企業内診断士として資格を生かす byさろ

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さろ
さろ

どうも、さろです。

明日は2次口述試験ですね!

口述試験を受ける予定の方は、落ち着いて口述試験での先輩診断士の方々とのコミュニケーションを楽しんできてください!

口述試験のことは前回のブログで書きましたし、昨日もまよ壮絶な体験談を紹介してくれたので、今日は口述試験のことは割愛します。一言だけ、体調管理を明日の試験が終わるまでは最優先としましょう!

まずは「試験お疲れ様会」開催のお知らせです。

試験お疲れ様会 開催決定!!

今回2次筆記試験の結果が出た方以外にも、道場ブログ読者なら誰でも参加できます

これから診断士試験を受けようかと考えている方、現役の中小企業診断士などなど、みんな集まって試験について盛り上がろうぜ、といった感じです。積もる話はためこまず、ぱーっと吐き出しちゃいましょう。

ぜひご参加ください。

2次の筆記試験に合格した皆様、実務補習への申し込みはしましたか?

かく言う私はまだ実務ポイントが、ゼロ!

13代目の道場メンバーたちが、次々と診断士登録を終えていくなか、プレッシャーと焦りを感じるこの頃です。

公私ともに落ち着く今年の7月の実務補習には申し込みをしたいと思っています。

そんな診断士(登録予定)の私が、この資格を取得した目的は「自分の所属する組織のプレゼンスを高めるため」です。

言い換えると、企業内診断士として、自分の組織を活性化させるために、試験勉強で身につけた知識を使っています。

私が自分の組織活性化するために「何を考えて」「どのような行動」をしたのか?を紹介していきたいと思います。

サンドイッチ伯爵
サンドイッチ伯爵

個人的な話すぎて、全く伝わってこないYO!

普通のくま
普通のくま

そんなのビジネスパーソンなら当たり前にやることなんじゃないの?!

とか厳しいご指摘が聞こえてきそうですが、それも承知のうえ、なるべく一般化してまとめたいと思います。

企業内診断士とは?

まず、企業内診断士の定義について簡単に触れます。

「企業内診断士」とは、中小企業診断協会(JSMECA)の調査・研究事業(経営戦略工学研究センター)で、平成30年に行われた実態調査「企業内診断士の実態調査-現状と活躍の可能性について-」によると・・・

中小企業診断士のうち、独立したプロのコンサルタントおよびコンサルティング会社等勤務の者以外で、企業・団体等に所属する者を指す

まあ、一言でいえば、「コンサルティング業務を生業としない中小企業診断士」ってことですね。

企業内診断士というのは、中小企業診断士全体の中では約50%を占めるようです。下の円グラフでいう左側半分です。

調査によっては約60%といっている資料もありますが、どちらにせよ中小企業診断士の大半が「企業内診断士」ということになります。

平成30年実態調査「企業内診断士の実態調査-現状と活躍の可能性について-」から一部改編して作成

企業内診断士というのは、4つに分類できるとのことです。

  • ① 業務関連診断士(業務で生かす~業務効率化)
  • ② 業務直結診断士(関連会社、対顧客)
  • ③ プロボノ診断士(地域貢献、ボランティア~基本対価なし)
  • ④ 副業診断士(顧客・企業~基本対価あり)

この中だと④副業診断士が企業内診断士のなかでも最も診断士の資格を活用していると言えそうです。

私は自分の業務のなかで、自分の組織に対して、知識をいかしているだけなので、①業務関連診断士になると理解しています。

いずれは③プロボノを経験して実績を積みつつ、④副業として貢献しつつ対価を得ていきたいなとと考えています。

ここからは私の職業である「研究開発」において、企業内診断士(登録予定)である私は「何を考えて」「どのような行動」をしたのか、紹介していきます。

組織の運営に生かす

(1) 「強み」「弱み」の明確化

早速ですが、自分の所属する組織の「強み」と「弱み」が言えますか??

自分個人としての「強み」「弱み」は、意識されることが多いと思いますが、組織の「強み」「弱み」です。

長らくこれを意識してきた私は、今ならいつでも言えます。(たとえ、hotmanの尋問スタイルのヒアリングを受けたとしてもね・・・)

私の所属する組織の「強み」「弱み」をどのように明確化していったか、を紹介します。

まず、実施したのは①部門内有志によるインフォーマルな組織の結成です。業務上のつながり以外で、飲みに行ったり、遊びに行ったり、なんでもいいので、相談できる仲間を作っておく、というのは行動を起こすときに仲間となってくれます。その仲間に、所属する組織の「強み」「弱み」を明確にしたいという課題をこの組織内で共有します。

そして、このインフォーマル組織の中で②ブレインストーミングを実施しました。自分が一人で考えるよりもずっと広く深く考えが浮かびます。このとき、自分の考えに対する共感も得ることができれば、自信をもつことができます。

そして、部門の強みなので、部門全体に浸透させる必要があります。そのため、ブレインストーミングで出た「強み」「弱み」に対して、③部門全員参加のアンケートを実施し、どの「強み」「弱み」が最も共感を得られるのかを選び出します。この過程を経ることで、組織の強みが有志によって勝手に考えられたものではなく、透明かつ公平な手段によって選ばれたものであると認知してもらうことができます。

最後にこの組織の「強み」「弱み」をこの選定プロセスとともに、④社内SNSで発信します。組織のプレゼンスを高めるためには、組織外からも認知してもらう必要があるため、大事なプロセスだと思っています。

