【合格体験記】とことん考え抜く、自分を追い込む、限界までやりきる by おりょうさん

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1.5年計画を完璧にやり遂げたおりょうさん。綿密で確りとした勉強法は「深く深く考え抜くこと」で生まれたものでした。
そして2次試験1か月前に起きた事件とは、、、!子育てをされている受験生は必見です!
受験生情報
- ハンドルネーム:おりょう
- 年代:30代
受験回数
- 1次試験:2回
- 2次試験:1回
自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
とことん考え抜く、自分を追い込む、限界までやりきる
診断士に挑戦した理由・きっかけ
きっかけとフェードアウト
新卒で入社した会社で管理会計の部署に配属され、経営層に近い立場で仕事をしていました。
当時、上司や先輩からは「若造・ヒヨッコ」扱いされることが多く、それを見返したいと思い見つけたのが中小企業診断士の資格でした。
経営の知識や難関資格の肩書きで発言に説得力を持たせることができるし、箔がつく。今の自分にピッタリな資格だと思い企業経営理論だけ一瞬勉強を始めました。
ただその後すぐに転職をし、まずは本業に集中!という言い訳のもと一度も受験することなくフェードアウトしました…
再開
5年ほど診断士のことはカケラも頭にありませんでしたが、義弟がTOEICの勉強をしているという話を聞き自分も何か勉強をしようと思い立ちます。
「義兄として負けるわけにはいかない。そうだ、以前目指していた診断士はどうだろう」ということで改めて診断士のシゴトを調べ始めた結果、
・今住んでいる、今後も子どもたちが暮らしていくこの地域にもっと貢献することができるのでは?
・将来独立したら子どもとの時間も増えるし自分の本当にやりたいことに集中できるのでは?
と考え、今度は本気の本気で目指すことになります。
職務経験・保有資格
職務経験:製造業 管理会計→IT企業 FP&A →人材企業 経営企画 →IT企業 FP&A
保有資格:TOEIC810点、日商簿記2級、ITパスポート、基本情報技術者
得意科目・不得意科目
得意科目:企業経営理論、事例Ⅰ、事例Ⅳ
不得意科目:中小、事例Ⅱ、事例Ⅲ
合格までの学習法
1次 独学・通信(TAC)
(インプット)
0.5年目は市販、以降はTACのWeb講座のテキストを使い、忘却曲線を意識して読み進めました。読み終わったページに貼る付箋を2枚使いし、付箋を交互に使い分け短い間隔で復習をするやり方です。例えば
1日目…P.1〜P.30を読み、P.30に1枚目の付箋を貼る
2日目…P.1〜P.20を読み、P.20に2枚目の付箋を貼る
3日目…2枚のうちページ番号が若い付箋(=P.20の2枚目の付箋)から再開、〜P.50まで読み、P.50に2枚目の付箋を貼る
4日目…2枚のうちページ番号が若い付箋(=P.30の1枚目の付箋)から再開
…といった具合です。
テキストは読むだけではなく、思ったこと、気づいたこと、ゴロなどを書き込み、とにかく余白を汚して記憶に定着させることを心がけました。
また、子どもの寝かしつけ中や保育園の送迎、家事をなどのスキマ時間はyoutubeにある講義動画で耳での学習をしており、これが地味に記憶に残って助かりました。
(アウトプット)
設問ごとに自己評価をして問題集や過去問を進めました。以下のマークが○になるまで繰り返しです。
○(完璧。時間がもったいないのでもう解かない)
△(一応正解したが怪しい。もう一度解いてみる)
×(間違えたのでもう一度解く)
C(CheckのC。わざわざ解かないが解説だけ見る)
S(SkipのS。どうしても理解、記憶できなくて捨てる問題。もう見ない)
ここでも忘却曲線を意識し、日付の間隔を空けすぎないようにしていました。また、歯磨き中や電車などのスキマ時間はアプリで問題を解いて1問でも多くアウトプットを心がけました。
2次 通信(TAC)
(インプット)
1次試験と同様、忘却曲線を意識し読み進めていきました。スキマ時間は、TBCの抽象化ブロックシートや設問集で少しずつ知識のインプットや設問解釈トレーニングをしていきました。トイレに置いておくのがおすすめです!
