保険受験、検討しましたか?  byみっきー

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みっきー
みっきー

記事を開いて下さり、ありがとうございます!

2022年度の合格者、少数派受験生を自称しているみっきーです。

※何が少数派だったのか、自己紹介記事はこちら

私事ですが、4月下旬からフルタイム復職をしました。

今年の4月から保育園に入った1歳の息子の預け時間も長くなりました。

毎朝、保育園に預ける時には「離れたくない」と大泣きする息子。

5月の連休はたくさん一緒に過ごしたので、休み明けの月曜日はきっと大変だろうと思っていたら…。

休み明け、息子は初めて泣かずに登園しました。

我が家で連休だった5日間、保育園とは関係ない過ごし方をしている間に、息子なりに成長していたのかもしれません。

「連休だったけど、なかなか勉強できなかった」という方。

勉強から離れて過ごしていた時間で、気持ちが切り替わったり、新たな視点を得られたり、実は試験にプラスに働くことがあるかもしれません。

ここから気合を入れなおしていきましょう!

本題です。

1次試験の申込は5/31までとなります。

試験申込に必要な「試験案内」の郵送での書類請求は、協会へ5/22必着です。

この時期だからこそ、最終確認させてください。

2次試験専念組の皆さん、「保険受験」をしなくても大丈夫ですか?

もう保険受験への気持ちを決めている人も多いかもしれませんが、

道場の14代目メンバーには「保険受験という考え方を知らなかった」という意見もちらほらありました。

また、2次試験専念者の悩みどころでもあると感じています。

今回は「保険受験」についての記事となります。

保険受験とは

保険受験

当年の2次の受験資格を持っている人が、翌年のために1次試験を受けることです。

前年に1次試験に合格して2次試験で未合格になった人の翌年の「保険」となります。

なお、前年に受けた試験とは別に、新規で受験番号が発行されます。

ここで仮に1次合格できなくても、前年の受験番号を使っての2次受験には影響ありません。

私は、令和2年度の1次合格による2次試験の受験資格を持った状態で、

令和4年の2次試験を見据えて、再度令和3年度の1次試験を受験しました。

R2 1次試験合格、2次試験未合格

R3 1次試験合格

R4 2次試験合格

出産予定が近く令和3年の2次試験を諦めたためで、厳密には「保険受験」ではありません。

ただ、「保険受験」のメリットに近いものを享受できたと思っています。

私の考えるメリットやデメリットは下記の通りです。

メリット

①1次試験の知識を再度見直せる

②1次合格や科目合格で、万が一2次試験が未合格になった時の負荷が減る

③2次試験当日の安心感になる

④万が一未合格だった場合や有事の際、次年度以降の挑戦ハードルが下がる

デメリット

①受験料がかかる

②試験当日の労力がかかる

③新たに教材を集める手間があり、2次試験の勉強時間が減ってしまう

④1次試験に合格できなかった場合の精神的なダメージが残ってしまう場合がある

なお、1次試験通過ではなく、科目合格を狙うという手もあります。

時々「保険受験で中途半端に科目合格をすると、7科目の総合で合格を狙いづらくなる」という意見を見かけます。

科目合格した教科を翌年に免除するか、あえて免除せずもう1度受けるかは、翌年の受験時に選ぶことができます

迷える受験生
迷える受験生

昨年「経済」を科目合格できたけど、
得意科目なので総合点をあげるために今年も受けたいなぁ。

その受験方法も可能です!

実際に免除申請するかどうかは作戦次第ですが、

「科目合格してしまうと後で不利になる」という事はありません。

もし誤解されていた方がいたら、詳しくはこちらをご確認下さい。

保険受験をお勧めする理由

個人的には「1次試験の知識見直し」が理由であれば独学で足りると考えており、

それ以外の部分にメリットを感じていました。

■時間的なコストは思ったよりかからない

令和2年度に2次試験を合格できなかった時、色んな予備校の説明会に行き、色んな人の話を聞きました。

保険受験を勧めてくれる人も多くいました。

その理由として

「1次試験に1度合格できた人は、昨年の記憶が残っているので、

 直前期1か月程度の勉強で保険受験に合格できる。

 1年目の1次試験対策と比べて労力ははるかに軽い」

という話がありました。

私は1次試験の勉強にはそれなりに時間を要したため当初は信じられませんでしたが、

再受験の際に納得しました。

再受験のための勉強開始直後こそブランクに戸惑いましたが、

過去問を通してすぐに前年に勉強した記憶が戻ってきました。

1年というブランク期間の短さも良かったのだと思います。

(私の場合は事情があり企業経営理論・運営管理・財務会計は1から勉強スタートとなりましたが、

それも勉強方法を確立していたため、前年に比べ負荷が低く感じました。)

