財務会計・事例Ⅳ きれいな計算用紙でミス撲滅!

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みなさんこんにちは〜。ちこまる(仮)です!合格体験記はこちら

今日の記事はおよそ3000文字。6分程度お時間ください♪

東京はそろそろ桜が咲き始め、週末あたりが見頃になるようですね。毎週予備校漬けの生活を3年ほど送ってきたので(笑)今年あたりは子供とお花見でも行ってみようかなと思います。

さて、前回は主に事例Ⅰから事例Ⅲで頭の中を可視化して整理する「ハコ法」についてご紹介しました。今日はその続きではないんですが、事例Ⅳでのミスを減らす計算用紙の作り方をご紹介したいと思います。

平成29年事例Ⅳで大事件勃発!!

私が「計算用紙きれいにしなきゃ!!」と思ったのは、平成29年二次試験(試験問題へリンクします)の後。あーもう連結とかわからん!!と半ば諦めて、各種予備校が出す回答と自分の問題用紙を照らし合わせていたときでした。そこで重大な発見をしたのです。連結がわかるとかわからないとかの前にそもそも…

試験問題の0を計算用紙に6と書いていたのです…!!しかも結構最初の方に。

その後の計算が総崩れしていて、そりゃー数字も違うわ。と妙に納得したのを覚えています。数字の解釈とか、公式とか高尚なミスではなく、単なる「焦りによる読み間違い!」で1年を棒に振ったのです。これで10点以上落として不合格となりました。

いやぁ、ほんとこういうことってあるんだなと。試験については受験票忘れたとか、トイレに行きたくなってしまったとか、口述試験でスーツ着て行かなかったとか、数々の武勇伝を聞いてきましたが、あるんですね。。自分がこんなことをやらかすなんてありえない、と思っているあなた。人ごとではありません!(実感(笑))

ということで今日は、主に昨年1年間で、ミスらない計算用紙をどう作ったかをこの後ご紹介したいと思います。

ゼロミス計算用紙の作り方その1 鉛筆をやめる

平成29年に受験した時の計算用紙は、鉛筆を使って小さい字でちまちまと計算していました。シャーペンは0.5mm、HBの硬めのものを使っていましたが、やっぱりこすったりすると黒くなるし、だんだん見えにくくなってくるものですね。手も真っ黒になるし。。ということで、消せるボールペンを使うことにしました。また、細かい数字もきれいに消すことがあるため、消せるボールペン用の消しゴム(ゴムじゃないけど)も活用していました。好みもあるとは思いますが、ペンひっくり返さなくてもよくなったので多少時間短縮にはなったかも?

またどこかの回で触れるかもしれませんが、事例ⅠからⅢでは同じく消せるボールペンの青色、0.4mmを使っていました。これは本文が黒色だから別の色にしようと思ったことと、ハコ法を使おうと思うとどうしても限られたスペースにたくさんの文字を書くことになるため、細い方がいいと思ったのです。

一方事例Ⅳでは文字を大きく、他の情報と混同させないようにするため、太めの0.5mmを使うことにしました。色は青でも黒でもよかったんですが青はすでに0.4を使っていたので、混同しないようにするために黒にしていました。鉛筆の粉がくっつくということがなくなったので、手も汚れないですし、結果的に文字が読みやすくなりました。

ゼロミス計算用紙の作り方その2 表を活用する

特に二次試験では毎年出る経営指標の計算、重要論点のNPVやCVP、CF計算などいろんなシーンで表を活用していました。

経営指標の解き方は人によってもいろいろですが、私の場合はまず問題文の前にBSとPLを見て考える前に安全性、収益性、効率性の3分類、おおよそ10種類の指標を表に埋め込み、他社比較の場合は他社と自社の数字を、自社の複年比較の場合は新旧の数字を一旦全部計算しきっていました。流動比率と当座比率についてはまぁ100%を明らかに超えていれば無視していましたが、そうでなければ判断する時間ももったいないのでとりあえず電卓を叩きました。その上で概ね目星をつけ、本文に根拠を探しに行く流れです。

こちらは平成30年本試験で実際に使っていた計算用紙⇩

BSやPLの表がゆとりをもって書かれていればその隣に表を延長するということもやってみたのですが、やはり印刷した文字は基本小さいので白紙の計算用紙に大きく書き直していました。

NPVの場合は年を横軸に、計算に必要な項目を縦に並べて表を作り、一つずつ数字を埋めていきました。取り替え投資の場合でも新しい設備にかかるコストなど項目として用意しておくと何年分かを計算するときにも要素の入れ忘れが少なくなります。

