診断士×キングダム!合従軍編で読み解く戦略① by tomi

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ブログ概要
■キングダムとは
『キングダム』は、中国の戦国時代を舞台にした漫画・アニメで、 統一前の中国で 7つの国が覇権を争う時代 に、 「天下の大将軍」を目指す少年・信(しん)と、秦王・政(後の始皇帝)の成長を描く物語です。
その中でも 「合従軍編」 は、作品最大級の戦いとして描かれており、 楚・趙・魏・韓・燕の五カ国が連合(=合従軍)して秦へ侵攻する壮絶なストーリーです。
この戦いは史実でいう 紀元前241年の「函谷関の戦い」 がモデルで、 合従軍は秦の王都・咸陽を目前にまで追い詰めました。
■ブログの目的
秦国をひとつの企業、五カ国連合軍を 競合勢力 と捉え、 中小企業診断士試験で学ぶ戦略フレームワーク (PEST分析、SWOT分析、リーダーシップ論、競争戦略など)を 秦国視点で当てはめていきます。
理論と、具体的な事例(キングダムの戦い)を結びつけることで、 「フレームワークを現場でどう使うか」が理解しやすくなります。
フレームワークの定義も添えているため、戦略論の学習や中小企業診断士試験対策にも役立つはず。
たぶん。いや、きっと。
好きなアニメの話を書きたかったので、なんとか診断士試験に結び付けました。
進撃の巨人、攻殻機動隊も候補でしたが、まずは一番内容を知っている人が多そうなキングダムにしました。
キングダムが好きな方が読んで、診断士にも興味を持ってくれたらうれしいっすね。
まさき:俺もキングダム大好き!!先日のブログもよろしく。
なつ:私もキングダム大好き!!
ブログの流れ
PEST分析(外部環境分析)
国家レベルのマクロ環境を「政治(Politics)・経済(Economy)・社会(Society)・技術(Technology)」で分解。
SWOT分析(内部外部の統合)
PEST分析を踏まえ、秦国の強み(Strength)・弱み(Weakness)・機会(Opportunity)・脅威(Threat)を整理。
秦国の状況把握
組織・人材状況(レヴィンの3類型、バーナードの組織の3要素)、財政状況、政治状況の特徴をまとめる。
課題の整理(次回)
目前に迫る合従軍の攻めに対して、秦国の課題を整理する。
戦略の決定(次回)
クロスSWOT分析により、 整理した課題に対し、秦が採るべき戦略を整理。
勝利のための基本方針を決定する。
戦略の実行フェーズ(次回)
キングダムの物語を見返しながら、どのように強み、機会を利用しながら合従軍に勝利したかの戦略を振り返ります。
まだ漫画・アニメで描かれていない史実にも触れています。
ネタバレなしで楽しみたい方はご注意ください。
私は、史実を知った上で見る(読む)と、原先生の独自の展開がより際立って楽しめると思っています。
PEST分析(外部環境分析)
まず秦国を取り巻くマクロ環境をPEST分析で整理します。
PEST分析とは
PEST分析とは、会社の外部環境を4つの視点で整理する方法です。
P(Politics)政治 例:法改正、補助金、規制
E(Economy)経済 例:景気、為替、物価、賃金
S(Society)社会 例:人口減、価値観の変化
T(Technology)技術 例:DX、AI、新技術の登場
「外部の環境がどう変わるか?」を読み取って、 自社のチャンスと脅威を把握するための分析です。
■P (Politics: 政治) :
○同盟:当時、秦国は趙国と「互いに攻撃しない」という同盟関係にありました。しかし、これは一時的な戦略的判断に過ぎず、他国(特に韓・魏・楚)とは緊張関係にありました。
○国内: 政治の実権は呂不韋(りょふい)が丞相(じょうしょう)として握っており、法治主義に基づいた中央集権体制が機能していました。しかし、王(政)と呂不韋の間には、水面下での権力闘争も存在していました。
お互いを攻撃しないという同盟は、裏を返せばお互いが攻撃したくてたまらないという関係です。
第二次世界大戦の独ソ不可侵条約のように、基本的にはどっちかが勝手に破棄するものと個人的には思っています。
