なんとなく正解が見える選択肢3選 by せーでんき

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会計士×診断士『せーでんき』です。
電車のレールはマイナスの電流が流れているのはご存知でしたでしょうか。
これは、送電線(架線)側がプラスでパンタグラフを通じて電気を供給し、レール側でマイナス電流を・・・・
そんなのみんな知ってるに決まってる!

電車ネタを使ってしまったことでサトシに怒られてしまいましたが、気を取り直していきたいと思います。
今回もよろしくお願いします!
このブログで伝えたいこと

マークシート試験初心者の方に特にお届けしたい内容です!
マークシート試験の選択肢には、「〇になりやすいもの」と「〇になりにくいもの」があります!
一発合格道場15代目 せーでんき
直前期であることもあり、今回も短めでお送りしているつもりです!(自戒&自虐)
はじめに

みなさま、マークシート試験の経験はどれくらいありますでしょうか?
受けたことない!


同じく!
上の受験生のような方や、「マークシート試験は入試以来」という方、「ガンガン試験受けてます」という方、「まあぼちぼちでんな」という方も、いろいろな方がいらっしゃると思います。
今回の記事はマークシート初心者向けの話にはなりますが、マークシート玄人の方も試験前に再度見直していただくと、もしかしたら点数アップに繋がるかもしれません。
正解が見える選択肢3パターン
さて今回お話ししたいのは、マークシートで全選択肢が全く分からないときに、「なんとか正解に辿り着く」orエンピツ転がしの25%から少しでも選択肢を削って「正答率を33%や50%にあげる」ためのマークシートの解法をお伝えします!
テクニックに走り過ぎるのは良くないですが、試験に対する最後の足掻きとして、ぜひ取り入れてみてください!
(知ってるよという方も多いかもしれませんが、ご了承ください。)
また、AZUKIが先日捨て問を紹介してくれていますので、こういった問題でエンピツよりは正答率を上げるために使っていただいてもいいのではないかと思います。
ではここから具体の選択肢3パターンを見てみましょう!
まとめ
- 「○○しなければならない」はだいたい「×」
- 「○○の場合がある」はだいたい「○」
- (穴埋め問題等)選択肢の被り具合が多いものが答えになりやすい
その①
①「○○しなければならない」はだいたい「×」
これは何となくイメージいただけるかもしれませんが、例外がない状態になってしまっている選択肢です。
こういう選択肢の場合、例外があれば「×」になるため、正解の選択肢となる可能性はかなり低いです。
(ただし、経営法務だけはこういった表現も一定あるのでご注意ください。)
また、このような選択肢はだいだい表現がきつい場合が多いです。
その他にも以下のような言葉があると×になりやすいので何となく覚えておくと便利かと思います。
以下に文言例と例題を載せてみています。
例題はまともに読むとちょっとしんどいので、すぐに答えを見ちゃってください(なお、これらの意味不明な単語はAIに考えていただきました。)。
×になる選択肢の文言例
- ~しなければならない
- 必ず~
- ~の場合はない
- ~することはない
- 一切~ない
- いかなる場合も
- すべて
など
例題
以下の特に意味のない記述として,最も適切なものはどれか。
ア バンバンブーにおいては,フラフリャが認められているものの,キラキラコの場合にはガバガバンは一切認められていない。
イ クネクネリにおいては,モジャモジャクが求められており,グリモピンの場合には必ずフワフワンしなければならない。
ウ ピリピリョはフニャフニャであり,ホロホロンはニョロニョロピとムシムショに区分される。
エ ポンチャリラは,いかなる場合もムニュムニュすることはない。
答えは↓
正解:ウ
解説:
みなさま解けましたでしょうか。
文章には全く意味はありませんが、本試験で同様の問題が出ても案外正答率は高くなるのではないかと思っています。
その②
②「場合がある」はだいたい○
こちらは①の反対のパターンですね。
このような幅広い状況が想定される選択肢は「〇」になる場合が多いです。
逆に×になる場合はよっぽどの選択肢だと思われます(おそらくすぐに判断がつくレベルです。)。
例えば「東京から大阪までの移動において、新幹線よりも徒歩の方が早く到着する場合がある」とかでしょうか。
ただ、これでも有事の際に新幹線が動かない場合とか言われだすと100%×とは言いづらいのが難しいところです。
(これぞ「悪魔の証明」ですね…)
では同様に文言例と例題を載せてみています。
こちらも例題をまともに読むとしんどいので、すぐに答えを見ちゃってOKです!(大事なことですので2回目です。)
〇になる選択肢の文言例
- 場合がある
- することがある
- 限らない
など
例題
以下の特に意味のない記述として,最も不適切なものはどれか。
ア シャラシャラカでは,バタバタリョやドコドコン等がプニプニョとしてブリブリボンされる。
イ モコモコラはボヨヨンパであるが,ヌルヌルンする場合がある。
ウ ボンボンバにおいては,ピョンピョリすることがある。
エ ツクツンボは必ずしもポテトポンやグルグルンをしなければならないとは限らない。
答えは↓
正解:ア
解説:
こちらもみなさまいかがでしょうか。
同じく文章には全く意味はありませんが、またまた正答率は高いのではないでしょうか。
その③
③(穴埋め問題等)選択肢の被り具合が多いものが答えになりやすい
これは問題を作る側の心理に立ってみれば、何となくイメージできるのではないかと思います。
例えば、文章に空欄があって、そこに入る言葉の組み合わせを答える問題や、正誤の組み合わせを答える問題です。
特に経済や運営管理、情報システムで多い選択肢の形かと思いますが、みなさまが問題作成者ならどうしますでしょうか?
受験生にはできる限り悩んで欲しいのではないかと思います。
ではどうするか。
そうです。
可能な限り選択肢を重複させるのではないでしょうか。
例えば、空欄が4か所あるのに、1か所分かれば正解が分かってしまう問題は、良問とするには作り方が難しいです。
そのため、できる限り選択肢を重複する形にして、2択くらいまで絞り込むくらいの作りにすることが多いと思います。
よって重複が多い選択肢ほど正解になる確率が高いと言えるのではないでしょうか。
ただ、こんなことを言っているだけでは説得力がないので、R3~R5の問題で検証してみました。
選択肢の重複 検証結果
特に組み合わせや正誤問題が多い経済、運営管理、情報に絞って分析してみました。

