勉強会の功罪 by tomi

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勉強会についての記事です。
タイトルで煽ってますが、勉強会の参加は超おススメです。
ただ、長く参加しているといいことばかりではないことに言及します。
概要
❚想定読者
今回の記事は想定読者は2つにわかれます。
①勉強会に長く参加しているけど得点アップにつながっていない人
②勉強会に興味があり、参加するか悩んでいる人
本日のまとめ
▼基本的な考え
独学の方はよほどのコミュ障でない限り勉強会に参加をおススメします。
▼勉強会の効果
①得点アップにつながるまなび
②人とのつながり
③モチベーション維持
▼勉強会に長く参加する問題点
①得点アップにつながるまなびは参加回数とともに効果が下がります。
そうなると、費やした時間に見合った得点アップが得られなくなります。
▼どうするすべきか
①コミュニティの場と割り切る
②勉強会は死合いの場として毎回真剣に向き合う
③同じレベルの人と勉強会を形成する
【一次試験を受験する方々】
基本的に勉強会参加をおススメと書きましたが、1次試験を初めて受験するストレート合格狙いの方は、1次試験に集中して下さい。
科目合格がある方や、全科目ある程度の目途がついている方は、この時期に勉強会に参加して、二次試験を知っておくと大きなアドバンテージになります。
ただし、7月以降は一度、2次試験のことは忘れて1次試験に集中して下さい。
勉強会って何するの?
勉強会とは、特定のテーマや資格試験に向けて、参加者が集まって学習する場です。
診断士試験においては、二次試験の過去問を取扱い、参加者全員の解答を共有し、解答に至ったプロセスの説明、他の 参加者からのフィードバックを受けることが多いです。
事例Ⅳの問題集、予備校の模試を取り扱うこともまれにあります。
勉強会のメリット、デメリット
▼メリット(功)
・仲間とのつながり
・モチベーションの維持
・自分の解答にフィードバックがもらえる
・客観的に自分の解答をみられる
▼デメリット(罪)
・安易なノウハウに飛びつきがち
・参加回数が多くなると、コミュニケーションの場になり、得点アップにつながりにくい
・参加回数が多くなると、自分の実力が高くなったと勘違いしやすい
過去道場記事の紹介
勉強会の進め方は、先代のHotmanさんが詳細なブログ記事を書いているので、そちらを参照お願いします。
勉強会のすゝめ by hotman
こんにちは!hotmanです。 最近暑い日が続きます。そんなかでまたアツいブログを書いてしまいました。「勉強会」に興味のある方は是非一読してみてください!
勉強会団体の紹介
- ココスタ:道場と繋がりの強いオンライン勉強会。
- タキプロ:オンライン、都市部ではリアル勉強会もあり。
- 弱小診断士勉強会:老舗の勉強会。二次専念、ストレート組にわかれている。
- 二次試験研究所:事例Ⅳマスターガイドのサンさんが主催。たまに、Xでメンバー募集。
- 予備校関連の勉強会:特定の予備校在籍者のみで構成。
- 野良の勉強会:個人のつながりで集まったメンバー。
おすすめの勉強会
勉強会の罪について
それでは、本日最もお伝えしたかった勉強会の罪について私見を述べていきます。
自身の勉強会参加回数
「適当なこと言いやがって」とクレームがきても嫌なので、自身の150回程度の勉強会経験に基づくという点を先に言っておきます。まあ、理論、根拠はなく完全感覚Dreamerではありますが、近い考えをもつ勉強会の運営経験者の方もいたので、あさっての方向ではないと思います。
▼勉強会に費やした時間
ザックリ600h程度です。
【(準備 2h+勉強会 1h+復習 1h)/回×150回=600h】
具体的な参加内容
- 1年目 【ココスタ】50回以上、【一発合格道場】勉強会 1回
- 2年目 【ココスタ】50回以上、【タキプロ】リアル勉強会 1回
- 3年目 Xで繋がった【野良の勉強会】 6人固定メンバー 20回程度 実績:4/6人合格
- 4年目 【まなび生産性】の実務従事で繋がった【野良の勉強会】 5人固定メンバー 10回程度 実績:3/4名合格(1名は1次で脱落)

