【診断士2次試験】字はハッキリと伝わるように書こう
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皆さまこんにちは。ぴ。です。過去記事はコチラ。
本試験まで3週間を切り、いよいよ超直前期ですね。
私が2次試験前に投稿できる記事は残すところ今回含み2回となってしまいました・・・。
本日は最初に、私は受験期間が長かったこともありますので、2次経験者の方向けにメッセージをお送りします。
・・・とはよく言われるものの、特にこれまで十分に準備されてきた経験者のかたほど直前になると不安になりますよね。そして、“新たな何か”をインプットしたくなるかもしれません。
何を隠そう昨年の私がそうでした・・・。
(THE 失敗談)
昨年の私は直前になっても事例Ⅱに自信が持てず、何かヒントを得ようと今まで見たことのないテキストに手を出してしまいました。
「ふ~ん、なるほど~」と、流し読み程度だったのですが、ひとつだけ「サービスの特性」の内容が非常に分かりやすく書かれていて、頭にこびりついていました。
そして、昨年の事例Ⅱの第2問では、「きた!サービス業だ。情報の発信は、ネイルの施術内容を可視化でどうだ!?これイイね!」と、頭にこびりついた内容を事例に当てはめて考えてしまいました。もちろん正しい知識の使い方であればOKなのですが、この問題では与件文からはやや外れた解答だったように思います。
上記はあくまで私の例ですが、直前にインプットした知識は記憶の引き出しの一番手前に置かれるため、すぐに引っ張り出しやすくなります。特に経験者のかたはすでに2次試験で必要な知識を十分に蓄積されていると思いますので、直前で見た知識に思考が引っ張られてしまうのは非常に勿体ないです。
よって、知識面は新たにインプットするよりも、これまで学習した内容を再確認し、瞬発的に想起するトレーニングをしましょう。
直前期は不安な気持ちが大きくなりますよね。ですが、今まで色んなことを犠牲にして必死に積み上げてきたご自身の努力・実力を信じてあげてください。そして、与件文の重視を最後まで貫き、学んできた知識は“本番でそっと置いてくる”くらいの気持ちで本番に臨んで頂けたらと思います。
では、今日の本題に入ります。
今回は、ゆるわだ的な内容ですが、私的に直前期に意識していた「字のチェック」についてお話しいたします。
特に独学で学習されているかたは、今年は勉強会でもオンラインがメインですし、ご自身の手書きの字を他の人に見てもらう機会は少ないのではないでしょうか。
そこで、今回の記事をキッカケに、今一度ご自身の手書きの解答を客観的に見て、変なクセが無いか、見にくい書き方が無いか、など字のチェックして頂けたらと思いましたのでご紹介いたします。
今回の記事をおススメしたい方・今まであまり字の見栄えは意識していなかった方
・字を書くのが苦手だけど特に対策をされていない方
それでは、本日も宜しくお願いします。
contents
採点者ファーストを意識する
2次試験は与件ファーストが大事ですが、採点者ファーストを意識することも大事だと思います。
「採点者ファーストって何それ!?」
とツッコミが入りそうですが、採点者に配慮した答案を心がけることです。
採点者も人間です。限られた時間の中で、何千枚もの解答を採点することを考えると、採点精度のバラツキが少なからず出てしまうかもしれません。
よって、採点者が読みやすい解答を心がけることで相対的に有利に働くことはゼロではないと思います。特に、字の書き方や見栄えについては自分が良ければOK!ではなく、誰が読んでも何が書いてあるのかをハッキリ伝わるように配慮するのも大事なことです。
とはいえ、これから時間をかけて綺麗な字を書こうとしなくても大丈夫です。少しだけ丁寧に、ハッキリとした字を書くことを心がけることで十分です。
そこで、字の書き方や見栄えについて、私が意識していた点を以下にご紹介いたします。
私個人の経験や印象による部分も多いので参考にならないかもしれません。ただ、繰り返しになりますが、ご自身の字を客観的にチェックするキッカケにして頂ければ幸いです。
漢字や英単語は大きくハッキリと書こう
・漢字、カタカナは大きめに、ひらがなは少し小さめに書く。
私は筆圧が強すぎるせいか、字を書くのが遅い上に汚いという2重苦に悩んでいました。
嫁さんに悩みを打ち明けたところ、なんと書道の段位者だったとのことで、私の答案を見てもらいました。
「字がヘタなのは今さらしょうがないね。漢字とひらがなの大きさのバランスを変えたら?少しは見栄えが良くなるよ。」との助言がありました。
字は単体で読むものではなく文章のまとまりで読むものだから、文字のバランスが読みやすさを左右します。
具体的には、漢字やカタカナは大きめに、ひらがなは小さめに書くことで、バランスが取れて字の見栄えが良くなるようです。
実際に試してみると、漢字とひらがなを書く時の大小を意識することで文字を書く時の力みが収まり書きやすくなりました。また、漢字が相対的に大きく見えることで文章のバランスが良くなり、字が汚いなりにも少しは見栄えよく書けるようになりました。
これは意識すれば今日からでもできますので、字を書くのが苦手なかたにはオススメです。
※ちなみに、箇条書きの際の、①②の番号も大きく書いたほうが読みやすくなるのでおススメです。
・英単語は一文字一マスを使ってしっかりと書く。
皆さん英単語は一文字を一マスで書いてますか?それとも二文字で一マスで書いてますか?
