中小企業診断士試験オン春回答-2次試験「対応付け」と「隙間時間の使い方」

   心よりのお礼   

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

twitterもよろしくお願いします。

 

おはようございます!おべんと君です。

<本題>
遅ればせながら、オン春にご参加いただきまして
ありがとうございました!
今回はオン春でお答えできなかったご質問について、
特に2次筆記試験のご要望が多かったことから、
2次筆記試験についてお答え致します!

参考画像として、令和元年度事例Ⅲを使わせていただきます。
また、ご了承いただきたいこととして、下記2点お願いします。
①私はTBCの通信講座で合格したので、若干TBC寄りの内容に
_なってしまうこと
②あくまで私、おべんと君のやり方なので、このやり方が
_絶対ではないこと

<質問1:設問と与件の対応付けに悩んでいます>

前提として、こちらは「試験のテクニック」的な内容です。
2次筆記を受けるための基本的な考え方は、昨日いけちゃんが
書いた記事にその要素が詰まっていますので是非ご覧ください。

いけちゃんの記事 ↓ ↓ ↓
【中小企業診断士試験】2次試験対策:今知っておくべきこと part1

設問に答える根拠として、与件文があります。
そのため、「第何問目の根拠が、与件文の第何段落なのか?」を
結びつけることを「対応付け」と呼びます。
(というか呼ばれていることが多い)

この対応付けが間違っていたりすると、作問者が求めている解答が
書けないため、得点を失うといった状況になります。

私も本試験では画像右側に対応する設問番号を書いていました。
※クリックで画像拡大します

この対応付けがあっているかはどうかはさておき、、、
私は、この対応付けには大きく2つの方法があると考えていました。

①直接対応付け

これは、設問と与件文にある同じ言葉を探して
対応付けを行うというものです。
令和元年度事例Ⅲの第3問の設問1です。
※クリックで画像拡大します

設問にばっちり「社長の方針」と書いてあります。

 

そして与件の13段落、14段落を見てみます。
※クリックで画像拡大します

と直接的に「社長の方針」という言葉が書いてあります。
こういった言葉そのもので紐づけられる場合は、
直接対応付けができますので、割と容易です。
新工場」という言葉でも直接紐づけることが可能です。

ですが、残念ながら直接対応付けられる設問は少ないです。
その場合は、

 

②間接対応付け

私は、設問や与件を一度「1次知識」に置き換えて
それぞれ対応する設問や段落を紐づけて、
解答に落とし込んでいました。
先ほどのように直接的な言葉で対応付けるのではなく、
1次知識で間接的に対応付けるというものです。

令和元年度事例Ⅲの第1問で見てみます。
※クリックで画像拡大します

80字で配点20点です。絶対外せない問題です。
C社事業変遷を理解し、C社の強みを答える必要があります。

事業変遷:歴史のこと。強みと関係が深い歴史と言えます。

それでは、強みを1次知識に置き換えます。
強みとは、
・自社の経営資源です。ヒト、モノ、カネ、情報から構成されます。
・SWOT分析のS。そしてSをさらに細分化したのがVRIO分析
↓ ↓ ↓
VRIO分析:
V=経済性。競争均衡の源泉。競合と同じ土俵に立った程度。
R=希少性。一時的競争優位の源泉。今は優位、いずれ競合に抜かれる。
I=模倣困難性。持続的競争優位の源泉。他社が真似できない強み
O=組織。VRIを活用できる組織があるか。

上記の1次知識をベースとして、強みと言われたら、
強み=経営資源=S=VRIOのIとO
というような想起します。

この想起を元に、与件文を探しに行きます。
まず2段落目を見てみます。※クリックで画像拡大します

 

