診断士が会計士試験にチャレンジ

🐣🐣🐣🐣🐣🐣🐣🐣口述セミナーのお知らせ🐣🐣🐣🐣🐣🐣🐣🐣

●開催日 1月16日(日)

  15:00~17:45 口述対策模擬面接

  18:00~19:00 懇親会

●場所 zoom

●募集期間 1月14日(金)12:00 ~ 1月15日(土)18:00

●参加要件 2021年度 2次筆記試験の合格者

<詳細、申し込みはこちらから>

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お久しぶりです。5代目のbutaoです。最後に記事を書いたのは5年以上前になります。2013年に中小企業診断士試験に合格後、2014年に道場で活動。その後、2018年より公認会計士試験の勉強を行っておりました。この度、2021年度の公認会計士試験に合格しましたので、記事を書くことにしました。

 中小企業診断士の受験者・合格者の皆様の中には、会計士に興味ある方もいらっしゃるかと思います。ひとつの事例でしかありませんが、参考になればと考え、情報を提供させていただきます。なお、会計士試験の基本的な制度に関する情報は他にたくさんありますので、ここで説明することは控えます。 

中小企業診断士試験と会計士試験の関係

学習内容としては、診断士試験と会計士試験は一部重複します。

 詳細は、以下の対比表をご参照ください。診断士の「財務・会計」や「事例Ⅳ」は会計士の「財務会計論」「管理会計論」「経営学(ファイナンス)」と重複します。診断士の「企業経営理論」「事例Ⅰ‐Ⅲ」は会計士の「経営学(経営理論)」と重複します。診断士の「経営法務」は会計士の「企業法」と重複します。診断士の「運営管理」はその一部が会計士の「管理会計論」と重複します。

 ただし重複する部分は、基本的には会計士試験のほうが診断士試験に比べて、より広く深いというイメージです。

 なお、会計士の「監査論」「租税法」は診断士科目にはない内容となります。

結構、科目別の勉強内容は両試験の間で被ってんねんな。

重複する部分が多いという事は、診断士の勉強で学んだ内容を一定程度活かすことができるという事を意味しております。

 最後に、上記の対応関係については、私の主観による判断ですので、その点はご留意ください。

中小企業診断士が会計士試験を受ける意味(効果)

 コンサルティング業務を行うにあたって、会計士試験で学んだ内容がどのように活きているか記載します。一言で言うと、顧客内部の会計的な数字をベースに提言を行えるようになり、事例Ⅰ-Ⅲで行うような提言の具体性が増し、説得力が向上しました。それは、事例Ⅰ‐Ⅲで提言する施策の費用対効果を算定し優先順位をつけるといった点にとどまらず、市況変動などの各種事実や日々の事業活動が経営に与える計数的なインパクト/数値間の因果関係/発生タイミングを円滑にキャッチアップしながら診断ができるので、経営にとって重要なポイントを早期に見極め、リソースを集中できるといったことも効果として挙げられます。

 私が実務上感じた効果でしかありませんが(人によってはもっと効果があると思いますが)、細かいところでは以下の点が挙げられます。

私が会計士試験の勉強を始めた理由

 理由の1点目は、コンサルティング業務で経営管理・管理会計領域のプロジェクト(例:テレビ番組の収支管理、製造業の部品別原価計算、不動産業のエリア別収支管理、全社予算策定、ブランド別損益管理、事業採算管理、マーケ費・開発費・調査費コントロールなど)もあり、それらの仕事が楽しかったことから、この周辺領域(マネジメントアカウンティングやコマーシャルファイナンス、更にはオペレーションズ・リサーチ。日本語で言うと管理会計周辺)の専門性を深めたいと考えたことです。

 理由の2点目は、元々会計士の試験を受けるつもりはなく、診断士試験合格後に自己研鑽のために日商簿記1級の勉強をしていましたが、これが謎解きパズルのようで楽しかったことです。

 理由の3点目は、日商簿記1級合格後に、働きながら税理士か会計士になれないかと考え、会計士のほうが税理士よりも勉強の負荷なく合格可能と判断したからです。

 背景を説明しますと(細かいので興味がない人は読み飛ばしてください)、日商簿記1級合格後に、会計士・税理士のいずれを目指すか悩んでいました。会計士は税理士登録もできますので、本当は会計士を目指したかったのですが、「残業が多い会社に勤めながら会計士試験に合格することは困難ではないか」という意見が9割以上でしたので、会計士を目指すのは挫折リスクが高いと判断しました。そこで、会計士・税理士のいずれの選択をするにしても損にはならない行動として、税理士 簿記論・財務諸表論(いわゆる簿財)を受験し、合格しました。といいますのも、簿財合格者は、会計士試験(短答式)のうち財務会計論が科目免除になります。財務会計論は500点中200点を占めますので、この科目が免除されることで会計士を目指す選択を行った場合でも、試験勉強を有利に進められると考えました。

そして簿・財に合格しました。合格後に改めて税理士・会計士のいずれを目指すか考えた結果、会計士を目指すことにしました。

勉強時間と期間(診断士と会計士の比較)