(アウトプット 事例Ⅰ〜Ⅲ)
とにかく過去問演習→振り返りをひたすらこなし、のべ156事例を解きました(やりすぎました)。その際、相当粘り強く自分の答案を深掘り分析したと思います。
まず事例を解くためのスキルを以下の6つと整理し、これをバランスよく伸ばすことを目標に定めました。
①設問解釈:設問の意図を正確に捉えたか
②読解:①設問解釈を元に与件文を漏れなく読み取り、必要なマークができたか
③知識:解答に必要な一次知識が頭に入っていたか
④思考:①設問解釈と②読解と③知識を元に設問と与件文の根拠を正しく対応づけ、加点要素を検討できたか
⑤文章力:④思考を元に論理的・多面的な文章を作成できたか
⑥マネジメント:80分をバランスよく使い、全体最適な立ち回りができたか
次に演習を行い、どこにエラーがあったのかを振り返りました。
振り返りメモを見る…これまでの演習の気付きなどが書いてあるメモアプリを流し見する
目標設定…演習前に目標を決める(レイヤーを意識する!期待効果を必ず書く!など)
演習…自分で決めた型通りに演習(時制は□で囲む、SWOTは最後にやる、など)
採点…ふぞろいで採点
答案分析…ふぞろいとTAC過去問解説を併用し、スキル①〜⑥の観点で何が・なぜできなかったのかを分析して解答用紙に赤ペンを入れる。自分が採点者になったつもりで客観的な目線でツッコミを入れまくる。「なんでこの根拠に気づかなかったの?」「いつになったらちゃんと効果まで書くの?」「何言ってるか伝わらない」など自分自身を激詰めする
写経…模範解答を写経して解答構成のストックを増やす
マイベスト解釈・読解…もう一度、どう解釈・読解すべきだったかを丁寧にやってみる
マイベスト解答作成…マイベスト解釈・読解を元にマイベスト解答を作成
マイベスト解答採点…ふぞろいで採点
答案分析…マイベスト解答の答案分析、赤ペン入れ
解答アップロード…Xに振り返りとともに解答を全世界に晒す
メモ…演習時の改善点や採点結果、気付きなどをメモアプリに記入
※TACオリジナル問題などはこれに加え解説動画の視聴
1事例につき3〜4時間程度はかけてみっちり振り返っており、不足しているスキルは個別強化を図りました。①設問解釈は設問解釈トレーニング、③知識はTBC抽象化ブロックシートの暗記、⑤文章力は13代目hotmanさんお手製の100字トレーニングを行う、などです。
(アウトプット 事例Ⅳ)
まずは市販の問題集で解き方を身につけた後、過去問で80分の立ち回りを身に付けていきました。
30日完成→事例Ⅳ全知全ノウ→イケカコ→過去問の順です。
事例Ⅰ〜Ⅲ同様の振り返りをしていましたが、ミスによる失点が多かったためその対策に力を入れました。例えば、
ミス:単位の読み違い →対策:単位は必ず○をつけ、解答用紙に先に単位だけ書いておく
ミス:条件の読み落とし →対策:設問文の条件ごとに下線を引き、条件を使ったら✔︎をする などです。
心掛けレベルではなく具体的な行動・型にまで落とし込むことがミスの撲滅に繋がったと思います。
なぜその学習方法を選んだのか?