⇩NPV風の表です。台形補正ソフトを使ったので線がぐにゃぐにゃですみません。。

CVP分析も同様で、売り上げ、変動費、限界利益、おまけで限界利益率、固定費、営業利益を出して、という項目を上から順番に表にしていきます。

⇩こちらはCVP。どんだけ表が好きなんだっていうくらい、計算用紙は表だらけ。

式を作って数字を横に並べて計算していくこともできますが、表にして縦に並べると項目と1:1で対応させられるので計算に入れ忘れるというミスが減ります。また、桁が合いやすく、気持ち検算もしやすいような印象があります。

ゼロミス計算用紙の作り方その3 別の方法で検算する

計算方法が2種類以上ある場合は、別の方法で検算して合うかどうかを確認すると計算ミスに気付きやすくなります。解法が1種類しかない場合は算出した答えから逆算して最初の数字になっているかなどを確認していました。

同じプロセスで2回計算し直すというのも、やらないよりはいいと思いますが、2回目も同じ間違いをすることもあるため、できるだけプロセスを変えて検算をするように工夫していました。

おまけ 電卓のショートカット

計算用紙ではないですが、電卓のショートカットキーや効率的な叩き方は勉強会仲間でもよく話していました。ショートカットキーはCASIOさんの電卓を使われている方は公式HPで紹介がありました。

小さなコツでいうと、経営分析を行うときはあらかじめ分母を100で割った状態で入力して%の数字が直接出るようにしていたり(50,000/150,000を計算するときは、電卓に50,000/1,500と入力して、0.333…と表示させるのではなく33.33…と表示させていました)収益性計算の時は売上高をメモリ機能やCASIOの定数計算機能を使って何度も同じ数字を打たなくていいようにしていました。

さらにさらに小さいこだわりですが、電卓は左手で使うようにしていました。右手で使う人が多い印象ですが、右利きの人が左手で電卓を使うと、ペンを離さずに計算できるのでペンを持ちかえる必要がなく時間が短縮できます。これはもう慣れなので、トレーニング次第でできるようになります。簿記の試験ではないので鬼のように電卓を叩く必要はないんですが、少しでも時間を残せればいいなと思って始めた工夫です。

さらに極小工夫として電卓の裏には滑り止めとしてドアの衝撃防止シートを貼って滑らないようにしていました笑。最初は文房具コーナーで滑り止めを探したんですが、そこじゃなくて、DIYコーナーにあったのはびっくりです。時々ものすごく大きな音で電卓を叩くパワー(があり余ってる)タイプの受験生に出会いますが、恨みを買いそうなので少しでも静かになるようにしてました(笑)

ここまで、去年1年で計算ミスを減らすためにやってきた工夫をご紹介してきました。平成30年の事例Ⅳは計算問題の比重がかなり減って面食らいましたが、とはいえそういう年は他の受験生も面食らっているはずなので、結局他の人と差がつきやすいポイントは「落ち着いてとけばできる計算問題」にあったんじゃないかなと思います。記述の答えは今でもなんだかよくわかりませんし、傾向が変わったところを予測して当てに行くのは相当難易度が高いです。特に二次試験では、他の人が解けるところを絶対に当てに行き、他の人がミスるところでちょっと差をつけると言うことが合否を大きく分けます。そのためにも皆さんの答案から計算ミスや勘違いが少しでも減れば、合格に近づくということです!ご自身に合うやり方を見つけてくださいね。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上、ちこまる(仮)でした。

 

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財務会計・事例Ⅳ きれいな計算用紙でミス撲滅!”へ2件のコメント

  1. トリックスター より:

    0と6の見間違い…私も事例Ⅳの演習時に何度もやってしまうので人ごとと思えません。試験本番での計算ミスは悔やんでも悔やみ切れなかったでしょうね。今回の記事とても参考になりました。電卓はやはり左手にした方が時間短縮につながりますよね?練習することにします。

    1. ちこまる(仮) より:

      トリックスターさん、コメントありがとうございます!!(実は初コメントです♪嬉しいです〜!!)
      2017年はそれでほぼ涙を飲んだと思うと、確かにやりきれない思いはあったのですが、結果としてそれぞれの知識ややり方をぐっと深める一年になったかなと思っています。
      電卓左手説はあんまり共感をもらえないんですが、結構効くと思っていますよ(笑)今から練習すればすぐ慣れると思います!応援しています!!
      参考になりました、というコメントが本当に励みになります!!
      これからも参考になった!と言っていただけるような記事を作っていきたいと思います♪コメントありがとうございました!!

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