勉強会参加者の合格率は総じて30~35%位のイメージです。
【野良の勉強会】の合格率70%(7/10)が異常に高いですね。
やる気の高いメンバーが集まれば、相乗効果で爆発することもあります。
勉強会の効果を3軸にわけて考える
勉強会の効果はおおきくわけて3点あると考えています。
①得点アップにつながるまなび
②人とのつながり
③モチベーション維持
まずは、下記の図を参照ください



①得点アップにつながるまなび
最初のうちは、仲間からのフィードバックやノウハウ獲得で、大きな得点アップが見込めます。
しかし、時間の経過とともに、得点アップの効果は低くなります。
②人とのつながり
勉強会に参加する度、広がっています。勉強会の繋がりは大きな財産となっています。
③モチベーション
勉強会の参加が1つのベンチマークとなり、高いモチベーションが維持されます。
繰り返し勉強会に出る場合の留意点
繰り返し勉強会に出ていると、得点アップの効果低くなる原因を3点あげます。
①緊張感が下がる
②自分の実力を勘違いする
③完璧な解答を出そうとする
それぞれ、簡単に説明します。
①緊張感が下がる
これはいわずもながですが、勉強会の場に慣れたり、知ったメンバーが増えてくると緊張感は下がりますね。
緊張感が下がると、予習や復習も疎かになります。
特に、勉強会で得たフィードバックは復習しなければ、得点アップにつながるまなびを得られません。
②自分の実力を勘違いする
メンバーが毎回かわる勉強会になると、2次試験に取り組み始めたばかりの方々と 一緒の班になることも多く、教える側にまわる機会もあります。
そうすると、こんなやり取りも増えてきます
tomiさん、すごいですね。そこまで事例を深く読み込んでいるなんて。
tomiさんは絶対合格できそうですね。

いやいや、そんなことないよ。みんなで頑張って合格しよう。
▼
刻は進んで、1月某日 2次試験合格発表日。勉強会コミュニティのスレッド。
合格しました。勉強会のおかげです。
合格しました。勉強会で教えてもらったノウハウのおかげです。

落ちました。一から出直します。次こそは必ず合格します。
毎年、このような状況が繰り返されることになります。
繰り返し解いている過去問ですから、2次試験に取り組み始めたばかりの人に比べて、出来がいいのはあたりまえです。
自分の実力が上がったと勘違いしてはいけません。
前回のブログでも書きましたが、過去問の答えを暗記してしまい、 記憶で解答を作成してしまうと赤信号です。
③完璧な解答を出そうとする
このポイントは結構重要です。
繰り返し勉強会に出ていると、見栄もあり完璧な解答を出そうとしがちです。
勉強会は出来ていない点を指摘してもらってなんぼですが、完璧な解答を出すと、指摘がもらえなくなります。
かくいう私も完璧な解答を出そうとしがちで、自分の解答に対する指摘は少なかったです。

やばい、こんな糞みたいな解答は出せない。
もう1回といて、その解答を出すか。
そのため、他の参加者への指摘ばかりに気がいって、自分の得点アップにつながっていないことも多々ありました。
【閑話休題】 短時間合格者と沼にはまる人(私)の違い
私は最終年度「まなび生産性」という指導校で個別指導を受けていました。
担当の先生は東京大学卒、短時間合格 二次試験300点越えと、エリート層です。
最初のうちは、「元の脳みそが違うから、先生のようにできないです」と思っていましたが、 元の脳みその違いだけで、差がでているのではなく、
・自分を客観視し「できること」、「できないこと」を深く理解している:(メタ認知が深い)
・「できないこと」に対する対策に一切の妥協がない (逃げない)
という2点に大きさ差があると気付きました。
これは、特定の人にしかできないことではなく、誰でもできることです。
メタ認知は勉強会での指摘に真摯に向き合えば深まります。あとは、