■ E (Economy: 経済)
○基盤: かつての秦王である商鞅(しょうおう)による変法(へんぽう)と、呂不韋の経済政策(商業の重視)により、「富国強兵」が実現していました。
○特徴: 農業生産力が高く、国が経済を強力にコントロールすることで、戦争を遂行するための莫大な富を蓄えていました。
商鞅の変法とは、秦を強国化するために、法律の厳格適用や農業重視、軍功に応じた身分制度などを導入した大改革です。
キングダムの時代から100年位まえのものです。
■S (Society: 社会)
○情勢: 秦の知らないところで「合従軍」が結成され、複数の大国から同時に攻められる危機が近づいている状況でした。
○民衆:秦は長く攻める立場が多く、他国からの侵攻経験が少なかったため、兵士以外の民は戦いへの実感が薄く、危機感も低かった。
■T (Technology: 技術・軍事)
○軍制: 「兵農一致」の徴兵制度が確立されていました。これは、普段は農民として生産に従事し、有事には兵士として迅速に動員できる効率的なシステムが確立されていた。
○新しい技術: 他国と比べて兵器技術は標準的だった。たとえば、韓国は毒技術、魏は攻城兵器、楚は象兵などの特殊戦力を持ち、秦は現状で汎用的な武器に依存していた。
■まとめ
これらの分析から、当時の秦国は、 「経済(E)と技術・統治システム(T)は他国を圧倒するほど強力であったが、その強さゆえに政治的(P)に孤立・敵視され、結果として合従軍という社会(S)の根幹を揺るがす存亡の危機を招いた」 という状況であったことがわかります。
SWOT分析(内部外部の統合)
PESTで把握したマクロ環境も踏まえ、SWOT分析によって秦国の置かれた状況を具体的に見てみましょう。
SWOT分析とは
SWOT分析とは、内部環境の強み(Strength)と弱み(Weakness)、外部環境の機会(Opportunity)と脅威(Threat)を整理するフレームワークです。
S(Strength:強み) … うまくいっていること、他社より優れている点
W(Weakness:弱み) … 課題や不足している点
O(Opportunity:機会) … 追い風になる外部環境(市場やトレンド)
T(Threat:脅威) … 逆風になる外部環境(競合・規制など)
内部(S・W)+外部(O・T)を整理し、戦略の方向性を決めるためのフレームワークです。
■強み(Strengths)
○政(秦王)のビジョンと統率力:秦王・政は明確な「中華統一」の大目標を掲げ、その実現に強い意志を持っており、高いカリスマ性を持つリーダーとであり、 重臣や側近から尊敬されている。
○中央集権的制度: 商鞅の変法などにより「富国強兵」を達成し、軍功爵制と郡県制を導入した秦は、法による統制が効いた一枚岩の国家体制を実現した。 これにより大規模軍隊の動員・維持が可能となり、兵士の士気や戦闘力が高まった。
○有能な官僚と将軍: 政治では 李斯 、昌文君などの実務に長けた能吏が改革を支え、軍では 総司令の昌平君をはじめ、騰・王翦・蒙武・桓騎・麃公など強力な将軍が領土拡大を牽引している。 さらに 信・王賁・蒙恬など若い武将も台頭し、組織として戦力が充実している。
○領土の位置:秦は西方に位置し、他国との接触面が限られるため国全体が攻め込まれにくく、防衛しやすい地形を持つ。 さらに関中平野の広い農地と灌漑整備により食糧と兵站が安定し、大規模な軍を継続的に動員できる。
■弱み(Weaknesses)
○呂不韋(相国)との政争の残存:秦国内では、呂不韋の派閥と政派との権力争いが繰り返されてきた。 合従軍編でも呂不韋陣営の策略が完全に消えたわけではなく、依然として宮廷内の緊張と対立の火種となっている。そのため、呂不韋との政争はいまだ未解決の内部問題として残り、 秦国政治の脆弱性となっている。
○外交的孤立: 合従軍の形成時点で、秦側に斉以外の友好国は乏しく、他国から見れば「巨大勢力が急激に猛威を奮い始めた」と映った。秦の外交アライアンスは脆弱と言わざるを得ず、急襲に対し協力を引き出せる相手が少なかった。
