2次試験に役立つ?ロジカルシンキング by しん
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こんにちは、しんです。
先日の1次試験合格発表で、計画通りの結果とならなかった方、気持ちの整理に苦労されていることと思います。
私自身、受験生時代から実感していたのですが、この試験の学習は生きていくのに役立つことだらけですので、身の回りの小さな変化も大きな成果と捉えてほしいです。
その上で、次の計画を立てていただけたらと思います。
次に合格された方、おめでとうございます!
厳しい言い方をしてしまいますが、2次試験まであっという間です。
身体が第一ではありますが、当日まで全力で、効率よく勉強してください!
ちなみに、事例企業のSWOT分析を行うのはもちろん大事ですが、たまにはご自身のSWOT分析を行い、学習方法を見直すこともおすすめです。
私自身、以前のブログでも書いた通り、自己分析の重要性を痛感しているのですが、15代目の兄貴分(と勝手に思っている)たいしんからの
15代目No.1のクセつよ
というコメントと自身の認識に乖離があり、もう一度しっかり自己分析しなくてはと感じているところです。。
お知らせ
本編に入る前にまずはお知らせです!
2次試験申込開始!
令和6年度中小企業診断士第2次試験の申込受付が、令和6年8月23日より開始されています。
※令和6年度の1次試験合格者は実質9月3日開始です。
令和5年度の1次試験を合格された方は試験案内(申込書)が既にお手元に届いていることと思います。
令和6年度の1次試験を合格された方については、9/3に合格証と共に発送されているはずですので、地方の方でも本日から明日には届くのではないかと思います。
申込期限は9月17日(火)とまだ余裕はありますが、早めに申し込んでしまいましょう!
詳しくは中小企業診断協会のWebサイトにてご確認ください!
本日の要約
本日の要約
- 概要:ロジカルシンキングに馴染みのない方を主なターゲットとして、2次試験に役立つ基本的な内容を紹介します。
- お伝えしたいこと:ロジカルシンキングは2次試験にとても役立ちます!
- キーワード:SWOT、3C、4P
上記の内容で気になる部分やフレーズがありましたら、引き続き本編もお付き合いください!
はじめに
みなさん、ロジカルシンキングと聞いてどんなイメージをするでしょうか?
ちなみに一昨年の私は、
何それ美味しいの?
カタカナ語が多くてうさんくさい
といった感じでした。
結果として、ロジカルシンキング(論理的な思考)ができていなかったことにより、令和4年度の゙事例Ⅰで大爆発(42点)してしまい、不合格となりました…。
今回はそんな反省点から学んだ、ロジカルシンキングを紹介します。
ただ、本当に基本的な内容だと思いますので、「当たり前じゃん」って感じる方はサラッと読み飛ばしてください。
もし、一昨年の私のような方がいたら、この機会に意識してもらえれば、事例Ⅰ〜Ⅲで大爆発するリスクを少しでも抑えられると思います。
2次試験に役立つ3つの手法
それではロジカルシンキングの紹介に入ります。
今回は、ロジカルシンキングと呼ばれる手法の中でも、2次試験に役に立ったと感じる基本的なフレームワークや思考法を3種類紹介します。
ちなみに、今回紹介する内容は以下の書籍を参考にしています。
論理思考のフレームワーク(型)さえ押さえれば、ロジカル・シンキングは誰でもできる。MECE、ピラミッド・ストラクチャー、仮説思考、フェルミ推定、イシュー・ツリーが1項目3分で手軽にわかる。仕事に役立つ「考える技術」が身につく入門書。
何かを一から学ぶ時は、なるべく分かりやすい本やマンガを手に取るのですが、この゙本も本屋でいろいろな本をパラ読みして、一番拒絶反応がなかったため購入しました。
As-Is/To-Be
ロジカルシンキングの中で、まず抑えたいと感じたのが、As-Is/To-Be(問題解決フレームワーク)です。
こちらはビジネスでもよく聞く言葉ですね。
(といいつつなんでこの用語の意味をしっかりと理解していなかったのかと、過去の自分を問いただしたい…)
ざっくり書くと、
あるべき姿(To-Be)と現状(As-Is)との差異(ギャップ)から、課題を見つける
ことに活用するフレームワークです。
ざっくりすぎない?