二文字で一マスとは例えば、POPをPとOPに分けて二マスで書くとか、HPやDMを一マスで書くなどです。
字数がもったいないので二文字を一マスに書いているかたもいらっしゃると思います。また、英単語の小文字は二文字を一マスで書くべしという考えもあるみたいですね。
診断士試験では明確な基準やルールはありませんので、どっちでもOKと思います。
しかしながら、基準が無いのであれば「採点者ファースト」を優先するべきと個人的には考えます。
字数節約のために字を小さくして一マスに詰め込むよりも、お疲れで目がしぱしぱしているかもしれない採点者がハッキリと分かる文字のサイズで書いた方が良いのではないでしょうか。
また、普段は丁寧な字を書いていても、本番では慌てたり緊張したりなど乱雑な字になってしまうかもしれませんので、あらかじめ一単語一マスで書くと決めておくといいかもしれませんね。
(参考)
下のほうは文字バランスを意識した書き方ですが、いかがでしょうか。
ちなみに上・下両方とも私の中では丁寧に書いたほうです(笑)。
単位はカッコ内に書いて数字と区別しよう
事例Ⅳでは、数字以外に単位を明記することが多いですよね。例えば、「%、回、千円、個」などがあります。
解答にマスがある場合は、数字と単位が区別されるので大丈夫とは思いますが、解答にマスが無い場合の単位の記入は要注意です。
私は予備校の模試で、千円という単位を解答した時に、採点者は漢字の「千」が数字の「4」に見えたらしく、正解だったのに×にされてしまいました・・・。
(THE 失敗談②)
「いやいや、そんなバカな・・・。よく見れば正解なんだから分かるでしょ?」と私は内心激オコでしたが、希望的観測は通用しませんよね(涙)。
先にも言いましたが、本試験では何千枚と採点します。数字や単位はじっくりと確認してくれないかもしれませんし、予備校の模試の採点よりも更に厳しいかもしれません。
この失敗以降、私は単位を書く時は必ず()カッコ内に記述するように徹底しました。「714(千円)」といった感じです。
これまで特に単位の書き方を気にされてなかった方は、数字と単位を明確に区分するために()カッコを使って記述することをおススメします。
さいごに
以上、今回は直前期のチェックポイントとして「字の書き方・見栄え」についてお話しましたがいかがでしたでしょうか。
今回は本質的な内容ではないですが、特に経験者の方はこれから更に解答の質を高めようとする学習だけではなく、解答を採点者にハッキリと伝えるための視点も持ちつつ学習していただけたらと思います。ケアレスミスの防止についても徹底的に対策してくださいね。
また、これからは本番に向けた体調管理が最大のミッションとなります。睡眠・食事はしっかり取るなど身体のケアは十分にしていきましょう。
今回は以上です。いつもお読みいただきありがとうございます。
ぴ。でした。
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ぴさん
なるほど。
そういう考えでいきます。
気持ちが楽になりました。
出来ることから始めていきます
ぴ。 さん
焦りで綺麗な字を書くことが出来ないです。
少しでも早く書いて次の設問に移りたい。という気持ちが先走り、くせ字、流れた字、つぶれた字のくせが治りません、、、、
いつも、せっかく的を得た解答に近づいてきているのに、くせ字に愕然です。
もちろん、基本的には丁寧な字は書けますが、焦りが原因です。
きのこのさとさん
コメントありがとうございます!
