍が毒兵器や攻城兵器など各国の強みを活かして多方面から攻撃を仕掛け、秦側は個性豊かな将軍たちがそれぞれの戦線で対応。まさに総力を挙げた多正面戦が展開されました。

課題2:各国の異なる戦術や特殊兵器による多方面からの同時侵攻に対し、限られた戦力での柔軟な対応

各戦線の状況

〇楚軍 vs 蒙武・騰  

楚の大将・汗明が大軍を率いて正面から猛攻を仕掛ける中、秦側は蒙武と騰が応戦し、戦局は激しく推移。

〇韓軍 vs 張唐  

韓国は毒兵器の専門家・成恢を投入し、前線に毒の煙や矢を使った戦法を展開。張唐が応戦。

〇魏軍 vs 桓騎  

魏軍は巨大な攻城兵器・井闌車(せいらんしゃ)を用いて城壁突破を狙う。桓騎軍が対応に当たる。

〇趙軍 vs 麃公・信  

堅牢な陣形を誇る趙の将・慶舎が布陣し、秦側は麃公軍と信が対峙。突破口を模索する戦いとなる。

〇燕軍(オルド) vs 王翦  

燕の名将・オルドは西方の山岳地帯から侵入を企てるが、秦の策士・王翦が迎撃に備えて布陣。地形戦の読み合いが展開される。

■状況整理③

合従軍の軍師・李牧は、正面の函谷関攻撃と同時に奇策を実行。山岳地帯の裏ルートから別動隊を送り、秦の内陸部へ侵入しました。
中継拠点の蕞(サイ)は無防備な状態で奇襲を受け、長く“侵攻側”だった秦では民衆や地方兵の危機感が薄く、備えも士気も低いままでした。
秦軍が主力を函谷関に集中させていたこともあり、山間部の守備が手薄となり、李牧の侵攻を許す結果となりました。

課題3:敵別働隊侵入への対応

戦略の決定

前半のブログでは、秦国の内外環境をPEST分析とSWOT分析を通じて整理し、合従軍侵攻前の戦略的立ち位置を明確化しました。

その上で、整理したSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)をもとにクロスSWOT分析を行い、秦が取り得る戦略の方向性を検討しました。

この一連の流れは、戦略立案の基本プロセスを実践的に落とし込んだものといえ、企業支援の現場でも十分応用可能な手法です。

クロスSWOT分析とは

SWOT分析で整理した S(強み)・W(弱み)・O(機会)・T(脅威) を“掛け合わせて”、 具体的な戦略や打ち手を導き出すためのフレームワークです。
SWOTは現状整理までですが、 クロスSWOTは「では何をする?」まで踏み込む分析になります。

◆4つの掛け合わせで戦略を考える

SO戦略(強み × 機会) → 強みを活かして、外部のチャンスを取りにいく戦略。

WO戦略(弱み × 機会) → 弱みを克服しつつ、機会を活かす戦略。

ST戦略(強み × 脅威) → 強みを使って外部の脅威に立ち向かう戦略。

WT戦略(弱み × 脅威) → 弱みが脅威に直撃しないよう、守りやリスク回避を図る戦略。

tomi
tomi

クロスSWOTのまとめ方は人それぞれですが、私はこのような図で整理しています。

次に、上記のクロスSWOTのひな型にSWOT分析の結果を当てはめて、戦略を検討していきます。

課題1: 「1国対6国」という圧倒的戦力差への対応

課題1に対応する戦略:外交交渉による敵戦力の分断(弱み×機会=改善戦略)

圧倒的に不利な状況下で、秦は「戦わずして敵を減らす」ための外交戦略を展開しました。
外交官・蔡沢(さいたく)は、個人的な人脈と交渉力を武器に、合従軍の一国である斉に接触します。

斉王・王建王は戦争をビジネスと捉える現実主義者で、「金次第で立場を変える」という姿勢でした。蔡沢はこれを見抜き、開戦前に金銭を提示して中立化を提案。結果、斉は合従軍からの離脱を決断し、戦線に兵を一切出しませんでした。

⇒この交渉により、秦は「1国対6国」の包囲構造から「1国対5国」に状況を緩和させることに成功し、戦力差を戦わずして一部解消したのです。

課題2:各国の異なる戦術や特殊兵器による多方面からの同時侵攻に対し、限られた戦力での柔軟な対応

課題2に対応する戦略①:将軍ごとの知略・判断力と函谷関の地形活用(強み×脅威=守りの戦略)