私の場合、結果だけいうと、「研究開発」であれば、「高度な専門知識」というのが強みに出てくると思われましたが、意外なことに研究所という敷地と設備を生かした「実証機能」というのが最上位になりました。

ブレインストーミングから、社内発信までにかかった時間はおよそ3ヶ月。

結構大変な作業ではありましたが、組織の「強み」「弱み」の明確化をしたことは、その後の組織の運営を進める上で大きな武器となったと思っています。

(2) 社内ニーズの把握

ニーズの把握というと大げさですが、社内でいろんな部門の方々と雑談していると、ニーズやシーズが飛び込んできます。

「こないだお客さんと話したときに、○○の調子が悪くて困ってるみたいなんだよねー」とか

「○○に出張にいったんだけど、空気が汚くて困ったよー」とか

「○○みたいなことが実現できたらすごいよねー」とか。

社内には、いろんなニーズやシーズが溢れているにもかかわらず、それを実践し試してみる機会がないために、そのまま埋もれてしまうことを目にします。

もし、もっと気軽に相談できる環境を整えて、ニーズやシーズを拾うことができたら・・・

そんなときに先に検討した組織の強みである「実証機能」をいかして、組織的に社内全体から相談できる体制を整えたら、これは自分の組織にとっても、社内全体にとっても有益なんじゃないか、と悶々と考えてました。

組織的な対応のメリットは、ノウハウの蓄積、シナジー効果、業務負荷の平準化といった効果です。

さて、こんな準備を進めていた頃、私はタイミングよく部門の中でチームリーダーとなるチャンスを得ました。私は即答でこれを受けました。

ここまでの準備で組織のイメージができあがっていたため、研究部門の中に「実証機能」に特化した組織を作ることを部門長に説明し、同意を得て新組織を立ち上げます。

(3) ミッション・ビジョン

さて、自分の所属する組織のミッション・ビジョンってありますか??

そういうのって会社単位、事業部単位でやるもんじゃないのか?と思われそうですが、自分の組織の強みや、私がやりたいことを明確に示したかったため、ちょっと大げさですが、決めました。

ここで私が大事だと思うことは、チームのメンバーがいつでもミッション・ビジョンを思い出すことができるように、短い言葉で簡潔に示すことだと私は思っています。そのため、チーム名の中にも、すぐに思い起こすことができるようにして、自分の想いを注ぎ込んでます。

(4) 社内PR

自分たちにとってお客さんが誰なのか、言えますか?

私の組織でいえば、「社内の他部門」からニーズを拾って、それを自分たちが「実証」していくため、お客さんは「社内の他部門」ということになります。

そのため、社内PRに力を注ぎました。

これには社内SNSというツールが整っていたため、それを活用すればよいだけでした。

強いていえば、実際に実証を行った案件の担当者の声を発信することで、実績を広く認知してもらうとともに、自分たちの仲間をどんどん増やしていくということを意識してます。

(5) 採用・教育

さらなる組織の発展のために・・・新しいメンバーを採用し、そして教育していくことは重要です。

私は人事部門ではないので、採用に直接関わることができるわけではないですが、インターン生の受け入れを実施したり、職場訪問イベントを実施したりすることで、学生さんに職場をしってもらう活動によって、自分の組織の魅力を伝え、学生さんに自分の組織への配属を強く志望をしてもらえるようにすることができます。

また、業務が増えてくると人手がたりなくなるため、中途採用をお願いしたり、人材派遣会社に依頼をしたりと、いう機会も多くなってきます。採用プロセスに関わる機会が増えてくると、組織運営の面白さが一段と感じられるなあと最近感じています。

まとめ ~企業内診断士として資格を生かす~

自分のことばかり書いてて気持ち悪くなってきたので、このあたりで終わりにします。書きたいことはまだあるのですが、それはそのうち個人のブログでも立ち上げたら書こうかなと思います。(めんどくさがりな私がそんなことやるかどうかは怪しいですが)

(あくまで私の持論・私見ですが) 会社において、仕事がデキる人が、必ずしも良い上司や管理職になるとは限らないと思っています。これは、たとえばプロ野球で大活躍した名選手が、必ずしも名監督になるわけではないということと同じと思っています(これまた、あくまで私見です)

良い上司や管理職になるためには、管理職になるための知識を身につけ、そして経験を積むための訓練が必要です。

ですが、そのための訓練の期間というのはあまり与えられていないというのが、現状なのではないかと思っています。

中小企業診断士という資格を勉強するということは、知識習得の観点でほとんどがカバーしてくれるように思っています。

そして私の場合は、診断士勉強の過程で得た知識を、自分の組織を活性化させ、組織としての成果を最大化させることにつなげるべく、日夜取り組んでます。

今日の私の記事は個人的な思いや私見が相当強い内容となったので、これが多くの方に刺さる内容だとは思いません。

ただ、私と同じ企業内診断士となる方々のうち、ごく一部の方でも、なんらかの共感が得られて、なんらかの参考となることができれば幸いです。

最後になりましたが、

明日の口述試験を受けられる受験生のみなさま、先輩診断士(試験官)とのコミュニケーションを楽しんで、口述試験をバッチリ決めてきてください!

(口述試験前日なのに、全然関係ない内容ですいませーん。)

あしたはなおです。よろしくちゃーん♪♪


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