次に3段落目を見てみます。※クリックで画像拡大します

私は上記2点を強みの根拠として解答を作りました。
2段落目の技術力VRIOのI、模倣困難性
3段落目の生産体制VRIOのO、VRIを活用する組織

ちなみに6段落目には、
「技能士資格を持つベテラン作業者が品質保持に寄与している」
というような文章が書いてあったのですが、13段落目の社長の方針が
「これまでの作業者のスキルに頼った加工品質の維持ではなく、
作業標準化を進める
となっており、迷いまくった結果、字数が足りなくなったので
作業者のことは強みから外して書きませんでした
冷静に今考えると、事業変遷から強みを問われており、
ベテラン作業者のおかげで加工品質が維持されてきたという
歴史を経た経営資源(ヒト)なので、書くべき要素だったかも
しれません。

また、解答には3段落目を根拠として「生産体制」とは書きましたが、
一貫生産体制」とは書きませんでした。
「一貫生産体制」という言葉は過去問ではよく登場しますが、
私が書かなかった理由は以下のとおりです。
①「一貫生産体制」という言葉が与件文には明示されていなかった
②「一貫」という言葉は、「最初から最後まで」という意味であり、
_当時の私は、80分の短い時間の中で「機械加工」「熱処理加工」が、
_顧客にとって「一貫」した生産体制なのか?の確証が取れなかった
③「一貫生産体制」かどうかはよくわからないけど、
_「機械加工と熱処理加工の生産体制」が構築されたことは事実なので、
_生産体制」という言葉ならば減点にはならないだろうとの判断
冷静に与件文を読んだら、「一貫生産体制」でもいいのかもしれませんが、
2次試験では「いかに減点を回避するか」が重要だと思っていました。

解答内容については賛否あるかと思いますが、
私の場合は、このように対応付けが2パターンあることを想定して、
日々過去問や演習を解きながら本試験に臨みました。

 

<質問2:通勤などの隙間時間で勉強する方法は?>

2次試験は80分間で一連の作業を通じて解答用紙の記入まで行います。
そのため、隙間時間って何やればいいの?結構悩まれると思います。
私の場合、自宅の玄関から会社まで1時間と近く、電車に乗る時間も
15分強
しかなく、そんな中で何をするのか?結構考えました。

まず私の時間の使い方ですが、忙しくないときは
朝5時    :起床
朝6時半まで :過去問やTBCの演習問題を骨子作成まで解く
電車15分  :手作りノートで1次知識を定着させる
昼休み45分 :自席で昼食を食べながら、ふぞろいやTBC解答解説を
________見て、朝書いた骨子の内容を確認し、反省点をまとめる
21時~22時:事例Ⅳの問題を必ず1問以上解いて答え合わせ
就寝

こんな感じでした。
電車に乗っている隙間時間の勉強ですが、手作り1次知識ノートを見て、
1次知識を忘れないようにしていました。A4サイズのノートです。
※クリックで画像拡大します


このノートはTBC受験研究会が販売している「速修2次テキスト」に
掲載されている「抽象化ブロックシート」をPDF化して、
過去問や演習問題で気づいた知識を随時補足していたノートです。
「全体」「事例Ⅰ」「事例Ⅱ」「事例Ⅲ」のカテゴリーで4冊作り、
毎日4冊通勤カバンに入れて毎日読んでました
抽象化ブロックシート」とは、過去問で問われた1次知識の論点を
事例ごとにまとめたものです。私はこれをひたすら覚えて書き込んで、
2次筆記に必要な1次知識を覚えました。
11代目の3chも、抽象化ブロックシートをreminDoに入れて
勉強していたようです。→3chの記事。

また、一言一句そのまま覚えるのではなく、
生産計画での注意点は?」「生産統制での注意点は?」など
各事例で問われやすい論点と紐づけていました。

上述の質問1の間接対応付けも、日々この手作りノートを
見て忘れないようにしていたので、とても役に立ちました。

私の場合は、このように通勤時間は1次知識の定着に使っていました。

オン春でいただいたご質問、こういった形でこれからも随時
お答えしていきます!

この投稿が皆様の勉強の一助になれば幸いです。

<こっそり告知>
4月19日日曜日から、不定期で3回に分けて【渾身】連結会計を
投稿致します。ぜひご覧ください!

以上、おべんと君でした。


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