函谷関の特性:東からの唯一の侵入口である函谷関は、険しい山岳地形と狭い進入口を活かせる「守りに最適な天然要塞」でした。秦軍はここに主力を集め、限られた兵力でも広域防衛を可能にしました。

蒙武:楚軍の大将・汗明に正面から対抗できる数少ない「武による突破型将軍」として重用され、大軍を正面で受け止めました。最終的に一騎打ちで汗明を討ち取り、楚軍の崩壊につなげました。

蒙武ファンとしては最高の一戦でした。汗明は合従軍最強の将として登場しましたが、どこか抜けた印象もありましたね。あの独特な髪型のせいでしょうか?

:楚将・臨武君との一騎討ちでは冷静な判断で勝利し、秦軍全体の流れを作る安定感のある副将として機能しました。騰の勝利によって楚軍の突撃は初動で勢いを削がれました。

王翦:燕の名将・オルドが西方の山岳地帯から秦へ侵入を図る中、王翦は「動かずに勝つ」慎重な戦術を徹底。無理な迎撃をせず、地形を活かして陣を構築し、敵の補給路と進路を巧みに遮断しました。

:麃公軍の一翼として趙軍の堅陣に対峙。若さと機動力を活かし、趙将・万極との一騎打ちを制し、敵部隊の士気を削ぎました。

麃公:信の突破力を見極めて先鋒に抜擢しつつ、自身は戦場の流れを読みながら突撃を指揮。信と連携して局地戦を有利に進めました。

⇒ 結果として、将軍たちは自らの特性を最大限に活かし、函谷関を突破されることなく、兵力差を局地戦で補いながら多方面の侵攻に耐え抜きました。

■課題2に対応する戦略②:特殊兵器(井闌車・毒兵器)への対応と前線での判断力(弱み×脅威=回避戦略)

桓騎:魏軍の巨大攻城兵器「井闌車(せいらんしゃ)」が城壁に取り付けられた際、即座に火計を用いて焼き払い、攻城ルートを封鎖。さらに、残骸を利用して奇襲を仕掛け、魏軍に打撃を与えました。

張唐:韓軍の毒使い・成恢による猛毒攻撃で致命傷を負いながらも、死を覚悟で敵陣に特攻。成恢を討ち取ることに成功し、毒兵器という大きな脅威を排除しました。

⇒ これらの対応は、特殊兵器による心理的・物理的脅威に対し、現場指揮官の即断・果断な対応によって乗り越えられ、秦軍の士気維持にも大きく貢献しました。

課題3:敵別働隊侵入への対応

■課題3に対応する戦略:秦王・政による士気の向上(強み×機会=攻めの戦略)

山岳ルートから侵入した李牧軍に対し、秦王・政は中継拠点「蕞(サイ)」に自ら赴き、戦争未経験の住民に檄を飛ばして士気を高めました。
住民たちは死に物狂いで蕞を守り抜き、政自身も生死の境をさまようほどの重傷を負いながら最前線で戦い続けました。
そして7日目、事前に要請していた山の民の援軍が女王・楊端和の指揮のもと到着し、李牧軍の背後を奇襲。

tomi
tomi

蕞での戦いは、キングダム屈指の名シーンですね。圧倒的不利な状況を執念と結束で覆す展開は、まさにジャンプ漫画の醍醐味。
『スラムダンク』の山王戦や『聖闘士星矢』の十二宮編と並ぶ、熱く胸を打つ逆転劇です。
世代が古すぎる??

⇒秦の兵力不足という弱みを補い、敵軍を混乱・撤退させる決定打となり、合従軍との戦いの勝利を決定づけるものになりました。

まとめ

今回のキングダム合従軍編では、中小企業診断士の基本プロセスである「分析→課題整理→戦略立案」を、戦国の危機管理を題材に追体験しました。
PEST・SWOT・3Cなどのフレームで状況を整理し、クロスSWOTで戦略を導出。
実務補習等でも通用する思考法を、楽しみながら実践できる形で学べます。
好きな題材を使った模擬演習は、理解と応用力を深める有効なトレーニングになります。

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そんなことよりキングダム最高!!
明日は、だいだいよろしく!!

一発合格道場の歩き方的なやつ。乞うご期待!!

だいだい
だいだい

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