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。
by 碇シンジ(新世紀エヴァンゲリオン)
できないことへの対策から逃げないでください。
私は勉強量に逃げてしまいました。
ただ、試験勉強は継続(4000h)できたため、なんとか合格できました。
しかし、試験から撤退を選ぶ人を多くみてきましたので、読者の皆様にはそうなって欲しくないです。
メタ認知とは
メタ認知とは、自分の考えや行動を客観的に認識し、コントロールする能力のことです。
簡単に言うと、「自分が何を考えているか」「自分が知らないことを知っている(無知の知)」等、一歩引いて自分を見つめる力です。
メタ認知は、近年「まなびの科学」において重要なトピックです。私たちの学習効果には色々な要因が関与しているわけですが、学習者の知性や才能が関与する割合が10%なのに対し、メタ認知能力は17%関与しているといわれています。
メタ認知はトレーニングでアップすることできるので、仮に知性や才能が劣っていてもメタ認知能力をあげれば挽回可能です。
どうするべきか
大きく分けて3点あると考えています
①コミュニティの場と割り切る
②勉強会は死合いの場として毎回真剣に向き合う
③同じレベルの人と勉強会を形成する
①コミュニティの場と割り切る
ここは潔く、仲間とのつながりやモチベーション維持のみの場と考える。
そのため、勉強会に費やした時間は趣味と考え、勉強時間にカウントしないことです。
別途、得点アップにつながるまなびを得なければ、合格に達することがない点は注意下さい。
②勉強会は死合いの場として毎回真剣に向き合う
インパクトを与えるため死合いという言葉を使いましたが、真剣に勉強会と向き合い、毎回必ず学びを得る気概で参加することです。そして、もらったフィードバックは必ず復習して下さい。
高い緊張感をもって挑めば、得るものも多いですし、相手に与えるものも大きくなります。
たった1回の勉強会参加で覚醒することも可能です。
13代目道場メンバーの「りいあさん」が言ってました。
初めて参加した一発合格道場の勉強会で多くの指摘をもらいました。
その指摘を深く考え、自分のフィードバックすることで二次試験の事例ごとの考え方が明確になり、合格レベルに達しました。


たった1回で・・・100回以上でてるけど、そんな感覚ないが。
神か・・・神なのか・・・。
もちろん、合格したから言える、「あの時が分岐点になった」ではありますが、 りいあさんは実際に短時間ストレートで二次試験オールS(70点以上)、合計296点で合格されています。
失敗談に学ぶ2次試験攻略のポイント byりいあ
今回は、2次試験対策における壁の超え方について。勉強会での体験から見えた、2次試験攻略に結びつくポイントをご紹介します。
りいあさんは、1回の勉強会の参加で、できないことを深く認識し(メタ認知)、その対策を一切の妥協なく実施されたのかなあと感じました。(言うは易く行うは難しですが。)
③同じレベルの人と勉強会を形成する
同じレベルの人と勉強会を形成すれば、同じ目線で指摘しあえます。
また、ライバル心も多少出てくるので緊張感を高く保てます。
私も同じレベルの人と【野良の勉強会】を形成していました。
お互い遠慮なく指摘し合えましたし、自分たちのレベル、状況に合ったオリジナル勉強会を作れるので、得点アップにつながるまなびを継続して得られました。
最後に
勉強会に長く参加している方は、今一度、自身の状況について考えてみて頂けると嬉しいです。
色々書ききましたが、改めて勉強会参加は超おススメです。
興味を持っている方は本日中に参加申し込みして下さい。

ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん by アドロック・サーストン
偉人の名言ではありません。
好きなアニメネタ(交響詩篇エウレカセブン)です。
機会を待つのではなく、自ら動いて求めれば、試験合格に必ず近づきます。
☆☆☆☆☆

次回からは4回程度にわけて、運営管理、事例Ⅲ記事を書く予定です。
明日はだいだいが模試について熱く語ります。
模試を受けるべきかどうかの議論に終止符をうつ決定版。
乞うご期待。

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こんばんは!
にっくです。
勉強会のメリットだけでなくデメリットまで網羅した記事、ありがとうございました!
日和らずに勝ち取る意識で勉強会に臨みたいと思います。
ありがとうございました!
にっく
にっくさん、コメントありがとうございます。
メリット、デメリットの両面知ったほうが何事もよいですね。
毎回、勝ち取る意識があれば、合格にぐっと近づくと思います。
頑張って下さい。