もちろん、中小企業経営・政策は当年の情報を勉強しなおす必要があります。

私は中小は足切りを回避できれば良いと考え、最新版のTACのスピード問題集を購入して数周しました。

ここで書いた1か月という勉強期間で事足りるかどうかは個人差があり、

個々で判断いただく必要があるかと思います。

なお、受かったらラッキーだと割り切って、

勉強時間ゼロで挑戦する…というのもまた1つの手段かもしれません。

■安心感

これぞ「保険」の大きなメリットだと思います。

経験者組の方は実感されているかと思いますが、

単純に知識を問われる問題ではない2次試験は、身体のコンディションが大きく結果にかかわってきます。

これに落ちたらあとがないと思って受けるか、もしダメでもまた来年があると思って受けるか、

どちらの方がより結果を出しやすくなるかは個人のタイプによって異なります。

緊張時よりリラックスした時の方が力を発揮できるタイプの人は、

保険受験による「安心感」をメリットとして享受できると考えます。

私は、初年度2次試験を受験した令和2年度、「絶対に一発合格したい」と強く思っていました。

その熱意が勉強を助けてくれた部分も多々ありましたが、

肩に力が入る事で視野が狭くなったり、試験本番で緊張を高めてしまったようにも感じています。

2回目の2次試験では育児で勉強時間をとりきれなかったこともあり、

もちろん全力を尽くしましたが、

これでダメならまた受験するまでだ。受かるまで受ければ良い

と考えていました。

その気持ちの余裕は、私にとってはプラスに働いたように感じています。

なお、保険受験で次年度の受験資格を得ていることで、

試験本番のモチベーションが下がってしまうというデメリットが語られる時があります。

「後がない」という緊張感がプラスになる場合もあると思いますが、

個人的には保険があってもなくても2次試験には全力を出すと思います。

■モチベーション低下や有事の「保険」

今から今年度の2次試験未合格の可能性を考えるのはネガティブになってしまうかもしれませんが、

人生には何があるか分かりません。

体調やトラブル等で、

実力が発揮できなくなった、試験を受けられなくなったなど、

本人の実力以外の理由で想定外のことが起きる場合があります。

私は数年前に簿記を受けようと予備校を申し込んでいましたが、

家族の病気で放棄しました。

(そしてそのまま、簿記の知識なく診断士試験を受けました…。)