焦りでいつも通りの字が書けなくなることは、とてもよく分かります。でも、焦る気持ちはしょうがないことですよ。また、クセ字を治すというのも非常に難しいですよね!なので、『これはしょうがないなぁ』と受け入れても良いと思いますよ!
一方で対策として、綺麗な字を書く必要はないので、文章のバランスは意識することをオススメしたいです。
文章の7割はひらがなです。残りの3割は漢字や英単語といったその他の文字になるのですが、その漢字や英単語だけでもいつも以上に丁寧に書くことを意識するだけで、文章のバランスが良くなり印象がだいぶ違います。
丁寧に書くとは例えば、記事に書いたような文字を大きく書くだけでも十分と思います。
つまり、文章の7割のひらがなは今のままクセ字になっても良し!だけど、3割の漢字だけは丁寧に丁寧に書くといった対策をすることで、あまり大きな負担もなく採点者に伝わりやすい字が書けるのではないでしょうか。
試験まであと1週間ですね!応援しています!
ぴさん。
そうですよね。
苦しみながらでも負けないよう、頑張ります。
ありがとうございます。
きのぴおさん
社長の想い(与件や設問)に寄り添った解答を考えることは苦しくて大変ですが、結果的に試験では得点に繋がると思いますし、実務でも大事なことだと思います!あと少し頑張ってくださいね!
あの、、、 ちょっと変な質問ですが、すみません。
過去問と解くのがしんどいのですが、もっと前向きに、楽しく楽に、ルンルンな気分で、社長に助言する、 といった気分に変われないですかね???
頭を振る回転させて、時間に追われて、しんどいなぁと。
苦しさは、みなさん同じですかね?
きのぴおさん
コメントありがとうございます!
いやー、私は過去問を何度解いても苦しかったですね~。道場11代目メンバーの誰も過去問を楽しく解いていたとは聞いてないですね。
試験の性質上、知識だけを問う問題は出ないですし、明確な答えのない問題に取り組むことになりますから、何度解いてもスッキリはせずモンモンとした状態でした。でも、頭をフル回転させて苦しみながらも問題を解くことは正しい学習をしているといえると思います。
私は受験生時代に合格者の先輩方から、自分の本業の業界など身近な問題が出題された時こそ要注意!と聞いていました。それは、自分の知識・経験に基づいて気持ちよく楽に解答してしまうことに繋がり、それが結果的に与件文を軽視し事例企業から外れた解答になってしまうからです。このパターンに嵌ると自分では良くできた!と思っていても実際にはC・D判定になることが多いようです。
苦しみながらも与件に忠実に解く練習をすることが合格への道だと思いますよ。応援しています!
ぴ。さん
字が汚いわたしには心にぐさっとくる内容でした…( ;´Д`)
事例Ⅳの単位の書き方はすごく参考になりました。
事例Ⅳの書き方で1つ質問ですがよくキャッシュフローなど表で書かせる問題があるとおもいます。(直近で言えば令和元年の設問1)
この場合、単位は全ての回答欄に書くべきものなのでしょうか?
採点者の視点で考えたら逆に見にくくなるような気もします。
回答欄の表の左上に(単位:千円)とか書くのも手かなとも思いますが…
ぴ。さんの場合どう対応したか教えていただければ幸いです。
よっすいさん
コメントありがとうございます!
心に刺してしまいすみませんっ(笑)丁寧な字を意識して書くことで見る側としては印象が全然違います。少しでも意識して解答されると良いと思います!
単位の件ですが、私は“解答枠の中”に計算式を書くケース(例えば、H28の第4問設問2など)は、(単位:千円)を“枠内の右上”に書いてましたが、“解答枠の外”には使いませんでした。単位とはいえ、枠の外は採点対象外(書いたらマズイイメージ)との認識があったためです。
なので、R1の設問1のようなケースは、一つずつ()カッコの中に単位を書くようにしていましたね。
ご回答ありがとうございます!
やはり書いた方が採点者にわかりやすくなりますよね!
残りわずかですが練習して身体に覚えさせます!
よっすいさん
まだ2週間ちょっとあります!その他気になるところがありましたら遠慮なくコメントくださいね。応援しています!