後ほど過去問を例にして使い方を紹介するので、もう少しお待ちを
後ほど過去問を例に紹介するにしても、あまりにもざっくりしているので、イメージ図を書いてみます。
なんとなくでも、2次試験において重要となる課題の設定に役立ちそうなイメージを持ってもらえたでしょうか。
私は、与件文を読んでいくうちに、ストーリーに入り込み、視点がミクロになるという欠点があったため、試験勉強外でもこのフレームワークを意識するようにして、習慣化するようにしました。
まだまだ駆け出しですが、中小企業診断士としては必須の思考法だと感じています。
イシューツリー
次にイシューツリーという手法を紹介します。
こちらは、問題の仮説を立て、その仮説をツリー上に分解していく手法です。
ツリー上に分解していく過程で、次に紹介するMECEを意識する必要があります。
ロジックツリーとの違いがややこしく、同じものとして解説されている記事や書籍も見かけますので、名前よりは概念を覚えてもえらればと思います。
こちらもAs-Is/To-Be(問題解決フレームワーク)と同様に、イメージ図を書くと、以下のようになります。
収益を上げるためには、売上の増加か費用の削減を行う。
そして、売上を増加するためには、客数か単価を増やす。
といった具合に、大きな要素から小さな要素に分解していきます。
2次試験では、多面的な解答を行うことを目的として、設問解釈時に課題を仮定するタイミングや、解答骨子作成時に活用しました。
MECE
最後に、MECE(モレなくダブりなく)を紹介します。
覚える必要はないですが、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの頭文字を取った用語です。
こちらは、2次試験の勉強を始めると、ほぼ間違いなくどこかで知る思考法だと思います。
全事例で必須となるSWOTや、事例Ⅱで重要となる3Cや4P等もMECEなフレームワークと言えますね。
2次試験では、解答骨子作成前に、各設問をどの切り口で解答するかを考える際に意識していました。
ロジカルシンキング活用例
それではここから、今回紹介した3つのフレームワーク/思考法を実際に過去問を解くステップに当てはめてみます。
最新の過去問を温存している方も多いため、「令和4年度事例Ⅲ」を活用しますので、可能であれば与件文を一度読んだり、ご自身で解いた解答を見つつ、ご覧ください。
ちなみに、以下のステップはあくまで私が解く手順ですので、順番そのものではなく、思考法を参考にしていただけたらと思います。
事例全体のテーマ把握
まず、設問解釈時や与件文を通読したタイミングで事例全体のテーマを把握します。
この際に役立つのが、As-Is/To-Be(問題解決フレームワーク)です。
私なりの解釈ですが、このフレームワークを活用し、事例全体のテーマを描いてみます。
現状→問題点解消(課題対応)→あるべき姿という関係であることがイメージできるかと思います。
この図を忘れないようにして、一旦次のSTEPに移ります。
課題の分解
続いて、STEP1で挙げた課題を分解していきます。
ここで活用するのが、イシューツリーというフレームワークです。
生産性の向上という粗めの課題を分解すると以下のようなツリーを書くことができます。
ちなみに、営業面は大きな問題点が見当たらなかったので除外していますが、分解する際にはMECEであることを意識しています。
分解した課題と設問の紐づけ
課題を分解した後は、分解した課題と各設問の紐づけを行います。
事例Ⅲは各設問の紐づけに苦労する事例でもありますが、令和4年度は比較的シンプル?であり、As-Is/To-Beに落とし込むと以下のようになります。
設計面、生産面、情報面の問題点をそれぞれ第2, 3, 4問に振り分けることができました。
また、第5問のテーマは、あるべき姿(販売先多様化)をテーマとしているため、あるべき姿と同じ線上に書いてみました。
解答骨子作成
分解した課題と各設問の紐づけができたら、最後のSTEPとして解答骨子を作成します。
本試験では、各設問の下に他人(ついでに今の自分)が読めないような字で殴り書きしていましたが、STEP3で書いた図に具体的な内容を書き込んでみます。
実際の解答骨子には、課題をもう少し細かく書いていますが、これらの課題を解消した結果、第5問のテーマである、ホームセンターとの新規取引(=あるべき姿)を実現することができます。
このように、フレームワークに落とし込んで2次元で整理することで、問題点に対して、どのような課題を立案し、結果的に事例企業がどのような成長を目指すかがイメージしやすいかと思います。
基本的な内容といいつつ少し長くなってしまいましたが、ロジカルシンキングの活用例は以上となります。
フレームワークを活用して図にすることで、事例全体のストーリーが分かりやすくなると感じてもらえたら幸いです。
ちなみに自身では、ロジカルシンキングを活用し、事例全体のストーリーを掴むことによって
・確実に取るべき問題を安定して取れるようになる
・一貫性を持った解答が書けるようになる(点数に結び付くかは不明ですが、診断士としては必要なスキルだと感じています。)
といった効果が得られました。
2次試験は1次試験と異なり、考えることが非常に重要な試験となります。
(2次試験でどのようなスキルが必要になるかは、以下のせーでんきの記事がとても分かりやすいです。)
1次知識をしっかりと定着させると共に、2次試験に必要な思考法を身につけて、合格を掴み取ってください!!
終わりに
本日は、自身の反省点をもとにロジカルシンキングについて紹介しました。
冒頭でも書いた通り、今回の内容は基本的なものであり、他にも数多くのフレームワークがあります。
自身もまだまだ勉強中であり、Makiやせーでんきがより本格的な内容を紹介してくれそうな雰囲気なので、今から楽しみにしています。
ちなみに、明日はサトシが2次試験の模試について、実体験をもとに深堀りするようです。
こちらもお楽しみに!
模試をどこで受けるかって?
もちろん名古屋です!
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こんばんは!
にっくです。
ロジカルシンキングの記事、ありがとうございました!
自分でも二次試験のフレームワークを考え直すいい機会になりました。
ありがとうございました!
にっく
にっくさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
2次試験はフレームワークの活用がとても重要となりますので、考えなおすきっかけとなれてよかったです。
引き続き、頑張ってください!