○危機感の欠如: 秦国はそれまで領土拡大する側だったため、民のあいだに「自分たちが侵略される」という危機感が薄れていた。
○兵器・技術の遅れ: 「Technology」で述べたように、特殊兵器面で周囲に劣る点も弱点となり得た。特に合従軍には象兵などを擁する国もおり、未知の脅威に対応する即応力が求められた。
■機会(Opportunities)
○山の民(楊端和率いる部族)との同盟:秦は山地の民族(通称「山の民」)の女王・楊端和と同盟を結んだ。2者は同盟を成立させており、楊端和は秦に「貴重な情報と資源」を提供している。 これにより、山の民は秦軍の補完的な戦力や特殊部隊として活用可能な存在となった。
○斉国との交渉力: 弱みに外交的孤立が挙げられるが、例外的に外交役の蔡沢が斉国の国王と個人的なつながりを持っており、政治的な交渉をする機会があった。
○敵国間の対立: 合従軍を組んだ諸国は本来互いに領土を争う敵同士であり、一枚岩ではなかった。たとえば合従軍後に再び自国の利害が対立すれば、 協力は崩壊する恐れがある。秦の滅亡だけでなく、自国が最も戦果を挙げることに重点をおいており、お互いの協力体制ができていなかった。
○領土拡大による経済基盤強化: 合従軍編以前に秦は魏の山陽を奪取しており、ここから他国へ攻めるための前線基地が完成していた。今後も周辺弱小国を吸収することで人材・物資・人口を獲得し得た。
■脅威(Threats)
○合従軍の存在: 最大の外部脅威は諸国連合の襲来そのもの。楚・趙・魏・燕・韓(当初斉も含む)が同時多方面から攻撃してくる状況は、秦にとって存亡を賭けた国家危機である。
○高度な兵器・戦術: 前述のように、楚の象兵や魏・韓の攻城・毒兵器など、新戦術・新兵器は油断できない脅威である。未知の戦闘技術に対し、従来戦法だけでは苦戦を強いられる可能性がある。
○情報面の不利: 多国連合で情報連携が行われれば、秦は数的に劣るため作戦立案・対応にタイムロスが生じる。
■まとめ
以上のPEST・SWOT分析から、秦国は強固な国家体制と優秀な指導層・外交官を持つ一方で、多国連合という前例なき脅威に直面していたことが分かる。この情勢下、斉の離脱などチャンスを最大化しつつ、自国の戦力・機会を掛け合わせて、周辺六国の恐るべき包囲網に対応する必要がある。
秦国は“強大市場に攻め込みすぎた急成長企業”であり、競合同盟(合従軍)の脅威を、法治・人材・外交や軍事といった組織力で乗り切ったと言えそうです。
秦国の状況把握
組織、人事
■キャラクターのリーダーシップの分類
中小企業診断士試験でも問われるレヴィンの3類型の分類を秦のキャラクターたちに当てはめてみました。
レヴィンの3類型とは
1. 専制型(独裁型 / Autocratic)
リーダーが一方的に指示。意思決定が早いが、メンバーの主体性は育ちにくい。
2. 民主型(Democratic)
メンバーと相談しながら決める。チームの満足度・創造性が高い。
3. 放任型(Laissez-faire)
リーダーは干渉せず任せる。自由度は高いが、成果がばらつきやすい。
■結論:最も成果が良かったのは「民主型」 (レヴィンの実験で確認)
○国王
政(民主型): のちの始皇帝となる若き秦王。壮大な「中華統一」のビジョンを掲げ、その揺るがぬ信念と理想で人々を惹きつける。臣下の進言にも耳を貸し、民を鼓舞して国をまとめ上げる民主型リーダーの典型です。
キングダムでは理想の王として描かれていますが、他国から見れば恐れられる存在でもあります。史実では中華統一後、わずか15年で秦は滅亡。
「統一」と「その後の統治」は別物だったということがよくわかります。
○相国(首相的な人)
呂不韋(専制型+放任型):目的のために人と権力を操る「専制型」リーダーでありつつ、優秀な人材には自由を与える「放任型」の側面も持つ。ハイブリッドタイプ。
呂不韋:「世の中を動かすのは金だ。人は金で動く。」 政:「人は希望で動く。理想で国をつくる。」加冠の儀での呂不韋と政の思想のぶつかり合いは、キングダム屈指の名シーンです。
真逆の価値観が正面衝突するからこそ、あの対話は鳥肌ものです。
結局は呂不韋の考えが現代の資本主義社会に最も近い価値観です。
○重要キャラクター