1.5年計画
試験を受けようと思い立った日が1次試験の2ヶ月前だったのですが、まずは2つだけ科目合格(法務、中小)をして次の年の負担を減らそうとしました。
結果たまたま3科目(財務、法務、中小)合格でき、本来1次試験に充てる勉強時間を2次試験対策に充てられました。「最初はとりあえずお試しで受けてみる」がラッキーな結果になりました。
予備校
スピードテキストが有名だったため、中小企業診断士=TACのイメージがありTACに申し込みました。
テキストだけでは理解しづらい論点もあるため、動画は理解の助けになりましたし、出るところ/出ないところをメリハリつけて講義いただけるため、効率的でもあると思います。
事例100本ノック
一発合格道場で「13代目はだいたい80事例前後で合格している」という記事を見て、目標事例数を100と定めました。
解いた事例は「事例100本ノック」としてXに投稿し、決めた目標から逃げないようにしました。
結果的に156事例と上振れましたが、振り返りの中でマイベスト解釈・読解・解答作成を行なっており、2回演習をしているようなものなので、実質的には300事例ほど解いていることに等しいと言えるかもしれません。
学習開始時期
2023年6月〜
学習時間(目安)
1次 526時間
2次 760時間
学習時・受験時のエピソード
勉強仲間
通信教育を利用していたため最初は一人で孤独に勉強をしていましたが、1次試験終了後に情報収集目的でXを始めてみました。
毎日自分の解答をUPしていたのですが、時にはコメントをいただけたり、コツを教えてもらったり、くだらないことを話したり、とても愉快な仲間ができました。2次試験当日にリアルでも会い、今も交流が続いています。
家族
私は育休の取得や有給消化、家族に協力してもらうことで大量の事例を解くことができ、合格につながったと思っています。しかしながら、正直言って再現性はありません。
あまりに試験に没頭するなか、試験1ヶ月前には妻と大喧嘩をしました。「応援する気持ちはある。けど、家事育児の負担が集中していて自分のやりたいことができずにイライラしてしまうのも事実。本気で応援したいからこそ、労いや感謝の言葉がほしい」と言われてしまいました。感謝を忘れ、本当に情けない限りです。
夜中2時まで話して出した結論は、「感謝の気持ちを言葉にすること」 「1ヶ月間は家族の時間を捨て、全力でやり切ること」でした。
息子の応援もありました。「パパ勉強頑張っててかっこいいね」 「終わったら一緒にゲームしようね」と言ってくれました。
最後の1ヶ月、土日はどこにも出かけていませんし公園にすら行っていません。それでも、試験当日は「パパなら大丈夫だよ」と言ってくれました。
改めて、周りに助けてもらってこその挑戦だったと思いますし、家族には感謝しかありません。
これから合格を目指す方へのアドバイス
考え抜くこと
巷には参考書、ノウハウ、テクニックが溢れかえっていて何が効果的なのか、もはやよくわかりません。
ですが、抽象的にはなりますが、深く深く考え抜くことをアドバイスさせてください。人に言われたことを考えなしにやるのではなく、勉強方法からメモの取り方、文房具の選び方に至るまで、情報をかき集めること。それを考えて考えて自分なりの型を作り、腹落ちして納得したやり方を、腹を括ってストイックにやり切ること。半分精神論で恐縮ですが、納得感のある受験体験につながるかと思います。参考になりましたら幸いです。
おわりに
毎日答案をXにUPしていたおりょうさん!考え抜いて出した答え・勉強法をストイックにやり切る姿には脱帽です。
そして何より、2次試験1か月前の夜中2時までの夫婦喧嘩、、、もとい「話し合い」には、私も相通じるところがあります。
勉強を応援してあげたいからこそ、日々の家事や育児に対して言葉や態度で丁寧に労いがほしい奥様の気持ちはとってもよくわかります!
話し合いやご家族の協力、そして何よりストイックに勉強をやり続けたおりょうさん自身の強い意志が合格につながったのだと思います。合格おめでとうございます!そして合格した今、何よりご家族を労わり、家族との時間を大切にしてあげてくださいね!
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大変参考になる記事ありがとうございました。2次対策をより具現化したいと考えている中、良いナレッジばかりでした。2次合格するには80事例程行う方が多いのですね(*_*)