緊急事態宣言終了、一次試験に向けてこれから準備すべきこと
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月曜日の夕方、安倍首相から北海道と首都圏について、緊急事態宣言の全面解除の表明が出され、最長で49日間の「緊急事態」がついに終わりました。北海道と首都圏は、昨日からもしくは6月から、通常勤務へ徐々に戻っていく予定、という方も多いのではないでしょうか。もちろん、コロナの感染に気を遣いつつ、通常勤務を続けていた方、もしくはいつも以上に忙しかった方もいらっしゃるはずです。
いずれにせよ、なかなかすぐにコロナ以前の生活に戻るというのは難しいかと思います。目の前の用事や変化に追われてしまい、ようやく「新しい生活様式」に慣れてきたと思ったら、一次試験はもう目前!という事態は避けたいもの。。
そこで今日は、少々気が早いものの、一次試験まで残り一ヶ月半の過ごし方について書いてみたいと思います。
■どうしても動かせない日程は、ない?
まずはここから。残り一ヶ月半の過ごし方を考える前に、整理&確認しておくと良いのが、仕事や家庭の「どうしても動かせない日程」です。コロナのせいでだいぶ出張は減ったと思いますが、出席しないといけないが、日程は未定の会議やプレゼンが試験日直前に入っていないでしょうか。コロナのせいで仕事が見通せない方も多いと思いますが、先手先手で情報を得て根回しして、できるだけスケジュールを固め、見通しを立ててしまいましょう。
特に、試験前の追い込みの有給休暇はスケジュールに入れてしまいましょう。1日でも半日でも、直前の1週間に休暇をとることで、中小のような暗記科目の得点の上積みに効果的ですし、何より頭を試験モードにさくっと切り替えることができます。
ちなみに、某銀行勤務の知り合いは、コンサル関係の部署に配属と同時に上司から「TACの診断士講座に申し込んどいたよ^^」と言われるほど診断士取得に理解があり、試験前1週間の休暇で追い込みをかけたとか(ただ、これで知り合いの夏休みは終わりました)。そこまで休暇が取れたら理想ですが、実際はそう簡単には行きませんよね。試験直前の1週間に休暇を取ることが難しい場合は、6月半ばから仕事の進捗をみて、休暇が取れそうな日にさっさと取得するのもおすすめです。
■一次試験前、1ヶ月半の日程計画を立てよう
「どうしても動かせない日程」が見えてきたら、その日程を所与の条件として、
- どの日に
- どの科目の分野を
- 何(問題や参考書など)を使って
勉強するか、日程計画を作っていきます。
計画の前にもう一つやっておきたいこととしては、過去問や模試の解答状況を分析し、
- ①安定して60〜70点超えが可能な科目
- ②60点に届かない科目
- ③40点に届かない科目
に分類した上で、②、③の科目はどの分野で躓いているのか、さらに深掘りしていきます。
ここで重要なのは、得意や苦手を科目のレベルで判断してその科目を諦めないこと。まとまった分野に落とし込み、分野レベルでどこが得意で苦手かを明確化し、確実6割、あわよくばそれ以上の点数を取れるようにするのです。
例えば、私は中小を完全な暗記科目と割り切り、中小は7月までほぼ手をつけませんでした。そのため、一次試験一ヶ月前までは中小は③40点に届かない科目だったのですが、中小企業の定義や法律分野は比較的得意だったので、そこで稼ぎつつ、7月をかけて補助金や白書からの出題部分のインプットに注力し、当日は6割の水準まで持っていくことができました。
では、得意・苦手の分野を明確化する方法ですが、私は一次試験にあたり、スタディングと過去問マスターを利用しており、
- スタディングでは単元ごとの問題集の回答率で取り組むべき分野を分類
- 過去問マスターでは巻末の「出題範囲と過去問題の出題実績対比」に自分の解答状況を書き込み一元化して分野を分類
して、重点分野を把握していました。
そして、この先の具体的な日程計画については、先代記事をご紹介です。ざっくりとした日程計画のポイントはいたってシンプル。
- 週次で取り組むテーマを決めて、日次、もっというと1日の時間帯でやることを具体的に設計する
- 土日などに余裕を持たせて計画する
- 新しい問題集に手を出さず、これまで間違えた部分を繰り返し解き直す、復習する
合否を分けるポイント!直前期で得点を超ウルトラ伸ばす学習計画・記憶術
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■ついでに試験日に合わせた生活を意識してみる
コロナのため、在宅勤務、不規則な勤務で起床・就寝時間が乱れた方も多いのではないでしょうか。夜型の方も、超朝型の方も(ex.2時に起きて勉強して仮眠する)一ヶ月前を目安に、試験当日の理想の起床時間に起きられるよう、徐々に身体を慣らしていくことをオススメします。
一般には、起床後脳が働くまでには3、4時間かかると言われているようです。その説に従うと、9時50分に1日目経済学の試験が始まるとすると、6時か7時には起きるべしということになるでしょうか。
ただ、このあたりの感覚は個々人によって違うのも事実。試験が始まる時間から逆算して、自分は何時に目覚めると頭がフル回転できるのか、模試や日々の生活を通じて、今から実験してみても良いのではと思います。
そして今日の記事の最後に。緊急事態宣言中、保育園が登園時自粛となり、保育園児2人と在宅勤務をしておりました(自治体の方針で継続中)。子供と一緒にいると、語彙の数やお絵描きのレベル、遊び方や興味の対象の移り変わりで、一ヶ月でも目に見える成長を感じるものです。
翻って、大人はどうか。大人になると、一ヶ月でそんなに変われるものではないと思いがちではないでしょうか。実は大人だって本気で取り組めば、一ヶ月で別人のように知識や理解を深められるものです。これは、一次試験でも、二次試験ではさらに、実感したことです。
たとえ今40点に届かない科目があったとしても、試験はあと一ヶ月半後。努力の方向性を間違わなければ、きっと一ヶ月半後の自分は60点に届いているはず。
いろいろあったし、今年は無理かも。。諦めるのは自由。でも、自分を信じて、もうちょっとだけあがいてみませんか?
以上、さとまるでした。
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コメントありがとうございます。
診断士は一年に一度の試験。実施の有無、時期がどうなるか、どうしても気になってしまいますよね。大事件とおっしゃる心中、お察しいたします。モチベーションの保ち方も過去記事でいくつか紹介させていただきましたが、一ヶ月先も見通せない中で仕事と勉強を両立させるのはきっと並大抵のことではないはずです。
そんな今年こそさんに対して、月並みなお返事ですが「人事を尽くして天命を待つ」なのかなと。この状況は、ブログを書いている私にとっても同じです。中止の発表がない限り、もちろん今年試験が実施される前提で、ささやかながらご支援を続けて参ります。
心が折れそうな時もあると思いますが、一緒に試験に立ち向かっていきましょう!
このサイトで申し上げるべきことでは無いですが、本日5/29の東京都コロナ感染者数22名(速報ベース)は、予定通りの受験機会を願う身からすると、ショックな情報です。
予定通り実施されるか否かの公式発表日 つまりX dayは、受験票発送の6/15の遅くとも1週間前あたりと考えられます。
実施判断は、やはり東京会場が正常に機能できるかどうかでしょうから、東京の感染動向が気になります。
気にしても仕方が無いし、診断士になって活躍するのにはあまり影響しないことですが、今年ラスト機会と決めている小生には、ちと大事件であります。