また、経験者の方は実感されていると思いますが

「合格できなかった」という精神ダメージは深く重いです。

未合格が続き落ち込んだり、

勉強期間にブランクが空いてしまった時に、

「もう試験を受けなくていいのではないか」という気持ちが生じるケースもあると考えます。

正直、私はそうでした。

1度2次試験に落ちた直後は「絶対に合格する」と思っていたけれど、

出産して子どもが産まれて、

子育ては大変だし、勉強で子どもと遊べなくなるし…。

「もう診断士試験は受けなくてもいいかな」と何度も頭をよぎりました。

それでも再挑戦してこの場に居られるのは、

出産前の再受験で、令和4年度に2次試験を受ける権利を持っていたからです。

仮に1次試験からやり直しという状況であれば、

診断士試験自体を諦めていた可能性が高いですし、

挑戦しても状況的に直前期1か月の勉強時間すら確保できず敗退していたかもしれません。

もし1次試験通過までいたらずとも、科目合格がいくつかあるだけで再挑戦ハードルは下がると思います。

まとめ

以上、まとめさせていただきます。

・2回目以降の1次試験は、初受験と比べて労力が低く

・来年の2次試験の権利を持っている安心感で実力を伸ばせる場合があり

・トラブルが起きたときや、万が一モチベーションが落ちた時に次年度の2次試験の権利が力になる場合がある

と、いうのが主なお勧めしたい理由です。

私は、正解が分からない2次試験には運の要素もあると感じていました。

もちろんどの年度の試験を受けても絶対に合格できる実力を持っている人たちも多々いますが、

私程度の場合は2次試験は実質相対評価のため周囲の出来次第で合否が変わる可能性が高いです。

私は、自分なりに頑張って頑張って、なんとか実力をうまくいけば6割のボーダーを狙えるかどうかのラインに持っていけたと自負しています。

実際に、2回受けた2次試験は、2回目の事例Ⅳで運良く点数を取れた以外は、60点近辺でした。

自負は「60点を超えられる」ではなく、「60点ギリギリを狙えるかどうか」です。

相対評価で勝利するために必要な総合6割を超える点数の上乗せができるかできないかは、

2次試験の問題と自分との相性によって異なると感じていました。

「合格するまで診断士試験を受けてやる」と思えたのは、

例えそのときダメでも何度も挑戦しているうちに、

自分と相性の良い2次試験の問題に出会えるかもしれないと考えていたからです。

やる気と時間があれば、保険受験をしなくても1次試験は何度もやり直せます。

「今年度の2次試験合格」を目指す上で保険受験は時間の無駄になり得る場合もあります。

ただ、上記でもあげましたが、人生は何があるか分かりません。

長い目で「人生において診断士試験に合格する」という視点で考えると、

「保険」が有事の再挑戦を支えてくれる可能性は高いです。

みっきー
みっきー

使う必要がないことが望ましいですが、
万が一の際は未来の自分への投資や安心になる。

一般的な「保険」と変わりませんね。

保険受験をお勧めしない理由

1次試験通過でも科目合格でも、保険受験に合格できなければ意味がありません

合格できればメリットを享受できますが、そうでなければお金も時間も無駄になってしまいます。

労力をかけて「あの時に1次試験に挑戦した時間がもったいない」と後に悔やむ事になるのは惜しいです。

今年度の2次試験合格のための勉強に専念するメリットは多々あります。

保険受験にメリットを感じきれないのであれば、潔く受けない方がいいです。

保険受験にメンタルケアを期待する私は、

デメリットの中でも、

「1次試験に合格できなかった場合の精神的なダメージが残ってしまう場合がある」

というのが1番ネックだと考えています。

そこでダメだったことを引きずって2次試験の結果に影響してしまうことが、1番怖いです。

もし保険受験する場合は、

中途半端になっては意味がないとしっかり勉強するか、

結果がふるわなくても落ち込まないメンタルを作っておく、

「運よく科目合格ができればそれで良い」と目標ラインを下げておく等、

ダメージを受けないよう対策しておくことをお勧めします。

みっきー
みっきー

軽い気持ちで受験しても、いざ不合格だと落ち込んでしまうものだと思います。

私は上記で安易に保険受験のメリットをあげましたが、

それを見て保険受験を決めた方が

ネガティブな影響を受けるのは本意ではありません。

特に「保険受験」という制度を知らなかった方、

本当にそれが必要かどうか、最終判断は慎重になっていただければと思います。

他の14代目メンバーはどうだった?

14代目で2次試験を複数回受験しているメンバーに、保険受験について聞いてみました。

・アストロ(2次試験2回)

アストロ
アストロ

受けてない!というかその概念がなかった、というか知らなかった

私は2次試験予備校に保険受験を教えてもらったけど、
やっぱり知らなかった人もいるよね。

みっきー
みっきー

・ベスト(2次試験4回)

ベスト
ベスト

「保険受験しようと思って願書取り寄せまでしたのに、油断してたら申し込みを忘れた」派です
申込日を過ぎたことに気づいた土曜日の朝、すっげービックリしたよ笑笑

それを聞いてビックリしたよ!笑

みっきー
みっきー

・トロオドン(2次試験4回)

トロオドン
トロオドン

昨年は企業経営と財務だけは家で解いたよ。
二次試験対策って意味ではこれで十分かなって思っているよ。

なんで、僕はなし派かな。

暗記科目も含めてバランスよく60点くらい取って財務でカサ上げするっていう得点戦略も
科目合格を積み上げることを必要としない一つの理由かも。

確かに、
1次試験の知識の見直しは試験を受けなくてもできるね。

カサ上げが確実な得意科目があるのは、心強い!

みっきー
みっきー

最後に

5/31を過ぎてしまうと、今年度の保険受験は選択肢がなくなってしまいます。

現時点で保険受験の必要性を判断できない場合は、

状況によっては直前で受験放棄することも視野にいれて、

とりあえず1次試験の申込だけでもしておくという選択肢もあります。

(保険受験の保険申込ですね)

世知辛いことに、診断士試験にも値上げがありました。

保険受験での約1万5000円は痛いですが、

享受できるものと試験に費やす時間を考えると「お金の無駄」だけで諦めてしまうのは私はもったいないと考えています。

ただし、繰り返しになりますが、ある程度本気で臨み、合格できれなければ保険受験の意味がありません

時間の無駄になり、精神的なダメージを受けるリスクもあります。

私は保険受験はありだと思っていますが、反対派の方もたくさんいます。

悩んでいる方は、ぜひ期日まで、「診断士試験 保険受験」で色んな発信を読んでみてください。

(道場でも、昨年はまよさんが保険受験についてブログを書いてくれています。

そうするまでもなく、既に「保険受験は必要ない」と決めている方。

早い段階でそう割り切れる人たちが、2回目の2次試験に合格していく姿を多く見てきました。

2次試験専念のメリットを享受して、今年合格ができますように!

トロオドンもこんな風に言っていました。

トロオドン
トロオドン

2次試験に臨むにあたって、安心感が欲しいとか、勉強の中だるみが怖いとか、
知識レベルを確かめておきたいとか、いろいろ効用があるから、
その人がなにを重視するか次第だよね。

これは保険という名の通り。

保険受験をする方もしない方も、

今年度で読者の皆さんが診断士試験に合格できるよう、

14代目は2次試験の記事も発信していきます。

これからもご期待下さい!

みっきー
みっきー

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

明日は、『s.t.o』です!

新キャラが登場するかも?

お楽しみに!

s.t.o

 

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