・信(民主型): 飛信隊を率いる若き将。常に自分が先陣に立ち熱い闘志で仲間を鼓舞する一方で、軍師や仲間の進言にも耳を傾ける。メンバーの士気と主体性を引き出し、共に成長する民主型のリーダー。
物語の主人公。信は、仲間を信じ、どれだけ傷ついても前へ進む“真っすぐな強さ”を持つ男です。ジャンプ漫画の王道ですね。
・王賁(専制型): 名門・王家の血筋を引く将。自信家で、玉鳳隊を自身の作戦通りに動かす統制重視の将。実力本位で部下に厳命する様子は、専制型リーダーと言えます。
・蒙恬(民主型): 蒙武の息子で才気あふれる将。普段は飄々とした態度ながら、味方のため危険な役目も買って出る懐の深さがある。部下との信頼関係が厚く、のびのびと力を発揮させる民主型のリーダー。
○軍総司令
・昌平君(民主型+放任型): 秦国軍総司令の名参謀。実は戦いの能力も超一流。開戦前に綿密な全体戦略を描き、各将軍が自ら判断できる“流れ”を事前に作る。有能な部下に細部を委ねることで迅速な意思決定と柔軟な対応を実現する。
史実通りなら、ラスボスは後に楚王となる昌平君の可能性があります。
そして、信と楚の将軍・項燕との戦いはどうなるのか。
物語としてどう描かれるのか、最大の注目ポイントです。
個人的には、蒙武と昌平君の最終決戦を見たいです。
○将軍
・蒙武(専制型): 圧倒的な武力で強引に正面突破を図る豪将。考えるより動いて示範し、シンプルな号令(「突っ込め!」など)で部下の士気を奮い立たせる専制型のリーダー。
蒙武は一番好きなキャラクターです。
合従軍編で楚の第一将・汗明と戦うシーンは圧巻でした。
父・蒙驁が亡くなった際、寒い中寄り添って眠る回想や、丘の上で一人静かに別れを告げる姿が特に印象に残っています。
・王翦(専制型): 常に冷静沈着で感情を表に出さない智将。自ら練った完璧な戦略を部下に黙々と実行させるタイプで、合理性を重んじ自分で全てを決める専制型のリーダー。
本人が王翦は「自分が天下を取れる」と本気で考えている描写がすでにあり、史実では、秦最大の敵・楚を撃破し、秦統一に最も貢献した将軍。
今後の描かれ方が非常に気になります。仮面をとることはあるのでしょうか・・・
・騰(民主型): 元六大将軍・王騎の副官として仕えた将軍。実力と人望が厚く、若手の才能を見抜き機会を与える器量があり、信や王賁の策を採用し主攻を任せるなど部下を活かす民主型のリーダー。
・楊端和(民主型): 山民族をまとめる女王。多種多様な部族それぞれの誇りを尊重しつつ共通の目標を掲げ、連合軍を束ね上げるカリスマ性のあるリーダー。部族間の結束を促し、一体感ある統率を実現する民主型です。
圧倒的なカリスマと統率力に加え、戦場に立ちながらも凛とした美しさと気高さを持つ存在。
実写版で演じた長澤まさみも良かったです。私には劣りますが。
・ 蒙驁(民主型): “白老”の愛称で慕われる秦の老将。大将軍でありながら戦場では「我が戦友たちよ」と温かく兵を鼓舞し、家族のような結束を育む。部下の士気と自主性を高め、大きな成果に繋げる民主型のリーダー。
・張唐(専制型): 誇り高き猛将。重傷を負ってもなお戦場に戻るなど武人の意地を貫き、部下にも撤退を許さず突撃を命じる剛直なリーダー。豪快で勇猛な戦いぶりで部隊を牽引する専制型リーダー。
・桓騎(専制型): 元野盗上がりの異色の将軍。常識外れの奇襲や残虐な手段も厭わず敵を翻弄し、自軍にも恐怖による統制を敷く。結果最優先の独裁的リーダーで、部下はそのカリスマに畏怖して従います。
桓騎は「勝つためなら手段を選ばない」、最も危険な天才将軍です。
正面突破ではなく、情報戦・心理戦で敵を追い詰める能力は秦随一。
漫画ではすでに決着がついていますが、アニメでは第6シーズンが始まり、いま桓騎の物語が本格的に描かれています。
・麃公(専制型): 本能型の猛将。自ら先頭に立って大矛を振るい、痛快に暴れ回る戦いぶりで兵を奮い立たせる。作戦よりも勢いを重視し、武勇と号令で部下を引っ張るさまは専制型リーダーそのもの。
■組織論
バーナードの3要素を『キングダム』の合従軍編における秦国(成功例)と合従軍(失敗例)に当てはめて分析します。
バーナードの3要素とは