※数字は問題数を表します。また、凡例の説明は以下のとおりです。
すべて一番多い:すべて一番多い選択肢が正解となった問題です
1つだけ一番多いもの以外:1つを除いて一番多い選択肢が正解となった問題です(以下は同様ですので割愛します。)
この結果から分かることは以下のとおりです。
- 経済は「すべて一番多い選択肢」が正解になるケースが50%を超えています。
⇒経済で分からない問題があれば、とりあえず一番重複している選択肢を選べば50%程度の正答率になります。 - 運営管理は、組み合わせ問題は「すべて」or「1つだけ」が多いものの、
正誤になるとむしろ「2つ」の割合が多い
⇒運営管理は、一番重複している選択肢だけでは分かりませんが、少しでもわかる選択肢との合わせ技で倒しましょう。 - 情報は正誤はないものの、割とバラツキがある傾向
⇒やはり「1つだけ」までで50%は超えるため、分かる選択肢との合わせ技は有効です。
いかがでしょうか。
この結果をみると案外悪くない線なのではないかと思います。
ただ、この結果に頼りすぎて、本来は取れるはずの問題を落とすことは絶対にないように、戦いに行ける問題かの見極めはきっちり行いましょう!
では同じように例題を作成してみました。
今回も意味不明ですが、さっきまでの2問よりもマシなので解いてみてもいいかもしれません。
例題
以下の文章の空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして,最も適切なものを下記の解答群から選べ。
近年ではバルコリンダともいわれる(A)のほか(B)もペタペタクな点から注目されている。
一方でウィンチャッタするために(C)が用いられることもあるなど,(D)にも注意する必要がある。
ア A:ドッカンドン B:ポロポロッタ C:メロカボン D:ジャングルタ
イ A:パチパチョ B:ポヨポヨン C:メロカボン D:ジャングルタ
ウ A:ドッカンドン B:ポヨポヨン C:キュルキュルパ D:キラキラプ
エ A:パチパチョ B:ポロポロッタ C:キュルキュルパ D:キラキラプ
オ A:ドッカンドン B:ポロポロッタ C:メロカボン D:キラキラプ
答えは↓
正解:オ
解説:
いかがでしょうか。
全く意味が分かりませんが、とりあえず重複が一番多い選択肢を選べば正解になってしまうパターンです。
こんな問題であれば、作成された側としては「ア」と「オ」で悩んで欲しいのかなと思います。
実はAZUKIが捨て問で挙げてくれたこの問題はこの方法で正解にたどり着けてしまいます。
令和4年度 経済学・経済政策 第12問(正答率19.7%)

大変残念ながらこの問題の正解は「イ」であり、何も考えずに一番重複が多い選択肢を選べば正解になってしまう問題でした。
実際の正答率は上に記載したとおり約20%であり、考えた方が正答率が低くなってしまう問題かもしれません・・・
最後に

お疲れ様でした!
では毎度お約束の名言コーナーです。
徳とは、我々にとって中庸である行為を選択する態度である。
アリストテレス
(Virtue is an attitude to choose actions that are moderate to us.)
今回はアリストテレスです。「よく石像を見る人」として有名かもしれません。
以前に紹介したソクラテスの孫弟子に当たります。色んな学問に精通していたことから万学の祖とも言われている凄い方です。
今回の名言は「中庸の徳」と言われるやつですね。
「中庸の徳」は物凄く平たく言えば、何事もほどほどにしておけということです。
例えば、以下のようなものでしょうか。
・自分が得意な科目ばかりに取り組んで、別の科目は全くやらない
・とにかく勉強をせねばと焦って、睡眠時間まで削って勉強する
・同じように焦りから、全く息抜きをしない
などなど・・・
心当たりのある方もいらっしゃるかもしれません。
何事もほどほどが大事ですよね。
ということで、何事もほどほどにしつつ、万遍なく各科目に取り組んでいただき、万全の状態で本番を迎えていただきたいと思います。
以上です。ありがとうございました!

明日はAREです!今回はどんなネタかな?
おれは預かったネタでどう記事にするのかが、道場メンバーの腕の見せ所やと思うてる。

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感動しました。
もやもやがはれました。
するどい分析力!あっぱれ!!
川口伸久さん
コメントありがとうございます!
そうおっしゃっていただけると報われます。
一次試験まで、もう一踏ん張りですね。
応援しています!