実績として、診断士の勉強時間は約700時間でした。一方で、会計士試験の勉強時間は2,800時間でした。ただし、事前に取り組んでいた日商簿記1級と税理士簿財の勉強時間を加味すると、より正確な実態は5,000時間ではないでしょうか。したがって、会計士の勉強時間は診断士の勉強時間の約4倍‐7倍程度だったと言えるでしょう。

 「2,800時間」や「5,000時間」というと途方もない数字に聞こえるかもしれません。しかし、働きながら勉強することは不可能ではないと言いたいです。具体的に1週間ベースの勉強時間に落とし込んでいくと、その意味が分かります。

 会計士の1次試験(短答式)は1年で1,000時間の勉強ですから20時間/週の勉強時間となります。2次試験は21か月で1,800時間の勉強ですから、1次同様に20時間/週の勉強時間となります。

 基本的に平日2時間×5日+休日5時間×2日=20時間のペースで勉強を進めました。平日は終電帰りの日も多かったですが、電車の中で40分、会社の始業前に会社の近くのカフェで朝ご飯を食べながら30分、会社で夜ご飯を食べる際に30分、家に帰って寝る前に20分で合計120分となります。休日は、朝は育児対応、午後は2時間勉強(妻の協力に感謝)、夜は子供を寝かしつけてから3時間勉強で合計5時間となります。

週20時間やったら、働きながらでも勉強時間が確保できるんちゃう!?

なお、私の診断士試験における合格体験記は以下ですので、適宜ご参照ください。

【合格体験記】短期合格の要点が満載!見事なストレート合格を果たした豚男さん – 中小企業診断士試験 一発合格道場 (rmc-oden.com)

診断士が働きながら会計士試験に合格する最短ルートは?

 正直、私のルートは遠回りだったと思います。

 私が最適と考えるルートは最初から会計士のテキストを用いて勉強を進め、その過程で日商簿記1級や税理士簿・財を受けるルートです。このルートで行けば、日商簿記2級レベルからスタートして、働きながら3,000時間(短答式2,000時間+論文1,000時間)程度で会計士試験に受かる可能性があると思います。その過程で、日商簿記1級や税理士簿財を取得するという考え方です。

 会計士を目指さず、まずは日商簿記1級のテキストを用いて日商簿記1級を狙うといった取り組みはお勧めできません。

 私は日商簿記1級の受験時は、日商簿記1級のテキストを用いて学習しました。しかし実際の試験ではテキストの範囲を超えるような出題(未実現損益の経常的な実現など)がなされている一方で、受験生の中に混ざっている会計士・税理士受験生からすると、それらの内容は既習であり回答可能といった印象を受けました。

 日商簿記1級の合格率は10%前後(合格者数約800人前後)ですが、会計士試験の短答式の受験生13,000人のうち約5%の650人が受験したとすると、それだけで合格者数のかなりの割合を占めてくることが推察されます。日商簿記1級が相対試験の性格を有することを前提とすると、なおさら母集団の構成人員の特性は考慮する必要があります。

3,000時間ということは、毎週20時間の勉強を3年続けたら合格の可能性も出てくる。っちゅう話やな。

より詳細を知りたい方へ

 以下に私のブログのリンクを貼っておきます。より詳細情報を記載しておりますので、興味のある方は参考になさってください。診断士と会計士のダブルホルダーが増えることで、社長にとって従来以上に頼れる経営参謀が増え、日本経済の維持・発展に寄与できるものと信じております。

B男のブログ (ameblo.jp)

以上、butaoでした。ぶひぶひ。

 


 

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合格・不合格問わず受験体験記募集!

一発合格道場の強みは「積み重ねられた数多くの体験記」です。
道場をつくるのは、あなたの体験記。あなたの貴重な経験が多くの人たちのために役立ちます。
ぜひ、体験記をおよせください。

公開先はこちらです

募集要項

  • 対 象:2021年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
    ※年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
  • 原稿量:自由。目安として2,000字(原稿用紙5枚)程度
  • ファイル形式:Word(.docxまたは.doc)
  • ファイル題名:合格体験記(ハンドルネーム).docx (例:合格体験記(道場くん).docx)
  • 特典:「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
  • 期限:2022年2月5日(土)
  • 応募方法:Googleフォームにて募集(1月17日(月)より募集開始)
  • 問い合わせ:shindanshi.dojyo12@gmail.com

※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※ご提出いただいた原稿の著作権は、当「一発合格道場」に帰すものとします。

13代目として一発合格道場で活動をしたいと思っている人は1月31日までに提出をお願いします!

合格体験記テンプレ

  • 受験生情報|ハンドルネーム・年代
  • お住まい都道府県
  • 自分の診断士受験スタイルを一言で表すと(40字目安)
  • 診断士に挑戦した理由・きっかけ
  • 職務経験・保有資格
  • 得意科目・不得意科目
    ①1次
    ②2次
  • 学習スタイルとそのメリット・デメリット
    ①独学、通信、○○(予備校)通学
    ②メリット 
    ③デメリット
  • 合格までの受験回数、学習時間とその作り方
    ①合計の学習期間(〇年〇か月)
    ②受験回数(1次試験〇回、2次試験〇回)
    ③1次学習時間
    ④2次学習時間
  • 合格までの学習法
    ①1次
    ②2次
    ③再現答案の作成有無
  • 学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

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