【経営情報システム】フェールセーフやフェールソフトなどの覚え方 by どらごん

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どらごん
どらごん

どうも、どらごんです。
長年SEをやっていると、自分と関係のない銀行や自治体などのシステム障害のニュースでも、エンジニア目線で心を痛めてしまいます…

今回は経営情報システムのフェールセーフフェールソフトなどについての記事。

システムの信頼性設計に関する用語ですが、フェールナントカやフォールトナントカなど、似ている名前が多く内容を忘れてしまいがちです。

そんなややこしいフェールやらフォールトやらの覚え方や事例を記事にしました。発生しない障害などないッ!それではどうぞ!

問題傾向

過去13年の経営情報システムの問題のうち、フェールセーフフェールソフトなどを含んだシステム信頼性設計に関するの問題は以下の5問でした。

令和3年度 第20問

答え:エ

平成30年度 第24問

答え:エ

平成27年度 第12問

答え:ウ

平成22年度 第23問

答え:ウ

平成21年度 第11問

答え:イ

各問題の解説はお手持ちの書籍をご参照ください。

これらの問題に含まれる用語を分類して出題回数を調べてみると以下の通りになりました。

  • 4回:フェールセーフ
  • 3回:フェールソフト
  • 3回:フォールトトレランス
  • 1回:フールプルーフ
  • 1回:フェールオーバ
  • 1回:フォールトアボイダンス
  • 1回:フォールトマスキング
  • 1回:フォールバック

フォールトアボイダンスとか頭の中で読んでも舌を嚙みそうなマイナー単語は1回しか出題されていません。

そこで今回は上位3つ+αに中心に記していきます。

フォールトアボイダンス、フォールトトレランス、フェールセーフ、フェールソフト、フールプルーフの覚え方と事例

体系的に覚えよう!

フェールセーフフェールソフトなどを含んだシステム信頼性設計の体系と概要を示すとこんな感じです。

情報システムというのは、「動作しない」「動作が誤っている」「動作が極端に遅い」などといった障害が発生しないことが理想です。

しかし、どんなにテストしても想定を超える不具合が発生したり、老朽化や事故などでハードウェアが故障する可能性があります。

そこで一般的な情報システムは、障害を前提としたフォールトトレランス設計思想で信頼性を確保しています。

そのフォールトトレランス実現する方法フェールセーフフェールソフトフールプルーフです。

対照的にフォールトアボイダンスは高品質・高コストの部品を使用することで(限りなくゼロに近いかたちで)障害が発生しないようにします。

英単語で覚えよう!

各用語を英単語に分解してみました。

  • フォールト(Fault)、フェール(Fail)…障害
  • アボイダンス(Avoidance)…回避
  • トレランス(Tolerance)…許容、我慢
  • セーフ(Safe)…安全
  • ソフト(Soft)…柔軟
  • フール(Fool)…あほ
  • プルーフ(Proof)…防ぐ

厳密にはフォールトはフェールに至る要因であり、障害そのものではなく障害を引き起こす状態を指します。まあ似たようなものでしょう。

聞きなれない単語は以下の要領で覚えてみてはいかがでしょうか。

  • アボイダンスアブ多いのでダンス回避する
  • トレランス … トレ・ランス→トイレ乱す→我慢
  • プルーフ … ウォータプルーフ日焼止め→あっ水ね
アボイダンスで回避

これらを組み合わせると以下の通りとなります。まさしく読んで字のごとく。

フォールトアボイダンス

障害が発生しないように回避すること。

フォールトトレランス

障害が発生することを許容して(我慢して)動作が続行できるようにすること。

フェールセーフ

障害が発生した時になるべく安全な状態に移行すること。

フェールソフト

障害が発生した時に機能や性能を低下させることで柔軟に稼働を継続させること。

フールプルーフ

あほな動作をしても不安定な状態になることを防ぐこと。

事例で覚えよう!

以前、企業経営理論の用語の事例を紹介しましたが、何か具体的な事例があるとイメージが湧きやすく記憶の定着も早いと思います。

フェールセーフ

何よりも安全第一で。

  • 制御プログラムに障害が発生した場合、システムの暴走を避け安全に停止できるようにする。
  • 交通管制システムが故障した場合、信号機に赤色が点灯するようにする。
  • 石油ストーブが地震などで揺れを検知した際、転倒する前に自動で消火する。

※他にも電気製品のヒューズやエレベーターの非常止め装置、踏切遮断機など、日常生活はフェールセーフであふれています。ありがとう。

フェールソフト

多少しょぼくても止まるよりはマシ。

  • ハードウェアの障害時にパフォーマンスは低下するが構成を縮小して運転を続けられるようにする
  • ネットワークカードのコントローラを二重化しておき、片方のコントローラが故障してももう片方で運用できるようにする。

フールプルーフ

ヒューマンエラーしちゃうよね。

  • ECサイトで誤入力があってもプログラムやシステムを異常終了させずにエラーメッセージを表示して次の操作を促す。
  • 乾電池のプラスとマイナスを逆にすると装填できないようにする。
  • 電子レンジや洗濯機はフタを閉めないと起動しない。

フォールトアボイダンスフォールトトレランスは設計思想なので具体的な事例はありません。フォールトアボイダンスは宇宙船や医療機器などで採用されており、フォールトトレランスAWSVMwareなどで採用されています。

語呂合わせで覚えよう!

1つだけ道場に伝わる語呂合わせがありましたので紹介します。

ムムッ!
ムムッ!

フェールソフト
 障害が発生したときに、、、、、、
  のまま
  ラフラでも
  めない
 ようにする!

…………。

おあとがよろしいようで。

明日はまよです。お楽しみに。


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