経営学者のチェスター・バーナードが提唱した理論で、組織が成立するために不可欠な3つの要素を指します。どれか一つでも欠けると、組織は機能しない(または崩壊する)とされています。
1. 共通目的 (Common Purpose): 組織全体が共有する「何のために集まっているのか」という目標。
2. 協働意欲 (Willingness to Cooperate): メンバーがその目的達成のために「貢献しよう」とする意志。
3. コミュニケーション (Communication): 目的の共有や意思疎通をスムーズに行うための手段。
めっちゃ重要なやつ。2次試験の事例Ⅰで頻繁に論点なります。
○ 1. 共通目的
・秦国 (成功): 「国を守り、中華統一への道を繋ぐ」という、明確で強固なビジョンを持っていました。
・合従軍 (失敗): 「秦を滅ぼす」という表面的な目的しかなく、各国の内面的な利害(領土欲、他国への牽制など)はバラバラでした。
○2. 協働意欲
・秦国 (成功): 騰、王翦、蒙武、桓騎、麃公など、個性の強い将軍たちが「国を守る」という共通目的のもと、協力する意志(協働意欲)を持ちました。
・合従軍 (失敗): 共通目的が弱いため、協働意欲も低く、戦況が不利になると他国を見捨てたりする動きが見られました。
○3. コミュニケーション
・秦国 (成功): 軍総司令・昌平君(しょうへいくん)による一元管理(全体最適)。 各部隊(王翦軍、飛信隊、山の民など)による現場での柔軟な判断(個別最適)。 この2つのバランスが取れており、組織全体が連動して機能しました。
・合従軍 (失敗): 国ごとに指揮系統がバラバラでした。 結果、意思決定の遅れ、将軍同士の衝突、伝達ミスが多発し、戦略が破綻しました。
【結論】
秦国は「共通目的」「協働意欲」「コミュニケーション」の3要素を満たしていたため、強大な合従軍に勝利できました。一方、合従軍はこれらが欠けていたために敗北した、と分析できます。実際の企業でもこの3要素を満たすことが重要です。
■組織・人事システム
秦国の軍隊は、現代の組織運営にも通じる、優れた「人材マネジメントシステム」を持っていました。
明確な階級と昇進制度 「伍 (5人組)」から「什 (10人組)」、百人将、千人将、五千人将、将軍へと続く明確な階級があります。
戦功(成果)を積めば、身分に関係なく昇進できる仕組みでした。
実力主義の人材育成 下僕出身の若者(主人公の信など)でも、名門出身者と競い合える「チャンスがある」システムでした。
大胆な権限委譲(裁量権) かつての「六大将軍」制度のように、優秀な人材にはあえて大きな裁量権を与え、個々の能力を最大限に活かす組織文化もありました。
財政状況
1. 国内の生産性
秦は合従軍侵攻前、農業強化と厳しい課税で国力を着実に高めていた。働きが大きい者には爵位を与え、怠けた者には罰を科す「信賞必罰」を徹底し、国家全体の生産性を高めていた。
2. 財政の管理者
財政は呂不韋が握っており、国家予算の管理から戦時の物資調達・兵站まで担当していた。作中でも、戦争の勝敗を左右する重要な役割を果たしている。
政治状況
1. 国内の権力闘争
合従軍が侵攻する前、秦国の政治は不安定な状況でした。
王(政): 「中華統一による平和な世の実現」という大きな目標を掲げていましたが、まだ若く、権力基盤は万全ではありませんでした。
相国(呂不韋): 政治の実権を握り、巨大な派閥を形成していました。王の実母である太后とも近い関係にあり、政の改革は宮廷内の抵抗勢力によってスムーズに進んでいませんでした。
2. 実力主義の人材登用
秦国は、身分や家柄よりも実力を重視する人材登用を行っていました。
これは呂不韋も同様で、敵対派閥や他国からであっても、有能な人材を積極的に取り込もうとする柔軟さを持っていました。
☆☆☆☆☆
やっぱりキングダムいいですね。
今回は分析がメインでしたが、次回は課題、対策についてです。
見てない人はこれを機にアニメor漫画をお楽しみ下さい。
明日はだいだいです。
任しといて。
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