「中小企業診断士の転職活動」体験記

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口述セミナー@東京のお知らせ
12月7日(土)午後を予定
場所、時間の詳細は後日告知いたします。

※大阪、名古屋は口述セミナーの予定はございません。
あらかじめご了承ください。

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事例Ⅵ(@大阪)
11月16日(土)18:00~ 大阪駅周辺にて。
※お申し込み受付は終了しました。

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どーも、そーやです。

本日は「中小企業診断士の転職活動」体験記です。去年の二次筆記試験終了後から内定までの流れと、振り返ってみてここはちゃんと気を付けておくべきだったというポイントをまとめてあります。同じように転職を考えている方もいるかと思いますので、参考にしてみてください!
(正確には中小企業診断士「試験合格者」の転職活動、ですが)

文字数:2700字(約5分で読めます)

 

10月の二次筆記試験終了後から

必ずしも転職ありきで中小企業診断士を目指したわけではありませんでした。しかし、一次試験に合格して二次試験を受験すると今まで薄っすらと考えていた転職の選択肢が、次の確かなステップとして認識されるようになってきました。これは二次試験に手ごたえを感じたという訳ではなく、二次試験まで受験できたことが次に繋がる様に感じたためです。(去年の私の手ごたえの変遷はぐっちのこの記事で)

改善ポイント1 業界研究と職務経歴書は合格前にやった方がよかった

二次試験終了した10月下旬から、合格発表の12月上旬まで約1か月半あったわけですが具体的に転職活動を始めていませんでした。そして、口述試験後に動き出したため、最初の面接が1月下旬と合格発表から結構間が空いてしまいました

転職するなら合格しようがしまいが自分の将来のキャリアを踏まえた業界・業種を事前に洗いだして、職務経歴書は完成させておくぐらいのことは合格発表までにした方が良かったです。これは二次試験に合格してしまった方が後々大変になるので、ここでの改善ポイントです。

しかし、去年の私はそんなことは一切考えておらず、二次試験合格発表までは中小企業診断士取れたらコンサルかなーなどとステレオタイプで浮ついたことしか考えておりませんでした。辛うじて一つ転職サイトだけは登録して業種を絞って検索などをしていましたが、効果的な行動ではなかったです。

 

12月の二次筆記試験合格発表後

合格発表から1週間後には口述試験のため、口述セミナーに参加したり、自分で二次試験を振り返ったりと慌ただしかったです。また口述試験後は年末忘年会の時期とも重なっており、開放的な気分であったため転職サイトをさらに一つ登録したぐらいで具体的な行動はしていません。ただしこの時期には、今後数十年の将来のキャリアを顧みる機会があり、転職は一番いいタイミングだと決心はしました。

改善ポイント2 転職するなら動き出しは早めに

転職が初めてだったので、現職をやめるきっかけが何か欲しいと思っていました。そのため中小企業診断士試験合格というのはいい口実になると思って本格的に動き出そうと決心しましたが、結局のところそれはただの口実であり合格しようがしまいが縁があれば転職するぐらいの気持ちでいた方が、動き出しが早かっただろうにと思っています。

 

年明けから本格化

エージェントと電話や直接面談を行い、最近の転職トレンドや自己の客観的な評価などを聞きながら何先か書類選考を進めました。1月は比較的時間にも余裕があり、転職活動がスムーズに進むのでは?と期待も高まっていました。また一発合格道場の年明けにあったロケットスタートセミナーにも参加し、特に先輩診断士の転職話や独立話を参考にしました。

1月下旬には書類選考が徐々に進むようになりましたが、書類を出して面接にたどり着くまで1~2週間掛かることが多かったです。しかもこの時でさえバラバラな業種に応募して選考を進めていたため、結構無駄が多かったと感じます。

業界はIT・コンサルが中心でしたが、業種は経営企画やコンサルティングスタッフ、営業、財務経理などと全然絞れておらず結構行き当たりばったりな転職活動だった気がします。

 

2月の実務補習との両立

改善ポイント3 実務補習は思った以上にハード

私は5日間コースの実務補習を申し込みました。結果としては転職活動と実務補習の両立は結構難しかったため、まだ5日間コースで良かったと思っています。実務補習が始まったら転職活動はそれまでの5割以下しかできないと思ってスケジュールを立てた方がいいと思います。

また合格後に転職活動を予定している方は2月の実務補習は完全スキップするのも一つの手です。すぐに診断士登録をしなかったせいで初年度の診断士活動に影響が出た!という方は非常に少ないのではないでしょうか。診断士協会に加盟する場合でも登録予定としておけばまずは良く、転職後の夏に実務補習を行ったり、実務従事に参加したりと登録要件のポイントを稼ぐ手段はいくらでもあるので。

 

なんだかんだで実務補習の最中に面接を受けた企業より内定を2月中に貰い、4月中旬から転職先で働くことになりました。ただし面接スケジュールはすべて自分で調整していたため、同時並行で進めていた複数の企業は選考プロセスをすべて終わらせられず、内定先の時間切れという制約もあったため中途半端な形で転職活動が終了してしまいました。

結果として現在は転職先に不満はないですが、上記の改善ポイントを少しでも改められていたら複数企業から内定を得て、転職先を比較検討できるという理想系に近づけたかなと思います。

 

転職先はコンサルではなく

私の現職はコンサルティング業ではなく、ITベンダーの技術営業みたいなことをしています。当初は診断士=コンサル!みたいな固定概念もありましたが、結果としてコンサルティング企業への応募もほとんどしませんでした。診断士が活躍できる場はコンサルだけでなく色んな分野に広がっていて、診断士の受験経験や活動が現在の仕事にも間接的ではありますが生きています。

後悔しない選択肢を取るためにも、私の体験談が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

 

最後に、転職活動で中小企業診断士試験合格であれば有利になるか?

8割Yes、2割Noといった答えでしょうか。これは私の感覚です。
Yesの理由は、中小企業診断士の資格を奨励しているような業種にも応募して書類が通りやすくなったり、一般的に努力できる人間であると評価を受けやすいと考えているためです。逆に言えばアピールの仕方次第では、二次試験合格発表前の現段階でも有利に働く可能性はあります

Noの理由は、面接相手が必ずしも中小企業診断士を知っているとは限らず、資格持っているんだ、ふーん、ぐらいで流されることもあったためです。そのためすべての業種業界で有効という訳ではないので、Noとしています。

 

中小企業診断士を目指したことが、あなたの人生のターニングポイントとなりますように

以上、そーやでした。

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